スポーツ
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スポーツ 2021年02月02日 17時00分
阪神・矢野監督、注目のルーキーをズバリ「守備だけじゃなく打撃も」 同期や先輩に危機感をもたらすことを期待
元阪神で野球解説者の桧山進次郎氏が、1日放送の『虎たまプレミアム』(ABCラジオ)に生出演。阪神・矢野燿大監督が特に注目しているというルーキーを明かした。 同日にスタートした春季キャンプに先立ち、矢野監督とオンラインで話す機会があったという桧山氏。今回の番組ではその内容を中心にトークを展開したが、その中で「(ルーキーの中で)誰が注目ですか?」と質問した際の矢野監督の返答を口にした。 >>阪神の春季キャンプは「地獄でしかなかった」濱中氏が過酷な体験談を告白 休日も息つく間は全く無かった?<< 桧山氏は単純に「誰が注目ですか?」と聞くだけでは、矢野監督は「全員ですよ」と個人名を挙げてくれないと考えたという。そのため、「あえて(言うなら)」と少し踏み込んで聞いてみたところ、矢野監督はドラフト6位・中野拓夢の名前を挙げたという。 中野は社会人・三菱自動車岡崎から阪神入りした24歳の内野手で本職は遊撃。桧山氏によると、矢野監督は「思った以上に動きが良い」、「守備だけじゃなく打撃も(逆方向に)おっつけるだけじゃなく力強く引っ張る打撃ができる。これはなかなかいいよ」と攻守両面で中野を評価しているという。 阪神には他にも木浪聖也、北條史也、小幡竜平といった遊撃手がいるが、「(中野の加入で)今までいる選手もうかうかできないし、すごく刺激を与えてくれるんじゃないみたいな(期待を矢野監督から感じた)」という桧山氏。「(矢野監督は)『守れないとレギュラーにはなれない』っておっしゃってたんで、(守備で定位置をつかめるか)この中野選手は注目ですね」と、遊撃争いの中心的存在になることを期待していた。 今回の放送を受け、ネット上には「ファンやメディアが注目してるのはドラ1の佐藤(輝明)だけど、矢野監督はそれ以上に6位の中野の方が気になるのか」、「中野は井端(弘和氏/元中日他)が去年のドラフト前に評価してて、掛布(雅之氏/元阪神)も今日のキャンプ中継でイチオシの選手って言ってたな」、「矢野監督の見方が合ってるのかどうか、早く実戦でのプレーを見てみたいな」といった反応が多数寄せられている。 今回名前が挙がった中野は日大山形高、東北福祉大、三菱自動車岡崎を経て阪神入りした選手。三菱自動車岡崎では加入1年目の2019年から遊撃のレギュラーを務め、社会人選抜の一員として参加した同年オフのアジアウインターリーグでは全選手中2位の打率(.371)を記録。翌2020年は公式戦で無失策を続ける傍ら都市対抗野球予選では2本塁打をマークするなど攻守両面で活躍し、内野の底上げを狙う阪神からドラフト指名を受けている。 初実戦となる4日の紅白戦に向け、「即戦力として期待されているので、スタートダッシュを決めないといけない」と語ったことが伝えられている中野。打撃、守備の両方で矢野監督にアピールすることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年02月02日 11時30分
新日本、辻陽太が内藤哲也戦実現に向けて「アンケート」実施を提案!
新日本プロレスは1日、『Road to THE NEW BEGINNING』後半戦の東京・後楽園ホール大会を開催した。 第1試合は、内藤哲也とのシングル実現をアピールしている辻陽太と、ゲイブリエル・キッドによるヤングライオン対決。両者はじっくりとしたグラウンドの攻防を展開。最後は地力で勝る辻がアバランシュホールドからの逆エビ固めで勝利を収めている。 バックステージで、辻は「俺は今、ずっと考えてんだよ。どうやったら、内藤さんと“シングルマッチをできるか” ってな。内藤さんの言う通り、ただ口に出しただけじゃ俺と闘ってくれるわけもないよ。そんなんわかってる!いろいろ考えたんだよ。ただ、前回、棚橋さんを襲ったような、オーカーンのような品のないようなやり方はやりたくない。だから今日、俺は、企画を持ってきました」と秘策があることを明かすと、「どんな企画かっていうと、お客さんに、内藤哲也、内藤哲也 vs 辻陽太、どれだけ見たい人がいるっていうのを調べるっていうことなんだけれども。ブシロードの去年の年末の決済によると新日本プロレスワールド(公式動画配信サイト)内の会員数は約11万人。だから、その半数の5.5万人。もし、内藤哲也 vs 辻陽太、このリアクションに5.5万人が何かしらのリアクションを起こしたら会社としても、ファンを大事にする内藤さんとしても、俺とシングルマッチをする価値はあるってことだ。具体的な方法としては、新日本プロレスのオフィシャルのTwitter、公式の Twitterにこう書いてもらいたい。“内藤哲也 vs 辻陽太、もし、そのシングルマッチを見たければいいねを押して下さい。5.5万以上でシングルマッチ”、こんな感じで新日本プロレスの公式サイトに、公式サイトじゃない、公式の Twitter に載っけて欲しい。どうですか?新日本プロレス。面白いと思わないですか?もし、面白いと思うのなら私の意見、ぜひとも宜しくお願いします。ただ!こんな若手のヤングライオンが何言ってんだ、顔じゃねーよって言うなら、無視していただいて結構です。また改めて新しい案を考えて持ってきたいと思います」とファンにアンケートを募りたいという秘策を出してきた。 また先日、内藤の入場時にロープを開けて、内藤にダメ出しをされた件に関して、「この前、内藤さんにロープアップして“ガッカリだ”って言われたけど、あれは僕なりの内藤さんに対する敬意です。もちろん僕も内藤さんにシングルマッチをして欲しいとお願いしているわけですから、ロープアップしてくれ、そんぐらいのお願い、いつでも聞きますよ。内藤さんもぜひ、僕とのシングルマッチ、本格的に考えて下さい。宜しくお願いします」と釈明し改めて内藤とのシングルを熱望した。果たして辻の願いは叶うのか?まず新日本が動かなければ始まらない。◆新日本プロレス◆『Road to THE NEW BEGINNING』2021年2月1日東京・後楽園ホール観衆 557人▼シングルマッチ(20分1本勝負)○辻陽太(7分26秒 逆エビ固め)ゲイブリエル・キッド●(どら増田)
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スポーツ 2021年02月02日 11時15分
巨人ドラ1・平内が早くも弱点を露呈? 原監督の意味深な指摘、ライバルの同期とも明暗分かれるか
東京ドームに残すべきは「新人投手」の方だったのかもしれない。 2月1日、春季キャンプが始まった。既報通り、巨人はベテラン、主力選手組と、一軍、二軍、三軍に分けての分離スタートとなった。取材もオンラインによる合同会見に限られているため、選手の詳細な状況などは把握しきれないが、期待のドライチルーキー・平内龍太投手(亜大)が「プロの壁」にぶち当たったようだ。 翌2月2日の朝刊では宮本和知投手チーフコーチが絶賛し、原辰徳監督も「実戦的な投手」と評価していたが、それだけはなかった。 「宮本コーチが平内に期待しているのは本当です。平内と、ドラフト4位の伊藤優輔投手(三菱パワー)を指して、『覚えておいて』と解説者や各メディアにアピールしていました。この2人を一軍で使う構想なんだと思います」(ベテラン記者) その平内がブルペン入りし、投球練習をしていた時だった。原監督がその後方に現れた。その後、4、5球を投げると、原監督が口を開いた。 「硬いか? プロのマウンドはみんなそうだぞ。メジャーリーグも。神宮(球場)がちょっと柔らかいけど、慣れないとだめだぞ」 >>巨人・岡本「めちゃくちゃ嫌」試合中に恐怖? 意外な苦手意識を明かしファン驚き、「そんな姿勢でよく二冠王なれたな」の声も<< キャンプ地・宮崎のマウンドは東京ドームに合わせて造られている。傾斜、土の硬さなどだ。 素人目には分からなかったが、平内はプロの硬いマウンドに戸惑っていた。原監督の「神宮はちょっと柔らかい」発言に全てが集約されている。同球場は大学野球の聖地でもあり、平内はその柔らかいマウンドの舞台で活躍してきた。 「大学卒の投手がみんな通る道。慣れるのに個人差はありますが」(前出・ベテラン記者) もう一人の期待の新人・伊藤だが、こちらは社会人野球で東京ドームを経験しているからか、首脳陣から“違和感”を指摘されていない。 このまま投げ込み練習を続けていれば大丈夫だと思われるが、気になる情報も聞かれた。 「平内は在学中に右肘を故障し、昨年3月にメスを入れています」(球界関係者) 硬いマウンドへの適応に時間が掛かれば、投球フォームも崩れてしまう。右肘の故障を再発させなければ良いのだが…。 平内はキャンプ初日にも関わらず、117球の投げ込みを行った。この時期、開幕一軍入りの当落ライン上にいる投手であって、100球超えの練習はしない。硬いマウンドに対する違和感を払拭させるため、無理をしたのではないだろうか。 宮本コーチから新人アピールの発言を聞いた関係者によれば、「平内は先発、伊藤は中継ぎ」を予定しているそうだ。先発で使う理由は、巨人首脳陣も手術の後遺症を心配しているからだ。先発に固定すれば登板間隔が決まり、右肘への負担も小さくなる。だが、平内が先発で固定できたとしても、巨人の先発投手不足の課題が解消されたわけではない。平内には菅野、戸郷に次ぐ活躍をしてもらわなければ、3連覇は厳しいだろう。 プロのマウンドに早く慣れさせるため、東京ドームでのキャンプ組に新人投手たちを加える方法もあったのだが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年02月01日 22時30分
ノア船木誠勝が武道館前哨戦で拳王を絞め落とし「負ける気しない」
プロレスリング・ノアは1月31日、『HIGHER GROUND 2021』東京・後楽園ホール大会を開催した。 セミファイナルでは拳王&征矢学の金剛に、船木誠勝&田中将斗のM'sアライアンスが対戦。GHCナショナルチャンピオンの拳王は、1.23大阪・エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)で村上和成を相手に防衛成功したが、その後船木が現れ挑戦表明。『DESTINATION 2021〜BACK TO BUDOKAN〜』2.12東京・日本武道館大会での対戦が決定している。 試合は拳王と船木が掌打の打ち合いで、会場には「シーン現象」が起こった。船木はマウントから逆十字を狙うなど、拳王をけん制して田中にタッチ。拳王と田中の絡みも注目されたこの試合だが、期待通り激しい打撃合戦を繰り広げる。しかし船木のコンディションはかなり良さそう。掌打、浴びせ蹴りを決めると、拳王がスリーパーをかけてきたところをバックドロップで切り返す。とにかくすきがないのだ。 ニーリフト、掌底で拳王の動きを止めると、ランニングローキックから、ハイブリッドブラスター、ここでフォールに行かず胴締めスリーパーで絞め落としたところで、レフェリーが試合を止めてレフェリーストップ勝ち。前哨戦は船木の完勝に終わった。 バックステージで船木は「前哨戦なんで(拳王が)全てを出さないという気持ちでやっているのかもしれないけど、こっちはけっこう固めていきましたよ。田中選手もいたんで絶対今日は負けないと思っていたが、めちゃくちゃ楽でした。正直、もう1試合いけそうですね。あと2週間ちょっとありますから、対策は練っていきます。今日のままだと負ける気しないです。何が出てくるか、それだけ気をつけて、もう一段階上の攻撃をしたいと思います」と余裕の表情。武道館決戦では対策を練って、拳王がどんなスタイルできても対応できるように仕上げていくつもりだ。 前哨戦では敗れても防衛戦では驚異的な強さを発揮している拳王だが、今の船木に隙は全くない。史上最強の挑戦者と夢の舞台で対峙することになってしまったと言っていいだろう。拳王に秘策はあるのか?◆プロレスリング・ノア◆『HIGHER GROUND 2021』2021年1月31日東京・後楽園ホール観衆 605人▼タッグマッチ(30分1本勝負)●拳王&征矢学(18分01秒 レフェリーストップ)船木誠勝○&田中将斗※胴絞めスリーパーホールド(どら増田)
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スポーツ 2021年02月01日 21時10分
元広島・川口氏、“スポーツ屋のおっちゃん”に救われた? まさかの1位指名を仕事中の職場で知る、プロ断念寸前からの衝撃展開を告白
元西武で野球解説者の石毛宏典氏が1月31日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、元広島で野球解説者の川口和久氏がゲスト出演。自身のプロ入りにまつわる秘話を明かした。 現役時代、広島(1981-1994)、巨人(1995-1998)でプレーし、通算139勝を挙げた川口氏。今回の動画では社会人時代(1978-1980)にあったという、プロへの扉を開いた意外なきっかけについて語った。 >>元広島・高橋氏の暴露話に「だから古巣に帰れないんだろ」呆れ声 選手の指導を放り出したまさかの理由とは<< 川口氏は鳥取城北高時代の1977年にロッテからドラフト6位指名を受けたが「プロでやっていく自信がまだない」と断り、卒業後は社会人野球のデュブロに進んだ。しかし、デュブロは自社グラウンドがなく満足な練習ができず、試合でも目立った結果は残せなかったため自信を失っていたという。 そんな中、川口氏は1979年のお盆休みに鳥取に帰省し、高校時代からなじみのスポーツ用品店に顔を出した。その店を個人で経営していた“スポーツ屋のおっちゃん”に、「社会人(野球)やめて、(実家の)旅館でも手伝おうかな」、「プロには行きたいんだけどそんなつながりもないし…」と弱音を吐いたという。 すると、「そのスポーツ屋のおっちゃんが『あっ先輩ですか? 今ここに川口って投手がいるんですけど知ってます?』って(誰かに電話した)」という川口氏。電話の相手は広島に現役・コーチとして所属経験があり、“おっちゃん”の大学時代の先輩だった小林正之氏だったという。 「(川口氏が)野球やめたいって言ってて。(肩・肘が)壊れてるわけじゃないんですけど」という“おっちゃん”の相談を受けた小林氏は、「分かった。じゃあ明日監督(当時広島は古葉竹識監督)と話してまた連絡するよ」と返答。翌日、小林氏から連絡を受けた川口氏は「(来年)ドラフト外で獲ってやる(って球団が言ってる)からもう1年我慢してやれ」と、翌1980年に広島にドラフト外入団する手はずを整えたと伝えられたという。 この一件により社会人野球でのプレーを続行した川口氏だが、不思議なことにこれ以降は投げる試合で次々に勝利するなど結果が伴うようになったという。ただ、この活躍の影響で、南海(現ソフトバンク)のスカウトが川口氏に目をつけ始めたとのこと。そのため、小林氏から「川口、もう投げるのやめてくれ」、「どこか痛いって言ってもう投げないようにしてくれ」と、あまり目立ち過ぎないように頼まれたことも何度かあったという。 こうして一年を過ごし、1980年ドラフト当日を迎えた。川口氏は「今日ドラフトだけど俺関係ねえや」と普段通りデュプロの会社内で総務の仕事をしていたというが、その途中に会社の先輩から「おい川口!お前ドラフト1位だぞ!」と広島からドラフト1位指名されたと伝えられたとのこと。その直後に報道陣が会社に大挙して押しかけ社内は大騒ぎとなり、急きょ指名会見を開くことになったという。 あまりにも急な出来事だったため、自分で会社に会見場を作って会見を行った。なぜ広島が自身を1位指名したのかは触れなかったが、「僕はドラフト後で(広島に)入れると思って、密かに静かにしてたら(1位指名で)うるさくなっちゃった」と1位指名は自身も周囲も全く予想していなかったと振り返っていた。 川口氏は動画で入団後に古葉監督から言われた言葉や当時の主力である山本浩二氏(元広島監督)からの指摘についても話している。 今回の動画を受け、ネット上には「ドラフト外で獲られる予定だったというのは知ってたけど、町のスポーツ用品店の人がきっかけなのは初めて聞いた」、「野球辞めかけてた選手がスポーツ店主のおかげでプロ入りって物凄くドラマチックな話だ」、「その後の1年結果残したからただの口約束で終わらなかったんだと思う」、「指名選手が自分で会見場用意して会見するなんて今では絶対あり得ないだろうな」、「ドラフト外の予定を1位指名に変えた理由が気になるな、他球団が川口さんを上位指名するって情報があったんだろうか」といった反応が多数寄せられている。 現在の球界では裏金や囲い込みにつながりかねないとして、ドラフト外入団は固く禁じられている。川口氏のような経緯でプロ入りを実現させる選手がもうこの先現れることはないのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について石毛宏典氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC9uwO3E7TohCjf1X3zU_kOw
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スポーツ 2021年02月01日 19時30分
元巨人・清原氏、阪神の優勝をもたらしていた?「ケツの穴が小さい!」藤川氏に激怒した“東京ドーム事件”の真相に反響相次ぐ
元阪神で同スペシャルアシスタントの藤川球児氏が1月31日に投稿したユーチューブ動画に、元巨人・清原和博氏がゲスト出演。現役時代に起こした“東京ドーム事件”の真相を明かした。 2005年4月21日巨人対阪神戦(東京ドーム)で藤川氏に抑えられ、試合後に「ケツの穴が小さい!」などと言い放ち物議を醸した清原氏。今回の動画では、打席内での心境や過激な言葉を口にしてしまった理由について語った。 >>清原和博氏を西武コーチが殴打!「八重歯が唇を貫通した」“鬼軍曹”の逆鱗に触れた怠慢エピソードを明かす<< 当時プロ20年目・37歳の清原氏と同7年目・24歳の藤川氏は、「2-10」と巨人8点ビハインドの7回裏2死満塁で対戦。清原氏は通算500号本塁打に王手をかけていたが、藤川氏がフルカウントから投じた6球目のフォークに空振り三振を喫した。 清原氏はそれまで藤川氏のことを特に意識したことはなかったというが「あの東京ドームの打席が衝撃過ぎて」と、この対戦は今なお印象深いと語った。 今回の動画で両者は当時の中継映像を見て対戦を振り返ったが、清原氏は全6球の内外角低めに投じられた3球目の真っすぐを特に印象深い球に挙げる。清原氏は145キロのこの真っすぐを見逃しストライクを取られたが、「一番得意なとこ(コース)を見逃してる」、「(この時は)自分でも『速っ!』と思って見逃してる、(見逃した直後は)『ヤバい!』と思った」と球威・球速に度肝を抜かれ全く対応できなかったと振り返った。 その後6球目のフォークに空振り三振を喫した清原氏は、試合後に報道陣の前で「ケツの穴が小さい!」と藤川氏に激怒。これが大きく報じられ、多くのファンから「言いがかりだ」などと批判を受けることになった。 問題となったこの打席は、仮に一発が出ても阪神側のリードは揺るがない状況。そのため、清原氏は藤川氏が被弾を恐れず直球で押してくると考えていたという。ただ、その狙いを外され「何で首振ってストレート投げへんのかな。これだけの真っすぐが投げられるのに」と真っ向勝負をせずに逃げたように感じたことが悪態をついてしまった理由だと明かした。 一連の話を聞いていた藤川氏は、「僕が(スポーツ紙上で発言を)見た時は衝撃だったんです。『(後で直接清原氏に)怒られる!』と思って」と最初はショックを受けたとのこと。ただ、この一件を機に「俺はこの腕一本で(打者を抑えるんだ)」と、勝負所でも力で押し続けるように投球スタイルを変えると成績が伴うようになったという。 また、藤川氏によるとこの試合でバッテリーを組んでいた矢野燿大(現阪神監督)も、「球児、(そして他の)投手をどう輝かせるか」と各投手の長所を生かすリードをするようになったと語っていた。 清原氏と藤川氏は動画で2006年オールスターでの対戦やお互いが引退を決断したきっかけについても話している。 今回の動画を受け、ネット上には「打てないイライラが理由じゃなく『こんなにいい直球があるのに』っていう思いからだったのか」、「清原は直球をライト方向に打ち返すのが上手かったけど、だからこそ自信をへし折られたような気持ちになったんだろうか」、「この年の阪神はリーグ優勝したけど、清原の発言でバッテリーが考え変えてなければそれもなかったかもしれないな」といった反応が多数寄せられている。 一方、「藤川が大成して本当に良かったな、そうでなければただの恫喝でしかなかったぞ」、「『ここは直球だろう』というのは自分の勝手な考えなのに、それが外れて相手側にケチつけるのはどうかと思う」といった否定的な声も複数見受けられた。 藤川氏は2004年まで特に目立った実績はなかったが、2005年に「80登板・7勝1敗46ホールド1セーブ・防御率1.36」で最優秀中継ぎに輝くなど大ブレーク。翌2006年以降も最優秀中継ぎを1回(2006)、最多セーブを2回(2007,2011)獲得している。藤川氏がリリーフとして大成したからこそ、“東京ドーム事件”をお互いにいい思い出として振り返ることができたのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について藤川球児氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCz7tOXB0x7yfESq6WPkA11g
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スポーツ 2021年02月01日 17時30分
DeNA・三浦監督「カメラの向こうで沢山のファンが見てくれている」 無観客のキャンプがスタート、球団は様々な取り組みで発信へ
2月1日。プロ野球にとって正月とも言えるキャンプインの日を迎えた。ベイスターズも、1月31日午後に沖縄入りしたが、コロナ禍のため各球団ともファンも見学不可のお達しが出ており、那覇空港は異例の静けさ。更に例年行われている歓迎セレモニー、宜野湾市歓迎・感謝の夕べ懇親会は中止となり、夕方にチームでの全体ミーティングが行われただけのキャンプ前日となった。 球界初となる無観客でのキャンプインにも、三浦大輔監督は「この状況下の中でも沖縄でキャンプを張らせて頂ける。沢山の関係者の方に感謝の気持を持って」とし、「出来るだけでもありがたい」と前向きに捉えていた。 球団も「今年の春季キャンプは、無観客での開催となり直接的なファンサービスが難しい中、ファンの皆さまに選手たちの様子を遠方からでも楽しんでいただきたい」との思いから、CS放送・TBSチャンネル2、動画配信サービス・Paraviの協力で、横浜DeNAベイスターズ 公式TwitterでLIVE配信。事前登録などは不要で無料で視聴できるサービスを開始すると発表した。これでニコニコ生放送と合わせて4つのサービスでキャンプの様子をチェックすることが出来る。また、嘉手納で行われるファームの様子は「イレブンスポーツ」が配信するなど、より観戦環境は充実したものになった。 中畑清元監督がDeNAの監督に就任した際、スタンドのファンに向かって「いいプレーには拍手を」とお願いし、「辛い練習でも頑張れる」とファンと一体化してキャンプでのレベルアップを図っていたが、今年はそれも不可能に。しかし、球団の様々な取り組みに、三浦監督も「ファンに見られているのと雰囲気は違うかもしれませんけれども、キャンプ中継してくれるということなので、カメラの向こうで沢山のファンが見てくれているんだと思って、一か月頑張って」と見えないパワーを感じながら、キャンプに取り組んでほしいと所望した。「今後も、SNSを通じてファンの皆さまに春季キャンプの模様をお楽しみいただける企画の発表を予定しております」とIT企業らしい取り組みで、DeNAは沖縄で応援出来ないファンたちとチームを繋げていく。 取材・文・写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2021年02月01日 15時35分
マー君の楽天復帰は「腰掛けということではない」 MLB残留も可能だった? 石井監督が獲得の裏側を明かしファン驚愕
楽天・石井一久監督兼GMが、1月31日放送の『S-PARK』(フジテレビ系)にリモート出演。前ヤンキース・田中将大復帰の裏話を明かした。 昨年11月にヤンキースをFAとなって以降移籍先が決まっていなかった田中を、今年1月28日に年俸9億円(推定)プラス出来高の2年契約で獲得した楽天。今回の番組で石井監督は獲得の裏側や口説き文句について語った。 >>「前例がない」マー君の楽天復帰にNPBが混乱? 史上初のケースも急浮上、2年契約に隠されたまさかの条件とは<< 田中はプロ入りした2007年から2013年にかけ楽天で活躍し、2014年から昨季まではヤンキースでプレーした。石井監督は田中の獲得について「本当に五分五分という感じでした」としつつ、「彼がどういうふうにこれから野球を続けていくのか、ストーリーを完結に向けていくのかというところで、メジャーというのは絶対条件の中にあったので、日本を選択してくれたことに感謝しています」と古巣復帰を選択してくれたことに感謝した。 ヤンキースをFAとなって以降、石井監督は継続的に声をかけていたという。ただ、「田中選手も(1月30日の入団)会見で言ってましたけど、腰掛けで帰ってきてるということではないんですよね」と田中は“仕方なく”復帰を決断したわけではないと主張した。 続けて、「僕も調べてましたけど、本当に大きい(MLB球団との)契約が何個かあって。その中で別に日本をチョイスしなくてもよかったんですけども、今年は震災から10年という中で、『自分のパフォーマンスを出して優勝に導くぞ』という覚悟がすごく見えたので頼もしく感じてます」とコメント。田中はMLB球団からのオファーもあった中で楽天を選んでくれたと明かしたが、MLB球団からどのような条件のオファーが来ていたのかは触れなかった。 番組の中で石井監督は、田中との交渉で口にしたという口説き文句について「本当に特別で大事なシーズンに帰ってこれるというのは、僕はスーパースターの宿命みたいなものだと思っている。(だから)『スーパースターとしての田中が求められるものが東北に今あるんだ』と言った」と発言。震災から10年を迎える今季を特別なシーズンにしてほしいと訴えかけたという。 前回所属時は「175登板・99勝35敗3セーブ・防御率2.30」といった通算成績を残し、2013年には「28登板・24勝0敗1セーブ・防御率1.27」をマークしチームを創設以来初のリーグ優勝・日本一に導いた田中。石井監督は「(田中に求める)数字は特にはないんですけどとにかく勝ちに導ける、20回投げたら20回全て『勝てるかもしれない』という試合を続けていただきたいなと思います」と、投げる試合は全て勝機を見いだせるような投球を期待したいと述べた。 今回の番組を受け、ネット上には「MLB残留のメドがたたないから復帰したと思ってたらそんなわけじゃなかったのか」、「契約終わり、もしくは途中でMLBに戻る予想も多いけど、腰掛けじゃないっていうのが本当なら楽天にとっては物凄く大きいな」、「震災から10年の節目っていうのはやっぱり大きいんだろうな、マー君も会見で意味のあるタイミングって言ってたし」、「前回の24勝はさすがに求め過ぎだけど、10勝、15勝してくれるようなら優勝もグッと近づきそう」といった反応が多数寄せられている。 一方、「MLBからのオファーについてもう少し詳しく語ってほしかった、どのくらい条件差があったのかも気になるし」、「復帰した田中がいつ頃キャンプに合流するのかは話してくれないのか」と、他にも語ってほしかった内容があるというコメントも複数見受けられた。 震災から10年がたつ今季、8年ぶりにNPB・楽天に復帰した田中。石井監督やファンの期待に応える投球を披露することはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年02月01日 11時55分
張本氏、Dリーグに「興味がない」「スポーツなのか」と笑い物議 ゲストの里崎氏がフォロー
1月31日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏や司会の関口宏のダンスのプロリーグ「Dリーグ」についてのコメントが物議を醸した。 番組では、同10日に世界初のダンスプロリーグとして開幕した「Dリーグ」の様子を紹介。採点方法などが説明され、セガサミーやエイベックスのダンスが放送される。VTR後、関口は「年配の方は、ダンスもスポーツかと思われているかと。ハリさんもそう思っているんじゃないか」とコメントする。 この後、喋ろうとした張本氏を制して、番組アシスタントの唐橋ユミがフリップを使ってDリーグの概要などを説明。そこで張本氏は「言いたいのはね、映を見て、我々も二十歳前後に、あんな動きはできたのかなと思い出したわけよ。あれはジャンプ力、体が柔らかく、足首も柔らかくないと、足首も柔らかくないと、あの踊りは出来ないわね」と話す。 続けて、「特に技術がないと、ああいう踊りは出来ないわね。見た目は面白いけども、まあ我々は興味ないわな」と、バッサリ斬る。これには関口も「そういうと思いました」と発言し、出演者からも笑いが漏れる。 >>「つまらない」と言い切った競技も 下半期も舌好調『サンモニ』張本勲氏の物議を醸した発言<< 一方、ゲストの元千葉ロッテマリーンズ里崎智也氏は「僕は興味があります」と番組部外者ながらフォローし、「採点をもうちょっと細かくしてくれると見やすいし、どっちが上手いか、わかりやすいという素人の想いがありますね」と話した。 張本氏としては素直な感想を述べたものと思われるが、一部視聴者からは「興味がないは余計」「興味がないならコメントしないでほしい」「宣伝したいのか腐したいのかわからない」と憤りの声が上がる。 また、取り上げた番組にも「張本や関口がこういうコメントをするのは目に見えていた。それでも取り上げる目的はなんだったのか」「ネタがなかったなら、取り上げなければ良かったのではないか」「フォローをゲストにやらせるな」と一部から批判の声が。ただし、「取り上げたことで宣伝にはなった」「張本氏も概ね褒めていたし、予想外の反応だったのではないか」という擁護もあった。 張本氏はDリーグ以外にも新興スポーツが取り上げられると、「何が面白いのか」「興味がない」とコメントすることが多い。それでも取り上げて「興味がない」と言わせ、フォローをゲストに任せる光景に、違和感を覚える視聴者が多かった。
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スポーツ 2021年02月01日 11時30分
オリックス吉田正尚「元気な姿を全国に見せてもらいたい」センバツ出場の母校にエール!
オリックスは第93回選抜高校野球大会の出場校発表に伴い、オリックスに所属する出場校OB選手がコメントを出した。 福岡大大濠高校のドラフト1位ルーキー、山下舜平大投手は「後輩何人かには“頑張れよ!”と連絡していましたし、いい結果も出ていたので、出場が決まってくれてよかったです。選手達には優勝をめざして、一戦一戦頑張って欲しいですし、緊張せずに楽しんでプレーして欲しいですね。テレビなどで見れたら、しっかりと応援したいと思います。後輩達にいい刺激をもらったので、僕も負けないように、プロ野球の世界で活躍できるように頑張ります!」と1日から春季キャンプに入っているが、まだ在学中とあって、後輩の出場決定を喜んだ。 阪神から移籍した鳥取城北高校出身の能見篤史投手兼任コーチは「センバツ出場が決まり、おめでとうございます。このコロナ禍で甲子園でプレーができるということは本当に喜ばしいことだと思いますし、甲子園という場所で思い切りプレーをしてもらいたいですね。昨年も選抜されていましたが、このような状況になってしまいました。先輩の想いや、いろんなたくさんの想いを背負って頑張ってほしいと思います」とコメント。 今年は大きな飛躍が期待される天理高校出身の太田椋内野手は「母校の出場が決まって素直にうれしいですし、昨年出来ていない分も全力で頑張って欲しいと思います。監督にはこれからお祝いの連絡をしようと思います。球児達には、今までやってきた事をしっかりとセンバツの舞台で出せるようにプレーして欲しいです。僕もしっかりと応援したいと思います!」と昨年の悔しさをぶつけて欲しいと語っている。 敦賀気比高校出身の主砲、吉田正尚外野手は「コロナ禍で調整が難しい中でも素晴らしい成績を残したということは、本当にすごいことです。OBの1人として、とても誇りに思います。感染症対策は予断を許さない厳しい状況が続いていますが、しっかりと対策をして、甲子園では元気な姿を全国のみなさんに見せてほしいと思います。本当におめでとうございます」と後輩たちが甲子園で躍動することを期待した。 毎年、甲子園のシーズンは試合前の練習中でもロッカールームや選手サロンのテレビで流されてることもあり、練習の合間にチェックする選手はオリックスに限らず多い。昨年は高校球児にとって悔しい思いをしただけに、特に甲子園を経験しているプロの選手にとって、「やらせてあげたい」気持ちが強いのは間違いないだろう。(どら増田)
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“被害者”から“加害者”へ…付け人暴行の貴ノ岩が働いた3方向への裏切り
2018年12月06日 12時30分
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来季年俸は清宮以下!斎藤佑樹が生き残るには…
2018年12月06日 06時00分
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「俺の生き方を見てほしい」ジャイアント馬場追善興行に愛弟子の大仁田厚参戦!
2018年12月05日 21時30分
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オリックス球団統合後1期生の金子千尋、日本ハムが獲得!開幕3連戦で古巣と対戦か?
2018年12月05日 17時55分
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スポーツ
川口能活と楢崎正剛 二人から溢れた眩い笑顔
2018年12月05日 17時45分
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2カ月前に完売!「オリックスファン代表として」K-1皇治が武尊に地元大阪で挑戦!
2018年12月05日 06時00分
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プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「小島聡」“天山脱水事件”四冠王者誕生の舞台裏
2018年12月04日 22時00分
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飯塚優、井土徹也らインディー団体の新世代が見せたプロレス界の明るい未来
2018年12月04日 21時30分
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阪神・藤浪、敵球団の応援歌熱唱 「若虎から“若鷹”へ?」ファンが動揺
2018年12月04日 18時19分
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大谷翔平が東京五輪をつぶす? 2020年のスケジュールに戦々恐々
2018年12月04日 17時45分
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栃ノ心はどうなる?横綱昇進確率「75%」の年間最多勝“大関”
2018年12月04日 17時40分
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中日・松坂大輔、6勝4敗で6500万アップの8000万で契約 異例の昇給に物議
2018年12月04日 17時30分
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フジテレビの大晦日は今年もRIZIN!那須川天心対フロイド・メイウェザーの放送は?
2018年12月04日 09時40分
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W杯より多い?サッカー・EUROの優勝経験国数
2018年12月03日 21時50分
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CCWカナディアン王座奪取のガッツ石島、プロレス「インディー統一」を高らかに宣言!
2018年12月03日 21時30分
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羽生結弦選手 またも右足首故障!“ナルシスト病”で選手生命の危機
2018年12月03日 18時00分
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丸佳浩の獲得が繰り返される「巨人は阿部のチーム」
2018年12月03日 17時45分
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【DeNA】「ハマの二刀流」ジョー・ウィーランドがベイスターズ退団へ…外国人助っ人全員残留ならず
2018年12月03日 17時15分
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非業の死を遂げた名力士 「大翔鳳(小結)」
2018年12月03日 17時00分