スポーツ
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スポーツ 2020年08月24日 20時30分
「3番に入れる必要なかった」阪神・矢野監督の采配ミスを指摘? 田尾元監督の主張に賛否、「誰使っても変わらん」諦めの声も
元楽天監督で野球解説者の田尾安志氏が23日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。阪神・矢野燿大監督の采配に疑問を呈した。 今回の動画で田尾氏は同日に行われ阪神が「2-4」で敗れた対ヤクルト戦について、複数選手の名前を挙げながら解説。その中で、「3番・右翼」に福留孝介を起用した点について言及した。 NPBではこれまで中日(1999-2007)、阪神(2013-)でプレーしている43歳の福留は、NPBでは昨季まで16年間で「.291・280本・1045打点・1897安打」をマークしている強打の外野手。しかし、今シーズンは「.171・1本・11打点・12安打」と不振に陥っており、3番で起用された同戦も4打数ノーヒットと結果を残せなかった。 その福留の3番起用について田尾氏は、当初「(調子が)良くなってきたから3番にしたのかな?」と思っていたとのこと。福留は同戦が8月9日の対広島戦以来14日ぶりのスタメンだったが、復調の兆しが見えたためスタメンに起用したのではと見ていたという。 ただ、4打数ノーヒットに終わった姿を見る限り調子は全く上がっていないように感じたという田尾氏は、「福留の状態が上がってきていないのであれば、3番に入れる必要はなかった」と矢野監督の采配を疑問視。続けて、「(同戦で6番の)ボーアの後ろでも良かったのでは」と、起用するならばクリーンナップではなくその後ろに置くべきだったと指摘した。 3~5番をサンズ、大山悠輔、ボーアで構成しその後ろの6番に福留を据えれば、3番に比べれば重圧の少ない打順のため結果は違っていたのではないかという田尾氏。「その辺の判断をちょっと誤ったんじゃないかと思う」と、福留の3番起用は采配ミスだったと語っていた。 >>阪神打線に「わざと負けにいってる」ファン激怒 上原氏も苦言「ゼロでは勝てない」、歴史的貧打に批判相次ぐ<< 今回の動画を受け、ネット上には「確かに3番福留は謎だった、言葉は悪いけど『捨て試合か?』って思った」、「打率1割台の選手がクリーンナップなんだからそりゃ勝てないよね」、「今日の試合を見るともうスタメンは厳しい、代打を主戦場とするしか生き残る道は無さそう」といった反応が多数寄せられている。 一方、「誰使っても変わらんだろ、打率3割の選手がいるとかなら話は別だが」、「福留3番は疑問だが、かといって福留より使う価値があると言い切れる選手もいないしなあ」といったコメントも複数見受けられた。 「同戦の阪神は控えに糸井嘉男、高山俊、江越大賀、中谷将大と4名の外野手がいましたが、いずれも打率0割台~2割台中盤で本塁打数も0~2本と福留と大差ない数字にとどまっています。突出した存在がいないということで、矢野監督は実績のある福留にクリーンナップを託したのかもしれません。しかし、現在の阪神はチーム打率がリーグ最下位(.240)、得点数も5位(222得点)と貧打が続いています。1人、2人の不調をカバーできるような打線ではないことを考えると、得点に絡みやすい3番に福留を置いたのはやはり疑問ですね」(野球ライター) 試合後の報道では、矢野監督は「いろんなことを含めてスタメンを考えている」と口にしたことが伝えられている。自信を持って起用できる選手がいない現状に、矢野監督も頭を悩ませているのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について田尾安志氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCujKx9MOD0zja02WXkDAwwA
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スポーツ 2020年08月24日 19時30分
日本ハム・清宮に「ただのまぐれ」厳しい声? 勝利を呼んだ大活躍に賛否、栗山監督は「これが普通」と檄
23日に行われた日本ハム対楽天の一戦。試合は「11-0」で日本ハムが大勝したが、試合結果以上に話題となったのが日本ハム・清宮幸太郎の活躍だった。 同戦に「6番・一塁」で先発した清宮は2回裏2死の第1打席は中飛に倒れるも、5回裏無死の第2打席ではフォークを捉えヒットを記録。続く6回裏に2死一、三塁で迎えた第3打席ではツーシームを打ち右前へタイムリーを放った。 さらに、7回裏2死一、三塁とまたしてもチャンスで迎えた第4打席では、インハイのストレートを振り抜き4号3ラン。8回裏2死一、二塁の第5打席は二飛に終わったが、「5打数3安打・1本塁打・4打点」の活躍でチームの勝利に大きく貢献した。 >>日本ハム・栗山監督、清宮に「ワクワクしなくなっちゃった」? 辛らつに突き放すも、他球団が警戒する“予兆”に密かに期待か<< 清宮の活躍を受け、元DeNA監督・中畑清氏、元広島監督・達川光男氏ら球界OBがテレビ番組上でコメントしている。同日放送の『SPORTSウォッチャー』(テレビ東京系)に生出演した中畑氏は、「(本塁打には)インハイのボールを腕を畳んでコンパクトに振り抜くうまさ(が見られた)」、「(これが)逆方向にも打てるようになれば最高」とコメント。インコースの球を打つ際の腕の使い方が良かったと称賛するとともに、アウトコースも同じように腕をうまく使い逆方向に運べるようになればもっと成績は良くなると期待した。 こちらも同日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)に電話で生出演した達川氏は、「(2本のヒットはいずれも)落ちるボールを打っていた」、「そういうボールが打てるようになってきた。栗山(英樹)監督は辛抱したかいがあったと思う」とコメント。自身がソフトバンクでコーチを務めていた時代(2017-2018)の清宮は落ちる変化球を投げれば簡単に抑えられる選手だったというが、その後約2年を経て着実に成長を見せていると評価した。 同戦の清宮については、ネット上にも「長らく本塁打が出てなかったけどやっと目覚めてくれたかな」、「近藤(健介)や大田(泰示)がいない中で4打点はいい働き」、「甘い球を打った本塁打よりも、沈む球に合わせたヒットの方が手応え良かったんじゃないかな」、「この調子で6、7番辺りに定着してくれれば、相手投手に重圧与えられるから頑張ってほしい」といった反応が多数寄せられている。 一方、「褒めてる人結構多いけど、自分はたまたま打っただけとしか思えない」、「ただのまぐれだろ、どうせ次戦以降からまた打たなくなるよ」といった反発の声も複数見受けられた。 「今回4号を放った清宮ですが本塁打は7月16日の対ロッテ戦以来38日ぶりとかなり間隔が空いた上、本塁打翌日に安打を放ったのも一度だけと活躍が続かない傾向があります。この影響もあったか、今シーズンの成績は同戦を含めても『.188・4本・12打点・19安打』と打率2割にも届いていません。また、ここまでの4本塁打は全て右投手から放ったもので、左投手からは本塁打はおろかヒットも1本しか打てていない点も気がかりです。『たまたま』、『まぐれ』といった手厳しいファンを納得させるには、このあたりの課題をどう克服していくかが重要だといえるでしょう」(野球ライター) 2017年ドラフト1位で日本ハムに入団するも、2018年は「.200・7本・18打点・32安打」、2019年は「.204・7本・33打点・51安打」と打率、本塁打は思うように増やせていない21歳の清宮。試合後の報道では栗山監督から「今日はよかったかもしれないが、これが普通」と檄を飛ばされたことが伝えられているが、同戦で得た手ごたえを忘れることなく、次戦となる25日・対西武戦以降も快音を響かせていきたいところだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月24日 18時00分
松坂大輔の去就にザワザワ…来期へ目標切り替えも「晩節を汚す」の辛辣声
“平成の怪物”はこのまま終わってしまうのか…。 去る7月5日、埼玉西武ライオンズの松坂大輔が「脊椎内視鏡頚椎手術」を受けた。同12日に球団が発表した予定の通りなら、復帰は今年10月となる。つまり、ペナントレースが終わるころになるのだ。「自粛期間が明けた6月7日の練習試合で松坂が登板したときの、辻発彦監督の言葉が現状を予見していたのかもしれません。試合後、松坂は調整が順調に進んでいるとコメントしましたが、辻監督は『開幕一軍? 無理でしょう』と言い切りました」(スポーツ紙記者) 春先は右ひざ、そして今回は頸部。右腕のシビレを取るためとはいえ、首の一部にメスを入れたとなれば、慎重かつ長期のリハビリが必須となる。本人にヤル気があるのは間違いないが、体力が一軍レベルに戻るまで相当な時間を要するだろう。今季中の復帰登板は難しいと見て間違いない。「野球に集中できないみたいです。度重なるケガとメディアに対する不信感があって…」(球界関係者) 松坂は若手時代にスキャンダルを起こし、メディアの怖さを知った。メジャー在籍時代もバッシングを浴び、日本球界へ帰還後は「本当に復活できるのか?」と、猜疑の目を向けられてきた。松坂の疑心暗鬼は西武復帰後、むしろ強くなり、常にイライラしているという。「松坂自身も自分で説明しようとしないので、メディアとの関係は悪化するばかりです」(同・関係者) ON、イチロー、松井秀喜らは“結果が出なければたたかれる”という立場を受け入れてきたが…。「特別扱いされていることに気付かないのか、それとも認めたくないのかは分かりませんが、晩節を汚しているという意見も多い。西武球団から肩をたたくことは絶対にないので、松坂の気が済むまで現役続行です」(前出のスポーツ紙記者) 引き際を自分で決められるのは、プロ選手として幸せなこと。早くも来季に目標を切りかえた松坂は、自身のメンツよりも“チームに恩返しするために勝つ”と、考え方を改められるだろうか。
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スポーツ 2020年08月24日 17時30分
DeNA、ナゴヤで屈辱の3タテ…まさかまた“松葉”から!? 嫌な流れを横浜で断ち切れるか
真夏のナゴヤで3連敗を喫したベイスターズ。初戦は大貫晋一が持ち前の粘りのピッチングでゲームを作るも、1ー1の同点で迎えた8回に今シーズン安定感抜群の石田健大が、22イニングぶりの自責点を喫し痛い星を落とす。2戦目は3年目の大型右腕・阪口晧亮が先発し5回4失点で打線は沈黙。3戦目もルーキー伊勢大夢がオープナーとして役割を果たし、懸命の継投で3失点に抑えるも、またもや打線は沈黙。元気の無い打線は3戦でわずか1点しか取れず、ヒットも計13本で土日は完封負け。ランナーを出してもドラゴンズの併殺網に毎々引っかかるなど、ファンとしてはフラストレーションの溜まる内容だった。 本来なら土曜日はエース今永昇太、日曜日は今シーズン絶好調の平良拳太郎が先発するローテーションだが、今永は左肩、平良は背中に不安を抱え一気に左右エースが登録抹消。打線もトップバッターの梶谷隆幸と中核を担う宮崎敏郎が共に3戦で計1安打ずつで、ネフタリ・ソトは打球が上がらず、ホセ・ロペスは空振りが目立ち不調。タイラー・オースティンは怪我で抹消されており、開幕時にラミレス監督の理想としていた「1番から6番で総得点のほとんどを奪う」と目論んだ超強力打線構想は見る影も無い状況だ。 7月15日から泥沼の6連敗を喫した時も、ナゴヤドームで対戦した松葉貴大ののらりくらりとしたピッチングに翻弄されたことから、打線に勢いがなくなり連敗が始まった。奇しくも今回も初戦の松葉に手こずり3連敗となったことは気がかりではある。 火曜日からは横浜に戻り、先週2勝1引き分けとし今季6勝4敗1分と勝ち越しているカープが相手となる。ジャイアンツ相手に3連勝と勢いには乗っているが、ローテーションは裏だけに、ベイスターズは井納翔一で連敗を早めに止め、濱口遥大、マイケル・ピープルズで最低でも勝ち越しを狙いたいところ。それには打線に元気の無い今、個々の選手の復調待ちだけではなく、神里和毅らの足や時折見せるデータ重視からのバントなど、フレキシブルな監督のタクトにも期待したい。写真・文 /萩原孝弘
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スポーツ 2020年08月24日 17時00分
中日、まさかの大逆転優勝に現実味?「あの時と同じ」歴史的な快進撃に期待が高まるワケは
23日終了時点で「26勝27敗4分・勝率.491」とセ・リーグ3位に位置する中日。その中日の5カード連続勝ち越しが、ネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 中日は7~9日の対巨人から21~23日の対DeNAまで5カード連続で勝ち越し、DeNA戦では今シーズン2度目の同一カード3連勝もマーク。5カード連続勝ち越しは、球団史上初の2連覇を果たした2011年以来9年ぶりの出来事だ。 また、勝ち越し期間中には「11勝3敗1分」と貯金8を稼ぎ借金を1まで減らした。2位DeNAに1ゲーム差と肉薄しており、首位巨人からも5.5ゲーム差と射程圏内に捉えている。 >>中日・岡林の“足から帰塁”に賛否も、大怪我を回避できた?「未だに痛い」25年後も後遺症が続く立浪の悪夢<< この好調ぶりを受け、ネット上には「チームがこれだけ好調なのは相当久しぶりだなと思ったら最後の優勝の年以来なのか」、「巨人を含め他球団はあまり星伸ばしてないから、今の内に稼げるだけ稼いだら首位浮上も近い」、「9年前みたいな逆転優勝の可能性も出てきたといえそう、あの時と同じく先発は安定してるし」、「巨人には勝ち越してる(6勝5敗1分)し、直接対決次第では本当に大逆転優勝あるぞ」といった、逆転優勝を期待するコメントが多数寄せられている。 ファンが逆転優勝を期待する背景には、前回5カード連続勝ち越しをマークした2011年の戦いぶりがある。同年の中日は一時首位ヤクルトに10ゲーム差をつけられていたが、同年9月9~11日の対横浜(現DeNA)から翌10月4~6日の対広島にかけ8カード連続勝ち越し(18勝4敗1分/連戦でない9月20日横浜戦の勝利を含む)を記録するなど猛追し、10月18日の対横浜戦で引き分け、10ゲーム差からの大逆転優勝が決定。今回の5カード連続勝ち越しがこの時以来であることに加え、首位巨人とは最大10ゲーム差と9年前と同じ状況を経て復調という流れを受け、2011年の再来を予感しているファンも少なくない。 「8カード連続勝ち越しをマークした2011年の中日は、期間内の18勝中12勝を先発投手が記録。吉見一起(4勝)、ネルソン(3勝)、チェン(2勝)といった先発がしっかり試合を作っていたことがチームの成績を安定させ、その後の大逆転優勝を呼んだ最大の要因でした。5カード連続勝ち越し中の今年のチームも大野雄大(3勝)、福谷浩司(2勝)、ロドリゲス(2勝)といった投手が機能し、期間内の11勝中9勝を先発が記録。9年前と同じく先発が安定しているため、ここからも大崩れせずに星を積み重ねていく可能性は十分にあるでしょう」(野球ライター) 5.5ゲーム差で追う首位巨人は、21~23日の対広島で今シーズン初の同一カード3連敗を記録するなど失速気味。その巨人とは28~30日に直接対決3連戦も予定されている中日だが、この勢いで一気に巨人に詰め寄ることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月24日 12時00分
張本勲氏「メディアが騒ぎすぎ」全英女子オープン予選落ちの渋野に「1回は勝てる、まぐれ」
23日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏がメディアの取り上げ方を批判する一幕があった。 事の発端は、昨年に引き続き全英女子オープン優勝をめざす女子プロゴルファーの渋野日向子が、4番ホールでバンカーからなかなかボールを出せないなどしてトリプルボギーを叩くなど苦戦し、予選落ちする様子を紹介する。 >>ノーヒットノーランのはノーラン・ライアンが起源? 張本氏の持論に視聴者猛ツッコミ<< ゴルフ担当の「屋根裏さん」ことタケ小山氏は、渋野が苦戦した様子について、ゴルフコースが昨年のパークランドコースから海沿いのコースに変わったことなどを予選落ちの原因として挙げる。関口宏が「その前から良くなかった」と指摘すると、「スイングやパターの長さを変えたことも調子が上がらない要因ではないか」とコメントした。 張本氏は渋野について、「渋野、がっかりだね。21歳でね、まだ乙女にちょっと厳しいようだけどね、マスコミが騒ぎ過ぎよ。世界であろうがアジアであろうがね、1回は勝てるのよ、1回は。まぐれ、偶然、1回は。3回勝って本物だから」とメディアに苦言を呈す。これについて、関口は「はあ、そうですか」と若干不満そうな声。それを尻目に、張本氏は「これから練習を積み重ねて、応援しているから、頑張ってや」と渋野にエールを送った。 普段、発言が批判されることの多い張本氏だが、「マスコミが騒ぎすぎ」と批判したことについては、「その通りだと思う」「よく言ってくれた」「渋野や、高校時代の清宮幸太郎、将棋の藤井聡太など、メディアが無理矢理持ち上げてスターに仕立て上げる感じが不快」と概ね賛同の声が上がる。 また、「女子ゴルフ界はメディアを無下にできない。渋野は真面目に対応しているから練習時間が取れていないのでは」「スマイルシンデレラって言われたら常に笑っていなきゃとか思っちゃう。メディアの罪は重い」という声も出る。ただし、「メディアは関係ない」「女子プロゴルフの宣伝になっているんだし、プロはメディアに出てナンボでは?」という反論もあった。 渋野の成績不振はメディアのせいとは言い切れないが、「騒ぎすぎ」「持ち上げすぎ」と感じた人がいることは事実。張本氏の指摘も「一理ある」と感じた人が多かった。
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スポーツ 2020年08月24日 11時55分
エンゼルス・大谷、練習中に意味深な光景? 不振の中も首脳陣が安堵、まさかの新打法を導入か
エンゼルス・大谷翔平のバットから久々の快音が聞かれた。日本時間24日、敵地・オークランドでのアスレチックス戦に「5番・DH」で出場。3回の第2打席、左中間スタンドに飛び込む逆転の3ランを放った。 「マドン監督を始め、エンゼルスの首脳陣はスランプ脱出のきっかけを掴んだと判断しています」(現地メディア) ちょっと、気が早すぎるのでは? 前日まで20打席連続ノーヒットであり、ここまで苦しんだのは日本ハム時代にもなかったこと。22打席ぶりに出たヒットが特大アーチという、インパクトの強さがそう言わせたのだろうか。「開幕序盤の右肘故障が、バットにも影響しているのでは?」の懸念も聞かれただけに、慎重に見守るべきだと思うのだが…。 「いえ、久々に出たヒットがライナー性の打球か、野手の間を抜くゴロヒットだったら、エンゼルス首脳陣は『スランプ脱出』を口にしなかったでしょう。打球が上がったから、喜んだんですよ」(前出・同) >>エンゼルス・大谷が故障禍から抜け出せないワケ 高校時代から続く苦労、今季中の復帰登板も絶望か<< メジャーリーグ中継の日本視聴者も気が付いていると思うが、今季の大谷は2種類の打撃フォームを使い分けている。必要に迫られて変えているといった方が的確かもしれないが、右足の踵を上げる時と、上げないで摺り足でタイミングを取るフォームが見られる。興味深いのは、前者の方だ。 「打者・大谷」は、昨季も不振の時期があった。それは、5月。つまり、開幕して1か月が過ぎたころ、ゴロアウトが目立つようになった。今回の不振も「開幕から1か月後」だから、大谷にはそういう傾向があるのかもしれない。 「大谷に限らず、長距離タイプのバッターは、基本的に『ボールのやや下』を打ちます。ゴロアウトが多いということは、スイングスピードが遅れたか、タイミングが合わなくて、ボールを上から叩いているんです」(プロ野球解説者) ボールの下を振り抜くと、打球が上がる。マドン監督がスランプ脱出と判断したのは、大谷の久々のヒットが大きな放物線を描くホームランだったからだ。 「ボールのやや下」を振り抜くには、鋭いバットスピードが必要となる。スイングに勢いを加えるため、大谷は本来の打撃フォームとは異なる打ち方をしていたのだ。それが、右足の踵を少し挙げる打ち方だ。 「同日の第3打席は四球。第4打席は右安打で出塁、第5打席は一塁ゴロでした。摺り足に戻す時もありましたが、後は、微調整をすれば全快となるでしょう」(前出・プロ野球解説者) 関係者によれば、大谷は右足を完全に挙げる“一本足打法”で素振りをする時もあるという。 「一時期、試合でも一本足打法を使うのではないかと言われていました」(前出・米国人ライター) オールドファンの間では、一本足打法と言えば、王貞治氏の代名詞だ。大谷がそれを模倣したら、衝撃的なシーンになったはず。本来ならば、大谷は右足の踵を挙げない摺り足打法を使う。足を上げる、上げないによって生じるビミョ~なタイミングの差が、ホームランか、ゴロアウトの分かれ目となる。好調と不調は紙一重の違い。打者・大谷は“爆発寸前”と見ていい。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年08月24日 11時00分
オリックス、西村監督電撃辞任で中嶋監督代行体制になり風向きが変わる!
先週のオリックスはドラマチックな1週間だった。今シーズンは得意にしていたはずの5位、埼玉西武との6連戦。本拠地開催とあってアドバンテージもあったはずだが、カード頭から3連敗。前週のソフトバンク戦から4連敗。借金は「17」まで膨らみ、5位西武とのゲーム差も7ゲーム差と、シーズン半分を待たずして自力優勝消滅の危機を迎えたところで、福良淳一GMらフロントが西村徳文監督に辞任を要請、コーチも大幅に配置転換した。辞任を承諾した西村監督の後を任されたのは、中嶋聡二軍監督だ。中嶋監督代行は「野球は楽しいもの」をテーマに、チームの再建に乗り出している。<オリックス戦績 8月18日〜23日>対埼玉西武ライオンズ 大阪・京セラドーム大阪▼8月18日●オリックス(山本)1-3(高橋光)埼玉西武○▼8月19日●オリックス(田嶋)3-4(榎田)埼玉西武○▼8月20日●オリックス(吉田一)4-6(平井)埼玉西武○▼8月21日○オリックス(山崎福)3-1(ニール)埼玉西武●▼8月22日○オリックス(張)5-2(内海)埼玉西武●▼8月23日○オリックス(アルバース)6-5(松本)埼玉西武●※(カッコ)内は先発投手 「野球を楽しんでもらいたいですね。野球は本来楽しいものなんで」 チーム再建を託された中嶋監督代行は、就任の囲み取材で、こんな発言をしている。その言葉通り、「チームはここまで変わるのか?」と思えるほど、ベンチの雰囲気は一変した。辻竜太郎打撃コーチを中心に、とにかく喜びを分かち合う姿が、スタンドから見ていてもわかるほど。その楽しさが結果に繋がっているのだから、ベンチの雰囲気がいかに大切なのかを痛いほど感じさせられた1週間だった。 3連敗からの3連勝。新生オリックスはこの勢いのまま、25日から福岡に乗り込みソフトバンクと3連戦を行う。苦手としているソフトバンク戦は、中嶋監督代行の手腕とチームの潜在能力が試されるところ。次の1週間で、借金「14」を何処まで減らすことが出来るのか注目したい。(どら増田)
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スポーツ 2020年08月23日 17時00分
ギャンブルプレーじゃない! ロッテ・鳥谷、チームを救う“神走塁”は過去にも、正確な判断力は未だ健在?
20日にZOZOマリンスタジアムで行われたロッテ対ソフトバンクの一戦。試合は「5-4」でロッテがサヨナラ勝ちを収めたが、そのサヨナラ劇を呼んだのがプロ17年目のベテラン・鳥谷敬の走塁だった。 「4-4」と両チーム同点の延長10回裏2死一塁から代走で出場した鳥谷は、後続の四球により二塁へ進塁。ここで迎えた佐藤都志也がソフトバンク・椎野新から四球をもぎ取るが、椎野がフルカウントから投じた6球目のフォークボールがワンバウンドの暴投となった。これを見た鳥谷は一気に三塁を蹴って本塁に突入。椎野のタッチをかいくぐって生還し、劇的なサヨナラ勝利をもたらした。 >>ソフトB・工藤監督に「今シーズン最低の采配」批判噴出 池田氏も苦言「代え時が遅かった」、不可解な継投策に反発相次ぐ<< 代走からチームの勝利を呼び込んだ鳥谷の好走塁を受け、ネット上には称賛の声が多数挙がった。一部では「WBCの時のような神走塁だ」、「決死の走塁で勝利に貢献って言うのはWBCを思い出すなあ」といったコメントも見られた。 これまで阪神(2004-2019)、ロッテ(2020-)でプレーし、昨シーズンまでに「.280・138本・822打点・2085安打」といった数字を残している39歳の鳥谷。阪神時代の2013年には侍ジャパンの一員として第3回WBCに参加しているが、同大会では今も多くのファンに語り継がれるプレーを披露している。 2013年3月8日、東京ドームで行われたWBC第2ラウンド・日本対台湾戦。負ければ敗退となる大一番に臨んだ日本だったが、8回終了時点で「2-3」と1点ビハインドの苦しい状況。同戦に「9番・三塁」でスタメン出場した鳥谷は、犠打を2つ決めたもののヒットは打てていなかった。 迎えた9回表、日本は1死から鳥谷が四球を選んで出塁するも、続く長野久義が中飛と続けず。2死一塁の場面で打席に入った井端弘和がアウトになれば敗北という窮地に追い込まれたが、鳥谷はなんと初球から二塁への盗塁を敢行。これが際どいタイミングでセーフとなり同点のチャンスが生まれた。 すると、この決死の走塁が流れを呼んだのか、打席の井端が左前に同点タイムリーを放ち日本は土壇場で試合を振り出しに戻す。その勢いで迎えた延長10回表に中田翔の犠牲フライで勝ち越した日本は、「4-3」と劇的な逆転勝利で台湾を下した。 試合後にチームの山本浩二監督が「本当にすごい試合だった」と話し、高代延博コーチも「あの盗塁がなかったら終わっていた。鳥谷に救われた」と絶賛した鳥谷の盗塁。しかし、決してアウトになることが許されない場面での盗塁だったため、当時のネット上には「セーフになったから良かったが、ああいうギャンブルプレーは褒められない」といった苦言も少なからず寄せられた。 だが、鳥谷は後年にあの場面の二盗はギャンブルではなく、走れるという根拠があった上でのプレーだったことを明かしている。鳥谷によると、試合前の時点で「相手投手が牽制は1回しかなくて、しかもクイックが早くない」というデータは把握していたといい、四球で出塁した際には一塁コーチャーの緒方耕一コーチともデータを再確認した上で「初球から行っていい」とGOサインをもらっていたとのこと。その直後に牽制されたことで連続の牽制はないと判断し、「腹をくくって」スタートを切ったという。 正確な状況判断でチームの勝利を呼んだ鳥谷だが、20日の試合でも好判断を見せている。暴投で転々としたボールをソフトバンク捕手・甲斐拓也がつかみ本塁に返球したタイミング的にはアウトだったが、鳥谷は本塁ベースカバーに入った椎野の体が自身から見て右方向に流れたため、左方向へ体をよじらせながら本塁へ突入。その結果、間一髪の差でタッチをかいくぐることに成功した。 今シーズンは「.118・0本・3打点・2安打」と、バットではなかなか結果を残せていない鳥谷。ただ、好走塁で勝利の立役者となった同戦をきっかけに、一気に調子が上向く可能性もあるのではないだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月23日 11時00分
巨人・パーラ来日初の登録抹消 元メジャー助っ人不在が及ぼすチームへの影響は?
異変の「予兆」は突然だった。 8月13日の巨人対ヤクルト戦の6回表。イニング途中でのライトの守備交代が行われ、巨人のジェラルド・パーラがベンチに下がる。先頭打者出塁後とは言え、連日にわたり好守で高いパフォーマンスを見せていたパーラの交代劇には小さくない違和感を覚えた。 また、その翌々日には2度、打席に立った後に交代を告げられている。誰もが「緊急事態」を想像する中、ゲーム終了後、右膝違和感により登録抹消が伝えられる。来日初となる、パーラの戦線離脱が決定的となった。 シーズン序盤より打順は7番に据えられ、クリーンアップの後ろで前評判通りの実力を発揮する。「元メジャー」の実績は充分、それでも打線下位に位置することを受け入れ、走・攻・守と何れも真摯に取り組む姿は、早くから野球ファンの心をつかんでいる。また、打席での佇まいは独特の雰囲気を放ち、巨人打線にこの上ない厚みを加え、相手投手に対しても右・左とも同様のアベレージ(対右.289 対左.290)を残すなど、シュアな打撃で日本野球に高い適応力を見せていた。 さらに、お馴染みの「シャークダンス」は、来日時より日本でも大きな話題となり、有観客となって以降、五千人上限ながらも、そのパフォーマンスでスタジアムの空気を一変させる存在となった。 今月12日のヤクルト戦。原監督は今季初めてパーラを2番打者に指名する。夏場での戦いの中、坂本勇人、丸佳浩といった主軸から快音が聞かれなくなり、得点力に陰りが見えたと感じた指揮官は、攻撃的打線を組む上で最も重要とされる打順を助っ人に託した。ゲームでは本塁打を含む3安打で5試合ぶりとなる勝利に貢献、打線の中での自身への役割を理解し、期待通りの結果を残した。 だが、抹消前最後の出場となった15日の中日戦に敗れると、パーラの名前がスタメンから消えた直後の2試合では、何れもチームは2安打に抑えられた。巨人打線が再び「貧打」の様相を呈したことは、決して偶然ではないだろう。 現在、巨人は首位を快走するとは言え、ペナント連覇を、さらには「頂点」を狙う原・ジャイアンツにとって、パーラの離脱は大きな痛手であることは間違いない。昨年、海の向こうでワールドチャンピオンに登り詰めた助っ人の不在が長引くとするならば、この先、プレーのみならず精神面においても、その傷口はさらに大きくなっていくような気がしてならない。(佐藤文孝)
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2017年12月16日 12時00分
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プロ野球に起爆剤! 「球団株式上場」に財界の“カリスマ”の構想
2017年12月14日 16時00分
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スポーツ
【新日本】1.4大乱戦必至!ケニー・オメガがサプライズ来日のジェリコと連日大乱闘!
2017年12月13日 22時02分
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スポーツ
アイスホッケー女子・スマイルジャパン いざ、メダル獲得へ
2017年12月13日 22時01分
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スポーツ
相撲界・テレビ界が泣き笑い 横綱・日馬富士の引退余波
2017年12月13日 16時00分
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スポーツ
貴乃花親方が次に狙う「白鵬の首級」
2017年12月12日 16時00分
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スポーツ
「藤浪晋太郎がトレード要員」って本当?
2017年12月11日 22時07分
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スポーツ
【KNOCK OUT】不可思が“山本KIDを破った男”に激勝!折れた前歯を那須川天心が届ける
2017年12月11日 22時06分
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スポーツ
【オリックス】「治ったのは運じゃない」山崎福也、地元イベントで小中学生に感謝
2017年12月11日 22時05分
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スポーツ
【DeNA】球団ドキュメンタリー映画舞台挨拶で、今永&桑原がキャプテン筒香を語る
2017年12月11日 22時04分
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スポーツ
限りない未来と期待を背負い 清宮幸太郎に見る夢
2017年12月08日 22時02分
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スポーツ
4番候補の強奪!ゲレーロ獲得で巨人が被る代償
2017年12月08日 22時00分
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スポーツ
プロレス解体新書 ROUND75 〈交錯するプロレス人生〉 鈴木vs健介“人間ドラマの集大成”
2017年12月08日 14時00分
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スポーツ
【DeNA】「また日本シリーズへ」筒香ら契約更改怒涛の増額ラッシュ!
2017年12月07日 22時02分
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スポーツ
ヤンキースには行かない! 大谷翔平は浪花節で去就を決める
2017年12月06日 22時02分
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スポーツ
浅田真央、舞姉妹の“新プロジェクト”立ち上げにスケート連盟が渋い顔の理由
2017年12月06日 14時00分
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スポーツ
サッカーワールドカップ日本代表、南米勢からの初勝利なるか?
2017年12月05日 22時06分
特集
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【独自】元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
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2025年04月28日 19時03分
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【独自】YouTuberゆたぼん、短期間留学で“自分に勝つ” 昨年のホリエモン、DAIGOとのレスバの思い
芸能ニュース
2025年04月18日 20時55分
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【独自】MEGA BIG2億円当選者・造船太郎、“楽して”儲けたい 興味はNHK党への出資が0円になるか3億円になるか
社会
2025年04月21日 18時25分
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能ネタ
2025年06月01日 12時00分