第1試合は、内藤哲也とのシングル実現をアピールしている辻陽太と、ゲイブリエル・キッドによるヤングライオン対決。両者はじっくりとしたグラウンドの攻防を展開。最後は地力で勝る辻がアバランシュホールドからの逆エビ固めで勝利を収めている。
バックステージで、辻は「俺は今、ずっと考えてんだよ。どうやったら、内藤さんと“シングルマッチをできるか” ってな。内藤さんの言う通り、ただ口に出しただけじゃ俺と闘ってくれるわけもないよ。そんなんわかってる!いろいろ考えたんだよ。ただ、前回、棚橋さんを襲ったような、オーカーンのような品のないようなやり方はやりたくない。だから今日、俺は、企画を持ってきました」と秘策があることを明かすと、「どんな企画かっていうと、お客さんに、内藤哲也、内藤哲也 vs 辻陽太、どれだけ見たい人がいるっていうのを調べるっていうことなんだけれども。ブシロードの去年の年末の決済によると新日本プロレスワールド(公式動画配信サイト)内の会員数は約11万人。だから、その半数の5.5万人。もし、内藤哲也 vs 辻陽太、このリアクションに5.5万人が何かしらのリアクションを起こしたら会社としても、ファンを大事にする内藤さんとしても、俺とシングルマッチをする価値はあるってことだ。具体的な方法としては、新日本プロレスのオフィシャルのTwitter、公式の Twitterにこう書いてもらいたい。“内藤哲也 vs 辻陽太、もし、そのシングルマッチを見たければいいねを押して下さい。5.5万以上でシングルマッチ”、こんな感じで新日本プロレスの公式サイトに、公式サイトじゃない、公式の Twitter に載っけて欲しい。どうですか?新日本プロレス。面白いと思わないですか?もし、面白いと思うのなら私の意見、ぜひとも宜しくお願いします。ただ!こんな若手のヤングライオンが何言ってんだ、顔じゃねーよって言うなら、無視していただいて結構です。また改めて新しい案を考えて持ってきたいと思います」とファンにアンケートを募りたいという秘策を出してきた。
また先日、内藤の入場時にロープを開けて、内藤にダメ出しをされた件に関して、「この前、内藤さんにロープアップして“ガッカリだ”って言われたけど、あれは僕なりの内藤さんに対する敬意です。もちろん僕も内藤さんにシングルマッチをして欲しいとお願いしているわけですから、ロープアップしてくれ、そんぐらいのお願い、いつでも聞きますよ。内藤さんもぜひ、僕とのシングルマッチ、本格的に考えて下さい。宜しくお願いします」と釈明し改めて内藤とのシングルを熱望した。果たして辻の願いは叶うのか?まず新日本が動かなければ始まらない。
◆新日本プロレス◆
『Road to THE NEW BEGINNING』
2021年2月1日
東京・後楽園ホール
観衆 557人
▼シングルマッチ(20分1本勝負)
○辻陽太(7分26秒 逆エビ固め)ゲイブリエル・キッド●
(どら増田)