スポーツ
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スポーツ 2020年09月14日 17時30分
DeNA、恒例の「キッズ STAR☆NIGHT 2020」が開催! 憧れのマウンドやグラウンドで子どもたちは熱狂、ROLANDも始球式で華を添える
横浜DeNAベイスターズは、9月12日のドラゴンズ戦を「キッズ STAR☆NIGHT 2020」として開催した。横浜夏の一大イベント「YOKOHAMA STAR☆NIGHT」の子ども向けイベントで、来場者全員に子どもサイズのスペシャルユニフォームが配布された。今年は「大人から子どもへ野球の魅力を伝える」をコンセプトに、様々なイベントが用意された。 入場時には、キッズサイズのスペシャルユニフォームが配布され、子ども達のテンションは上がり、試合前のセレモニアルピッチでは、横浜市内の小学校に通う6年生の少年がマウンドへ。ベイスターズベースボールスクールのコーチも務めるOBの加賀繁さんからの教えを念頭に入れ、「足をしっかり踏み込んで、思いっきり投げました」と振り返った。 始球式には、帝京高校で山崎康晃とクラスメイトだった“ホスト界の帝王”ROLANDさんが登場。「自信がなければ(始球式を)受けていない。男らしくストレートを内角高めに」。金髪を束ね、サングラス姿で投げ込んだが、白球は無念にもバッター大島洋平の背中を通過する大暴投。「難しかった!」と悔しがり、「また練習してリベンジしたい」と再登場に闘志を燃やしていた。また、「今まではジャイアンツファンだったが、始球式に登壇させていただき素直に嬉しかった。これからはベイスターズファンになります!」と宣言。山崎にも「世間から色々言われるのはスターの宿命。負けじゃなくて勝ちの途中だと思っている。だから一緒に頑張ろう!」とエール。山崎も「勇気もらえる!」と気の置けない仲間の金言を受け止めていた。 試合後の花火も、子どもに人気の「鬼滅の刃」の曲『紅蓮華』に乗せて打ち上がり、「親子でチャレンジ!ベイスターズ」では100名の親子が、まだ戦い終えたばかりのグラウンドで野球の基本である走攻守を体験。スターマンらのキャラクター達と共に選手も登場し、子どもたちは笑顔で身体を動かし貴重な体験を楽しんでいた。 コロナ禍の影響でイベントは催し難い状況の中、趣向を凝らして開催された「キッズ STAR☆NIGHT 2020」。試合も勝利し、大勢の子どもたちの笑顔が弾けていた。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年09月14日 17時00分
ソフトB・工藤監督の采配に大ブーイング 裏目に出た強攻策に「スクイズするべきだった」ファンから批判噴出
13日に行われたソフトバンク対西武の一戦。試合は「1-0」で西武が勝利したが、同戦でのソフトバンク・工藤公康監督の采配がネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「0-1」とソフトバンク1点ビハインドで迎えた9回裏の采配。この回ソフトバンクは一死二、三塁のチャンスを作ると、工藤監督はここで代打に川島慶三を起用。一打出ればサヨナラのチャンスだったが、ここまで5イニングで得点圏のチャンスをフイにしていることを考えるとスクイズも十分に考えられる場面だった。 ただ、工藤監督は特にスクイズなどの策を取ることはなく、結果川島は空振り三振。後続もランナーを返すことができず無得点に終わり、結局「0-1」で完封負けを喫する形になった。 >>「何でコールドにしなかった」ファン激怒 “雨天強行”のソフトB対楽天戦、選手のコンディションに心配の声<< 工藤監督の采配を受け、ネット上には「得点圏打率1割の川島に何で打たせたんだ」、「ここまで点取れてないんだからスクイズするべきだった」、「三塁ランナーは足速い周東(佑京/17盗塁)だからスクイズする価値は十分あったと思うんだが…」といった反応が多数寄せられている。 一方、「川島の犠打数考えたら別に間違ってないだろ」、「スクイズと比べたら打たせる方がまだマシだったと思う」といった批判に対する苦言や反論も複数見受けられた。 「これまで日本ハム(2006-2007)、ヤクルト(2008-2014)、ソフトバンク(2014-)でプレーしている36歳の川島は、今シーズン打率は『.250』と2割中盤ですが得点圏打率は『.120』と1割台前半に低迷。そのため、普通に打たせるよりスクイズの方が得点の期待値が高かったと考えているファンは少なくないようです。ただ、川島は今シーズンを含めプロ15年間で通算75犠打、2014年7月のソフトバンク移籍以降は18犠打しか記録していない選手。もし仮にスクイズを仕掛けていたとしても、成功する可能性は決して高くはなかったとも思うのですが…」(野球ライター) 試合後、工藤監督は「このようなギリギリの戦いが、チームにとって血となり肉となる」と前向きにコメントしたことが伝えられている。敗戦により2位ロッテとは1ゲーム差となったが、今回の采配を今後につなげることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年09月14日 11時57分
ロッテ・澤村、移籍後の復活は“風”のおかげ? 他球団が驚く変化、「ロッテだから良かったんだ」表情も一変か
千葉ロッテ移籍の澤村拓一が輝きを取り戻した。移籍初登板は3者連続三振、3日後の登板でも力でねじ伏せる本来のピッチングが冴え渡った(9月11日)。 このトレードは巨人で働き場所を失っていた彼を見事に蘇らせたわけだが、こんな声も同時に囁かれている。「ロッテだから良かったんだ」と――。 >>巨人・堀内元監督、澤村がトレードされた理由を指摘 「成長が感じられない」苦言を呈したドラ1右腕の弱点とは<< トレードの一報が飛び込んできた9月8日、放出を決めた巨人・原辰徳監督をよく知るプロ野球解説者が、 「澤村はパ・リーグ向き。良いトレードになる」 と評していた。 同様の発言をしていた解説者、関係者も少なくなかった。この時点で、「パ・リーグ向き」の言葉の意味について、その発言をした解説者たちにも改めて質問してみたが、澤村の好投を裏付けるまでの回答は得られなかった。 しかし、改めて千葉ロッテマリーンズの本拠地・ZOZOマリンスタジアムに下りてみて、見えてきたものがあった。「風」だ。 「澤村と対戦した日本ハム、オリックスは、フォークボールを絶賛していました。巨人時代とピッチングスタイルは変わっていません。真っ直ぐを投げる時は、力みすぎるくらい力んでいて、でも好調な時はその力みで相手バッターを抑え込んでいて、後はフォークとスライダー、カーブ。ウイニング・ショットになる変化球はフォークしかありませんが」(プロ野球解説者) 海岸に近いZOZOマリンの上空に、いつも強い風が吹いていることは有名な話。しかし、グラウンドとスタンドでは「強風の向き」が異なるのである。 初登板、2度目の登板となった11日、センターバックスクリーン後方にある球団旗はライト方向に向かって、はためいていた。レフト方向からライト方向に向かって、風が吹いていた。 しかし、グラウンドに下りてみると、違う。内野フィールドが特にそうなのだが、正反対の「ライト方向からレフト方向へ吹いている風」を感じる。レフト方向から吹いている風が右翼フェンスと一塁側スタンドにぶつかり、それが跳ね返ってきて、内野フィールドに正反対の風を吹かせているのだ。 「いや、内野フィールドは跳ね返って吹く風がまた、どこにぶつかってヘンな方向に風が吹いています。いろいろな方向から来る風が全部ぶつかってくるのが、ホームベース周辺なんです」(チーム関係者) この集まってくる風が、フォークボールなど「縦の変化球」に“イタズラ”をするそうだ。 パ・リーグ出身、同球場での登板経験も持つ元投手のプロ野球解説者がこう言う。 「フォークボールだけではなく、カーブの軌道も変わります。風の影響で投球が『落ちる軌道』に入った後に揺れるんです。スピードボールも吹き上がるような軌道になることが多い」 剛速球とフォークボールが持ち球の澤村は、ZOZOマリンに合っているのかもしれない。 巨人時代はボールカウントが先行すると、不安そうな表情を浮かべ、自滅することも多かった。しかし、今の澤村の表情は気迫に溢れている。風のイタズラが澤村に自信を蘇らせたようだ。千葉ロッテが首位戦線に再浮上してくれば、混戦パ・リーグのペナントレースはさらに熱くなるだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年09月14日 11時00分
日本ハムが飯山内野守備コーチの新型コロナ陽性を発表、チームの濃厚接触者はなし
北海道日本ハムファイターズは、飯山裕志内野守備コーチが12日、新型コロナウイルスの陽性判定を受けたと発表した。 球団は陽性判定までの経緯として、9月11日、仙台移動後に飯山コーチから「家族が発熱を訴えている」との申告があり、本人に症状はないものの、同日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦(宮城・楽天生命パーク宮城)のベンチ入りを見合わせ、宿舎内で隔離。NPBへ報告の上、検査機関でPCR検査を受検。翌12日16時、PCR検査の結果、陽性判定を受けたとのこと。なお、家族のPCR検査の結果は陰性だったという。 今後の対応について、「飯山コーチは無症状で、体調に異常は見られません。今後は保健所の指導のもと、陰性と判定されるまで経過観察となる見込みです。現在、同コーチの行動履歴から保健所が濃厚接触者の特定を行っています。なお、新型コロナウイルス感染症や風邪の症状等を訴える選手、スタッフはおりませんが、本日中(12日)に仙台遠征帯同の全員がPCR検査を受けます。当球団では「NPB新型コロナウイルス感染予防ガイドライン」に従い、これまでも感染予防策に取り組んでまいりましたが、チーム全体に再度周知、徹底を図り、対策を講じていく所存です」と説明した。 これを受けて球団では、仙台遠征帯同中の全選手、監督・コーチ、チームスタッフ68人がPCR検査を受検し、全員の陰性および濃厚接触者なしが確認されたと発表。13日の東北楽天ゴールデンイーグルス17回戦(楽天生命パーク宮城)は予定通り開催された。株式会社北海道日本ハムファイターズ、川村浩二代表取締役社長兼オーナー代行は「ファンの皆様、対戦相手の楽天イーグルス様に大変ご心配をおかけしましたが、昨日のPCR検査を受けた全員の陰性と保健所から濃厚接触者なしの確認が取れ、本日の試合も開催できることとなりました。終息の兆しが見えない新型コロナウイルスの感染力、猛威により、どれだけ注意を払っていてもいつ誰が罹患するかわからない状況下に置かれていることを、今回改めて痛切に感じております。飯山コーチの一日も早い回復を願いつつ、感染予防・拡大防止に向けて引き続きファイターズとしてあらゆる対策を講じていく所存です」とコメント。 飯山コーチは、1997年にドラフト4位で、鹿児島・れいめい高等学校から日本ハムに入団。2017年に引退するまで日本ハム一筋でファンから愛された。2018年には二軍内野守備コーチ、今シーズンから一軍の内野守備コーチを務めている。(どら増田)
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スポーツ 2020年09月13日 11時00分
ダルビッシュ有が別人のユニフォームで先発!「これで負けたら最悪」本人は冷や汗、若手時代に起こした珍ハプニング
8日に行われたロッテ対日本ハムの一戦・試合は「3-2」でロッテが勝利したが、試合結果以上に話題となったのがロッテ・澤村拓一の姿だった。 前日7日に巨人からロッテへのトレード移籍が決定した澤村は、翌日の同戦6回表にいきなり移籍後初登板。背番号「57」の新ユニフォームが間に合わなかったため、福嶋明弘打撃投手から背番号「106」のユニフォームを借りての登板となったが、三者連続三振で相手に付け入る隙を全く与えなかった。 見事な投球を披露した澤村に対し、ネット上には称賛の声が多数挙がった。一方、別人のユニフォームを着用していた点への反応も多数寄せられており、中には「一昔前のダルビッシュを思い出すな」、「ダルも1回ユニ忘れて同僚に借りたことあったなあ」といったコメントも見られた。 名前が挙がっているダルビッシュ有は、これまで日本ハム(2005-2011)、レンジャーズ(2012-2017)、ドジャース(2017)、カブス(2018-)でプレー。昨シーズンまでに日米通算156勝を挙げている現代屈指の先発右腕だが、若手時代に別人のユニフォームを着用してマウンドに上がったことがある。 >>ダルビッシュ投球中にグローブ落下、元巨人・桑田氏が「非常にいいこと」 本人苦笑の珍プレーに隠された凄さとは<< 2006年7月7日、インボイス西武ドーム(現メットライフドーム)で行われた日本ハム対西武の一戦。前日まで10連勝をマークしていた2位日本ハムは、この日から1.5ゲーム差で追う首位西武と首位攻防3連戦。首位追撃、そして球団タイ記録の11連勝がかかるこの大一番で、当時プロ2年目・19歳のダルビッシュは先発を任された。 ファンの期待が集まる中、1回裏にマウンドに上がったダルビッシュ。ところが、この日のダルビッシュは背番号「11」の自身のユニフォームではなく、なぜか背番号「29」の同僚左腕・八木智哉のユニフォームを着用。普段なら考えられない光景に、テレビ中継を見ていたファンの中には「あれ?八木が右で投げてる?」と混乱した人もいたという。 試合自体は「7回1失点(自責0)・被安打4・2四球・5奪三振」と好投し、「7-1」でチームを11連勝に導いたダルビッシュ。ただ、ユニフォームについては最後まで八木のユニフォームを着用したままだった。 なぜダルビッシュが八木のユニフォームを着用していたのか、この珍事の真相は試合後に判明する。日本ハムは前日まで行われていた対オリックス3連戦を本拠地札幌ドームで戦った後にビジターへ乗り込んだが、ダルビッシュはこの際にビジター用のユニフォームを遠征用バッグの中に入れ忘れたとのこと。本人曰く、「しわになっていたから(選手ロッカーの)ハンガーにかけておいた」ところ、そのままバッグにしまい忘れてしまったという。 試合前にこのことに気づいたダルビッシュは、急きょ翌8日に先発予定だった八木のユニフォームを借りることに。ただ、ダルビッシュは195センチ、一方の八木は181センチと体格差があったためかなり窮屈な着心地だったという。「これで負けたら最悪」と気合で臨んだ影響もあったのか投球面では面目を保ったが、試合後もダルビッシュは「自分、昔から忘れ物ばかりで、財布も何回なくしたことか」と反省しきりだった。 ダルビッシュの件とは事情が異なるが、ファンの間で大きな話題となった澤村の“別人ユニ姿”。投球内容も含め、最高のデビュー戦になったのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年09月13日 07時00分
横綱・白鵬「優勝しちゃ休む」の繰り返し…露骨な延命策に批判殺到
観客を最大2500人にするなど、先場所同様、新型コロナウイルス対策を取った秋場所(東京・両国国技館)が9月13日から始まる。 引き続き、強敵を求めて他所の部屋に出掛ける「出稽古」が全面禁止されているため、力士たちはさまざまな工夫をしながら稽古に励んでいる。 例えば、自分の部屋に関取が1人もいない大関の朝乃山は、連日、4人の幕下力士を相手に精力的に汗を流しているという。「この4人を(もう1つ上の)十両に引き上げるのが自分の役目です」 と、一石四鳥も狙う。 そんな中、初日まで1週間を切っても稽古ができていないのが横綱・白鵬だ。 先場所、白鵬は12日目の御嶽海戦で右ひざの半月板などを痛め、13日目から休場した。「優勝しちゃ休む、の繰り返しで、延命を図っているのは明らかだ」 協会関係者からは、常にこうした批判の声が上がる。というのも、白鵬の休場はこれが通算15回目で、平成30年以降では15場所中9回目の休場となるのだ。「白鵬のモチベーションは、東京オリンピックまで現役でいることです。その五輪が1年延期されたとき、『自分のモチベーションも1年延びた』と話していましたが、最近は若手の台頭が顕著で、フル出場していては、とても来年の夏までもちません。適度に休場を織り込むのは予定の行動と言えます」(担当記者) 8月に内視鏡による手術を受けたこともあって調整が遅れ、復帰の目途は全く立っていない。「土俵に降りて、柔軟運動などはしているけど、四股やすり足さえ控えている」(部屋の関係者) 秋場所の休場は決定的だが、こうした“延命策”を取っているのは白鵬だけではない。やはり先場所、右ひじを痛めて休場した鶴竜も回復が大幅に遅れ、いまだに本格的な稽古ができていないという。 再び両横綱が不在となり、先場所の照ノ富士のように幕尻力士が大暴れするのか――。ちなみに秋場所の幕尻は、あの巨漢力士・逸ノ城だというから楽しみだ。
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スポーツ 2020年09月12日 11時00分
ダイエー投手がベンチを両手で殴打!「利き手はやめろ!」女房役が絶叫、600万円を失った球団激怒の負傷劇
4日に楽天生命パークで行われた楽天対オリックスの一戦。試合は「4-3」で楽天が勝利したが、試合結果以上に話題となったのが楽天・則本昂大の途中降板だった。 同戦に先発した則本は3回を投げ2失点と不安定な立ち上がりを見せたが、ここから中盤戦という4回表に交代を告げられた。則本は3回裏の自軍攻撃中に4回に向けベンチ前でキャッチボールを行っていたが、報道ではその3回裏の最中にベンチ裏で転倒して右手を切ったため降板したと伝えられた。ただ、怪我の程度については不明のまま則本は翌5日に登録抹消されており、さらにチームの伊藤智仁一軍投手チーフコーチが長期離脱の可能性を示唆していることも報じられている。 今シーズンここまで5勝を挙げているエースのアクシデントに、ネット上には心配の声が多数寄せられた。一方、3回裏にキャッチボールを行う則本は右手の甲、具体的には人差し指と中指の第3関節あたりから流血していたため、「転倒してあそこを切るっておかしくない?手のひらとかなら分かるけど」、「昔の杉内みたいに何かものを殴った可能性もあるな」といったコメントも見られた。 コメントに挙がっている「杉内」は、ダイエー・ソフトバンク(2002-2011)、巨人(2012−2018)でプレーした左腕・杉内俊哉。39歳となった現在は巨人二軍投手コーチを務めているが、ダイエー時代の2004年に試合中にベンチを殴打し怪我を負ったことがある。 >>王監督に「死んでお詫びしろ」 主力選手も涙ながらに語った、ダイエーファン激怒の“生卵事件”とは<< 2004年6月1日、福岡ドーム(現福岡PayPayドーム)で行われたダイエー対ロッテの一戦。同戦に先発した当時プロ3年目・23歳の杉内だが、2回までに7点を失うなど大乱調。早々に相手に主導権を明け渡す不本意な投球となった。 事件が起こったのは、2回表が終了した直後。ベンチに戻った杉内は自身の不甲斐ない投球に怒りが抑えられなかったのか、身に着けていた帽子とグローブを壁や地面にたたき付ける。さらに、それだけでは収まらず、利き手である左手をベンチに振りかざした。 この様子を目の前で見ていた捕手・城島健司は、「利き手はやめろ!」と杉内を制止。しかし、杉内は城島の言葉に耳を貸すことなく左手でベンチを殴り付け、直後に右手でももう一発ベンチを殴った。 すると、この直後から両手が赤く腫れ上がったため、杉内は途中降板し病院へ直行。検査の結果「両手の第5中手骨骨折」で全治3カ月と診断され、結果的に同年はレギュラーシーズンで一軍に復帰することはできなかった(ポストシーズンでは復帰)。 「6-13」で敗北した試合後、当時の王監督は「こういうことはあってはならない。何のために選手をやっているんだ。絶対にやってはならない」と杉内に激怒。また、球団も「罰金100万円(後に600万円に増額)・謹慎10日」という重い処分を科すなど、杉内の一時の怒りは多方面に波紋を広げることとなった。 負傷直後に「ばかなことをした」と後悔したことも当時伝えられた杉内だが、2018年9月12日の引退会見の中で知られざるエピソードを明かしている。杉内によると、負傷直後は自責の念に強く駆られていたというが、報道陣の前で激怒した王監督が裏で「杉内はそういう闘志がある」と熱い気持ちについては買ってくれたとのこと。「また次のチャンスを与えようとしてくださった。そのおかげで今の僕があると思う」と当時を振り返り王監督に感謝した杉内は、現役17年間で142勝を挙げるなど投手として大成している。 今回の則本の件は負傷時の詳細が明かされていないため、杉内と同じようにベンチを殴ったかどうかは定かではない。ただ、則本は闘志を全面に出した投球を持ち味とする投手のため、熱い気持ちがあだとなった杉内と重ね合わせたファンも多かったようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年09月11日 20時45分
阪神、巨人追撃のキーマンは藤浪? 高木氏の見解に賛否、ファン同士で議論に「岩貞先発に戻した方が計算できる」
元大洋・横浜で野球解説者の高木豊氏が10日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。動画内での発言をきっかけに、ネット上の阪神ファンの間で議論が巻き起こっている。 今回の動画内で高木氏は現在「33勝32敗5分・勝率.508」でセ・リーグ3位の阪神と、「32勝35敗2分・勝率.478」でパ・リーグ5位の西武の戦いぶりについてトーク。その中で、両球団の今後を左右するキーマンをそれぞれ複数名挙げた。 議論のきっかけとなったのは、阪神のキーマンについての発言。藤浪晋太郎、高橋遥人の両先発をキーマンに挙げた高木氏は、藤浪を「普通にやれば10勝はできるような投手」、高橋を「球自体を見れば15勝の可能性もある」とそれぞれ白星を稼げる実力はあると評価。スアレス、岩貞祐太、馬場皐輔などの存在もありリリーフは安定しているため、両名が試合を作れれば阪神は十分巨人を追撃できると主張した。 この高木氏の発言を受け、ネット上には「先発で白星稼いでるの青柳(晃洋/6勝)と西(勇輝/5勝)ぐらいだから、2人には頑張ってもらわないと困る」、「ここから巨人に迫るには大型連勝が必要不可欠、2人が白星を稼げればその分連勝も伸びやすくなるはず」、「チーム打率(.243/リーグ5位)も低いし、接戦をものにするには両先発の頑張りが不可欠」といった反応が多数寄せられている。 >>阪神・藤浪、二軍降格待望論が浮上するワケ 「もう1回はと思っているけど…」矢野監督も決断に含みか<< 一方、「高橋は分かるけど藤浪はそこまでキーマンじゃないだろ」、「現時点で1勝の藤浪に2ケタ勝てる実力があるかは疑問、そう思うなら具体的な理由についても話してほしかった」、「藤浪ローテから外して岩貞先発に戻した方がよっぽど計算できるのでは?」といった否定的なコメントも複数見受けられるなど議論が飛び交っている。 「今シーズンの高橋はここまで5試合に登板し『2勝2敗・防御率1.03』。打線の援護に恵まれず白星こそ稼げずにいますが、全試合でクオリティ・スタート(QS/6回以上を投げ自責点3以下)、4試合でハイ・クオリティ・スタート(HQS/7回以上を投げ自責点2以下)を達成するなど投球自体は非常に安定しています。一方、藤浪は7登板で『1勝5敗・防御率5.27』と黒星が大きく先行しており、QSが3試合、HQSが2試合とそれほど安定感もありません。高木氏は今年1月5日に投稿した動画内で『今年は本来の藤浪の姿(なら)軽く10勝はする、(持っている)素質のまま力を出し切れば』と話すなど昨オフから藤浪に期待をかけていますが、その藤浪を今後のキーマンとする高木氏の見解に懐疑的なファンも多く、中には藤浪をローテから外し今季途中から中継ぎ起用が続く岩貞(5勝2敗)を先発に戻す方がいいという意見も見受けられますね」(野球ライター) 10日終了時点で「42勝22敗4分・勝率.656」の首位巨人に9.5ゲーム差をつけられている阪神。一部からは「今さら頑張ってももう遅い」といった諦めの声も挙がっているが、今回名前が挙がった高橋、藤浪の両名は差を少しでも詰められるような投球を見せることができるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ
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スポーツ 2020年09月11日 19時30分
広島・會澤のファウルチップ顔面直撃にファン悲鳴 過去に致命傷を負った捕手も、「今後に影響しかねない」心配の声
10日に行われた広島対ヤクルトの一戦。試合は「2-1」で広島が勝利したが、同戦に出場した広島捕手・會澤翼の負傷交代にネット上のプロ野球ファンから心配の声が寄せられている。 同戦の會澤は「2-1」と広島1点リードの8回裏1死三塁から代打で途中出場し、点差変わらず迎えた9回表もそのまま守備に入った。ところが、先頭のヤクルト・廣岡大志が放ったファウルチップが會澤のキャッチャーマスクのど真ん中に直撃。のけぞってあおむけに倒れた會澤はそのまま動けなくなってしまった。 アクシデントを受け広島ベンチから佐々岡真司監督やトレーナーが駆け付けるも、會澤は一向に起き上がることができず。そのため、會澤は頭部と首を固定した状態で担架に乗せられベンチ裏に運ばれ、そのまま途中交代となった。 >>広島・佐々岡監督、野村に「残念な投球」発言で物議 「代えなかった方が悪い」ファンから反発相次ぐ<< 會澤の負傷交代を受け、ネット上には「會澤大丈夫かな…脳震とう起こしたのか全く動けてなかったし」、「最初は脳震とうだけかと思ったが、運ばれてる様子見ると首も痛めてるように見えるな」、「一時の脳震盪ならともかく、首を痛めてたら阿部(慎之助)のように今後にも影響しかねない」といった反応が多数寄せられている。 「捕手の投げた球がほぼそのままの速度で向かってくるファウルチップは、速度次第ではプロボクサーのパンチに匹敵する威力になるとも言われています。そのため、顔面に受けた捕手が頭部への衝撃により脳震とうを起こすケースは少なくありませんが、頭だけでなく首にも甚大なダメージを負うことがあります。直近では巨人捕手・阿部が2015年にファウルチップで首を痛め、その後2019年に引退するまで捕手を断念することを余儀なくされました。今回の會澤も倒れ方、運ばれ方を見る限り、とても楽観視できるような状態ではないことは明白。選手生命に関わるような故障に見舞われていなければいいのですが…」(野球ライター) 會澤の負傷の程度について11日午後5時までに続報はないが、広島は同日に會澤の一軍登録を抹消し、代わりに二軍から中村奨成を一軍に昇格させている。同戦のファウルチップにより何らかの故障を負った可能性は高そうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年09月11日 18時00分
横浜DeNA次期監督に石井琢朗氏が浮上! 菅新総理が後押し
菅義偉官房長官の首相就任が決定的となり、球界の“組閣”にも波及している。菅氏のお膝元・横浜では、ラミレス監督の後任に横浜DeNAのOBで現巨人コーチの石井琢朗氏(50)が急浮上。ラミレス監督のコーチとしての“巨人復帰”も同時進行している――。 優勝候補とも言われた今季の横浜DeNAだが、9月最初の巨人戦で3連敗。3日の試合では中継ぎ専門のパットンを来日194試合目で初めて先発させる奇襲に出たが、2回途中で9失点。首位・巨人との差は8.5ゲームに開き、今季のセ・リーグはCSがないことから、事実上の終戦。それにより、後任の監督人事が本格化した。 昨季を2位で終え、契約を1年延長したラミレス監督。今季は5年目の采配となるが、V逸なら「自動退任」が規定路線。後任には、いずれも球団OBで“番長”こと三浦大輔二軍監督や、“大魔神”佐々木主浩氏、前監督・中畑清氏の再登板がささやかれていた。 しかし、本命に躍り出たのが1998年の優勝メンバーで、現巨人一軍野手総合コーチの石井琢朗氏だ。「バックアップしているのは、菅さんを支持する自民党神奈川県連。菅さんが横浜市議だった時代から、監督やチームの方針にも納得がいかないと“臆することなく意見する”石井氏のファンだったことを忖度し、後任監督に推挙している」(自民党神奈川県連の長老) 菅氏は、政界の名門に生まれた安倍晋三首相とは対極の政治家だ。秋田県のいちご農家に生まれ、県立湯沢高校卒業後に集団就職で上京し、東京・板橋区の段ボール会社で働きながら学費を貯めて法政大学第二部法学部に進学。在学中は報知新聞や築地市場でアルバイトし、その後、小此木彦三郎元衆院議員(横浜市議・元建設大臣)の秘書、横浜市議を経て国会議員になった。そんな菅氏が横浜市議時代、勇気付けられたのが石井氏の活躍だった。 石井氏もまた、苦労して上り詰めた野球人。県立足利工業高校の1年時から背番号1を背負い、2年時に夏の甲子園に出場。しかし、ドラフト指名の夢は叶わず、大学への進学が決まっていたが、ドラフト外で横浜大洋ホエールズ(当時)に入団した。1年目に初先発初勝利を挙げて将来を嘱望されたものの、大きな結果を残せず、3年目のオフに野手転向すると、’96年には遊撃手として花開き、そこからはスター街道を歩んだ。 1番打者に定着し、波留敏夫との1、2番コンビで「マシンガン打線」を牽引。盗塁王4回、最多安打2回、ベストナイン5回。’98年の日本シリーズでは優秀選手賞も獲得している。「’96年は、菅氏が衆議院選挙に初当選した年。菅氏と石井氏は苦労した時代がかぶり、それだけ思い入れが強い。実は、菅氏も中学時代は野球部に所属し、サードで1番だった。しかし、高校では通学に片道2時かかり、部活は続けられなかったらしい。そんな無念さもあり、石井氏にはいずれは横浜に戻ってもらい、黄金時代の再来を期待している。ベイスターズが盛り上がれば、地域経済に波及する。我々も全面的に支える考えだ」(同) 菅氏が「戻ってほしい」と願うのは、晩年の石井氏が横浜と袂を分かち、微妙な関係にあるからだ。38歳の’08年に引退勧告されたが、現役続行を希望し、自由契約で広島入り。カープで4シーズン現役を続け、’13年から4年間、一軍内野守備・走塁コーチ、打撃コーチとしてカープの優勝に貢献した。 この間、田中広輔、菊池涼介、丸佳浩の“タナキクマル”を育てた名コーチとなるも、フジテレビ元アナウンサーの詩織夫人(旧姓・荒瀬)と3人の子供を東京に残していることから関東の球団へ転身を図った石井氏。その際も、横浜だけはスルーした。「’18年と’19年はヤクルトの一軍打撃コーチを務め、高卒2年目の村上宗隆を一軍に定着させ、チーム打率をリーグ最下位からトップに引き上げた。今季は原辰徳監督の強い希望もあり、巨人の一軍野手総合コーチに就任し、首位独走の“影の功労者”と言われている」(スポーツ紙デスク) また、球界事情通によれば、「広島を退団して東京に戻る際、本命はヤクルトではなく巨人だった」というが、丸に続いて菊池、田中をFAで獲得する布石と広島が警戒し反発。「ヤクルトなら」と折れたという。「ようやく手に入れた名コーチを巨人が1年で手放す、それもライバルのDeNAにというのは考え難いが、菅氏は読売新聞グループ本社の渡邉恒雄主筆とも、DeNAの南場智子オーナーとも入魂な間柄。過去には巨人とのコーチ契約を1年残す尾花高夫投手コーチが横浜の監督に就任した例もある。それどころか、入れ替わりに巨人OBでもあるラミレス監督を呼び戻すという情報も。阿部慎之助二軍監督が一軍の監督に就任した際、ヘッドコーチに据えようというのです」(巨人OBの野球解説者) 全権を握る原監督には、国政進出の野望があり、選挙区は出身地の神奈川県。自民党、ベイスターズファンとの友好な関係は望むところ。他方で、菅氏と林文子横浜市長には山下埠頭にカジノを含むIR(統合型リゾート)の計画があり、ベイスターズの活躍は何よりの宣伝塔になる。 それでも石井氏には退団時のわだかまりが残るが、菅氏に留まらず、菅内閣で重要大臣ポストへの就任が確実な河野太郎防衛大臣、小泉進次郎環境大臣を含めた「オール神奈川」での横浜DeNA監督推挙となれば…。再び、「横浜ブルー」のユニホームに袖を通す石井氏の姿が目に浮かんでくる。
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