高校野球
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スポーツ 2023年08月27日 07時00分
慶応高の森林監督、メディアから引っぱりだこに? 紅白のオファーもあるか
「第105回全国高校野球選手権大会」は最終日の23日、甲子園球場で決勝が行われ、慶応(神奈川)が仙台育英(宮城)を8―2で下して1916年以来、107年ぶり2度目の優勝を果たした。 同校の優勝により一躍脚光を浴びているのが、同校を率いる森林貴彦監督が2020年に出版した著書「Thinking Baseball――慶應義塾高校が目指す“野球を通じて引き出す価値”」(東洋館出版社)。24日現在で大手通販サイト・Amazonの「本」ランキングで1位を獲得した。 「森林監督は、慶大時代に学生コーチとして母校を指導。卒業後、会社員として3年間働いたものの指導者を志し、教員免許を取得。28歳だった02年に母校コーチに就任。15年秋に監督に就任すると、上田誠前監督が掲げた『エンジョイ・ベースボール』を継承し、新たに掲げたのが『常識を覆す』。優勝という最高の結果で見事に常識を覆した」(スポーツ紙記者) >>誤審続きの甲子園に批判殺到! 高野連がそれでもビデオ判定を導入しない理由とは?<< 優勝後、森林監督は「何かうちの優勝から、高校野球の新たな可能性や多様性が生まれたらうれしい」との名言を残したが、今後、あの名指導者と同じようなコースをたどることになりそうだというのだ。 「青山学院大を率い、4連覇に導くなど名指導者となった原晋監督のようにメディアに引っぱりだこになりそうだ。まずは、森林監督には新たな著書、講演活動のオファーがありそうだが、あの理路整然とした話し方やさわやかなビジュアルは野球界ではなかなかまれな存在。各局の今年1年を振り返る番組や、ダメ元での紅白の審査員のオファーもあるのでは。とはいえ、原監督はオファーがあれば『喜んで!』という感じでテレビ向きだが、森林監督は監督としての活動が優先かと思われるので、露出過多にはならないはず(テレビ局関係者) コメンテーターとしての新たなスター候補となったことは間違いないようだ。
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スポーツ 2023年08月26日 17時00分
清原和博氏、次男だけでなく長男もプロ入り期待大? ブランク乗り越え慶応大で奮闘中、甲子園制した弟の活躍にも刺激か
23日に行われた夏の甲子園決勝で、仙台育英(宮城)を「8-2」で破り107年ぶり2度目の優勝を果たした慶応(神奈川)。同校ナインの中で特に注目を集めた選手の1人が2年生・清原勝児だった。 勝児は通算525本塁打を誇る元プロ野球選手・清原和博氏(元西武他)を父に持つ内野手。今大会では2回戦・北陸戦(左飛)、準々決勝・沖縄尚学戦(投ゴロ、三ゴロ)、決勝・仙台育英戦(四球)で代打起用されヒットは無かったものの、決勝で代打起用された際は大歓声を浴びるなどファンの注目度はピカイチだった。 勝児は1年時に学業不振による留年を経験しているといい、高野連の規定により3年時は甲子園に出場できないが、今後も野球は続け卒業後は慶応大学でプレーすると見られている。既に父親譲りのスター性を見せる中、実力をどこまで伸ばしていくのか期待されるところだが、その慶大では勝児の兄・正吾も野球に打ち込んでいる。 >>清原和博氏を西武コーチが殴打!「八重歯が唇を貫通した」“鬼軍曹”の逆鱗に触れた怠慢エピソードを明かす<< 和博氏の長男で現在21歳の正吾は、慶応幼稚舎から中学、高校、大学と慶応一筋で歩んでいる。小学生時代は野球をやっていたが、中学時代はバレーボール、高校時代はアメリカンフットボール部に所属。アメフトでは神奈川選抜への選出経験も持つほどの実力だったというが、大学で野球に再挑戦するという異色のキャリアを送っている。 中高6年間のブランクに加え、プレーする舞台が全国トップクラス実力を誇るリーグ・東京六大学野球であることなどから、慶大野球部入りが報じられた2021年1月当初は活躍は無理と厳しい見方が多かった。だが、正吾は東京六大学野球の新人戦にあたるフレッシュトーナメントでいきなりベンチ入り・代打出場を果たすなど上々の滑り出しを見せた。 その後も着実に経験を積んでいった正吾は、2022年の秋季リーグ戦で初打席を経験。さらに、2023年の春季リーグ戦ではレギュラーとして4試合に出場。「8打数1安打」とリーグ戦初ヒットも記録し、頻繁に観戦に訪れている父・和博氏を喜ばせている。 ブランクを乗り越え輝きを放ち始めている正吾だが、慶大野球部の公式インスタグラムが8月22日にリールに投稿した動画では、他の慶応高校OB部員と共に甲子園日本一へエールを送る中、「勝児、頑張れ!勝児!」と弟・勝児にもメッセージを送っている。母校の快進撃はもちろん、存在感を見せた弟の活躍も刺激になっているようだ。 球界では元プロ野球選手を父に持つ2世選手、兄弟でプロ入りした選手は少なからずいるが、父が元プロの兄弟プロ野球選手はあまり例がない。将来的に正吾、勝児がどちらもプロ入りとなれば非常に大きな話題を呼ぶことはまず間違いないが、偉大な父・和博氏の背中を追っていけるのかは要注目だ。文 / 柴田雅人記事内の引用について慶応義塾大学野球部の公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/keiobbcofficial
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スポーツ 2023年08月24日 17時00分
『ひるおび』甲子園“慶応の声援”に「高校野球としてはナシ」八代弁護士が苦言、OB井上アナもうなずく
弁護士の八代英輝氏が、24日放送の『ひるおび』(TBS系)の中で、高校野球の応援に対して苦言を呈したことが話題となっている。 昨日23日、第2回大会以来107年ぶりの全国制覇を果たした、神奈川・慶応高校。前年王者の宮城・仙台育英高校を破り、悲願のVを成し遂げた。 ここでスタジオに登場したのが、同局の井上貴博アナウンサー。実は慶応高校の野球部OBで、当時はショートを守っていたという。母校の栄誉を恵俊彰から称えられると、「恐縮です。ありがとうございます」と感謝。また、仙台育英が目標だったと述べ、「あそこに追いつきたい、あの野球をしたいというのは我々の代からずっとそうだった」と語った。 >>甲子園決勝、仙台育英攻撃中に誤審?「勝敗逆転したのでは」指摘も、ファール判定後映像が物議<< 昨日の試合で問題視されたのが、慶応の応援。スタンドを埋め尽くす大応援団が、得点が入るたびに応援歌を熱唱し、アウトを重ねるごとに地鳴りのような大歓声が湧き上がっていた。これについては慶応の後押しにこそなったものの、仙台育英にとっては脅威となったとも一部で言われており、SNS上では「慶応の応援」がトレンド入りしていた。 昨日、甲子園で観戦していたという井上アナも、「高校野球って自分たちが守備の時は『声を出さないでやりましょう』というのはあった」と、高校野球連盟が規定している注意事項で「マナーを守った節度ある応援」が定められていると解説。 さらに、「私も学生コーチをしている時は徹底していたが、昨日は(応援する)人数が多すぎて、そこが徹底していなかった部分が今後の課題かなと強く感じた」と自省した。 すると、慶応大学出身の八代氏が「相手が空振り三振した時、声援を送るのは高校野球としてはナシだろうな、反省材料として残りますよね」とコメント。これに井上アナも何度も、大きくうなずいていた。 ネットでは「慶応の褒められない応援に喝を入れてて凄い」「なるほど」「八代さん、高校野球は守備のとき相手が三振して盛り上がるのはダメって、はっきり反省材料だと言ってくれてた」といった声のほか、「応援はどうかと思うけど選手は悪くないから・・・」「こうやってプレイ以外を特集するから」「決勝終わって反省されても仙台かわいそう」といった意見も見られた。
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スポーツ 2023年08月23日 18時35分
甲子園決勝、仙台育英攻撃中に誤審?「勝敗逆転したのでは」指摘も、ファール判定後映像が物議
23日に行われた夏の甲子園決勝・慶応(神奈川)対仙台育英(宮城)戦。「8-2」で勝利した慶応が107年ぶり2度目の優勝を果たしたが、その試合中盤に飛び出た判定が物議を醸している。 問題となっているのは、「3-2」と慶応1点リードで迎えた4回裏でのこと。この回は攻撃側の仙台育英が先頭・尾形樹人の二塁打から2死二塁のチャンスを作ったところで、代打起用された寺田賢生がカウント「0-1」からの2球目をスイング。流し打った打球は三塁線を破り外野ファールゾーンへ抜けて行った。 三塁塁審はこの打球をファールと判定したため、仙台育英は同点に追いつくことはできず。ただ、直後に中継で流れたリプレーには、寺田の打球が三塁ベース手前でバウンドした後、ベースの上空を通過してからファールゾーンへ切れていく様子が映っていた。 >>甲子園、仙台育英戦で誤審?「捕手が先に触ってる」SNSトレンド入り、試合後も不満の声止まず<< この球審の判定に、ネット上には「え、今の打球フェアじゃないのか」、「なんでファールなんだよ、ベースの上通ってるだろ」、「同点タイムリーが誤審で潰れてしまった」、「これがファールにされるのは育英側も納得できないだろ」、「決勝でこんな判定されたら見てる側も興ざめ」といった批判が相次いだ。 野球規則ではフェアボールの定義の1つとして、「一塁または三塁を、バウンドしながら外野の方へ越えて行く場合に、フェア地域に触れながら通過するか、またはその上方空間を通過したもの」と定められている。今回の打球はリプレー映像上では三塁ベース上空を通過したように見えたため、ファールではなくフェアが正しいと感じたファンが多かったようだ。 微妙な判定で同点機を逃した仙台育英は4回裏無得点に終わると、直後の5回表に一挙5失点。その後は1点も返せないまま試合終了を迎え、初優勝を果たした昨年に続く大会2連覇を逃した。一部からは「あのファール誤審のせいで勝敗逆転したのでは」、「怪しい判定から流れが変わったと言わざるを得ないな」と、4回裏の判定が試合展開に深刻な影響を与えたとする不満の声も上がっている。文 / 柴田雅人
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社会 2023年08月21日 19時05分
「おぐらが斬る!」慶応高校野球部に観る髪型の自由と、学校教育の旧軍隊の影響
慶応高校野球部の長髪と活躍が話題になっている。高校運動部の髪型は、野球部に限らず平成の前半くらいまで、強豪校ほど丸刈りであったように思う。日本人の髪型が自由になったのは、明治時代になってからだ。それ以前の江戸時代は、職業によって髪型が決められていた。時代劇で泥棒が風呂敷で「ほっかむり」をするのは顔を隠すだけではなく、その身分も隠すためだ。町奉行遠山の金さんも「ほっかむり」をして悪人の所へ乗り込むのもそのためだ。明治4年(1871)に散髪脱刀令が出され「髪型を自由にしてよい」ことになった。それまで髪型を自由にしたことがない大衆は戸惑ったのではないだろうか?明治6年(1873)徴兵令が制定された。兵士の髪型は基本、元帥から二等兵まで丸刈りである。ただし外交を行う海軍の一部などは長髪が認められた。欧米では「丸刈り=囚人の髪型」というイメージであったからだ。丸刈りにするにはバリカンが必要で、バリカンの輸入によって丸刈りという新しいスタイルが誕生し、普及するようになった。明治21年(1888)には、バリカンが国産化されている。兵士を丸刈りにするのは、集団生活ではケジラミやノミが発生しやすいし、頭部をケガした場合も、ケガの場所がわかりやすいからだ。この髪型は児童・生徒・学生に浸透していく。おもしろいことにこの時代、質実剛健、男らしさ、勇猛さなどを主張する「バンカラ」と言われる学生が登場したが、彼らの髪型では長髪を良しとした。丸刈りばかりの周囲への反抗だろうか?学校教育の中に見られる軍隊の影響としては、明治期に軍服をモデルにした詰襟の学生服が誕生し、大正期にはほとんどの学校が詰襟の学生服となった。この時代に日本の男子学生や男子生徒と言えば、ほとんどが学生服に丸刈りとなったのである。ただし現在の学生服は、詰襟からブレザーに、取って代わられようしとている。学校教育への軍隊の影響といえば、運動部ではいまでも、監督と選手間や、上級生と下級生間の封建的な上下関係が残っているが、これも軍隊がルーツと言われている。また運動会でも、いまだに「休め、気をつけ、前へならえ、なおれ、右向け右!」とさらに「行進」など軍事教練と同じことが行われている。明治時代にはじまった学校教育は「良き兵隊」を作るためでもあったからその影響だろう。軍隊というものは、個性や自由よりも集団行動が必要とされるからだ。戦後、日本の教育者には左翼という「軍隊絶対反対主義者」がたくさんいたのに、これら軍隊の影響を強く受けた教育法に、強く反対してこなかったのは、少し不思議である。慶応高校野球部の活躍や髪型の自由を見ていると、日本の教育はいまだに残る軍隊の影響から、少しずつ脱しつつあるのだろうか?プロフィール巨椋修(おぐらおさむ)作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。
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スポーツ 2023年08月21日 14時30分
甲子園、仙台育英戦で誤審?「捕手が先に触ってる」SNSトレンド入り、試合後も不満の声止まず
21日に行われ、神村学園(鹿児島)が「2-6」で敗れた夏の甲子園準決勝・仙台育英(宮城)戦。試合序盤に飛び出た判定が物議を醸している。 問題となっているのは、「1-1」と両チーム同点で迎えた3回裏でのこと。この回守備の神村学園は1死三塁のピンチを招いたところで、打席の斎藤陽にスクイズを仕掛けられる。三塁線へ転がった打球を捕球した岩下吏玖がすぐに捕手・松尾大悟に返球すると同時に、三走・山田脩也が本塁へ滑り込むクロスプレーとなった。 球審はこのプレーをセーフと判定したため、仙台育英が1点を勝ち越した。ただ、直後に中継で流れたリプレーには左手で本塁をタッチする山田に先んじて、松尾がミットを着けた左手で山田の左肩付近に触れたような様子が映っていた。 >>玉川徹氏、東北人は「恥ずかしい思いを抱きながら過ごしている」仙台育英初Vへの発言に疑問の声<< この球審の判定に、ネット上には「え? 捕手の方が先にランナーに触ってるだろ」、「いや、今のプレーは明らかにアウト」、「リプレーで見たらかなり誤審っぽいぞこれ」、「こんな怪しい判定で勝ち越しされるなんて神村側が可哀想過ぎる」、「これきっかけで試合壊れたからさらにムカつく」といった批判が相次いだ。 また、中には「当事者の球児はもちろん、審判を守るためにもリクエスト導入を検討すべき」、「甲子園の本戦だけでもリプレー検証はできないのか」といったコメントも。高校野球では各球場のカメラ設備の問題などからリクエスト制度は採用されていないが、プロも使用する甲子園で行われる本大会だけでも同制度を採用するべきではないかという意見も上がっている。 物議を醸す判定で1点を勝ち越された神村学園は、その後投手の暴投、2ラン被弾によりさらに3失点を喫し「1-5」と4点ビハインドに。5回表に1点を返すも反撃及ばず「2-6」で試合に敗れたが、スクイズがアウト判定なら試合は分からなかったとするファンの声の大きさからか、X(旧Twitter)では試合終了後も「誤審のせい」、「ビデオ判定」など関連ワードがトレンド入りしている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年03月31日 19時30分
春のセンバツ甲子園、広陵戦終盤に誤審?「どこがストライクだ!」直後に試合展開激変、球審の三振判定にファン激怒
31日に行われ、広陵(広島)が「1-6」で敗れた春のセンバツ準決勝・山梨学院(山梨)戦。試合終盤に飛び出た球審の判定が物議を醸している。 問題となっているのは、「1-1」と両チーム同点で迎えた8回裏2死一、二塁でのこと。打席の広陵・松下水音は、山梨学院先発・林謙吾がフルカウントから投じたストレートを見送る。この球はコースがベース板の真ん中付近だった一方、高さは松下の肩付近とボール気味。松下は四球を確信したのか、見送った瞬間に一塁へ歩こうとした。 ところが、球審はこの球をストライクと判定し松下に見逃し三振をコール。松下は球審の方を振り向くと、左手を膝につきながら一瞬フリーズするなど判定に納得いかないような様子を見せた。また、中継ではこの直後に松下の表情もアップで映ったが、口を真一文字に結んだ険しい表情だった。 >>WBC、試合終盤のストライク判定に誤審疑惑? オーストラリア打者は苦笑、ベンチも頭抱え呆然<< この球審の判定に、ネット上にも「は!? 今の球のどこがストライクなんだ!」、「あれ入ってるか? いくらなんでもゾーンが広すぎないか?」、「あの高さがストライクはない、誤審と言われても文句言えんぞ」、「松下くんマジで可哀想、本来なら満塁にチャンス広げてたはずなのに」、「あんな球ストライクにしたらそりゃ選手も呆然とするわ」といった批判が相次いだ。 「松下がかなり困惑した様子を見せた球審のストライク判定ですが、投手の林も驚いたような動作を見せています。林はボールと思ったのか、投球直後に右手で帽子を取ろうとするような仕草を見せます。ただ、球審のコールを聞くと『えっ』と言わんばかりに一瞬右手をピクっと動かすと、バックスクリーン方向に振り向きながらガッツポーズを見せベンチに下がりました。この林の振る舞いも誤審疑惑が浮上している一要因となっています。ただ、一部ファンの間では松下はボールを見送る際にスイングを試みようと体をわずかにかがめていたとした上で、ここではなく投球前の打撃姿勢を基準に考えるとストライクだったのではという見方もされています」(野球ライター) 物議を醸す判定でチャンスを逃した広陵は、直後の9回表に一挙5点を奪われ準決勝敗退という結果に。一部からは「せっかくの好ゲームが変な判定のせいでめちゃくちゃになった」と憤る声も上がっている。文 / 柴田雅人
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社会 2021年08月20日 13時15分
橋下徹氏も「教育上最悪」と猛批判 異例ずくめの甲子園、“延長25回”“夜遅くの試合”などドラマは過去にも
2年ぶりに行われている「第103回全国高等学校野球選手権大会」が異例ずくめの大会となっている。今年は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、無観客での開催となり、8月10日の開会式も簡素化された。 もっとも大きなものは天候不順だ。当初9日に予定されていた開幕が、台風9号の接近を受けて1日順延。その後は、日本列島に停滞する前線の影響を受けた雨のため、12日から14日までの3日間の試合が全日中止。さらに、17日は第1試合のみで以降の試合は中止。18日の中止を挟み、19日も降雨ノーゲームと天候不良中止が続いた。こうした事態は46年ぶりだという。 特に17日の大阪桐蔭、東海大菅生戦は8回途中での降雨コールドとなり、「最後まで試合をさせてあげて」とネットが炎上してしまった。元大阪府知事、大阪市長の橋下徹氏が「教育上最悪」と猛批判したことでも知られる。降雨コールドは今回で9回目となる。100年以上の歴史があるため、試合数を考えれば、めったにないケースだと言えるだろう。 >>橋下徹氏「強制的にベッド確保させる法律必要」投稿に賛否 「出来るはずない」「現行法で可能」の声<< さらに、今大会ではコロナの感染者発生を受け、宮崎県代表の宮崎商業、宮城県代表の東北学院の2校が出場を辞退している。 こうした例は、過去にも起こっている。 甲子園で出場校が試合を辞退・棄権した例は、今大会を除けば過去4回ある。最も新しいところでは、2005年には高知県の明徳義塾高校が部員間での暴力や喫煙が発覚し、出場を辞退した。これは開幕前であったため、大会規定により準優勝の高知高校が県代表として出場している。 甲子園の目玉といえば延長戦だ。現在は、延長13回以降には、決着がつけやすいタイブレーク制度が導入されている。その前は、延長は15回、18回と定められていた時期があるが、そもそも当初は規定がなかった。1933年の中京商業対明石中学戦では「延長25回」の死闘が繰り広げられたことも。 今大会では延長戦の影響ではなく、前試合の降雨による開始遅延を受け、15日の第4試合、石川県の小松大谷高校と山口県の高川学園戦が、19時10分開始、21時40分終了と甲子園史上もっとも遅い試合開始と終了時刻を記録した。 甲子園は毎年、さまざまなドラマを生み出すは、今年は異例ずくめのため、少し違った観点から注目を集めているのは確かだろう。記事内の引用について橋下徹氏のツイッターより https://twitter.com/hashimoto_lo
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スポーツ 2021年02月01日 11時30分
オリックス吉田正尚「元気な姿を全国に見せてもらいたい」センバツ出場の母校にエール!
オリックスは第93回選抜高校野球大会の出場校発表に伴い、オリックスに所属する出場校OB選手がコメントを出した。 福岡大大濠高校のドラフト1位ルーキー、山下舜平大投手は「後輩何人かには“頑張れよ!”と連絡していましたし、いい結果も出ていたので、出場が決まってくれてよかったです。選手達には優勝をめざして、一戦一戦頑張って欲しいですし、緊張せずに楽しんでプレーして欲しいですね。テレビなどで見れたら、しっかりと応援したいと思います。後輩達にいい刺激をもらったので、僕も負けないように、プロ野球の世界で活躍できるように頑張ります!」と1日から春季キャンプに入っているが、まだ在学中とあって、後輩の出場決定を喜んだ。 阪神から移籍した鳥取城北高校出身の能見篤史投手兼任コーチは「センバツ出場が決まり、おめでとうございます。このコロナ禍で甲子園でプレーができるということは本当に喜ばしいことだと思いますし、甲子園という場所で思い切りプレーをしてもらいたいですね。昨年も選抜されていましたが、このような状況になってしまいました。先輩の想いや、いろんなたくさんの想いを背負って頑張ってほしいと思います」とコメント。 今年は大きな飛躍が期待される天理高校出身の太田椋内野手は「母校の出場が決まって素直にうれしいですし、昨年出来ていない分も全力で頑張って欲しいと思います。監督にはこれからお祝いの連絡をしようと思います。球児達には、今までやってきた事をしっかりとセンバツの舞台で出せるようにプレーして欲しいです。僕もしっかりと応援したいと思います!」と昨年の悔しさをぶつけて欲しいと語っている。 敦賀気比高校出身の主砲、吉田正尚外野手は「コロナ禍で調整が難しい中でも素晴らしい成績を残したということは、本当にすごいことです。OBの1人として、とても誇りに思います。感染症対策は予断を許さない厳しい状況が続いていますが、しっかりと対策をして、甲子園では元気な姿を全国のみなさんに見せてほしいと思います。本当におめでとうございます」と後輩たちが甲子園で躍動することを期待した。 毎年、甲子園のシーズンは試合前の練習中でもロッカールームや選手サロンのテレビで流されてることもあり、練習の合間にチェックする選手はオリックスに限らず多い。昨年は高校球児にとって悔しい思いをしただけに、特に甲子園を経験しているプロの選手にとって、「やらせてあげたい」気持ちが強いのは間違いないだろう。(どら増田)
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スポーツ 2020年08月10日 11時30分
夏のセンバツ、ドラフト戦線に悪影響? “勝敗度外視”の一発勝負、各球団はスカウト増員で対応か
夏のセンバツ大会こと、「2020年甲子園高校野球交流試合」が開幕した(8月10日)。新型コロナウイルス禍により、中止となったセンバツの代替大会である。夏の甲子園大会も都道府県の高野連組織による別大会を開催した。 これによって、“公式戦ナシ”のまま卒業となりかねない高校3年生は救われたわけだが、よく聞かれるのは、「実戦が少ないため、ドラフト候補生の力量を見極めるのは難しいのではないか?」との声。しかし、実際はその正反対だという。 「ドラフト候補の力量を見極められない? プロ野球組織を甘く見てもらったら、困る。どの球団も向こう3年分の候補生リストを持っており、3年生に関しては最終確認にすぎません。でも、交流戦となると、選手の出番も違ってくるので、慎重にならなければなりません」(在阪球団スカウト) どういう意味かというと、交流試合は通常の夏の甲子園大会とは異なり、出場32校は全て1試合しか行わない。本来であれば、今春のセンバツ大会に出場していたはずの32校が招待され、“思い出作り”として1試合を戦うのだ。そうなると、出場校の監督たちは通常の公式戦とは異なる選手起用をしてくる。 私立強豪校の指導者がこんな話をしていた。 「都道府県の代替大会もそうですが、3年生優先のベンチ入りメンバーを構成し、全員を出場させるつもり。細かいサインも出すつもりはありません」 高校野球の公式戦は、トーナメントによる勝ち上がり方式だ。しかし、代替の記念大会となれば、コロナ禍で活動期間を奪われた3年生に報いてやらなければならない。また、学校が休校となったため、今年は練習期間が短かった。細かいサインプレーの練習をする時間がなかったせいもあるが、“思い出作り”として、「好きに打ってこい」「悔いのないよう、全力で投げ込んでこい」と3年生たちをグラウンドに送り出す。 フルスイング、力投によって評価を高める球児もいるだろうが、長所を見失ってしまうドラフト候補も出るのでは…。 「注目は明石商の好右腕・中森俊介投手です。2年生ですでに甲子園のマウンドを経験しており、佐々木朗希、奥川恭伸と同じ学年であっても、1位指名に踏み切る球団があったと言われている逸材です。彼の長所は低めに変化球を集め、キレのある直球をより効果的に見せる投球技術です」(前出・スカウト) 同投手に対し、12球団全てが1位指名リストに挙げている。将来のエース候補として、巨人、阪神、ソフトバンク、楽天などが熱視線を送っているとされ、「力みすぎて怪我でもされたら…」というのがホンネだろう。 「例年以上のスカウトを甲子園に送り出すつもり(スカウト開放の予定)。1試合で燃え尽きてみせると決めた球児たちの力量を確かめるというよりも、『個人プレー』を許された大会でどんなプレーをするのかを見極めるためです」(前出・同) プロ野球側は困惑しているようだが、1試合だけなら、投球過多や熱中症などの問題は解消される。全力投球とフルスイングのぶつかり合い。案外、こっちのほうが高校野球ファンからの好感を呼ぶのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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2023年09月13日 18時00分
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2023年09月10日 17時00分