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【新日本】棚橋対みのる、ケニー対ジェイは雪の札幌、オカダ対SANADAは大阪で実現!

新日本プロレスは1月27日北海きたえーる2連戦から開幕するシリーズ『THE NEW BEGINNING』の全対戦カードを発表した。

 1.4東京ドーム大会の翌日、後楽園ホールで勃発した因縁カードが、1.27&28札幌大会、2.10エディオンアリーナ大阪大会で実現する。

「ターナーハーシー!次の標的はお前だ!」

 1.4ドーム大会の敗者髪切りマッチで後藤洋央紀に敗れて、NEVER無差別級王座からも陥落した鈴木みのるだが、翌5日の後楽園大会ではIWGPインターコンチネンタル王者の棚橋弘至に狙いを定めて古傷の膝を破壊。もん絶する棚橋にみのるが挑戦表明。昨年のIWGPヘビー級王座への挑戦(対オカダ・カズチカ)に続いて、みのるの師匠である藤原喜明とも因縁深い雪の札幌(1日目)のメインで大役を担うことになった。満身創痍の棚橋だが、圧倒的に不利な状況からの巻き返す力が凄い選手なので、好勝負を期待したい。

「ターゲットをUS王座に切り替える」

 1.4ドーム大会で棚橋に敗れた後は今後も棚橋を狙っていくと話していたジェイ・ホワイトだが、翌1.5後楽園大会ではケニー・オメガからバレットクラブへの勧誘を受けるも、ケニーを襲撃し戦線布告。6日に新日本プロレス事務所で行われたオカダの会見に、オカダからCHAOSの新メンバーとして紹介されると、「バレットクラブのやりかたは好きじゃない」「タナハシからターゲットを切り替える」とケニーが持つIWGP USヘビー級王座に挑戦表明をした。一方で、オカダのIWGPヘビー級王座も狙うと発言するなど不穏なムードが漂う会見だったが、このジェイの主張が認められ、札幌2連戦2日目のメインでケニーとのタイトルマッチが決定。1.4ドーム大会であのクリス・ジェリコの挑戦を退けたケニーを倒すのはかなり厳しいと思うが、ケニーはジェリコ戦の翌日は上半身をテーピング覆うほどダメージを受けており、昨年からくすぶっていたCodyとの確執も表面化。バレットクラブ内紛の火種も抱えている。ジェイがそこを上手く突いていけば勝機もゼロではない。なお、ヤングバックス対ロッポンギ3KによるIWGPジュニアタッグ戦も2日目にラインナップされた。

 飯伏幸太は1.4ドーム大会で対戦したいCodyと連日タッグ対決が組まれているが、現時点で飯伏とバレットクラブのメンバーは、最終戦の2.10大阪大会に名前が入っていない。

 大阪大会では内藤哲也を追い続けているYOSHI-HASHIのシングル、ウィル・オスプレイに高橋ヒロムが挑戦するIWGPジュニアヘビー王座戦、後藤洋央紀にEVILが挑戦するNEVER無差別級王座戦、そして、オカダにSANADAが挑戦するIWGPヘビー級王座戦がラインナップされた。オカダはSANADAの挑戦を認める代わりに、SANADA&EVILが保持するIWGPタッグ王座に後藤とのタッグで挑戦させることを条件として出していたが、今回のシリーズでこのカードは実現せず、珍しくロスインゴ勢の主張が完全に通った形になった。G1クライマックスでの対戦では2連敗中のSANADAだが、師匠である武藤敬司直伝のラウンディングボディプレスや、オカダに劣らない高度なドロップキックなど、身体能力はかなり高い。同い年のオカダから何とか1勝を勝ち取り、ライバルの一人に名乗りを上げたいところ。オカダにとっては10度目の防衛戦で、棚橋が持つ最多防衛記録(11)も見えて来ただけに、負けられない試合ではあるが、SANADAのIWGP初戴冠を大阪で見てみたい期待感があるのも確か。SANADAには爪痕を残してもらいたい。

 さて、1.5後楽園大会の試合後にジェリコが乱入し、内藤と大乱闘を繰り広げたが、今回のシリーズで両者の対戦がマッチメイクされることはなかった。神出鬼没なジェリコのことだから、また内藤を襲いに来る可能性もあるが、3月の旗揚げ記念日、ロサンゼルス大会、4月の両国国技館大会のいずれかで実現するのかどうか、注意深く見守っていきたい。「明日帰ってもう日本には来ない」と言いながら、翌日の夜に乱入したジェリコの理不尽さは、新日本ファンにも支持されている。次にアルファが現れるのはいつになるのだろうか?

取材・文 / どら増田
カメラ / 萩原孝弘

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