スポーツ
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スポーツ 2009年06月20日 15時00分
みちのくプロレス 新崎社長「経営者としてお話がしたかった」
19日のみちのくプロレス後楽園ホール大会では、13日に急逝した三沢さん、みちプロなどでレフェリーを務めたテッド・タナベさんの追悼セレモニーが行われた。同団体の新崎人生社長は、マット界の事故再発防止を涙ながらに訴えた。 新崎社長は前日に行われたテッドさんの告別式から帰京し、三沢さんの葬儀にも出席。試合開始前に2人の冥福を祈り追悼のテンカウントゴングが鳴らされた。ディック東郷、新日本プロレスのタイガーマスクと組み、野橋真実、佐藤秀&恵と6人タッグで対戦し勝利した。 かつて全日プロに参戦した際、1999年のチャンピオン・カーニバル開幕戦(3月26日、東京・後楽園ホール)で三沢さんと一騎打ちの経験もある。「この世界で先頭を走っていた三沢さんが亡くなったことに、深い悲しみと大きな不安が心をよぎります。(もう一度)対戦したかったというよりは、経営者としてお話がしたかった。本当にお疲れ様でした」と故人を偲んだ。 さらに、今後の事故防止に向け「プロだから休んじゃ行けないとか、考えを改めた方がいい。調子が悪いときは休めるよう選手を管理していきたい」と誓っていた。
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スポーツ 2009年06月20日 15時00分
元川悦子のサッカー魔法陣
古巣の横浜F・マリノス復帰話が事実上の破談となり、スペインのエスパニョール入りすることが確実となった中村俊輔(セルティック)。本人は来年の南アW杯、子供の教育などを考え、日本に戻ることを最優先にしていた。2002年日韓W杯は日本代表落選、06年ドイツ大会は原因不明の高熱に苦しみチームも惨敗と、とにかくW杯では成功に見放されている。だからこそ、今年1年間は日本でマイペースな調整を行って、南アに行くつもりだったのだ。 ところが、横浜側が復帰戦になるはずだった21日の浦和戦(日産)前のイベント出演などを打診したことから、俊輔サイドが不快感を示した。この浦和戦も、TBSが日本代表戦に匹敵する17台のテレビカメラを配置し、大々的に中継する準備を進めている。俊輔復帰を華々しく飾るために違いない。こうしたクラブの営業戦略に嫌気が差すのは当然だ。 現在の横浜は親会社・日産の深刻な業績不振からクラブ運営環境が著しく悪化している。俊輔が在籍した02年当時とはスタッフも様変わりし、内部がゴタゴタするなど問題が山積している。今は復帰のベストタイミングではないといえる。 しかもスペインは彼が長年、あこがれ続けた土地。エスパニョール入りすれば、今季欧州王者のバルセロナ、カカとC・ロナウドを補強し再び銀河系軍団を目指しているレアル・マドリードとの対戦もあるのだ。彼が一番懸念する生活面の問題も、バルセロナなら日本人も多く住むため、家族も適応しやすいだろう。 俊輔本人にしてみれば、31歳の年齢で再び新たな環境でポジション争いから始めなければならないことは大きな負担に違いない。万が一、指揮官の信頼を得られず、試合に出られない日々を強いられたら、南アでの成功も水泡に帰す可能性がある。しかし、そんなネガティブな考え方は彼らしくない。 中村俊輔は何度も挫折を乗り越え、ここまで上り詰めてきた。今回もリスクを冒してチャレンジすべきだ。挑戦なくして大きな飛躍はありえない。
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スポーツ 2009年06月19日 15時00分
江川卓氏 来季ロッテ監督浮上の裏
読売系列のスポーツ紙が「ロッテ来季監督に江川卓氏」と報道して以来、久々に注目を集めている元祖・怪物投手の江川卓氏(54)の去就。「空白の一日」事件を起こしてまで入団した巨人の監督ではなく、リーグも違うロッテだけに江川氏本人は複雑な心境のようだが、内幕はもっとシビアだ。読売側の江川氏追放情報、さらにロッテサイドでの江川氏ダミー説がささやかれているからだ。 「報知が書いたんやろ。報知は江川を監督にしたいということやろ」。楽天・野村克也監督は、今回のロッテ・江川監督報道をこう解説しているという。日本テレビの野球解説者、レギュラー番組「SUPERうるぐす」を持っている江川氏だけに、読売グループの意向があっての報道と裏を読んでいるのだ。 野村監督の解説はマト外れではないだろう。かつては有力な巨人監督候補の江川氏だったが、現在は過去の人になっている。年下の原辰徳監督(50)が昨年リーグ連覇を果たし、今年は開幕前のWBCで日本代表を連覇させ、世界一監督になっている。 しかも、ペナントレースでもリーグ3連覇へ首位を快走。V9以来のリーグ3連覇を達成して、今季悲願の7年ぶりの日本一奪回に成功すれば、原政権がさらに長期化するのは間違いない。江川氏の出番は遠のくだけで巨人監督はかなわぬ夢に終わるだろう。 「スポーツ報知の『来季ロッテ・江川監督』は、江川に対して、他球団からいい話があれば、監督を引き受けろという、読売グループ首脳の勧告だろう」という巨人OBがいる。いつまでも巨人監督を夢見ていても無理だという肩たたき説だ。確かに一理ある。テレビ局関係者がフォローする。 「江川の盟友の掛布が税金滞納騒動などを理由に大阪の読売テレビから首切りされたが、江川の『うるぐす』降板説も根強くウワサされている。以前のように、視聴率の取れる男としての存在価値はないのが現実だ。となれば、他球団のユニホームを着てもらうのが一番だろう。今度の報道であらためて江川の存在がクローズアップされたから、ロッテ以外の球団からのオファーが出てくることもあるだろう。TBSが横浜球団をマルハから買収した直後には、ファンに強烈アピールする仰天案として、横浜・江川監督を真剣に検討したこともあるからね」と。 しかし、今回の来季ロッテ監督情報を否定しなかったロッテ側には、江川氏をダミーにする思惑があるという。事情通の球界関係者がこう断言する。 「バレンタイン体制に8億円もの大金がかかるから、一掃しようとしているロッテ首脳が、招へいに大金がかかる江川監督を本気で考えているワケがない。いきなり西村ヘッドコーチを昇格させたら、金をかけたくないのが見え見えだ。だから、江川というネームバリューのある超大物を候補の1人に挙げたが、断られたので、西村昇格というシナリオだろう」 「まだ何も話はない。名前が挙がるのは光栄だが、巨人監督以外考えたことがないから」と困惑を隠せない江川氏だが、言ってみれば、ピエロ役を演じさせられているのだ。読売側からは体のいい追い出し。ロッテからはダミー役。これではその昔、球界風見鶏と呼ばれたこともある江川氏も浮かばれないだろう。 「今はメジャーの影響もあって、先発で100球投げれば“任務完了”と胸を張ってリリーフ投手と交代できる。僕が現役のころは100球で降板すると『江川は100球肩』とマスコミに散々たたかれたというのに…。生まれたのが早過ぎたよね。今なら大威張りなのにね」 こう語ったことのある江川氏だが、選手としてだけでなく、監督としても時代にマッチしない不運な星の下に生まれたというしかない。
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スポーツ 2009年06月19日 15時00分
三沢さんの死をムダにするな!! 日本プロレス協会設立へ
プロレスリング・ノア、新日本プロレス、全日本プロレスのメジャー3団体首脳が18日、都内の自由民主党本部で行われた文部科学部会合同会議に出席。マット界の死亡事故再発防止に向け、統一機構を設立することになった。ノアの三沢光晴さんの事故死をきっかけに3団体の結束がより強固なものになったことで、業界再編の動きは一気に加速しそうだ。 この日行われた自民党合同会議には、ノアの仲田龍統括本部長、新日本の菅林直樹社長、全日本の武藤敬司社長らが出席。衆議院議員の馳浩文部科学部会長、調査会長の渡海紀三朗元文科相、日本プロスポーツ協会会長の森喜朗元首相などから、13日のノア広島大会で起こった三沢さんの事故死について事情聴取が行われた。 同会議は、当初30分の予定が長引いて45分ほど行われた。国会議員から「あんな危ないことをやっていて、いつか事故が起きると思っていた」「検証をしっかりして欲しい。再発防止に向けて、二度とこのような事故が起きないようにしてほしい」などと、指摘された。その上で「最低限のルール作りをすべき」と、日本ボクシングコミッションを例に出し指導されたという。 だが、この3団体はかねてよりライセンス制度導入に向けて、水面下で2度ほどフロント陣が会合を開いている。7月中には発行の見通しが立っていた。 それだけに「早急に(統一)協会を作るという目標にシフトしていきたい」(仲田本部長)とライセンス発行後の最優先課題として、コミッションの設立を掲げた。 武藤社長も「頑張ってトライしていくのがプロレスのためだと思う」菅林社長も「全面的に協力していきたい」とそれぞれ合意を表明。足並みがようやく揃った。 近日中にも3度目の会合を開き、協会設立に向けて動き始める予定だが、現在、日本マット界には数多の団体が存在している。まずは3団体で組織の基礎を作り上げて、その輪を広げていくという。 馳氏が、今後の青写真として「その中で団体の合併連衡があるかもしれないし、興行会社が新たに独立するかもしれない」と語るように、協会設立により業界再編は避けられないだろう。 それでも「(プロレスをメジャーにするというのは)三沢の遺志もあると思いますので、一日も早く作りたい」(仲田本部長)と初志貫徹の決意を示した。 プロレス界に大きなうねりが起きることは間違いなさそうだ。◎K-1も協調路線 この日、自民党内で討議されたリング禍防止への安全対策について、谷川EPもK-1代表として、必要とあれば今後の会議に出席する意向があることを明かした。 K-1では大会前、出場選手全員にドクターチェックや血液検査、CT検査を義務付けており、試合当日はリングドクターを5人以上待機させるなど、万全の安全対策を敷いている。 しかし、「格闘技なので100%はあり得ない」と、過信をすることなく、今後もより一層、注意を促していく。
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スポーツ 2009年06月19日 15時00分
K-1 KID 狙いは魔裟斗超え
7月13日の「K-1 WORLD MAX 2009」(東京・日本武道館)で、山本“KID”徳郁が、韓国のムエタイジュニアライト級チャンピオン、チョン・ジェヒと対戦することが決定。18日、東京・馬込の「KRAZY BEE」で記者会見が行われた。実に4年ぶりのK-1マット登場となるKIDだが、その真意とは…。 “神の子”が完全復活へ動き出した。 KIDは昨年7月に右ひざ前十字じん帯を断裂し、8月1日に手術。以後、懸命にリハビリを続け、今年5月26日の「DREAM.9」(横浜アリーナ)で行われたフェザー級グランプリ2回戦で、512日ぶりの復帰を果たした。 しかし、元レスリング世界王者のジョー・ウォーレンの老かいなテクニックに攻め手を欠き、2-1の判定負け。まさかの黒星スタートとなった。 「5歳から(試合を)やってるから、負けたことは数え切れない。負けて落ち込んだことはない」というKIDは、敗戦直後に谷川貞治イベントプロデューサー(EP)に「とにかくどんどん試合をこなしたい」とK-1参戦を直訴。谷川EPも「原点に戻ってK-1に出てほしい。野性味を取り戻してもらいたい」と、韓国のムエタイ王者を対戦相手に用意した。 KIDがK-1のリングに上がるのは05年5月のマイク・ザンビディス戦以来、実に4年ぶり。ファイターとしてのブランクに加え、K-1スタイルでの戦いにも不安は残るが、KIDは「ムエタイチャンピオンにどれぐらい通用するか試したい」と、自身が目指す“レスリングとムエタイをミックスしたMMAスタイル”の確立へ、早くも闘志満々だ。 「試合カンを取り戻すため」9月開催予定の「DREAM」や年末の「Dynamite!!」参戦を目標に掲げたKIDだが、今回、あえてK-1参戦を決意した裏には、同大会に出場する魔裟斗の存在があったはず。 KIDと魔裟斗は04年大みそかの「Dynamite!!」で対戦。敗れはしたものの、MAXのカリスマ・魔裟斗からダウンを奪ったことから、KIDの名前は一躍世に知れ渡り、その人気と地位を不動のものにした。 魔裟斗は同大会での川尻達也戦、そして年末の「Dynamite!!」でのMAX優勝者との対戦を最後に引退を表明しており、すでに同大会のチケットは魔裟斗人気で完売寸前。そこにKIDが参戦しKO勝利を収めることで、超満員の観客に完全復活をアピールすると同時に、“主役”の座を魔裟斗から奪い取るつもりだ。 「前回(DREAM)がずっと抱き合ったままで終わったから、今度はスカッとしたいな」と、得意のキックでのKO勝ちを宣言したKID。予告通りに完勝を収めて魔裟斗に“リベンジ”を果たせるか。
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スポーツ 2009年06月19日 15時00分
ZERO1 大谷晋二郎が田代まさしを挑発
ZERO1の大谷晋二郎が、あの崖っぷち芸能人に出頭要請だ。18日は都内のスカパー本社で会見に臨み、真夏の祭典「火祭り2009」へ向け4年ぶり4度目の復活Vを誓ったが、実は復活を目指す炎の戦士にはいま「どうしても気がかりでならない」存在がいるという。どうやらそれが本紙コラムニストで芸能界へ再起をかけるタレント田代まさし。一体どうなる? 「オタクの社葬であの光景を目の当たりにして、俺には感じるものがあったんだよ」。大谷の“アチチ”なハートに火がついていた。 大谷が言う「あの光景」とは、1日に東京・ディファ有明で行われた「故・内外タイムス新聞葬」で“燃える闘魂”アントニオ猪木が、タレント田代まさしにビンタで闘魂注入したシーンのこと。「猪木さんからあのマーシーがビンタされて目が変わった。あの目はホンモノ。猪木さんに飛び込んでいったあの気持ちを俺もあやかりたい。あれから彼がどうしても気がかりでならないんだよ」。 崖っぷちからの再起をかける田代に興味津々の大谷は呼びかける。「このまえ内外タイムスで初代タイガーマスクが喝を入れてるのをみたけど、俺んとこにも来ないか。プロレスを通じて一緒に汗を流すのも良し、うち(ZERO1)でやってる社会貢献活動に参加してくれるも良しだ。初代タイガーのところだけじゃなく、俺のところにも来て、本気で一緒に再起しようじゃないか」。 確かに炎の戦士が崖っぷちからの再生を期す田代に興味を抱くのはうなずける。奇しくも、いま大谷は田代と同じように復活劇をやってのけようとしているからだ。 この日はZERO1最大の祭典「火祭り2009」(7・25東京・後楽園ホールで開幕〜8・8同所で決勝戦)の第一弾出場選手の発表会見に出席。自身の9年連続9回目の出場が決まり、自らに「今年はいろんな意味を含めて大谷晋二郎が勝たないといけない年だと思ってます」「橋本(真也)さんが亡くなられた2005年に佐々木健介を破って優勝したときと似た感情がある。オマエが獲らなければ誰が獲るんだという気持ちが僕の中にある」などと復活Vノルマを課していた。 真夏のイベントを前に田代との合同練習を提案してみせた“あちちな男”大谷。果たしてこの出頭要請は田代サイドに届くのだろうか。
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スポーツ 2009年06月19日 15時00分
ZERO1 田中将斗が王者奪還と火祭りV4宣言
7・1新宿FACE大会で世界ヘビー級王座をかけて対戦するチャンピオン崔領二とチャレンジャー田中将斗が調印式。火祭りへの出場も決まった両雄はチャンピオンとして真夏の祭典に乗り込む決意を示した。会見では挑戦者の田中が「4連覇することしか頭にない。ぶっちぎりで優勝してチャンピオンとして火祭り4連覇を狙いたい」と、王座奪還とともに前人未到の火祭り4連覇を宣言。 一方の崔は「世界ヘビーは手にしたんですが、まだ火祭り刀だけは手が届かなくて悔しい思いをしている。20代最後の大会なので死に物狂いで勝ちにいきます。そのためにもまずは田中将斗にきっちり勝ちたい」とV2を誓っていた。
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スポーツ 2009年06月19日 15時00分
新日本プロレス “野人”中西が秘密兵器解禁予告
新日本プロレスIWGPヘビー級王者の“野人”中西学が初防衛戦(20日、大阪府立体育会館)に向けて秘密兵器解禁を予告した。 20日の大阪大会で前王者の棚橋弘至とタイトルマッチに挑む中西。最後の前哨戦となった6・14後楽園ホール大会では数十発のチョップ、ビンタ合戦を展開し、試合後も場外乱闘を繰り広げるなど、激しく火花を散らした。 タイトルマッチを2日後に控えた野人は現在、最終調整中。V1戦に向けて「もう一度チャンピオンシップに挑む気持ちで」と気持ちも新たに原点回帰を誓った。 アマチュアレスリング時代に使用していた技に磨きをかけているようで「ひとつは地獄固め。グラウンドの展開にもっていって、それでフォールを獲れるって形の技」と明かした。 だが、中西が用意していたのはそれだけではなかった。「もうひとつは名前はいえないですけど。(試合時間が)50分過ぎるって場合なんかもあるかもしれないし、いろんな状況を想定しての秘密兵器ですよ」と不敵な笑みを浮かべた。 これまでの怪力に加え、知性も備わった野人。「もう戦いは始まっている」とタイトルマッチに向けて早くもアクセル全開だ。
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スポーツ 2009年06月19日 15時00分
中西&天山がナイガイ来訪 戸田競艇PR
新日本プロレスの“猛牛”天山広吉と“野人”中西学が18日、「SG第19回グランドチャンピオン決定戦」(23〜28日、埼玉・戸田競艇場)PRのため、東京・中央区の本社を訪れた=写真。 競艇界史上初の「同一SG3連覇」目指す湯川浩司や地元・埼玉の平石和男ら52選手が出場し、熱い戦いを繰り広げる。 最終日には“黒いカリスマ”蝶野正洋との写真撮影会、またプレゼンターとして、蝶野が優勝者にチャンピオンベルトを贈呈するなどイベントも盛りだくさんで、新規ファン開拓を狙う。 戸田競艇組合の岡秀昭参事は「売り上げ目標は150億円を突破したい」と力強く語った。 来訪した天山は「プロレス界と競艇界というタッグが、若い人たちが興味を持つひとつのきっかけになってもらえれば」、中西は「競艇は“水上の格闘技”。プロレスとの共通点も多い。この開催がおじいちゃん、おばあちゃん、若者、いろんな文化の交流の場になればいい」と来場を呼びかけていた。
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スポーツ 2009年06月18日 15時00分
きょう自由民主党合同部会で緊急提案を行う馳衆議院議員を独占直撃
13日にプロレスリング・ノアの社長、三沢光晴さんが亡くなった事故を受けてついに国が動き出す。きょう18日、ノア、新日本プロレス、全日本プロレスのメジャー3団体の首脳と自由民主党が意見交換会を実施。同会で事故を未然に防ぎ、プロレス界再興に向けての5カ条を緊急提案する馳浩衆院議員を直撃した。 三沢さんの訃報(ふほう)に国が立ち上がる。 今回の三沢さんの事故を受け、自由民主党はきょう18日午前中に予定されている合同部会で「格闘技興行における事故死の問題」を取り上げる。その場にはノアの仲田龍統括本部長、新日本プロレス菅林直樹社長、全日本プロレス武藤敬司社長が出席を予定。各団体に今回の事案の見解を求め、現状の把握と今後について意見交換会を行う。 その場で馳氏は、日本プロスポーツ協会への復帰、統一コミッション設立、ライセンス発行、日常の選手の健康管理、興行における選手管理の5点を勧告する。本紙はその馳氏を独占直撃取材した。 すべては不慮の事故を未然に防ぐため。昨年10月には都内で会社員レスラーがプロレスの練習中に首を強打し、事故死。合同練習の主催者への監督責任が問われている。それだけに馳氏は「プロスポーツ団体として最低限やらなければならない体制を整えなければならない。(今までプロレス界は)自主的なルールがなかった。残念でしたね、で終わらせてはいけない」と強く訴える。 2006年には、ノアを中心に日本プロレス団体の統一コミッション設立に向けGPWA(グローバル・レスリング連盟)が発足。だが、当時は新日本、全日本といった老舗団体はさまざまな事情があり不参加を表明していた。それに関しても馳氏は、マット界全体をにらみ警鐘を鳴らす。「今は業界独特の軋轢(あつれき)とかそういうことを言っている場合ではない。業界自体が日本から抹殺されかねない。興行として成り立たない。環境作りをしないとプロレスって存在しなくなる。存在するのはビデオとテレビの昔のコンテンツとして歴史の遺産になってしまう。現実世界としては客が来なくなり、自分の首を絞めることになる」 それだけではない。「親が安心して子供を預けない。(プロレスよりも)『まだK-1とか総合格闘技をやりなさい』となる可能性の方が高い。あいまいといわれた格闘技にルールをしっかりと持ち込みイベント性を持たせた。K-1や総合格闘技が発展したきっかけはまさしくルール化です」と近い将来人材不足に陥ることも指摘。そういった事態に陥らないためにも業界の自主的なルール作り、選手の健康管理の徹底を説く。 「選手の健康管理は大前提。興行の日程、体調管理のため看護師、トレーナーの同席。定期的な健康診断の実施を整えなければならない。こういうことは無法地帯のまま放置しておいてはいけない。社会的な影響力もあるプロレス業界として、リングの中は無法地帯でもいいかもしれないけれども、安心して選手が試合をすることができる環境作りをすることは各団体側の責任」と語り、続けて「今こそ業界の発展を目指していく体制と、守るべきルールをつくるべき」と強調する馳氏。 プロレス界は今、大きな分岐点に立たされている。
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