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【新日本】“完全復活”棚橋弘至が狙うのはみのるへのリベンジか?オカダのV11阻止か?

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棚橋弘至

 新日本プロレスは26日、都内の事務所で3.9の後楽園ホール大会から開幕する春の最強決定戦『ニュージャパンカップ2018』(NJC)に関する記者会見を行った。優勝者には4.1両国国技館大会において、IWGPヘビー級王座(王者はオカダ・カズチカ)、IWGPインターコンチネンタル王座(王者は鈴木みのる)、NEVER無差別級王座(王者は後藤洋央紀)のいずれかに挑戦ができる。昨年は柴田勝頼が優勝し、IWGPヘビー級王座に挑戦した。今年は3タイトルの王者と、3.6大田区総合体育館大会でIWGPインターコンチ王座に挑戦する真壁刀義はエントリーしない。

 会見では、1.27札幌大会で鈴木みのるに敗れ、IWGPインターコンチ王座を奪われた挙げ句、ここ数年悩まされていた膝がついにパンク、右膝変形性関節症により欠場に追い込まれた棚橋弘至が、このシリーズから復帰を果たすことも発表され、棚橋が登壇し復帰会見を行った。

 「この復帰は見切り発車ではなく、自分でイケるという手ごたえを感じての復帰になる」

 第一声で棚橋はこのように力強い口調で復活宣言したが、「膝変形性関節症をググったら、あまりいいことが出てこなかった」と欠場当初は不安が襲ったことも告白。その後、体重を3〜4kg絞り、トレーナーとともに膝に負荷をかけて「攻めのリハビリをした」という。2月1日からは毎日下半身のトレーニングを行い、足の筋肉が鍛えられ、太ももはスーツ越しにもわかるほど、以前より太くなっていた。

 「優勝できると確信したから復帰を決めたので、優勝して優勝したあとに、鈴木みのるにリベンジするか、オカダのV11(棚橋が持っているIWGPヘビー級王座防衛記録)を止めにいくか、そこで決めます」

 棚橋は優勝後に挑戦するタイトルについても言及し、IWGPインターコンチ王座またはIWGPヘビー級王座のどちらかに挑戦したい意向を明らかにした。また、今回欠場したことにより、トレーニングに対する気持ちも「過去にできたことより、今できることをやろう」と変化させることで、「昔の棚橋ではなく、新しい棚橋を見せたい」とコメント。1回戦の対戦相手となるタイチは3.6大田区大会での内藤戦からヘビー級に転向するが、「俺は内藤ほど優しくないんで、けっこうバッサリ行くかもしれない。付き合うつもりはない」と断言。ファンが心配している肩や腕など膝以外のコンディションに関しては、「ファンの方からは完全に治してから帰ってきてくださいという温かいコメントが多かった。腕は両方とも(靭帯が)切れちゃってるんで、手術しないと100%治ることはないんですけど、非常にバランスがいい(苦笑)。今は気力が充実してます。こんなに凄い1か月を入門してから過ごして来たかなって。他の選手がシリーズで頑張っているんだと思ったら、休んでいるのが悔しくて。キャリア19年目にして凄い1か月を過ごしたんで、NJCに優勝したら、2018年の2月は奇跡の2月と呼びます」と気力でカバーできることを強調した。

 また、膝に負担がかからない新技の開発については、「それも考えました。ハイフライフローは自分へのダメージもあるので。それは試合の中で見せていければ」と新たな技の披露について含みを持たせた。最後のフォトセッションでは「太ももを見てもらいたい」と膝を曲げてポーズを取るなど、満身創痍だった頃には信じられないぐらい、“明るいタナ”が帰って来た印象を受ける会見だった。

『ニュージャパンカップ2018』
▼1回戦
◎3.9後楽園ホール
A. マイケル・エルガン 対 石井智宏
B. ジュース・ロビンソン 対 高橋裕二郎
◎3.10愛知県体育館
C. 棚橋弘至 対 タイチ
D. バッドラック・ファレ 対 ランス・アーチャー
◎3.11兵庫・ベイコム総合体育館
E. YOSHI-HASHI 対 飯伏幸太
F. 内藤哲也 対 ザック・セイバーJr.
◎3.12高松市総合体育館
G. 矢野通 対 デイビーボーイ・スミスJr.
H. チャッキーT 対 SANADA
▼2回戦
◎3.14静岡・ふじさんめっせ
I. Aの勝者 対 Bの勝者
J. Cの勝者 対 Dの勝者
◎3.15後楽園ホール
K. Eの勝者 対 Fの勝者
L. Gの勝者 対 Hの勝者
▼準決勝
◎3.16後楽園ホール
M. Iの勝者 対 Jの勝者
◎3.18アクトシティ浜松
N. Kの勝者 対 Lの勝者
▼優勝決定戦
◎3.21新潟・アオーレ長岡
Mの勝者 対 Nの勝者
※全試合時間無制限1本勝負で行われる。

関係者の話によると、まだカードが発表されていないにもかかわらず、先日発売された4.1両国大会のチケットは前売り完売の勢いで売れているという。両国大会を占う上でかなり重要な大会となる今年のNJCは、棚橋以外にも強豪選手がそれぞれの野心を抱きながら出場するだけに、どの試合も見逃せない。

取材・文・カメラマン / どら増田

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