30日の愛知・愛知県体育館大会では、天山とオーカーン、小島とオスプレイのシングル戦が組まれたこともあって、この試合はシングル決戦を1週間前に控えた前哨戦となる。近年はなかなかメインストーリーに入っていけなかったテンコジの2人だが、1.4東京ドーム大会では小島が怪我で欠場したジュース・ロビンソンの代わりに、KENTAが保持しているIWGP USヘビー級王座挑戦権利証に挑戦するチャンスに恵まれ、敗れはしたが「小島聡健在なり」をファンの目に焼き付けた。また天山は、マスター・ワトの指南役として、存在感を増しており、THE EMPIREの襲撃から始まった遺恨ではあるが、テンコジにとっては大きなチャンスと言ってもいいだろう。
THE EMPIREとしても東京ドーム2連戦で、ジェフ・コブも含めた3人のメンバー全員が敗れてしまったことから、テンコジをここでしっかりと叩いておかないと、他のユニットとの差が広がってしまうのは間違いない。テンコジは暴挙を続けるTHE EMPIREを制裁して、メインストーリーに帰って来るのか?それとも彼らの踏み台にされてしまうのか?タッグによる前哨戦の結果から注目されるカードとなった。
大田区大会は、緊急事態宣言の発令を受けて試合開始時間は17時に変更された。メインイベントでは、IWGPジュニアタッグ選手権、チャンピオンチーム、エル・デスペラード&金丸義信に石森太二&エル・ファンタズモが挑戦する。1.6TOKYO DOME CITYホール大会では、ファンタズモが金丸からスーパーキックでフォールを奪取。試合後、ファンタズモがIWGPジュニアタッグベルトを掲げると、これに怒ったデスペラードが反撃するも、石森が旋回式アームブリーカーを炸裂させ遺恨が勃発。タイトルマッチ決定に至っている。
(どら増田)