その他のチームは、HALEO Dream Teamの桜庭和志、所英男、中村大介、マルコス・ソウザ、ジョシュ・バーネット、JUDO Dream Teamの石井慧、ユン・ドンシク、チョン・プギョン、SAMBO Dream Teamのテオドラス・オークストリス、マリウス・ザロムスキー、ミンダウガス・ベルツビカス、ミキータ・ミフノ、セルゲイ・グレチコの参戦が発表されており、宇野は旗揚げ会見に映像出演し、参戦をアピールしていた。
修斗やUFC、HERO'S、DREAMの軽量級戦線で活躍し、プロレスの試合も行ったこともある宇野だが、1999年にはアブダビコンバットで銀メダルを受賞するなど、グラップリングルールには問題ない。経験も豊富なことから、観客に伝わるわかりやすさを追求していくというQUINTETにはとてもマッチした選手といえるだろう。総合格闘技のパイオニアが新たな格闘技に挑戦する。
■宇野薫のコメント
この度、POLARIS DREAM TEAMでQUINTET参戦が決定しました。桜庭選手、所選手と同じ舞台にまた立てる事を、凄く嬉しく思います。POLARIS DREAM TEAMの一員としてしっかり自分の役割をはたし、宇野薫らしい気持ちの伝わる試合、グラップリングの面白さを伝えたいです。応援宜しくお願いします。
◆宇野薫(うのかおる)
1975年5月8日 神奈川県横須賀市出身。
野球で有名な横浜高でレスリング部に所属。プロレスラー鈴木みのるの後輩にあたる。1996年全日本アマチュア修斗選手権で準優勝し、同年10月にプロデビュー。1998年にヴァーリートゥードジャパン'98で、ヒカルド・リッキー・ボテーリョにTKO勝ちを収めた辺りから脚光を浴びる。1999年には佐藤ルミナを破り、第4代修斗ウェルター級王座を獲得。2000年の大晦日には大阪ドーム(京セラドーム大阪)で行われたイノキボンバイエで、小路晃とのタッグでプロレスデビュー。ザ・グレート・サスケのラ・マヒストラルでフォール負けを喫したが、身体能力の高さを見せつける闘いぶりだった。2001年からはUFCに参戦。日本の総合格闘技マットへの参戦を経て、2012年に修斗に復帰。昨年もタイトルに挑戦するなど、第一線で活躍中。
文・どら増田
写真提供・(C)QUINTET