今年の1.4後楽園大会は、昨年1.5後楽園大会と同様に当日、テーマ曲が流れて対戦カードが判明するシークレットスタイルで開催。報道陣にも事前に公表されないため、どこでサプライズゲストが現れるのかも楽しみの一つとなっている。
序盤では井上雅央が昨年のマイケル・エルガン(8秒)に続いて、今年は藤田和之のフロントネックロックを食らってわずか6秒で瞬殺され笑いが起こると、第4試合には越中詩郎、第5試合には西村修がサプライズ参戦。また第5試合終了後には、3.7神奈川・横浜武道館大会と、3.14福岡・福岡国際センター大会の2大ビッグマッチの開催が発表された。ノアの福岡国際センター大会は約10年ぶりだ。2.12東京・日本武道館大会にとどまらず、今年のノアは攻めの姿勢を崩さない。
セミファイナルでは、小川良成と鈴木鼓太郎による因縁のシングルマッチが実現。鼓太郎が小川率いるユニット、スティンガーを抜けたり入ったりを繰り返したことをはじめ、昨年からノアジュニアでは裏切りの連鎖が続いており、ユニットに落ち着きがない。鼓太郎にはNOSAWA論外と謎のマスクマンがセコンドについた。このマスクマンについては誰一人として正体暴きができず。常に論外の横について行動をともにしていたが、この日ついにアクションに出た。
論外とともに試合に乱入し、ぶち壊した謎のマスクマン。怒り心頭の小川とHAYATA、進祐哉が3人がかりでマスクを剥がすと中から出てきたのは何と元ゼロワンの日高郁人。ジュニアヘビーのスター選手だ。バックステージで日高は論外、鼓太郎と行動をともにすることを明らかにし、武道館大会参戦もアピールした。これでノアジュニアはさらに混沌としていくことだろう。
◆プロレスリング・ノア◆
『NEW SUNRISE 2021』
2021年1月4日
東京・後楽園ホール
▼シングルマッチ(30分1本勝負)
○小川良成(7分33秒 反則)鈴木鼓太郎●
※論外と謎のマスクマン乱入
(どら増田)