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元巨人・堀内氏、夏の甲子園の中止方針に反対 「世の中の反発も大きそう」大会運営側への要求に賛否

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堀内恒夫氏(写真は監督時代)

 元巨人監督・堀内恒夫氏が、16、17日にそれぞれ自身の公式ブログに投稿。中止の方向と伝えられている第102回全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)について言及した。

 今年の夏の甲子園は、8月10~25日にかけ甲子園で開催される予定が組まれている。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、5月20日の大会運営委員会で中止が決定される見込みと同月15日に複数メディアが報じている。

 この一件について、堀内氏は16日に自身のブログに『夏の大会もダメなのか。』というタイトルで投稿。「『不運な年だった』とか『仕方がない』とか そんな言葉で片づけてしまっていいものか」と率直な心境を吐露し、「実際の試合を見て その実力が本物かどうか確かめる機会も失われてしまう」と今秋のドラフトへの影響も危惧した。

 また、球児の置かれた状況を心配すると共に、「練習期間を鑑みてのこともあるんだろうけど 条件はみんな同じだからね 判断をもう少し待ってやってはどうだろうか」と大会関係者に判断の先延ばしも提案した。

 堀内氏は翌17日にも「どうしたら開催出来るのか たくさんの大人が知恵を出し合ってギリギリまで話し合う。組織が大きくなればなるほど大変なのはわからんでもないけれど これ、大事なことじゃないのかな」とブログで発言し、大会運営側に話し合いを重ねることを求めた。

 一連の投稿を受け、ネット上には「野球始めた時から甲子園目指してた球児はいっぱいいるだろうから何とかやらせてあげたい」、「ドラフトや大学推薦に悪影響が出ることも避けられないだろうな」、「このままだと全ての球児の頑張りが無駄になる、結論を出すのにはもう少し時間をかけてほしい」、「時期を秋ごろにずらした上で無観客、プレーする選手以外全員マスク着用を義務付けとかしたら何とか開催できないだろうか」といった賛同の声が多数寄せられている。

 一方、「健康第一で考えると開催は厳しいだろ、1人でも感染者出したら即打ち切りだろうし」、「他の競技も中止が相次ぐ中、野球だけやるっていうのは世の中の反発も大きそう」、「甲子園付近に住む人間としては、大会開催で地元に人が押し寄せて欲しくない気持ちの方が大きい」といった否定的なコメントも複数見受けられた。

 今年の高校野球界では、3月19~31日にかけて行われる予定だった第92回選抜高等学校野球大会(春のセンバツ)や、その後に予定された夏の地方予選のシードをかけて戦う春季大会も全47都道府県で中止・打ち切りとされている。そのため、夏の甲子園も中止なら現在の3年生は全国大会を含む公式戦を満足に戦えないまま、高校野球最後の1年を終える可能性が高まっている。

 中止の可否について様々な声が寄せられている今回の一件だが、果たしてこのまま20日に中止が正式決定されるのだろうか。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
堀内恒夫氏の公式ブログより
https://ameblo.jp/horiuchi18/

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