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王貞治・張本勲両氏が星野仙一氏を追悼 「対戦して良かったなというピッチャーだった

 7日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)「週刊御意見番」コーナーで、レギュラーコメンテーターの張本勲氏と、ゲストの王貞治氏が、4日に膵臓がんのため死去した星野仙一氏についてコメントした。

 張本氏は星野氏の死について、「残念ですね。現役も監督も全面的に闘志を出した選手だったですね。この方(王氏)は内に秘めるタイプだったけど、彼は表に出すからね。それで、3球団で優勝した監督は、長い歴史のなかで3人なんですよ。三原監督、西本監督。この点は立派ですね」とコメント。

 王氏は、「打てるもんなら打ってみろという。彼は本当に真正面からどんどん攻めてきましたね。バッターとしてもつい『よーし』と思って、闘志が湧くピッチャーでしたね」と偲ぶ。

 そして、関口が「球で言うと、わりと近い球も来るでしょこの方は?怖くないんですか?」と王氏に質問。すると王氏は「怖いと思ったらできない世界ですから。でも本当、彼はスライダーってのも良かったですし、後半はフォークも良かったですね。変化も大きい」と褒める。

 また、張本氏も「何回もやりましたよ。球は速い球じゃないんですよ。やっぱりフォークがちょっと良かったかな。それと1球1球気合を入れて投げてくるから。だいたい遊び球というのがあるんだけどね、遊び球投げても気合を入れた遊び球。そういう感じのするピッチャーだったね」とコメント。さしもの張本氏も、後輩に賛辞を送った。

 さらに、王氏も「記憶に残る、対戦して良かったなというピッチャーでしたね。殿堂入りのパーティーのときは元気そうで、まさかこんな早くこんな日を迎えるとは思わなかったですね」と星野氏を褒めつつ、早すぎる死に肩を落とした。

 現役時代対巨人、ONに闘志を燃やした星野仙一氏だけに、王氏のコメントは、彼への最高の褒め言葉。草葉の陰で、喜んでいることだろう。

 早逝は残念だが、ゆっくりと休み、日本の野球を見守ってもらいたいものだ。

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