スポーツ
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スポーツ 2020年09月07日 11時00分
元阪神・歳内宏明がヤクルト入団会見「結果を残したい」
東京ヤクルトは6日、都内の球団事務所にて、香川オリーブガイナーズから獲得した歳内宏明投手と正式契約を結び、入団会見を行った。背番号は「91」。 歳内は2011年のドラフト会議で、聖光学院高校からドラフト2位で阪神タイガースに入団。2014年にプロ初勝利。翌年にも1勝を挙げるが、その後は怪我にも悩まされ、育成契約から支配下登録に昇格した経験をするなど、プロとしては苦労人のイメージがある。 昨年12月に阪神を自由契約となり、元ソフトバンクの松中信彦GM兼総監督が率いる独立リーグ、四国アイランドリーグplusの香川オリーブガイナーズに入団。1年目の今シーズンは先発投手として大活躍したこともあり、ヤクルトが獲得に名乗り上げた。 歳内は「香川に拾っていただいて、またNPBに戻りたいという気持ちでプレーしていたので、本当に嬉しい気持ちです。肩を怪我して、(自分が)思うように投げることが出来なかったのですが、香川でまた思ったように投げられるようになったので、この場所で自分の持っている最大の力を発揮できれば良いなと思います。阪神時代は中継ぎで投げることが多かったのですが、香川では先発で使っていただいて、長いイニングを投げる中で、力の抜き方だったり、いろいろ勉強できたかなと思います。とにかく結果を残したいという強い気持ちがあります。独立リーグとはレベルが違うと思いますが、チームに勝ちを付けられるようなピッチングをしたいです」とコメント。 現在、ヤクルトは広島と最下位争いを繰り広げており、投手陣の補強が浮上への課題とされていた。歳内の加入により、チーム全体に刺激を与えてくれることを期待したい。(どら増田 / 写真は球団提供)
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スポーツ 2020年09月06日 18時00分
盟主復活となるか 巨人戦ネット契約「5年延長」100億円
“盟主復活”なるか!? スポーツ専門動画配信サービスのDAZNが8月25日、Jリーグと放映権契約を一部変更したと発表した。新型コロナの感染拡大により一部の試合が行われず、中継する側には大きな痛手となっていたが、契約内容を見直したことでJリーグ中継は生き残ったわけだ。しかし、それ以上に衝撃的だったのは、その流れで出たDAZN日本・中村俊社長の言葉。「巨人と5年契約を結び直した」と伝えたのだ――。「DAZNがプロ野球中継に力を入れ始めたのは、昨年からです。1年契約と聞いていました。新たに5年とは、まさに大型契約と言えるでしょう」(スポーツ紙記者) プロ野球の巨人戦中継が視聴率低下を理由に、地上波のゴールデンタイムから消えて久しい。その後、球界全体が巨人人気にぶら下がっていた経緯を反省し、特にパ・リーグが「TV放映料よりもチケット収入」と方向転換を図り、エンターテインメント化に向け様々な経営努力を続けてきた。「プロ野球中継は、衛星放送で変わりました。『見たい人はお金(契約料)を払って』となったわけですが、衛星放送局の1局が巨人戦中継を独占しているわけではありません。どの球団の中継もそうですが、巨人でいえばCS放送のGタスがあり、ほかにもWOWOW、スポーツ専門チャンネルと契約者数の獲得を争っています」(同) DAZNが巨人に支払う配信権料は年間20億円超とも言われている。この収益は対戦する各球団にも振り分けられるはずだが、これが巨人にとって“全国区人気”を取り戻す契機になるかもしれない。「ネット社会となり、テレビ離れが進んでいます。若者は自分の好きな番組や映画、そして、YouTubeなどをスマホで楽しんでいます」(関係者) そんなネット社会を生きる若者の選択肢に、「巨人戦」が加わったようだ。「巨人が力を入れているのは育成です。育成枠で選手を集めるだけでなく、他球団で素質が花開かなかった選手を覚醒させ、『再生のチーム』になることを目指しています。5年100億円超の新たな資金を元手に、練習環境とスカウト網の拡充を狙うのかもしれません」(同) 盟主というと、かつては「江川問題」「新リーグ構想」などワガママをゴリ押しするイメージもあった。育成と共存の「新盟主像」を構築できるか。
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スポーツ 2020年09月06日 17時00分
広島捕手がまさかの方法で二塁進塁を阻止! 敵軍監督は大爆笑、“ダメ元”の判断が生んだ前代未聞の珍プレー
1日にZOZOマリンスタジアムで行われたロッテ対西武の一戦。試合は「9-1」で西武が勝利したが、同戦で起こった珍事がネット上のファンの間で話題を集めた。 珍事が起こったのは、「8-0」と西武8点リードで迎えた6回表2死三塁の場面でのプレー。この場面で打席に立った西武・山川穂高に対し、ロッテの2番手・永野将司はカウント「2-2」からフォークを投球するもワンバウンドのボールに。これをロッテ捕手・佐藤都志也が取りこぼし、ボールはバッターボックス上の白線の上を転がった。 すると、ボールと白線が同じ色だったためか、佐藤はすぐそばにあるボールを見失いあたりをキョロキョロ。打席の山川も「え?何?」と言わんばかりに佐藤を見ていたが、5秒ほど後に無事にボールを発見し事なきを得た。 相手打者からも不思議そうに見られていた佐藤の姿に、ネット上には「ボール見失って焦ってる佐藤くんかわいい」、「山川もちょっと困惑してて草」といった反応が多数寄せられた。一部では「石原の珍プレーを思い出すな」、「砂をつかんでたら完全に石原の再来だったな」といったコメントも見られた。 コメントで挙がっている石原は、広島に所属する捕手・石原慶幸。今シーズンでプロ19年目を迎えた40歳のベテラン捕手だが、過去に捕球し損ねたボールを見失った際のプレーが話題を集めたことがある。 >>広島・達川元監督がコーチに「相当反省しなきゃ」 阪神・ボーアの“拙守”にファン・OBから苦言、バッテリーにも「不用意」と批判<< 2013年5月7日、マツダスタジアムで行われた広島対DeNAの一戦。当時プロ12年目・33歳の石原は、同戦に「8番・捕手」でスタメン出場。バッテリーを組んだ先発・前田健太(現ツインズ)が「5回4失点」と守備では苦戦したが、打撃では5回に石原がDeNA先発・井納翔一から2号ソロを放つなど活躍を見せていた。 事件が起こったのは、「4-1」とDeNA3点リードで迎えた6回表2死一塁。打席に立っていた井納に対し広島の2番手・久本祐一はカウント「1-0」から直球を投じたが、ボールゾーンに外れたこの球を石原は取りこぼしてしまう。さらに、石原はバッターボックスの白線上に転がったボールを見失ってしまった。 この様子を見た一塁ランナーの石川雄洋は、この間に二塁へ進塁しようとスタートを切るそぶりを見せた。すると、ここで石原は足元の砂をつかみ、まるでボールを握ったかのように見せかけて一塁牽制のふりをするというまさかの“演技”を見せる。これにより石川がスタートをためらう間に本塁へ駆け付けた久本がボールを捕球し、石川の二塁進塁は阻止される形となった。 石川をだまそうととっさに砂をつかんだ石原の姿を受け、DeNA・中畑清監督は自軍ベンチ内で大笑い。試合は「7-3」でDeNAが勝利したが、ネット上にも「ボール無いからって砂をつかんだのはめちゃくちゃ笑った」、「結果的に進塁阻止したんだから凄いわ」、「機転を利かせた最高のトリックプレーだ」、「意外と走者から見たら気付かないものなんだな」といった反応が寄せられるなど試合結果以上に話題となった。 石原は後年、この“珍プレー”についてダメ元の判断から生まれたものだと語っている。石原曰く、この時は本当にボールが消滅したように感じたといい、久本が「そこ!そこ!」とボールの行方を指でさしても分からなかったとのこと。その間にスタートしようとする石川を見て「ただで走られるわけにはいかない」とダメ元で砂をつかんだところ、幸運にも相手が勘違いしてくれたという。 今回の佐藤は走者が三塁にいたこともあり、大事には至らなかった。ただ、走者が三塁ではなく一塁、もしくは二塁という状況だったなら、もしかしたら石原ばりの珍プレーが飛び出していたのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年09月06日 11時00分
楽天・涌井、好調の要因は新変化球? 三振量産のプロ16年目、7年ぶりVのキーマンとなるか
9月2日の北海道日本ハムファイターズ戦。11度目の先発登板となった楽天・涌井秀章は6回を投げ、9安打3失点でマウンドを降りている。チームは逆転で勝利を手にしたものの、開幕から8連勝を挙げたベテラン右腕もここ2戦は白星を掴めていない。ただ、新天地で復活を遂げたベテランは、毎試合の様に高いパフォーマンスを発揮している。 日本ハム戦の2回裏、2本の安打を許して1・3塁のピンチを迎えた場面では、左打者・宇佐見真吾を直球とシンカーで追い込むと、最後は外角のストレートで空振り三振に仕留めている。148kmの球速表示以上にも感じられるほど、速さと重みのある速球だった。 また、初回には4番・中田翔に対しても150km近い速球で攻め続け、凡打に打ち取っている。5回には中田がお返しとばかりにそのストレートをバックスクリーンに運ぶが、何れも強気で攻め続ける34歳右腕との、見ごたえのある力勝負だった。 初黒星となった前回登板の8月26日のロッテ戦では、初回から四球でランナーを溜めるなど、立ち上がりでの不安定さが表れるも、3回以降は無安打に抑え、途中4者連続三振を奪うなど、見事な立ち直りを見せる。7回を投げ9奪三振と、ベテランらしい切り替えと力強さを感じさせる投球内容だった。楽天打線が無得点に抑えられたこともあり敗戦投手となったものの、この日も速球、そして変化球が冴え渡っていた。 今季の好調の要因として挙げられているのが、スライダーやシュートなど持ち前の変化球はどれもキレを増した上、新たに習得したシンカーを完全に自分の武器として効果的に駆使していることが明らかだ。加えて、ミットに収まるまで軌道が変わることのない程の威力のストレートが打者の脅威となっている。 マウンド上の佇まいはもちろん、リーグ2位となる奪三振数(71個)が自身の投球回数とほぼ同数(74回 何れも2日終了時)であり、様々な記録上でもさながら本格派投手を思わせるような雰囲気すら感じさせる。 チームがAクラスを維持しており、秋以降も投手陣の中心としての期待が大きくなるだろう。ただ、今シーズンの涌井には、もはや経験から来る「円熟味」という言葉は当てはまりそうもない。その右腕から放たれる速球の球威はさらに増し、打者への気迫も大きくなっていく。2020シーズン、16年目のマウンド上でも、涌井は更なる高みを目指していることを証明し続けている。(佐藤文孝)
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スポーツ 2020年09月05日 18時00分
阪神・オリックス合併案 コロナ不況「球界再編」
新型コロナウイルスの感染拡大による世界的な不況で、球界再編が再燃――。発端は、オリックス・バファローズが阪神タイガースに球団保有権を売却し、球団を合併する構想だ。元々、阪急から球団を譲り受けた経緯があり、先祖返りの構図。タイガースに山本由伸、山岡泰輔の“Wエース”が加われば巨人の戦力をも凌ぐと虎ファンも期待する。 新型コロナウイルスの感染者数が高水準で推移したとして、政府は8月末までとしていたイベントの人数制限を再び延長し、5000人の上限を9月以降も継続する。これに悲鳴をあげているのがプロ野球だ。 各球団とも、9月以降は少なくとも観客動員上限が2万人になることを想定し、今季の赤字を40億円程度と見込んでいたが、さらに下方修正を余儀なくされた。今季の選手年俸は全額支払うことが確認されているが、来季について、選手年俸を大幅に削減しないことには、球団の維持は難しい。経営破綻が予想される球団も出ており、球団再編の動きが加速しているのだ。「右肩上がりの経済なら球団売却も可能だが、コロナ禍で各企業とも財政が悪化。黒字が見込めないプロ野球に触手を伸ばす企業はない。そこで浮上しているのが、球団の合併。要は“手仕舞い”」(スポーツ紙デスク) 本誌が入手した情報によれば、いま水面下で合併構想案が燻っているのが阪神とオリックス。NPBへの参加資格をオリックスが阪神に譲渡する形で球団経営から撤退。球団が1つ減り、球界再編成の戦端が開く。 主導しているのは、’04年の球界再編で主役を演じたオリックスの宮内義彦オーナー(84)。当時は近鉄が、バファローズの球団保有権をオリックスに売却して統合したが、今回は逆。オリックスが球団保有権を阪神に売却するのだ。 時系列を戻すと、オリックスは昭和最後の’88年オフに、阪急電鉄からブレーブスを買収して球界に参入。翌年4月1日に社名をオリエント・リースからオリックスに改めるのに合わせ、社名を宣伝する戦略が背景にあった。 球団経営から撤退した阪急電鉄は、’06年に阪神電鉄の株式を取得し、阪急・阪神HDに経営統合。異例の手法で日本一の人気球団を手に入れ、新たな形で球界に復帰した経緯がある。「今年6月の阪急阪神HDの定時株主総会で、阪神電鉄会長でタイガースオーナーの藤原崇起氏の同HD取締役退任が決まりました。当面、球団オーナーは続けるものの、球団経営を含めたグループの舵取りは阪急電鉄の経営陣が担います。彼らのブレーブスへの愛着は強く、復活は大歓迎。オリックスからすれば、一時的に預かったブレーブスを阪急に返す形になり、球団を売り抜けるのにこれ以上の相手はありません。さらに阪急・阪神グループもオリックスもメインバンクは三菱UFJ銀行(旧三和銀行)で、交渉しやすいのです」(全国紙の経済部記者) 阪神にしても、’05年を最後に優勝からは遠ざかっており、オリックスの戦力は魅力だ。野球日本代表の「侍ジャパン」にも名を連ねる山本由伸、山岡泰輔というWエース、メジャー通算282本塁打のA・ジョーンズ、吉田正尚、T-岡田の猛牛打線が加われば、セ・リーグを独走する巨人の戦力さえしのぐ。「タイガース黄金時代」の到来は約束されたようなものだ。 一方、オリックスの最後の優勝は’96年。12球団で最もVから遠ざかっているが、戦力が整った今季は「優勝のチャンス」と期待されていた。しかし、コロナ禍で開幕がずれ込み、異例に組まれた2カード目のロッテ戦で同一カード6連敗。これで一気にケチが付き、ダントツの最下位に低迷中。この責任を取って8月20日に西村徳文監督が事実上の解任となり、監督代行を中嶋聡二軍監督が務めているが、このやけっぱちとも思える一、二軍コーチ大幅入れ替えを行ったところに、チーム事情が透けて見える。「今季の優勝を手土産に球団OBのイチロー氏を監督招聘する手はずだったが、叶わなかったことで宮内オーナーは球団経営に失望したのだろう。課題は、オリックスグループが所有する大阪ドームの今後。しかし、バファローズを手放しても、阪神との統合なら大阪ドームは甲子園球場と併用できる。そこにも経営者としての知恵が見て取れる」(前出・デスク) 残るは、1球団消滅したことによるリーグ再編問題だ。近鉄バファローズが消滅した際には10球団1リーグ制への移行が検討されたが、選手会が反対した。結局、ライブドアに競り勝った楽天が新規参入し、12球団を維持した。 昨年までだったら、ZOZOTOWNを率いた前澤友作氏の担ぎ出しもあっただろうが、コロナ禍もあって、それも難しい。球界は、かつてない危機を迎えているのだ。 在京球団の幹部職員が、声を潜めて話す。「観客数の制限も痛手ですが、スポンサー収入も見渡せず、球団経営はいよいよ険しい。関東でもヤクルト-ロッテ、西武-ロッテ、地域をまたいでヤクルト-中日の合併話が再検討され始めました。阪神-オリックスの合併が決まった場合、この3つの中から縁談をまとめてしまおうと…。今回のオリックスの監督交代は、実は大きな地盤変動の始まり。1リーグ制への移行も含め、球界再編は避けては通れません」 8月28日、阪神・飯田優也投手と、オリックス・小林慶祐投手の1対1の交換トレードが発表され、両球団の「蜜月関係」がより浮き彫りになったばかり。コロナ不況に端を発する球界再編は、水面下で粛々と進行しているようだ。
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スポーツ 2020年09月05日 11時00分
阪神・藤川が怪力助っ人を挑発! 実は内心ビクビクしていた? 今も語り継がれる伝説の“全球ストレート勝負”
これまで阪神(1999-2012,2016-)、カブス(2013-2014)、レンジャーズ(2015)、四国IL・高知(2015)でプレーし、昨シーズンまで日米通算で「795登板・60勝163ホールド243セーブ・防御率2.13」といった成績を残した阪神の40歳・藤川球児。8月31日、その藤川が今シーズン限りで引退することを球団が発表した。 翌9月1日に会見に臨み、「1年間、体の準備が整わないのはプロとして失格」と引退理由を述べた藤川。身体の至るところが悲鳴を上げ、8月13日に一軍登録を抹消された原因である右上肢のコンディション不良は手術が必要なレベルとも伝えられているが、「まだあと2カ月ありますから。気合入れて頑張りますよ」と最後まで全力を尽くすことを表明してもいる。 >>阪神・藤川、シーズン中に引退表明したワケ 昨オフの意味深な発言、球団の思惑も去就に影響か<< 「分かっていても打てない」と称されるほどの伸びのあるストレートを武器に、セットアッパー、守護神として活躍してきた藤川の引退を受け、ネット上にはその決断を惜しむ声が数多く寄せられた。一方、一部では「藤川と言えばオールスターでのカブレラとの直球勝負が印象深い」、「カブレラ相手の全球ストレート勝負は当時見てて痺れたなあ」といったコメントも見られた。 プロ入りから昨シーズンまでに、計9回オールスターに選出されている藤川。2006年オールスターでは、コメントで挙がっている助っ人打者・カブレラ(元西武他)と今も語り継がれる名勝負を演じている。 2006年7月21日、神宮球場で行われたオールスター第1戦。初選出となった前年に続き2年連続で選出された当時26歳の藤川は、「3-1」とセ・リーグ2点リードの9回表に登板。先頭打者にいきなり当時のシーズン本塁打日本記録(55本)保持者である西武・カブレラを迎えた。 すると、藤川は打席に入ったカブレラに対しストレートの握りを見せ、全球ストレートで勝負すると宣戦布告。これを受けたカブレラは最初けげんな表情を浮かべていたが、直後に藤川が捕手のミットを真っすぐ指さすジェスチャーをすると意図を理解しニヤリ。「よし来い!」と言わんばかりに上体を大きくそらしバットを構えた。 注目の初球、藤川のストレートは内角に外れるも153キロを記録し球場はどよめきに包まれる。その後2球目は153キロを外角に、3球目は151キロを真ん中高めにそれぞれ投げ込み、いずれもカブレラから空振りを奪った。 そして、1ボール2ストライクと追い込んだ4球目、藤川は153キロを内角高めに全力投球。カブレラも渾身の力でフルスイングしたがバットは空を切り、力と力の勝負は藤川が空振り三振を奪う形で決着。一度もバットに当てさせなかった藤川の投球に球場からは大歓声が沸き起こった。 ファンを熱狂させる名勝負を演じた藤川だが、「3-1」でセ・リーグが勝利した試合後に「(パフォーマンスは)イマイチだった」と意外にも本調子ではなかったとコメント。また、「外国人選手だから怒るかなと思った」と、内心びくびくしながらカブレラに全球ストレート勝負を挑んだことも告白している。 「今シーズンがプロ22年目の藤川はこの他にも数々の強打者と名勝負を演じていますが、カブレラとの対戦が真っ先に挙げられるのは力と力のぶつかり合いという構図が印象深かったからでしょう。当時の藤川は前年に最優秀中継ぎ(46ホールド)のタイトルを獲得し、同年も防御率0点台でホールドを量産するなどセ・リーグで一番のセットアッパーとも呼ばれていた時期。一方、カブレラも2005年までのNPB5年間で215本塁打(年平均43本)をマークし、2005年には本拠地であるインボイス西武ドームで推定180メートルともいわれる超特大本塁打を放つなどパ・リーグ最強打者として名をはせていました。その両名が全プロ野球ファンの注目が集まるオールスターの舞台でオール直球勝負を演じたということが、他の追随を許さないほど一番の名勝負として挙げられている理由なのでしょう」(野球ライター) 今回取り上げたオールスターをはじめ、剛速球で数多くのファンを魅了してきた藤川。今シーズンの阪神は既に残り60試合を切っているが、全日程終了までに一軍に復帰し最後の勇姿をファンに見せることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年09月04日 20時30分
巨人・田口に「クオリティ高い」「馬鹿にしてんのか」賛否の声 吉川・丸・亀井…試合中の同僚モノマネが物議
3日に行われた巨人対DeNAの一戦。試合は「13-4」で巨人が勝利したが、同戦で巨人・田口麗斗が見せたプレーがネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 >>巨人・後藤コーチに「違反行為じゃ?」疑問の声相次ぐ 三塁ランナーへの“肉体的援助”、高津監督の抗議も実らず<< 問題となったのは、「13-1」と巨人12点リードで迎えた6回裏1死一、二塁でのプレー。ここで第4打席を迎えた田口だが、この打席ではそれまでの打席で見られた普段のバッティングフォームではなく、同僚の吉川尚輝、丸佳浩、亀井善行と酷似したフォームをそれぞれ披露した。 具体的には初球がバットを垂直に立てたフォーム、2球目から4球目がバットを寝かせて右足を後ろに開いたフォーム、そして5球目がバットを揺らしながら構えるフォームという順番だった。 田口は打席内で一度もバットを振らず見逃し三振に倒れるが、ベンチに下がった後声をかけてきた吉川に対し満面の笑み。また、田口から見て左斜め前に座っていたウィーラーも、ニヤリとした表情で田口を見ていた。 打席内で次々にフォームが変わった田口の姿に、ネット上には「これ絶対にモノマネしてるよな(笑)」、「吉川に突っ込まれてるところみると本当にモノマネしてたっぽいな」、「割とクオリティ高いのが笑える」といった反応が多数寄せられている。 一方、DeNAファンからは「大差ついてるからって余裕こきすぎだろ、馬鹿にしてんのか」、「練習中とかにやるならいいんだけど、試合中にやるのは相手をおちょくってるとしか思えない」といった批判も複数挙がった。 「今回話題になっている田口は、これまでにも球団が手掛ける公式ユーチューブチャンネルが投稿した動画などでたびたび同僚のモノマネを披露している選手。中には動きを大げさに誇張したものもありますが総じてクオリティが高く、動画内ではチームを率いる原辰徳監督が『似てる!』と評価する場面もあります。今回のモノマネもクオリティとしてはなかなかのものでしたが、巨人が大差をつけている状況だったため一部DeNAファンからは侮辱行為と捉えられているようですね」(野球ライター) 試合後の報道では、今回のモノマネについての田口のコメントは特に伝えられていない。本人的にはベンチを盛り上げようという気持ちだったのかもしれないが、気分を害したファンも少なからずいたようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年09月04日 19時30分
中日・福谷が好投にも関わらず号泣! 降板直後の姿にファン驚愕「意識高すぎる」、与田監督は「よく頑張ってくれた」
3日に行われた中日対広島の一戦。試合は「6-0」で中日が勝利したが、試合結果以上に話題となったのが中日・福谷浩司の号泣だった。 同戦の福谷は7回まで広島打線を5安打無失点に抑える好投を見せていたが、8回に連打を浴び1死一、二塁のピンチに。ここで打席に立った鈴木誠也に4球目を投じた際に足をかばうような仕草を見せ、与田剛監督も状態確認のためマウンドに足を運んだが、福谷は続投を志願し鈴木を空振り三振に打ち取った。 ただ、与田監督はこれ以上は危険と判断したのか、鈴木を打ち取ったところで福谷の交代を決断。すると、福谷は帽子で顔を隠し涙を流しながら自軍ベンチへ下がり、ベンチ内でもしばらくうなだれたまま号泣。後を受けた中継ぎ陣が無失点に抑えたため「7.2回無失点・被安打7・1四球・8奪三振」で3勝目を挙げたが、試合後のヒーローインタビューでは「悔しかったのが一番。情けない姿を見せてしまった」と最後まで投げ切れなかった悔しさを口にしていた。 >>「大野をなぜ巨人に当てなかったのか」田尾元監督が中日首脳陣に苦言 巨人包囲網を提唱、「他4球団が頼りにならない」と反論も<< 福谷の姿に、ネット上では「好投したのに涙流して反省って意識高すぎる」、「打たれて号泣なら分かるが、抑えて号泣っていうのはなんか不思議」、「昨シーズンの不振を考えると十分過ぎるほどやってくれたと思うけどなあ」、「今日は打って投げての大活躍だったから、もっと胸を張ってもいいと思う」と驚く反応が多数寄せられている。 「2013年にプロ入りした29歳の福谷は当初セットアッパーや抑えを務めていましたが、昨シーズンから先発に転向した選手。ただ、昨シーズンは右肩痛や椎間板ヘルニアといった怪我の影響で、一軍登板がわずか1試合のみと結果を残すことができませんでした。しかし、今シーズンは同戦を含め『3勝2敗・防御率2.89・33奪三振』と安定した投球を見せている上、同戦ではプロ初安打を含む『2安打・1打点』とバットでもチームに貢献しています。称賛に値する働きを見せたことは明白なのですが、それでもなお悔しさをあらわにする姿に驚いたファンも少なくないようですね」(野球ライター) 試合後、与田監督からは「よく頑張ってくれた。先発ローテの柱になっている」とねぎらわれている福谷。今回は惜しくも逃したが、自身初の完投・完封を達成する日もそう遠くないのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年09月04日 17時00分
ヤクルト・マクガフに「とんでもないボーンヘッド」ファン激怒 元阪神・高橋氏は捕手の責任を指摘「投手に確認してたかな?」
3日に行われたヤクルト対阪神の一戦。試合は「4-3」で阪神が勝利したが、同戦で登板したヤクルトの助っ人右腕・マクガフのプレーがネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「3-2」とヤクルト1点リードの7回裏に飛び出たプレー。この回、ヤクルトは2番手・高橋奎二が1死一、三塁のピンチを招いたところで3番手にマクガフを起用。マクガフは代打で登場した中谷将大を空振り三振に。次打者の近本光司に2球目を投じた際に一塁走者に二盗を許すも、近本を打ち取ればピンチ脱出という状況だった。 ところが、マクガフはカウント「2-1」から4球目を投じる前、なぜか誰も走者がいない無人の一塁へ牽制球を投じる。一塁手・坂口智隆は当然ベースに入っておらず、マクガフのボールは悪送球となり一塁ファールグラウンドを転々。この間に2者が生還したことでヤクルトは「3-4」と逆転を許し、そのまま試合にも敗れてしまった。 >>ヤクルト捕手が「なに走っとんねんコラ!」と激怒! 連続死球で報復し退場、“不文律破り”が招いた乱闘劇<< 敗戦につながった予想外のプレーを受け、ネット上には「は?何で一塁に投げた?」、「直前に二盗されたこと失念してたのか?」、「無人の塁に牽制なんて初めて見た、とんでもないボーンヘッドだ」、「こんな訳分からんミスで負けるとは思わなかった」といった声が数多く寄せられている。 一方、同日に自身の公式ツイッターに投稿した元阪神・高橋聡文氏は「キャッチャーがしっかり投手に確認してたかな?」と、マクガフだけでなく捕手・西田明央にも責任があると指摘している。高橋氏によると、右投手は一塁走者の動きが視界に入らないため、捕手が二塁に投げるそぶりを見せなければ盗塁を許したことに気づかない時があるという。 実際、西田は二盗を許した際に重盗を警戒してか三塁に目線をやる一方、二塁には投げるそぶりを見せなかった。高橋氏はこれがマクガフのミスを招いたのではと主張しており、ファンからはこれに同調するリプライが多数寄せられている。 試合後、ヤクルト・高津臣吾監督が「俺にもよく分からない。マクガフ本人に聞いてほしい」と呆れ果てたことが伝えられているマクガフのミス。このコメントを受け、一部では「懲罰降格もあるのでは」とマクガフの二軍行きを予想するコメントも挙がっている。文 / 柴田雅人記事内の引用について高橋聡文氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/akifumi0529
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スポーツ 2020年09月04日 11時45分
阪神・矢野監督、ベンチにスアレスを入れなかった真意 選手も直前まで知らされていなかった?
この大敗は、他球団にもダメージを与えていた(9月3日)。甲子園球場でこんなシーンが見られた。2回裏の阪神の攻撃が終わったところで、センターバックスクリーンに他球場の途中経過が映し出されるのが恒例だが、巨人対DeNAのスコアは「13対1」。この大差にスタンドがざわついた。攻守交代でグラウンドに向かう阪神ナインは一瞬、何が起きたのか分からず、顔を見合わせた。対戦チームの東京ヤクルトナインも“巨人圧勝”に気づいたが、両チームとも、暫くはダンマリといった雰囲気だった。 「巨人はこの後、阪神、中日と敵地での連戦が続きます。マジックナンバー点灯を阻止できるかどうかは、阪神次第となりました。翌日から対戦するチームがワンサイドで勝っていると聞いたら、イヤな気持ちにもなりますよ。DeNAに対し、もうちょっと頑張ってくれたらの心境だったと思います」(スポーツ紙記者) 同日の阪神はヤクルトのリリーフ投手、マクガフが走者のいない一塁へけん制球を投じる凡ミスで勝ちを拾った。 >>広島・達川元監督がコーチに「相当反省しなきゃ」 阪神・ボーアの“拙守”にファン・OBから苦言、バッテリーにも「不用意」と批判<< 「矢野監督はゲームセットの瞬間まで祈るような気持ちだったはず」(球界関係者) 1点リードの9回表、クローザーとしてマウンドに上ったのは、スアレスではなく、岩崎優だった。 試合後の共同インタビューで、矢野監督はこう語っていた。 「今日、(スアレスは)ベンチに入れてなかったのでね。登板がかなり多くなっていましたし、ベンチにいるとどうしても僕も使いたくなるんで。今日は帰れ、と。そういうことで…」 試合出場登録のメンバー表にはスアレスの名前があった。登板過多となっているので、リフレッシュ休暇を与えたというわけだ。その選択は決して間違っていないが、こんな指摘も聞かれた。 「岩崎がクローザーとして登板することは、直前に知らされたようです。スアレスを休ませるつもりでいたのなら、岩崎や他リリーバーにも事前に伝えておけば、彼らの精神的負担も違ったのでは?」(前出・同) 岩崎は先頭打者にヒットを許し、四球も出している。一打同点という場面まで陥っただけに、「事前通達」の意見も間違いではないだろう。投手出身のプロ野球解説者がこう続ける。 「原監督も登板過多のリリーフ投手を、やはり試合出場登録しているのに、ベンチ入りさせずに帰らせたことが何度かありました。第二期政権で、セットアッパーの山口鉄也(現コーチ)に対し、そういう配慮をしたことが何度かありました」 スアレスを休ませたということは、翌4日からの巨人戦に向けて万全を期すためだろう。原采配を模倣したとは思わないが、共同インタビューで「スアレス温存の意図」が知らされるなり、「そう言えば…」の声は記者団から漏れていた。ベンチに待機させたまま登板させない選択肢もあったわけだが、「スアレスがいたら使いたくなるから」の矢野監督の言葉には、“巨人を止めるためなら、なりふり構わず”の決意も秘められていた。 セ・リーグが長い消化試合を送ることになるのか否か、矢野阪神が命運を握っている。(スポーツライター・飯山満)
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