高校野球
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トレンド 2025年08月15日 11時00分
元阪神監督・金本が明かしていた広陵野球部での壮絶体験
現在、開催中の全国高校野球選手権大会に参加していた広陵高(広島)が10日、部員の暴力事案を発端に、大会2回戦からの出場を辞退した。開幕後に不祥事で辞退するのは史上初だった。広陵野球部では今年1月、当時2年生の部員4人が当時1年生の部員の胸や頬を叩くなどの暴力行為があり、高野連は3月に厳重注意。当該部員4人に1カ月間の公式戦出場停止を指導し、不祥事の処分は下されていた。しかし、7月末から被害生徒の保護者を名乗る人物がSNS上でこの問題を告発しており、その内容は広陵が発表したものより、はるかに酷いもので、両者には食い違いがあり、事実はまだ明らかになっていない。また8月に入ってからは別の当事者や関係者とみられるアカウントから新たな告発投稿も相次ぎ、問題は複雑化している。いずれにせよ、野球部内でいじめがあったことは確かだが、広陵OBで阪神の元監督の金本知憲氏はかつて著書「心が折れても、あきらめるな!」(09年、学習研究社)で広陵野球部での凄惨(せいさん)な体験を明かしている。「ある日、ぼくはふだん以上にはげしい『説教』を受けた。気がつくと、ぼくは正座をしたまま、一瞬気をうしなっていた。二、三人がかりで、なぐられ、けられたのだ」「そのときに、先輩のだれかが、スパイクをはいたまま、ぼくの太ももをふみつけた。スパイクには金属製のつめがついている。そのつめがぼくの太ももの肉をえぐり、血が出た」当時、先輩たちは機嫌が悪いときに後輩を呼び出して憂さ晴らしをしており、それを後輩らは説教と呼んでいたそうだ。また、金本氏は過去にインタビューで、当時の監督から法政大学のセレクション日程についてウソを教えられ、浪人せざるを得ない状況になり、翌年、再び中央大学のセレクションを受けようとするも、監督に推薦について再びウソをつかれ、結局、東北福祉大に入学したと明かしている。広陵野球部の体質は昔から変わっていないように思えるが、果たしてどうだろうか。
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トレンド 2025年08月12日 11時56分
高校野球の不祥事、マクドナルド大炎上で忖度すべきか テレビ局は大混乱へ
甲子園の常連校として知られる名門の広陵(広島県)が、前代未聞の騒動を起こして「第107回全国高校野球選手権大会」の出場辞退を発表した。広陵は、大会がスタートする直前に野球部内での暴力事案が発覚。SNSでは新たな事案が広まり、同校や野球部の生徒は誹謗(ひぼう)中傷の標的となったことで学校側が出場辞退を申し入れることになった。代表校が甲子園の開催中に、不祥事で出場辞退するのは史上初の出来事。二転三転した今回の大騒動だが、報じる側のテレビ局も大混乱を起こしていたという。「当初、被害者も加害者も高校生ということで、どこまでテレビで報じて良いのか各局が頭を悩ませました。それに、甲子園をはじめとする高校野球は固定ファンが多く、スポーツ番組では絶対に放送したい素材。主催の高野連とは揉めたくなく、騒動が起きた当初は積極的に各局が報じない忖度が起きました。広陵が辞退したことで報じやすくなりましたが、それまでは特にワイドショーでは取り扱い注意な案件になっていました」(民放関係者)さらにテレビ局では、頭の痛い問題が勃発したという。それが、マクドナルドによるハッピーセットをめぐる騒動だ。この問題は、8月8日にマクドナルドが発売したハッピーセットのポケモンカードキャンペーンにおいて、転売を目的とした大量購入が発生したもの。店頭では大混乱が起き、さらに景品だけ抜いて商品を大量に廃棄する騒動まで起きSNSでは大炎上を巻き起こした。特に、外国人による転売目的の購入が全国で相次いだことで社会問題化し、8月11日には日本マクドナルドが公式サイトで謝罪声明を発表する事態となっている。この問題も、テレビ各局では「報道しづらい」案件として、大混乱を巻き起こしたという。「日本マクドナルドは、古くからテレビ各局の大スポンサーです。なので、今回の問題をどこまで報じて良いのか、営業担当も含め議論が各局で行われました。各局の報道を見ても、街頭インタビューを多用して一般人に否定的なコメントを話させ、局としてマクドナルドは批判していない立場を取っています。多少なりとも忖度が各局で発動したようです」(民放関係者)芸能人の不倫騒動くらいで、再起不能になるまで叩いて報道をしているテレビ各局。ぜひとも、高校野球やマクドナルドの問題も、忖度せず徹底的に糾弾してほしいところだ。
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スポーツ 2025年08月08日 20時00分
「いつかは限界が来るのでは?」甲子園のナイター開催に集まる懸念の声
8月5日に開幕した第107回全国高校野球選手権大会(甲子園)。昨年106回から試験的に導入されてきた「ナイター開催」についてネットではさまざまな声があがっているようだ。ナイター開催は、甲子園開催の8月のほぼ毎日が概ね30度以上を記録する真夏日であることで、選手をはじめ関係者の安全面を考慮し以前から導入が検討。結果、1部を午前、2部を夕方(ナイター)に分けて開催することで定着しそうである。甲子園が2部制となりナイター枠が開催になることで、選手や関係者の熱中症予防のほか仕事帰りの社会人が応援に駆け付ける事ができるなどメリットも多い一方、今後の影響を不安視する声も少なくないという。特に大きな議題として挙がっているのが、各高校が保有するナイター対策設備の有無である。高校野球は選手がほぼ未成年であるため夜遅くまでの練習ができず、ナイター設備を持っていない可能性が高い。ナイターは強い照明によってボールが見えなくなるなど、夜開催に向けてさまざまな設備が必要であるため、資金力によって高校によって練習量に差が生じてしまうのではないかと懸念されている。また、選手の保護者や応援に来る仲間の問題もあるという。選手の祖父母にあたる高齢世代では、ナイター開催は睡眠時間にあたる可能性があるため気軽に来られないほか、選手の応援に来る高校のクラスメートや応援団が日帰り困難になるなどの諸問題があるという。近年では夕方からの開催でも気温が30℃を超える日もあり「近い将来、ナイターすらも限界が来るのではないだろうか」といった声も少なくないという。安全面に配慮するなら「ドーム型スタジアムでの開催を」という声もあるが、ドームスタジアムの使用料のほか、場所によっては莫大な遠征費などがかかるためうまくいかないのが現状だ。
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スポーツ 2023年08月27日 07時00分
慶応高の森林監督、メディアから引っぱりだこに? 紅白のオファーもあるか
「第105回全国高校野球選手権大会」は最終日の23日、甲子園球場で決勝が行われ、慶応(神奈川)が仙台育英(宮城)を8―2で下して1916年以来、107年ぶり2度目の優勝を果たした。 同校の優勝により一躍脚光を浴びているのが、同校を率いる森林貴彦監督が2020年に出版した著書「Thinking Baseball――慶應義塾高校が目指す“野球を通じて引き出す価値”」(東洋館出版社)。24日現在で大手通販サイト・Amazonの「本」ランキングで1位を獲得した。 「森林監督は、慶大時代に学生コーチとして母校を指導。卒業後、会社員として3年間働いたものの指導者を志し、教員免許を取得。28歳だった02年に母校コーチに就任。15年秋に監督に就任すると、上田誠前監督が掲げた『エンジョイ・ベースボール』を継承し、新たに掲げたのが『常識を覆す』。優勝という最高の結果で見事に常識を覆した」(スポーツ紙記者) >>誤審続きの甲子園に批判殺到! 高野連がそれでもビデオ判定を導入しない理由とは?<< 優勝後、森林監督は「何かうちの優勝から、高校野球の新たな可能性や多様性が生まれたらうれしい」との名言を残したが、今後、あの名指導者と同じようなコースをたどることになりそうだというのだ。 「青山学院大を率い、4連覇に導くなど名指導者となった原晋監督のようにメディアに引っぱりだこになりそうだ。まずは、森林監督には新たな著書、講演活動のオファーがありそうだが、あの理路整然とした話し方やさわやかなビジュアルは野球界ではなかなかまれな存在。各局の今年1年を振り返る番組や、ダメ元での紅白の審査員のオファーもあるのでは。とはいえ、原監督はオファーがあれば『喜んで!』という感じでテレビ向きだが、森林監督は監督としての活動が優先かと思われるので、露出過多にはならないはず(テレビ局関係者) コメンテーターとしての新たなスター候補となったことは間違いないようだ。
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スポーツ 2023年08月26日 17時00分
清原和博氏、次男だけでなく長男もプロ入り期待大? ブランク乗り越え慶応大で奮闘中、甲子園制した弟の活躍にも刺激か
23日に行われた夏の甲子園決勝で、仙台育英(宮城)を「8-2」で破り107年ぶり2度目の優勝を果たした慶応(神奈川)。同校ナインの中で特に注目を集めた選手の1人が2年生・清原勝児だった。 勝児は通算525本塁打を誇る元プロ野球選手・清原和博氏(元西武他)を父に持つ内野手。今大会では2回戦・北陸戦(左飛)、準々決勝・沖縄尚学戦(投ゴロ、三ゴロ)、決勝・仙台育英戦(四球)で代打起用されヒットは無かったものの、決勝で代打起用された際は大歓声を浴びるなどファンの注目度はピカイチだった。 勝児は1年時に学業不振による留年を経験しているといい、高野連の規定により3年時は甲子園に出場できないが、今後も野球は続け卒業後は慶応大学でプレーすると見られている。既に父親譲りのスター性を見せる中、実力をどこまで伸ばしていくのか期待されるところだが、その慶大では勝児の兄・正吾も野球に打ち込んでいる。 >>清原和博氏を西武コーチが殴打!「八重歯が唇を貫通した」“鬼軍曹”の逆鱗に触れた怠慢エピソードを明かす<< 和博氏の長男で現在21歳の正吾は、慶応幼稚舎から中学、高校、大学と慶応一筋で歩んでいる。小学生時代は野球をやっていたが、中学時代はバレーボール、高校時代はアメリカンフットボール部に所属。アメフトでは神奈川選抜への選出経験も持つほどの実力だったというが、大学で野球に再挑戦するという異色のキャリアを送っている。 中高6年間のブランクに加え、プレーする舞台が全国トップクラス実力を誇るリーグ・東京六大学野球であることなどから、慶大野球部入りが報じられた2021年1月当初は活躍は無理と厳しい見方が多かった。だが、正吾は東京六大学野球の新人戦にあたるフレッシュトーナメントでいきなりベンチ入り・代打出場を果たすなど上々の滑り出しを見せた。 その後も着実に経験を積んでいった正吾は、2022年の秋季リーグ戦で初打席を経験。さらに、2023年の春季リーグ戦ではレギュラーとして4試合に出場。「8打数1安打」とリーグ戦初ヒットも記録し、頻繁に観戦に訪れている父・和博氏を喜ばせている。 ブランクを乗り越え輝きを放ち始めている正吾だが、慶大野球部の公式インスタグラムが8月22日にリールに投稿した動画では、他の慶応高校OB部員と共に甲子園日本一へエールを送る中、「勝児、頑張れ!勝児!」と弟・勝児にもメッセージを送っている。母校の快進撃はもちろん、存在感を見せた弟の活躍も刺激になっているようだ。 球界では元プロ野球選手を父に持つ2世選手、兄弟でプロ入りした選手は少なからずいるが、父が元プロの兄弟プロ野球選手はあまり例がない。将来的に正吾、勝児がどちらもプロ入りとなれば非常に大きな話題を呼ぶことはまず間違いないが、偉大な父・和博氏の背中を追っていけるのかは要注目だ。文 / 柴田雅人記事内の引用について慶応義塾大学野球部の公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/keiobbcofficial
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スポーツ 2023年08月24日 17時00分
『ひるおび』甲子園“慶応の声援”に「高校野球としてはナシ」八代弁護士が苦言、OB井上アナもうなずく
弁護士の八代英輝氏が、24日放送の『ひるおび』(TBS系)の中で、高校野球の応援に対して苦言を呈したことが話題となっている。 昨日23日、第2回大会以来107年ぶりの全国制覇を果たした、神奈川・慶応高校。前年王者の宮城・仙台育英高校を破り、悲願のVを成し遂げた。 ここでスタジオに登場したのが、同局の井上貴博アナウンサー。実は慶応高校の野球部OBで、当時はショートを守っていたという。母校の栄誉を恵俊彰から称えられると、「恐縮です。ありがとうございます」と感謝。また、仙台育英が目標だったと述べ、「あそこに追いつきたい、あの野球をしたいというのは我々の代からずっとそうだった」と語った。 >>甲子園決勝、仙台育英攻撃中に誤審?「勝敗逆転したのでは」指摘も、ファール判定後映像が物議<< 昨日の試合で問題視されたのが、慶応の応援。スタンドを埋め尽くす大応援団が、得点が入るたびに応援歌を熱唱し、アウトを重ねるごとに地鳴りのような大歓声が湧き上がっていた。これについては慶応の後押しにこそなったものの、仙台育英にとっては脅威となったとも一部で言われており、SNS上では「慶応の応援」がトレンド入りしていた。 昨日、甲子園で観戦していたという井上アナも、「高校野球って自分たちが守備の時は『声を出さないでやりましょう』というのはあった」と、高校野球連盟が規定している注意事項で「マナーを守った節度ある応援」が定められていると解説。 さらに、「私も学生コーチをしている時は徹底していたが、昨日は(応援する)人数が多すぎて、そこが徹底していなかった部分が今後の課題かなと強く感じた」と自省した。 すると、慶応大学出身の八代氏が「相手が空振り三振した時、声援を送るのは高校野球としてはナシだろうな、反省材料として残りますよね」とコメント。これに井上アナも何度も、大きくうなずいていた。 ネットでは「慶応の褒められない応援に喝を入れてて凄い」「なるほど」「八代さん、高校野球は守備のとき相手が三振して盛り上がるのはダメって、はっきり反省材料だと言ってくれてた」といった声のほか、「応援はどうかと思うけど選手は悪くないから・・・」「こうやってプレイ以外を特集するから」「決勝終わって反省されても仙台かわいそう」といった意見も見られた。
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スポーツ 2023年08月23日 18時35分
甲子園決勝、仙台育英攻撃中に誤審?「勝敗逆転したのでは」指摘も、ファール判定後映像が物議
23日に行われた夏の甲子園決勝・慶応(神奈川)対仙台育英(宮城)戦。「8-2」で勝利した慶応が107年ぶり2度目の優勝を果たしたが、その試合中盤に飛び出た判定が物議を醸している。 問題となっているのは、「3-2」と慶応1点リードで迎えた4回裏でのこと。この回は攻撃側の仙台育英が先頭・尾形樹人の二塁打から2死二塁のチャンスを作ったところで、代打起用された寺田賢生がカウント「0-1」からの2球目をスイング。流し打った打球は三塁線を破り外野ファールゾーンへ抜けて行った。 三塁塁審はこの打球をファールと判定したため、仙台育英は同点に追いつくことはできず。ただ、直後に中継で流れたリプレーには、寺田の打球が三塁ベース手前でバウンドした後、ベースの上空を通過してからファールゾーンへ切れていく様子が映っていた。 >>甲子園、仙台育英戦で誤審?「捕手が先に触ってる」SNSトレンド入り、試合後も不満の声止まず<< この球審の判定に、ネット上には「え、今の打球フェアじゃないのか」、「なんでファールなんだよ、ベースの上通ってるだろ」、「同点タイムリーが誤審で潰れてしまった」、「これがファールにされるのは育英側も納得できないだろ」、「決勝でこんな判定されたら見てる側も興ざめ」といった批判が相次いだ。 野球規則ではフェアボールの定義の1つとして、「一塁または三塁を、バウンドしながら外野の方へ越えて行く場合に、フェア地域に触れながら通過するか、またはその上方空間を通過したもの」と定められている。今回の打球はリプレー映像上では三塁ベース上空を通過したように見えたため、ファールではなくフェアが正しいと感じたファンが多かったようだ。 微妙な判定で同点機を逃した仙台育英は4回裏無得点に終わると、直後の5回表に一挙5失点。その後は1点も返せないまま試合終了を迎え、初優勝を果たした昨年に続く大会2連覇を逃した。一部からは「あのファール誤審のせいで勝敗逆転したのでは」、「怪しい判定から流れが変わったと言わざるを得ないな」と、4回裏の判定が試合展開に深刻な影響を与えたとする不満の声も上がっている。文 / 柴田雅人
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社会 2023年08月21日 19時05分
「おぐらが斬る!」慶応高校野球部に観る髪型の自由と、学校教育の旧軍隊の影響
慶応高校野球部の長髪と活躍が話題になっている。高校運動部の髪型は、野球部に限らず平成の前半くらいまで、強豪校ほど丸刈りであったように思う。日本人の髪型が自由になったのは、明治時代になってからだ。それ以前の江戸時代は、職業によって髪型が決められていた。時代劇で泥棒が風呂敷で「ほっかむり」をするのは顔を隠すだけではなく、その身分も隠すためだ。町奉行遠山の金さんも「ほっかむり」をして悪人の所へ乗り込むのもそのためだ。明治4年(1871)に散髪脱刀令が出され「髪型を自由にしてよい」ことになった。それまで髪型を自由にしたことがない大衆は戸惑ったのではないだろうか?明治6年(1873)徴兵令が制定された。兵士の髪型は基本、元帥から二等兵まで丸刈りである。ただし外交を行う海軍の一部などは長髪が認められた。欧米では「丸刈り=囚人の髪型」というイメージであったからだ。丸刈りにするにはバリカンが必要で、バリカンの輸入によって丸刈りという新しいスタイルが誕生し、普及するようになった。明治21年(1888)には、バリカンが国産化されている。兵士を丸刈りにするのは、集団生活ではケジラミやノミが発生しやすいし、頭部をケガした場合も、ケガの場所がわかりやすいからだ。この髪型は児童・生徒・学生に浸透していく。おもしろいことにこの時代、質実剛健、男らしさ、勇猛さなどを主張する「バンカラ」と言われる学生が登場したが、彼らの髪型では長髪を良しとした。丸刈りばかりの周囲への反抗だろうか?学校教育の中に見られる軍隊の影響としては、明治期に軍服をモデルにした詰襟の学生服が誕生し、大正期にはほとんどの学校が詰襟の学生服となった。この時代に日本の男子学生や男子生徒と言えば、ほとんどが学生服に丸刈りとなったのである。ただし現在の学生服は、詰襟からブレザーに、取って代わられようしとている。学校教育への軍隊の影響といえば、運動部ではいまでも、監督と選手間や、上級生と下級生間の封建的な上下関係が残っているが、これも軍隊がルーツと言われている。また運動会でも、いまだに「休め、気をつけ、前へならえ、なおれ、右向け右!」とさらに「行進」など軍事教練と同じことが行われている。明治時代にはじまった学校教育は「良き兵隊」を作るためでもあったからその影響だろう。軍隊というものは、個性や自由よりも集団行動が必要とされるからだ。戦後、日本の教育者には左翼という「軍隊絶対反対主義者」がたくさんいたのに、これら軍隊の影響を強く受けた教育法に、強く反対してこなかったのは、少し不思議である。慶応高校野球部の活躍や髪型の自由を見ていると、日本の教育はいまだに残る軍隊の影響から、少しずつ脱しつつあるのだろうか?プロフィール巨椋修(おぐらおさむ)作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。
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スポーツ 2023年08月21日 14時30分
甲子園、仙台育英戦で誤審?「捕手が先に触ってる」SNSトレンド入り、試合後も不満の声止まず
21日に行われ、神村学園(鹿児島)が「2-6」で敗れた夏の甲子園準決勝・仙台育英(宮城)戦。試合序盤に飛び出た判定が物議を醸している。 問題となっているのは、「1-1」と両チーム同点で迎えた3回裏でのこと。この回守備の神村学園は1死三塁のピンチを招いたところで、打席の斎藤陽にスクイズを仕掛けられる。三塁線へ転がった打球を捕球した岩下吏玖がすぐに捕手・松尾大悟に返球すると同時に、三走・山田脩也が本塁へ滑り込むクロスプレーとなった。 球審はこのプレーをセーフと判定したため、仙台育英が1点を勝ち越した。ただ、直後に中継で流れたリプレーには左手で本塁をタッチする山田に先んじて、松尾がミットを着けた左手で山田の左肩付近に触れたような様子が映っていた。 >>玉川徹氏、東北人は「恥ずかしい思いを抱きながら過ごしている」仙台育英初Vへの発言に疑問の声<< この球審の判定に、ネット上には「え? 捕手の方が先にランナーに触ってるだろ」、「いや、今のプレーは明らかにアウト」、「リプレーで見たらかなり誤審っぽいぞこれ」、「こんな怪しい判定で勝ち越しされるなんて神村側が可哀想過ぎる」、「これきっかけで試合壊れたからさらにムカつく」といった批判が相次いだ。 また、中には「当事者の球児はもちろん、審判を守るためにもリクエスト導入を検討すべき」、「甲子園の本戦だけでもリプレー検証はできないのか」といったコメントも。高校野球では各球場のカメラ設備の問題などからリクエスト制度は採用されていないが、プロも使用する甲子園で行われる本大会だけでも同制度を採用するべきではないかという意見も上がっている。 物議を醸す判定で1点を勝ち越された神村学園は、その後投手の暴投、2ラン被弾によりさらに3失点を喫し「1-5」と4点ビハインドに。5回表に1点を返すも反撃及ばず「2-6」で試合に敗れたが、スクイズがアウト判定なら試合は分からなかったとするファンの声の大きさからか、X(旧Twitter)では試合終了後も「誤審のせい」、「ビデオ判定」など関連ワードがトレンド入りしている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年03月31日 19時30分
春のセンバツ甲子園、広陵戦終盤に誤審?「どこがストライクだ!」直後に試合展開激変、球審の三振判定にファン激怒
31日に行われ、広陵(広島)が「1-6」で敗れた春のセンバツ準決勝・山梨学院(山梨)戦。試合終盤に飛び出た球審の判定が物議を醸している。 問題となっているのは、「1-1」と両チーム同点で迎えた8回裏2死一、二塁でのこと。打席の広陵・松下水音は、山梨学院先発・林謙吾がフルカウントから投じたストレートを見送る。この球はコースがベース板の真ん中付近だった一方、高さは松下の肩付近とボール気味。松下は四球を確信したのか、見送った瞬間に一塁へ歩こうとした。 ところが、球審はこの球をストライクと判定し松下に見逃し三振をコール。松下は球審の方を振り向くと、左手を膝につきながら一瞬フリーズするなど判定に納得いかないような様子を見せた。また、中継ではこの直後に松下の表情もアップで映ったが、口を真一文字に結んだ険しい表情だった。 >>WBC、試合終盤のストライク判定に誤審疑惑? オーストラリア打者は苦笑、ベンチも頭抱え呆然<< この球審の判定に、ネット上にも「は!? 今の球のどこがストライクなんだ!」、「あれ入ってるか? いくらなんでもゾーンが広すぎないか?」、「あの高さがストライクはない、誤審と言われても文句言えんぞ」、「松下くんマジで可哀想、本来なら満塁にチャンス広げてたはずなのに」、「あんな球ストライクにしたらそりゃ選手も呆然とするわ」といった批判が相次いだ。 「松下がかなり困惑した様子を見せた球審のストライク判定ですが、投手の林も驚いたような動作を見せています。林はボールと思ったのか、投球直後に右手で帽子を取ろうとするような仕草を見せます。ただ、球審のコールを聞くと『えっ』と言わんばかりに一瞬右手をピクっと動かすと、バックスクリーン方向に振り向きながらガッツポーズを見せベンチに下がりました。この林の振る舞いも誤審疑惑が浮上している一要因となっています。ただ、一部ファンの間では松下はボールを見送る際にスイングを試みようと体をわずかにかがめていたとした上で、ここではなく投球前の打撃姿勢を基準に考えるとストライクだったのではという見方もされています」(野球ライター) 物議を醸す判定でチャンスを逃した広陵は、直後の9回表に一挙5点を奪われ準決勝敗退という結果に。一部からは「せっかくの好ゲームが変な判定のせいでめちゃくちゃになった」と憤る声も上がっている。文 / 柴田雅人
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