「中川さんは、英語とスペイン語が話せるトリリンガルで、もっと正統派な活動をするものと思われていたんです。しかし、独立後に大手芸能事務所へ所属すると、テレビ朝日系『ロンドンハーツ』など主にバラエティー番組に出演。しかも、グラビア挑戦でセクシー路線もはじめてかなり迷走している印象です」(スポーツ紙記者)
また、元フジテレビアナウンサーで、現在はフリーとして活動する渡邊渚も人気がパッとしない。2024年8月にフジテレビを退社すると、今年1月にはフォトエッセイ「透明を満たす」(講談社)を発売して、前向きに病と対峙する姿が好評を得ていた。しかし、6月には写真集「水平線」(集英社)を発表して、セクシーなグラビアに挑戦。売れ行きは良かったようだが、グラビアアイドルのような仕事に、SNSでは批判的なコメントも集まるようになってしまった。
さらに、渡邊がMCを務めることで話題を集めたYouTube番組「モデルプレス×REAL VALUEインタビュー」は、当初こそ好調だったが再生回数が激減。また、6月13日にスタートした、渡邊がMCを務める千葉テレビのバラエティー番組「昨日のアレ観」も、放送当初から低迷を続けている。独立した当初は話題性が抜群だった中川と渡邊だが、なぜすぐにブレイクできなかったのか。理由は、フリーアナの多さにあると、民放関係者が明かしてくれた。
「元テレビ東京の松丸友紀アナも、独立して苦戦しています。いまや、テレビ局から独立しても、フリーアナとして活躍するのは非常にハードルが高くなりました。フリーアナが多すぎて、仕事が回らないのが原因です。ここ最近なら、同じく元テレビ東京の森香澄さんが独立で成功しましたが、奇跡に近いといえるでしょう。あと5年位は、フリーアナでブレイクするタレントは出ないでしょう。いまや、テレビ業界はママタレがブームで、フリーアナを求めていません。今後は、森さんですら生き残るのが難しいくらいで、中川さんや渡邊さんがブレイクする可能性はかなり難しそうです」
かつては、局から独立後に大ブレイクしたフリーアナを、数多く生み出してきたテレビ業界。そのブームは、いつの間にか終焉を迎えていたようだ。