東京都知事選挙への立候補を表明した元熊本県副知事・小野泰輔氏が、18日にツイッターで出陣式および歌舞伎町などでの選挙活動スタートを報告。日本維新の会・柳ケ瀬裕文参議院議員も自身のツイッターで、歌舞伎町で活動する小野氏の写真を公開しながら「ここは小野くんも僕も高校時代によく来た思い出の地。命を守りながら経済をしっかり回していく」と言及していた。しかし写真は多くの取材陣が取り囲む中で、小野氏が対応しているように見える。新型コロナウイルスの感染防止対策が未だに全国各地で行われている背景もあり「マスコミの数すごいな」「『密』にはくれぐれも気を付けて」 と心配の声が出ている。
乙武氏も同日に、柳ケ瀬議員のツイートを引用。マスコミが集結した様子に「私たちは、もう『密』とか『濃厚接触』とか気にしなくてよくなったのですね?」と指摘。続けて「メディアの方々が、身をもってそう伝えてくださっています」と皮肉ともとれる言葉で締めた。
乙武氏のこのツイートに、リプライ欄でも「最高に皮肉きいてて」「ずっと思ってます。志村けんさんが亡くなった時もこれもすげぇ密」「なぜこのような矛盾が起こってしまうのでしょうか。不思議です」「さすが国民の代表と国民の代弁者が身をもって教えてくれてるんですね」など大きな反響が出ている。一方で「屋外でのクラスター発生の例ってありましたっけ?」という指摘もあったが、乙武氏は「ないはずなのに、甲子園は中止になり、海水浴場は閉鎖になり、サーフィンしてた人はマスコミに叩かれてましたね」と答えていた。
多くのメディアがソーシャルディスタンス確保などを呼びかけているだけに、選挙活動でマスコミが集結する写真を不思議に思った様子の乙武氏。写真をめぐるツイートが多くの共感を集めているようだ。
記事内の引用について
乙武洋匡氏公式ツイッターより https://twitter.com/h_ototake
小野泰輔氏公式ツイッターより https://twitter.com/taisukeono
柳ケ瀬裕文参議院議員公式ツイッターより https://twitter.com/yanagase_ootaku