スポーツ
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スポーツ 2019年08月13日 06時00分
熱闘!令和甲子園「白河の関所越え」なるか? それとも古豪復活か
酷暑の中、令和最初の甲子園は連日大熱戦で盛り上がっている。 “令和の怪物”こと大船渡高の投手・佐々木朗希が岩手県大会決勝に登板せず敗退。前年大会やセンバツで名を馳せた好投手も地区予選で消えた。 甲子園に帰って来たのは、プロ注目の星稜(石川)投手・奥川恭伸だけだ。 スポーツライターの美山和也氏が言う。「センバツ優勝校の東邦(愛知)、昨秋の神宮大会覇者の札幌大谷、連覇を狙った大阪桐蔭がいない一方、15年ぶりの出場となる広島商、春夏連続出場となる高松商などの伝統校が出場します。代表49校のうち、公立は14。昨夏の金足農(秋田)のような公立旋風が再現される可能性もある中、不気味なのは富島です。今春のセンバツで初の甲子園を経験し、宮崎大会を破竹の勢いで勝ち上がりました。1番を打つ松浦佑星はプロ注目の大型内野手です」 その新興勢力・富島をセンバツでキリキリ舞いさせたのが星稜・奥川で、星稜はこの夏、「絶対に頂点を獲る」という思いが強い。「星稜は昨夏、2年生中心のチームでした。その2年生が最上級生となって迎えた秋の神宮大会、センバツで優勝候補と目されながら敗れていますから」(美山氏) さらに要注目なのが広島商と花巻東(岩手)である。 広島商の主砲・真鍋駿内野手は大会屈指のスラッガーで、1番・天井一輝も身体能力が高く走攻守すべてが一級品。エース級の投手2人もいて、今夏の広島商には連戦を戦い抜く力がある。 花巻東も、投打ともに選手層が厚い。佐々木の陰に隠れたが、右腕・西舘勇陽、故障から復帰した左腕・中森至は、ともにプロ注目だ。左腕といえば、米子東(鳥取)の森下祐樹も直球勝負を挑める豪腕が見もの。 花巻東が「白河の関所越え」を果たすか、星稜のリベンジか、それとも昭和の雄・広島商がカープの仇を取るのか――佐々木不在でも、やっぱり甲子園から目が離せない。この酷暑の中、選手はもちろん応援席の人たちも熱中症対策は十分にしていただきたい。
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スポーツ 2019年08月12日 11時30分
張本氏の暴言を止める注目人物! 『サンデーモーニング』張本氏も一目置くゲスト出演者3選
「親分」こと大沢啓二元日本ハムファイターズ監督と張本勲氏のコンビでスタートしたTBS『サンデーモーニング』の週刊御意見番コーナ。元々は歯に衣着せぬ大沢氏がメインで、張本勲氏はTBS野球解説者ということや、大沢氏の部下であったことから抜擢されたが、いわばサブ的な扱いだった。 大沢氏存命時代は、コメントが暴走気味の張本氏を大沢氏がフォローする形で人気を博したが、2010年に亡くなった後は、スポーツ界のゲストが登場し、コメンテーターを務めるようになる。ここ数年は、張本勲氏がレジェンドになったため、暴走発言を止める人物がおらず、炎上することが多くなった。 しかし、張本氏を「黙らせる」コメンテーターも一部には存在する。今回は、そんな現在の張本氏に「物申した」ゲストを紹介しよう。①金田正一氏 張本氏とは7歳年上の金田正一氏は、張本氏が逆らえない存在だ。 以前の放送では、東京大学が宮台康平投手(現北海道日本ハムファイターズ)の好投で法政大学に勝利した試合で、張本氏が法政大学に対し、「ほとんどが甲子園を経験している。東大は居ない。これはダメですよ」と苦言を呈したことについて、金田氏が「法政が負けたってよりも東大のピッチャーを褒めてあげなさいよ」と一喝。これには張本氏も苦笑いを浮かべ、黙り込むしかなくなってしまう。最近は高齢のため出演が減っている金田氏だが、その存在感は張本氏を上回るもの。そして、弱小ロッテオリオンズを日本一に導いた監督だけに、「器の大きさ」も全く違う。②王貞治氏 張本氏とは盟友関係にあり、巨人時代に同じ釜の飯を食った王貞治氏も、張本氏が「頭の上がらない」一人である。 2019年初回の放送では、菊池雄星投手がシアトル・マリナーズの入団会見で英語を使ってスピーチしたことについて、張本氏は「大してうまくないね」とバッサリ切る。一方、それを見た王氏は「大したもんですね、志をしっかり持っていたんですね」と褒める。 さらに、箱根駅伝の話題でも、青山学院大学が5連覇を逃したことについて、「原監督に注意の喝。バラエティに出過ぎ」と原晋監督をこき下ろしたことについて、王氏は「復路は見事でしたね」と良いところを探して褒め称えた。 意見が違う張本氏を批判せず、やんわりと反対意見を言う王氏。さすがの張本氏も「世界の王」には何も言えなかった。③上原浩治氏 張本氏とは親と子ほどの年齢差がある元巨人・上原浩治投手も、張本氏に「物申せる」人物の1人だ。 上原氏は2012年に『サンデーモーニング』に登場すると、メジャーリーグを毛嫌いする張本氏に対し、「喝!」を入れる。また、2015年にも「アメリカの野球が嫌いすぎる」という理由で、直接張本氏の目の前で喝を入れている。 さらに2018年にも、「張本さんに喝ですよね。メジャーのこと全然しゃべらない」と喝。当の張本氏は自分に歯に衣着せぬ発言をする上原氏を気に入っているようで、喝を入れられても常にニコニコしている。 このほかにも、下柳剛氏や真中満氏など、張本氏に「物申した」ゲストもたくさんいる。しかし、この3人は別格と言えるだろう。
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スポーツ 2019年08月12日 07時00分
原巨人止まらない「東海大ジャイアンツ」化 広島・田中獲りへ
セ・リーグ首位の原巨人が2年続けて「東海大学系の選手」を指名へ――。さらにFAでも同大出身選手獲得を視野に入れており、巨人の「東海大ジャイアンツ」化が加速している。 「巨人が熱い視線を送っている学生選手が、『令和の怪物』大船渡高校の佐々木朗希以外にもいました。他球団スカウトも『アマナンバー1捕手』と評価する東海大学の海野隆司捕手です。とにかく、肩が強い。強肩といえば“甲斐キャノン”ことソフトバンクの甲斐拓也捕手が有名ですが、それに対抗できる逸材です」(アマチュア野球担当記者) 東海大学の試合には、巨人を始めとする複数球団のスカウトが大挙して訪れる。対戦チームが走者を出すと、彼らは一様にストップウオッチを取り出して計測を始めるという。「この方が正確に測れる」と、わざわざ一塁側スタンドに移動するスカウトもいるくらいだ。 巨人スカウトの「海野評」は、以下の通り。 「捕ってからが速い。キャッチングも上手。ランナーをよく見ている。大学、社会人の中で一番じゃないか」(長谷川国利スカウト部長/6月12日付・スポーツ報知) 「投げ方にリズムがあるから、安定して投げられる」(内田強スカウト/同日付・スポーツニッポン) 内田スカウトは東海大相模高、東海大学の出身。原辰徳監督(61)と同じ経歴で、信頼も厚い。他球団も「2位指名までには確実に消える」「即戦力」と高く評価していた。甲斐キャノンに匹敵するスター候補、それも“東海大学の選手”であれば、他球団流出は絶対に避けなければならない。 また、スカウト視察といえば、今夏の甲子園大会は絶対に無視できない。そんな中、関係者の間ではこんな声も囁かれていた。 「今夏の甲子園視察は長丁場になりそうです」(在阪球団スタッフ) スカウト陣は例年以上に苦労しそうだというのだ。 佐々木が岩手県大会決勝戦で消えたほか、各県大会の予選で「上位指名候補」と高く評価されていた好投手もことごとく散った。そのため、スカウト陣の甲子園での視察目的も変わってきたのだ。 「スカウトは指名リストを持って、高校、大学、社会人選手を視察します。1月に100人ほどがリストアップされ、そこから80人、60人、50人と絞り込んでいくんです。ここからさらに、上位指名候補を数人に絞り込み、残された候補については伸びしろ、センス、試合勘などを細かくチェックし、各チームの戦力状況を重ねて指名の有無を決定します。下位指名選手、育成選手が一軍選手になるかどうかは、スカウトの眼力にかかっています」(前出・アマチュア担当記者) 要するに、今夏の甲子園大会にはスター選手が少ないものの、指名リストに残っている選手は多い。彼らの力量について、時間をかけて、じっくり見極めなければならなくなったのだ。 「佐々木が岩手県大会決勝戦で投げなかったのは、右肘に違和感を持っていたからです。とはいえ、彼に対する評価は変わりませんが」(前出・球団スタッフ) ドラフト本番にはまだ時間があるが、巨人がエース・菅野智之の不振を深刻だと受け止めるならば、1位指名は佐々木だろう。しかし、他11球団も佐々木の1位指名を考えている。そうなると、あえて佐々木を避け、他選手を指名して確実な戦力補強を狙うか、「外れ1位候補」で海野を獲るか…。 こんな情報も聞かれた。 「昨秋、原監督がドラフト会議に臨むに当たり、直前で1位候補を変更させたとも聞いています。根尾昂(現中日)の1位は変わりませんでしたが、当初、スカウト陣が外れ1位に推していたのは吉田輝星(現日本ハム)でした。それが左の先発タイプがほしいということで、髙橋優貴に一変したと」(ベテラン記者) 指揮官の求める補強に応えるのも現場スカウトの仕事であり、選手補強の全権を持った原監督が意見を言うのはおかしな話ではない。しかし、八戸学院大出身の髙橋は東海大菅生から同大に進み、さらにその指導者が東海大の卒業生と聞けば、原監督の“強い母校愛”を感じざるを得ない。 「クローザーに成長した中川皓太や、現在売り出し中の大城卓三も東海大の出身です。田中俊太も東海大から社会人を経て巨人入りしました」(同) FA市場でも東海大出身選手の獲得情報が囁かれていた。原巨人が狙う次の標的は広島・田中広輔(30)だというのだ。 田中もまた、東海大相模から東海大を経て社会人、広島に進んだ1人。FA権取得は来季になるが、大学時代は菅野の同期だった。 弟の田中俊太もいるため、坂本をサードにコンバートし、「兄弟・二遊間コンビ」という営業的なウリも狙っているかもしれない。 「投手陣の絶対的なリーダーである菅野ですが、侍ジャパンも彼中心の投手編成を考えています。投球に昨年までの安定感がなくても、やはり評価は変わりませんでした。野手は坂本、投手陣は菅野中心のチーム作りを進めている印象です」(スポーツ記者) 原監督と菅野の「叔父・甥」の関係は言うまでもないだろう。 今季、このまま優勝すれば、5季ぶりのVとなる。巨人は過去、4年以上も優勝から遠ざかったことはない。優勝すれば、原監督はチームの救世主ということになり、その発言力はさらに高まりそうだ。 その原監督が後輩にあたる強肩捕手を「ほしい」と言えば、もう従うしかない。 「東海大の原田泰成、村上友幸の両投手をセット指名するなんて噂もあります」(前出・ベテラン記者)“東海大ジャイアンツ”となるのは、時間の問題だ。
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スポーツ 2019年08月10日 11時30分
ラミレス監督が三浦コーチと共闘!「夏休み作戦」で巨人を撃つ
巨人追撃の1番手は横浜DeNAベイスターズとなった。前半戦は2ケタ連敗、さらにはアレックス・ラミレス監督(44)と他コーチ陣の確執もささやかれるなど危機的状況にあったが、時間をかけて優勝圏内に戻ってきた。 その要因はさまざまだが、興味深い情報も聞かれた。「夏休み」だという。 「この時期、投手、野手ともに疲れが出るものです。ラミレス監督は『疲れているな』と思ったピッチャーの登録をいったん抹消し、休暇を与えます。休暇と言っても完全に休めるわけではなく、二軍で軽い練習をしながらですが、再登録可能となる10日後に体力が回復して投げられればいいと、考えるようになりました」(チーム関係者) 広島打線をゼロに抑えて勝利した8月7日、ラミレス監督は試合出場登録した29人のうち「投手=14人」とするメンバー構成を行った。投手陣でプラスアルファを感じさせるのは、昨季新人王の東克樹、ベテラン・井納翔一をまだ二軍で調整させている点。17年日本シリーズでラミレス監督は先発投手を中継ぎ登板させる”奇策”も見せている。今季終盤戦、救援陣にも疲れが見えてくれば、投手陣を総動員させ、猛チャージを仕掛けてくるかもしれない。 しかし、このチーム浮上のきっかけともなった”夏休み作戦”は、今オフの「重大問題」に影響してきそうだ。 「投手陣を統括しているのは木塚敦志手コーチ(42)ですが、影響力があるのは三浦大輔コーチ(45)。三浦コーチとラミレス監督の関係が良好ならば、騒動にはならないと思いますが」(ベテラン記者) ラミレス監督の契約任期は今シーズン終了と同時に切れる。優勝すれば続投は間違いないが、「あと一歩」及ばなかった場合、DeNA経営陣の判断は難しくなる。 巨人を猛追したことを「プラス」と判断すれば続投。優勝を逃したとなれば、「マイナス」となるだろう。 「マイナスだと判断された場合でも、それはラミレス監督一人の責任ではありません。投手担当のコーチも同様にマイナスポイントが付けられます」(前出・同) 将来の監督候補の三浦コーチに”キズをつけるようなこと”はしたくない。かといって、敗因を分析せず、ラミレス体制を続行させるだけではチーム強化はできない。経営陣は判断が難しくなる。 「ラミレス監督は9月以降が本当の勝負になると見ています。首位巨人は広島(3位)を苦手としていますが、DeNAは巨人、広島ともに直接対決の成績が8勝8敗(対広島は1分け)。対戦成績上、苦手意識を持っていないDeNAは、巨人から見れば、ブキミな存在」(球界関係者) ラミレス監督は「10日間の夏休み作戦」で、投手と、投手管理に関する主導権を握った。また、攻撃面では「8番・投手、9番・野手」という変則打順を定着させ、主砲・筒香を一時的とはいえ、2番に置く攻撃的打線も披露した。同監督はコーチの反対意見にも耳を傾けるそうだが、数値的なデータを出し、論破してしまうという。 強気な発言は、数値的なデータからくる。スコアラーなどが集めるデータはコーチも共有している。しかし、ラミレス監督はいつもプラスアルファの別データも用意しているそうだ。DeNAにはラミレス監督の特命を受けた別スコアラーもいるのだろうか。いずれにせよ、次期監督候補・三浦コーチと「夏休み作戦」で共闘したのだから、”特命スコアラー”の存在が気になる。組織内の人間関係にまで助言をしてくれる非常に優秀なスタッフなのだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年08月10日 06時30分
元甲子園スターの「中田、清宮、吉田」が栗山監督をオトコにする?
「主役勝負」。ここ最近、北海道日本ハムファイターズの栗山英樹監督(58)が使うフレーズだ。首位ソフトバンクとのゲーム差は「3・5」。3位・楽天にはゲーム差「1」と肉薄されている。混戦状態の続くパ・リーグにおいて、先発投手のコマ不足、主砲・中田翔(30)の不振などマイナス要素が最も多いのが、2位・日本ハムだ。 投打ともに不振でこの位置にいるのが不思議くらいだが、見方を変えれば、「今がピーク」で、主力選手が復調すれば「上」に行けるとも解釈できる。そんなチーム状態について記者団が質問をすると、必ず返ってくるのが、「主役勝負」なのだ。 「その主役とは誰なのか聞き直すと、はぐらかすんですがね。主軸を欠き、苦しいながらもここまでやってきたのですから、『主役勝負』は願望から出た言葉なのかもしれません」(スポーツ紙記者) 栗山監督が復調を期待しているのは、4番・中田、2年目の清宮幸太郎(20)、そして、吉田輝星(18)の3人ではないだろうか。というのも、彼らの起用法には意味シンな点が多いからだ。 「中田はスタメン落ちの屈辱も味わいました(8月4日)。本塁打、打点はリーグ上位ですが、7月末に右手首を痛めた。スタメンから外れた理由もそれです」(前出・同) だが、中田は移動日を挟んでの次試合となる同6日、「4番・一塁」でスタメンに復帰した。その日は、4打数1安打。最後の打席でレフト前ヒットを放ったが、得点には結びつかなかった。しかも、痛めた右手首はまだ治っていなかったという。 「右手首を痛めた後、中田はスイングの途中で右手をバットから離すようになったんです。左手一本で打とうとするから、本来の打撃を見失っています」(プロ野球解説者) 右手の痛みをかばってのスイングだから、打球に勢いがない。後に完治しても、打撃フォームが崩れてしまえば、元も子もない。代わりの一塁手なら、清宮がいる。なのに、栗山監督は中田をあえてスタメンで再び使おうとしたわけだ。 その清宮に関しても、不可解な采配が続いている。 「彼の打率は1割7分9厘ですよ(8日時点)。チーム内から二軍降格の噂も出ていましたが、栗山監督はそれを完全否定していました」(前出・プロ野球解説者) 清宮は連日の早出特打ち。金子誠、城石憲之両打撃担当コーチがそれに付き添っており、「1日1000スイング以上」は間違いなく、振っている。その努力は認めるが、これは一軍選手の調整というよりも「特訓」だ。特訓を実践するところが二軍なのだが…。 「栗山監督は試合の前後に清宮を呼び出しています。お説教ですよ。詳しいことは分かりませんが、かなり厳しくしかっていると聞いています。試合に出ていない選手をしかるということは、精神面での話でしょう」(チーム関係者) 「特訓」を実践するところが二軍、また、二軍であれば、試合に出てその成果を試すこともできる。栗山監督には何度か「清宮の降格」が進言されたそうだ。しかし、手元に置いて育てていく方針は変えようとしない。 「もう少しのところで、清宮の打撃はホンモノになると期待しているようですね」(前出・同) また、二軍では吉田輝星が「連投」という、高校野球のような起用法を経験させられた。8月7日に先発した吉田は2アウトを取ったとこころで相手バッターの頭部に死球を与えてしまい、「危険球退場」となった。翌8日、懲罰的な意味も込めて、リリーフで2イニングを投げさせた。8日の吉田はストレートで押しまくる”昨夏の甲子園”を彷彿とさせる好投を見せた。 「二軍において、特定の投手を連投させるというのは、他投手の登板機会を奪ったのと同じです。連投は、吉田を一軍で使う予定があるからでしょう」(前出・プロ野球解説者) 栗山監督の言う、主役は中田か、それとも、清宮か、吉田か…。くしくも、3人とも夏の甲子園で主役を張ったオトコたちだ。元スター球児たちがチームの救世主になればいいのだが。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年08月09日 22時30分
G1クライマックスBブロック、8.11日本武道館大会に内藤、ジェイら4選手が首位の大混戦!
新日本プロレス『G1クライマックス29』▽8日 神奈川・横浜文化体育館 観衆 4,983人(札止め) 新日本プロレス真夏の最強戦士決定戦『G1クライマックス29』Bブロック第8戦が開催された。8.8の横浜文体といえば、1988年にアントニオ猪木氏が藤波辰巳(現・辰爾)のIWGPヘビー級王座に挑戦し、伝説の60分フルタイムドローを演じた舞台。1.4東京ドーム大会ほど浸透していないが、G1が全国開催になってからは毎年恒例。今年もチケットは完売した。 前日にAブロックの決勝進出候補がオカダ・カズチカと飯伏幸太に絞られた。Bブロックで決勝進出の可能性が残っているのは5勝2敗のジョン・モクスリー、4勝3敗の後藤洋央紀、石井智宏、内藤哲也、ジェイ・ホワイトの5選手だ。 まず、内藤がジェフ・コブと対戦。コブの巨漢離れした動きに苦戦する場面があったものの、最後はデスティーノが決まりカウント3。決勝進出に望みをつないだ。すると次の試合に登場した首位のモクスリーが、後藤のGTRの前に敗れ3敗目を喫してしまう。これにより、後藤も最後の公式戦まで決勝進出の可能性を残した。後藤は8.11東京・日本武道館大会で鷹木信悟と、モクスリーはジュース・ロビンソンとそれぞれ対戦する。 セミファイナルでは4連勝中のジェイがジュースと対戦。ジュースの膝をイスで滅多打ちにするなど、ジェイは荒々しい攻撃でジュースに主導権をつかませない。最後はJTOで捕獲したジェイがギブアップ勝ち。膝への集中攻撃が功を奏した形となった。試合後、立てないジュースに、ジェイはブレードランナーでトドメを刺し不敵な笑みを浮かべた。次戦は内藤戦だ。 メインイベントでは、石井がジュニアヘビー級の鷹木と対戦。ジュニアとはいえ石井と体格差がない鷹木は、石井の強烈な打撃を耐え抜くと、最後は必殺のラスト・オブ・ザ・ドラゴンを決めてなんとカウント3。鷹木が石井の決勝進出への道を閉ざした。鷹木は最終戦で決勝進出の可能性が残る後藤と対戦する。この一戦の結果が決勝進出戦線に与える影響は大きいだけに注目だ。 Bブロックはモクスリー、後藤、内藤、ジェイの4選手が同点首位に。8.11武道館では、内藤とジェイが待望のシングル対決。モクスリーはジュースと、後藤は鷹木と対戦する。同点の場合は直接対決の成績で順位が決まるが、モクスリーは内藤に勝利し、後藤とジェイに敗れ、内藤は後藤に勝利、モクスリーに敗戦、後藤はモクスリー、ジェイに勝利し、内藤に負けている。ジェイはモクスリーに勝利、後藤に敗戦しており、現時点で有利なのは後藤。しかし、内藤とジェイの一戦が鍵を握るのは間違いない。 アメリカのダラスから始まったロングランツアーは日本武道館3連戦を残すだけとなった。12日の優勝決定戦のチケットは既に完売しており、パブリックビューイングが行われる。今年の真夏の最強戦士は誰になるのか。武道館3連戦を大いに期待したい。(どら増田)
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スポーツ 2019年08月09日 17時30分
DeNA・パットン、怒りでパナソニック株価を動かした?まさかの出来事に爆笑するファンも
インターネットサービス大手『ヤフー』が運営する「ヤフーファイナンス」に掲載された、株式情報サイト「トレーダーズ・ウェブ」によるニュースが、プロ野球ファンの間で密かな話題となっている。 「ヤフーファイナンス」は日本最大級とも呼ばれる金融ポータルサイトで、各社によって配信される記事は国内外企業の株価や指標といった経済情報に関する内容がほとんど。そのサイト内に7日、「プロ野球・DeNAのパットン投手が8月3日の巨人戦(横浜スタジアム)で同点打を浴びた降板後、悔しさのあまりベンチに置かれている冷蔵庫を両手で殴り負傷。」と、金融とは無関係に思えるDeNAの投手・パットンに関する記事が掲載された。 というのも、“パナソニック株が6日ぶりに反発”した理由が、「パットン投手に殴られたパナソニック製の冷蔵庫『SSR-DX170N』型(販売価格27万8640円)は無事だったと各メディア(から)伝えられたことで、思惑的な買いも入っている」からだというのだ。 パットンは3日の巨人戦で2点リードの8回に登板するも、1死も取れないまま同点打を浴び降板。各メディアの報道によると、交代後、パットンは怒りに任せてベンチ内の冷蔵庫を両手で複数回にわたり殴打したという。 また、その後の続報では、パットンがこの際に右手の小指を骨折していたことが発覚。これを受けパットンは治療のため7日に母国アメリカへ一時帰国したが、シーズン中の復帰は絶望的であると伝えられている。 さらに、一部のメディアでは、この冷蔵庫がパナソニック製であることや、「身長185センチ・体重91キロ」と大柄なパットンに殴られても故障しなかったことを、驚きをもって報じている。この報道を受けてネットでは、「あれだけ殴られても壊れないとか頑丈すぎ」、「数十万もする冷蔵庫だから、やっぱり作りもハイスペックなんだな」といったコメントが見受けられた。 思わぬところで、その性能の良さが話題となったパナソニック製の冷蔵庫。この評判を受けて、パナソニックの株価が上昇したと「トレーダーズ・ウェブ」は推測したようだ。 この、試合結果から想像もつかない流れを受けて野球ファンからは、「ここ最近で一番笑った」、「サイトの他の記事はお堅い内容なのに、これだけ毛色が違いすぎる(笑)」、「パナソニックはパットンにCMをオファーした方がいい」、「株始めてみようかな」といった好意的な反応が寄せられている。 パットンの怒りとパナソニックの株価が本当に関連しているのか…真偽は不明だ。しかし、いずれにせよパナソニックにとっては、思わぬ“特需”となったのではないだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年08月09日 12時00分
台湾球界も巻き込んだ沖縄発のプロ球団設立 川﨑宗則監督であの人が復帰
沖縄にプロ野球の新球団が誕生し、台湾のチームまで巻き込んだ球界再編の動きが浮上した。 アスリートらのマネジメントを手掛ける株式会社BASE(東京都)が7月18日に沖縄県庁で記者会見し、「琉球ブルーオーシャンズ」を設立したと発表。独立リーグなどには属さず、日本プロ野球機構(NPB)入りを目指すというのだ。 エグゼクティブ・アドバイザーには、中日、西武、阪神などで活躍した田尾安志氏、球団社長には元横浜DeNAの投手だった小林太志氏が就任するなど、その本気度は高い。「沖縄にプロ野球球団を創設するという構想を最初に提唱したのは、故・星野仙一氏です。ほとんどの球団がキャンプを張るなど、沖縄とは縁も深いことから、熱心に動いていたのです」(スポーツ紙デスク) その遺志を継いだのが田尾氏だ。2004年の球界再編では、オリックス・ブルーウェーブと近鉄バファローズが合併して「東北楽天ゴールデンイーグルス」が誕生。その初代監督に就いたのが田尾氏だった。まさに球界再編の申し子と言っていい。 「最終目標はNPB参入だが、1チーム増えて13球団になるとカードが組めない。そこで橋頭堡にしようとしているのが、台湾プロ野球(台湾・中華職業棒球大聯盟)への加入だというのです。台湾のプロ野球は、一度は解散していた『味全ドラゴンズ』というチームが復帰して5球団となっているため、琉球参入を歓迎している。台湾なら沖縄と距離的にも近く、移動も支障がない」(同) この味全ドラゴンズに、客員コーチで参加することが決まっているのが、元メジャーリーガーで昨年、ソフトバンクを退団した川﨑宗則氏である。 「川﨑は、けがや自律神経系の病気を理由にソフトバンクを自由契約になりましたが、まだ現役をあきらめていない。味全のコーチを引き受けたのは琉球初代監督への布石です。プレーイングマネジャーとしての復帰もあり得ますよ」(同) 琉球ブルーオーシャンズは、来年4月から9月にかけて台湾プロ野球を主戦場に、他の期間は日本プロ野球の二、三軍や独立リーグのチームと試合を重ねてNPBとの関係を構築。同時に、球団買収や新規参入を模索するという。 “変態的”なイチロー愛で知られる川﨑氏が監督に就けば、イチローが琉球で現役復帰も夢じゃない!?
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スポーツ 2019年08月09日 11時30分
オリックス、あるぞ下克上!真夏の快進撃で首位と8.5ゲーム、3位と4ゲーム差に迫る!
8月に入り、パ・リーグ最下位のオリックスが好調な滑り出しを見せている。2日から京セラドーム大阪で行われた埼玉西武戦を2勝1敗で勝ち越すと、6日から札幌ドームと旭川スタルヒン球場で行われた北海道日本ハムとのビジター3連戦は、今シーズン2度目のスイープ。1日にZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテ戦では延長の末、敗れているが、4日の西武戦も接戦を落としており、完敗した試合は1試合もない。8日現在、今月の成績は5勝2敗で、借金を3つ返すことが出来た。 首位である福岡ソフトバンクとのゲーム差も、10.5ゲーム差の状況がしばらく続いていたが、8.5ゲーム差まで縮まり、2位の日本ハムとは5ゲーム差、CS(クライマックスシリーズ)出場圏内である3位の東北楽天とは4ゲーム差と、残り40試合になったが、ここから下克上する可能性は大いにある。3日にヒーローインタビューを受けた“神童”山本由伸の「僕たちはまだ諦めていません」という発言から、7月度の月間MVPを獲得した“エース”山岡泰輔、“マッチョマン”吉田正尚の猛牛三銃士を中心に、選手の口から「諦めてない」「まだイケる」という声が聞かれるようになったのも、この快進撃を続ける要因と言ってもいいだろう。 8日の試合では、野手として育成で入団し、投手に転向してから支配下登録されたプロ3年目の張奕(ちょうやく)が、3試合目の登板にして、プロ初先発、初勝利を飾った。6回を被安打2、無四球、失点1の好投を見せた張は「ここまでのピッチングができるとは思っていなかったので、自分でも少しびっくりしています」と降板後、自身の投球を振り返っているが、試合後のヒーローインタビューでは「(母方の従兄である巨人の陽岱鋼の背中を見て)日本に来て良かった」と感無量の表情を見せていた。張の好投は先発の台所事情がまだ厳しいチームにとって大きい。打線はモヤ、ロメロといった中軸が正尚とともに安定感を増しており、福田周平、中川圭太、西野真弘、安達了一が機動力を使った攻撃を的確に出来るようになったことで、西村徳文監督がチームスローガンとして掲げている“アグレッシブ野球”がようやく形になってきた。 後藤駿太、小田裕也、宗佑磨、佐野皓大の外野陣も鉄壁で、小島脩平も代打で良い仕事をしている。あとは、開幕から福田とともにチームを引っ張ってきた西浦颯大が戻ってくれば完璧だ。シーズンのうち、最も疲れが出ると言われる8月を、オリックスは若い選手中心のチームなだけに、選手の若さでカバー出来るのは他球団に比べると優位。10日からは真夏の9連戦が始まるが、ここで大きく勝ち越すようなことがあれば、下克上の可能性はかなり高まり、ミッションオクトーバーの文字も見えてくる。この9連戦はオリックスにとって、9月まで勝負出来るかどうかを左右する戦いになるはずだ。(どら増田 / 写真・垪和さえ)
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スポーツ 2019年08月09日 10時10分
キック界のスマイルシンデレラになるか?ぱんちゃん璃奈、8.18大田区決戦へ人気急上昇中!
ブシロードグループのキックスロードが運営するキックボクシング団体KNOCK OUTが18日、東京・大田区総合体育館で令和初の大会『K.O CLIMAX 2019 SUMMER KICK FEVER』を開催する。 今大会からキックボクシング団体REBELSの山口元気代表がプロデューサーを務めるとあって、注目が集まっている。先日、全英女子オープンで優勝し、日本人としては42年ぶり2人目のメジャー制覇を果たしたプロゴルファー、渋野日向子並みのスマイルシンデレラが注目を浴びている。その名は“キューティー・ストライカー”ぱんちゃん璃奈(ストラッグル)だ。 大阪出身のぱんちゃんは今年2月にデビュー。これまでいずれも判定ながら無傷の3連勝中。今年5月にKNOCK OUTの体制が変わり、ぱんちゃんが主戦場にしているREBELSとKNOCK OUTが提携したことから、新生KNOCK OUTを象徴する選手に。都内のJR主要駅に掲示された巨大広告では、ぱんちゃんがキックを放つ全身写真に世間の注目が集まった。SNSのフォロワー数も増加中だ。 雑誌のグラビアやテレビ出演などプロモーション活動も増えてきたが、「キック一本で勝負していく」という覚悟が節々に感じられる。2年間勤め上げたアルバイトも辞めた。今回の祥子戦からは勝利だけではなく「倒さないとヤバイですよ。4戦目でKOしないと」と語り、KOにもこだわる構え。体幹を強化し1.5kgほど体重が増えて、「パワーアップした」とのこと。 KNOCK OUTは既に次回10.4東京・後楽園ホール大会の開催も発表している。これに関してぱんちゃんは「プレッシャーはありますが、楽しさの方が大きい。大きな舞台なので前回とは違って楽しんでできるのかなと思います」と、とびきりの笑顔で話してみせた。まさにスマイルシンデレラそのものである。関係者の話によると前回の試合で、鼻を骨折したにもかかわらず、試合の数日後から率先してプロモーション活動を行っていたそう。ぱんちゃんは笑顔で現場を和ませていたという。 公開練習に集まる報道陣も明らかに増えている。キック界のスマイルシンデレラが令和の女子キック界を引っ張っていく可能性は高い。(どら増田)
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