第4試合では、2.11広島・広島サンプラザ大会でIWGP二冠王座戦を懸けて対戦するチャンピオン飯伏幸太と挑戦者のSANADAが、それぞれ本間朋晃、内藤哲也をパートナーに激突。飯伏とSANADAはシングルを待ち切れないと言わんばかりのハイレベルな攻防を展開。内藤とのシングルを実現させたい本間は内藤を意識して攻撃を見舞う。終盤、SANADA&内藤は素早い連携で分断に成功すると、最後は内藤がデスティーノで本間から3カウントを奪取。ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンが勝利を収めている。
バックステージで内藤は「昨日の時点で、俺の名前を出したのは2名。一昨日、そして今日、俺に敗れ去った本間朋晃。そして、いまだヤングライオンにしか勝っていないグレート-O-カーン。まあでも、こうして俺の名前を出してくるあたりね、2人にはしたたかな『這い上がってやろう』みたいな気持ちが見えるよね。俺は好きだよ。まあ、名前を出すのは簡単だよ。さあ、これをどうやって実現させるか?その辺。まあ、一昨日と今日、俺に負けた本間はもう論外だな。もう1人いるでしょ?彼がこれからどうやって俺とのシングルマッチにこぎつけるのか、楽しみだね。でもさ、何度も言ってるけど、今は俺確かに、ノー・オクパード(忙しくない)だよ。ノー・オクパード。でも、ここっていうタイミングが来きたら、俺は動いてしまうよ。そしたら、もう俺は、残念ながらノー・オクパードじゃない。オクパードになってしまうよ。そしたら、もうさ、彼らを相手してるヒマはなくなってしまうからさ。口に出すのは簡単だよ。さあ、ここから、行動して、そして実現させてみろよ。時間はあまりないよ。そこはノー・トランキーロ! 焦った方がいいぜ。カブロン!」、「なぜ、(客数が)少ないか?コロナのせいにばっかりするんじゃねえ!それもこれも現チャンピオンの飯伏も、ベルトを失った内藤哲也に魅力がねぇからだろ?切腹もんだ、切腹もん!介錯は余がやってやる。首と面洗って、出てこい!」とこの日も第1試合で内藤を挑発したオーカーンの行動に注目したい意向を明らかにした。
オカダ、棚橋に連敗しているオーカーンにとって、内藤戦が実現すれば浮上するキッカケになるチャンスなだけに、天山広吉との抗争に決着をつけて、内藤戦にたどり着きたいところだ。
◆新日本プロレス◆
『Road to THE NEW BEGINNING』
2021年1月19日
東京・後楽園ホール
観衆 470人
▼タッグマッチ(30分1本勝負)
飯伏幸太&●本間朋晃(13分07秒 片エビ固め)SANADA&内藤哲也○
※デスティーノ
(どら増田)