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バーティカルランニングは、超高層ビルや高層タワーの頂上をめざして階段を駆け上がるタイムトライアルレース。この日開催されたのは、全3戦(名古屋、東京、大阪)で行われる同競技の国内サーキットシリーズの第2戦。東京のランドマークであるスカイツリーを舞台に、選手30名と名古屋大会の基準通過者4名が出場し、垂直に450m、2552段の階段を駆け上がる白熱したバトルで大会を盛り上げた。
会場には、YouTubeで配信予定の大会レポート番組の収録配信ゲスト解説者として作家の乙武洋匡氏、ランニングタレントの三津家貴也氏も出席。また、VJC総合プロデューサーの奥野晋一郎ほか、VJCタイトルパートナーの有明威、墨田区長の山本亨の各氏も出席してセレモニーなども開催された。
男子の部で全日本チャンピオンになった渡辺選手は「東京スカイツリーを登るのは2年ぶり。予想よりタイムが掛かってしまった。世界一の電波塔だけあって、階段の難易度も世界一なのかもしれないなって思い知らされました」と競技後に感想を述べた。
ゲスト解説の乙武氏も大会を終え充実の表情。「従来のスポーツとは全く違った魅力の詰まった競技だと思っているので、ぜひこの魅力が多くの方に伝わるといいなと思いました」と関係者や選手にエールを送る。
三津家氏も「普段、平地を走らせてもらっていて、今回名古屋大会、東京大会で階段垂直マラソンを体験させてもらった」と述べ、「今までに経験したことのないきつさを経験しました。でも、嫌だなとか、ネガティブな印象を受けるかと思いきや、意外とどんどん沼にはまっていく。終わった後の達成感とかが気持ち良くて、またみんなと頑張っていこうっていう横の繋がりもあって良かった。次回大会はみんなのタイムに食い込めるくらいのタイムを残せたらなと思っています」と話していた。
(取材・文:名鹿祥史)