スポーツ
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スポーツ 2019年08月19日 12時00分
張本氏、セリーグ優勝「巨人で決まりだね」と断言で物議 篠塚氏は「もう一波乱ある」と反論
18日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏のプロ野球についての評論が「適当すぎる」と批判される一幕があった。 張本氏はセントラル・リーグのペナントレースで、巨人が2位横浜DeNAベイスターズに5ゲーム差をつけて首位を走る様子を見て、「巨人で決まりだね。30いくつゲームがありますけれども」と異例の断言を行う。 そして、17日の阪神戦については「6回で試合が決まった」と説明、その理由について、原辰徳監督がホームラン王の経験を持つアレックス・ゲレーロ選手に送りバントのサインを出したこととし、「1−0で、ノーアウト1、2塁。ゲレーロにバントさせたんですよ。なかなかバントさせにくいんですよ。彼はホームラン王ですから。そういう人にバントのサインを出すとね、なんで俺にバントさせるのかという人が多いんですよ」と采配を絶賛する。 さらに、継投策についても「高橋がすごくいいピッチングしたんですよ。6回でスパッと代えちゃうもんね」と褒め、「原監督の采配がしたたか」と巨人優勝の根拠を語った。 一方、ゲストの元巨人の篠塚和典氏は、張本氏の解説を聞くと「もう一波乱あるでしょうね」と反論。その根拠については「10.5あったのが10日間で4.5まで落ちた時期がありますから。そうは安心できない」と話し、「選手がしっかり揃うと巨人も嫌がる」と指摘した。 意見の分かれた解説だが、視聴者は「決まった」とした張本氏について、「適当すぎる」「信用できない」などと批判の声を上げる。その根拠は、篠塚氏が指摘したように、オールスター時点で張本氏が「巨人で決まり」と指摘し、その後連敗街道を走っていたことにある。その後混戦となった状況を見て、張本氏は「混戦」と評しており、見解がブレている。 巨人ファンの中には「張本氏に決まりと言われるのは不吉だから止めてほしい」「嫌な予感がする」という声も出るほどだった。 一時の混戦模様から巨人が再び抜け出した感のあるセントラル・リーグ。本当にこのまま行ってしまうのか。そして、張本氏の手のひらが再びひっくり返されることがあるのか注目だ。
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スポーツ 2019年08月19日 11時30分
DeNA、創設70周年の特別企画が話題 時代を越えた“自分だけの”ベストナイン投票で、あの頃が蘇る!
ベイスターズは球団創設70周年記念企画、「70th ANNIVERSARY PROJECT」の一環として、「ALL TIME BEST NINE」投票を行っている。 これは球団創立時まで遡り、ファンが歴代OBの中からベストナインを選ぶ特別企画。投手は先発、中継ぎ、抑えから3投手、捕手1名、内野手は各ポジションから1名ずつ、外野は3選手で、計11選手が選ばれる。特設ホームページには42選手がノミネートされているが、それ以外の選手にも投票できる。 ノミネートされている主な選手は、60年の優勝時に活躍したバッテリー・秋山登さんと土井淳さん、野手の近藤昭仁さんらのほか、川崎から横浜時代にかけて活躍した松原誠さんや中塚政幸さん、平松政次さん、山下大輔さん、田代富雄さん、遠藤一彦さん、齊藤明雄さんなどがリストアップされている。ベイスターズになってからは、主に98年の優勝メンバー、佐々木主浩さん、谷繁元信さん、石井琢朗さん、鈴木尚典さん、三浦大輔さんら、比較的最近のファンにもお馴染みの顔ぶれがノミネートされている。その他にもボイヤーさん、ポンセさん、パチョレックさん、クルーンさん、ローズさんなどの助っ人ももちろんセレクトされている。ノミネートメンバーの紹介もされている特設サイトは見ているだけでも、その頃のワクワクが甦ってくるような秀逸なものなので、ファン必見である。 各世代によって、また個人によってもヒーローは違うもの。実際ハマスタや、周辺の飲食店でスマホで投票しているファンに聞いてみたところ、「中学生の時に熱狂した98年のメンバーを中心に入れた」人もいれば、「秋山と谷繁のバッテリーに興味があったので入れた」と時代を越えたセレクションをした人も。中には「天秤打法を真似たので近藤和彦に入れた」と語る高齢の紳士や、「スーパーカートリオ再結成」「レイノルズやモーガン、マイヤーに記述で入れた」など、ユニークな楽しみ方をしている人も見受けられた。 一概に成績だけで票を集められることでは無い趣旨のベストナイン投票。「伝統と継承」を掲げるベイスターズらしい企画で、投票期間は8月31日までとなっている。17日には中間発表が行われ、ほとんどのポジションで98年優勝時のメンバーが選ばれていたが、最終的にはどのスターが選ばれるのか。最終結果の発表される9月中旬が楽しみだ。取材・文 / 萩原孝弘素材提供/横浜DeNAベイスターズ
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スポーツ 2019年08月19日 06時30分
東京五輪前の不可解な試合「侍ジャパン対巨人」
早くも、東京五輪を戦う野球・日本代表「侍ジャパン」の弱点が露呈した。 練習試合を行う海外チームが見つからない。”ぶっつけ本番”を避けるため、原巨人が標的にされそうだ。 「来年夏の東京五輪本番に向け、稲葉篤紀・代表監督(47)はキャンプシーズン中の2月に代表候補を召集し、結束を深めたいと考えています。練習試合、それもレベルの高い海外チームとやれたら最高なんですが…」(スポーツ紙記者) 稲葉監督が今年11月の国際試合「プレミア12」を戦う候補メンバーの予備登録を行ったのは、7月29日だった。同時点で大会主催者側に届け出た選手数は45人。この中から、好不調、故障の有無などを考慮して28人に絞り込む。プレミア12を戦う28人が、東京五輪でも戦うという。しかし、こんな指摘も聞かれた。 「代表チームを日本のように常設している国はありません」(前出・同) 侍ジャパンの常設が決まったのは、2011年10月。以後、シーズン終了後の11月か、ペナントレース開幕前の3月に海外代表チームと試合を組んできた。だが、WBC、プレミア12の開催年でもないとき、それも野球のシーズンオフに代表チームの編成を要請し、日本に招致するのは並大抵の苦労ではなかったのだ。 「読売グループが骨を折っていました。現地まで行って交渉したケースもあったと聞いています」(球界関係者) 稲葉監督が考えている来年2月の選手召集は決定事項ではない。とはいえ、金メダル獲得の期待も大きいだけに「五輪直前の7月の1週間ほどの合同練習」だけでは不安が残る。稲葉監督の要請に応えるとしたら、2月の強化合宿中の対戦相手も見つけなければならない。 「時期的に見て、海外チームと試合をするのは難しそう」(前出・同) そこで浮上してきたのが、国内チームとの試合だ。侍ジャパンの合宿先はこれまでと同様、宮崎になる。また、「侍ジャパン=読売の尽力」の図式から、原巨人に要請することになりそうだ。 「侍ジャパンを運営する『NPBエンタプライズ』は12球団が出資して立ち上げましたが、初代社長は日本テレビからの出向、現社長も読売グループの要人が務めています。鹿取義隆元巨人GMも、侍ジャパンのシニアディレクターに復帰しています」(前出・スポーツ紙記者) 巨人・原辰徳監督(61)は侍ジャパンの指揮官も経験している。稲葉監督の気持ちは十分すぎるくらい分かっているはずだ。しかし、巨人が対戦相手を務めるとなれば、選手の調整に伴いキャンプスケジュールも変更しなければならなくなる。また、一、二軍の当落ラインにいる選手を多く出場させるのは、侍ジャパンに対する”背信行為”だ。 「他球団にも声をかけると思いますが」(同) 侍ジャパンと読売グループの”密接な関係”を考えると、巨人だけが断りにくい状況にある。侍ジャパンの常設化は、チーム強化のほかに「12球団の新たな収支源獲得」と「国際化」という目的があった。野球が盛んな国は日本以外にもある。常設化は国内事情だけで進められて今日に至っているが、海外の野球連盟と足踏みをそろえなければ、国際化の目的は果たせない。メダル獲得以外にも、野球・日本代表が取り組むべき問題は少なくないようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年08月18日 22時30分
筒香、菊池涼介が直面したメジャー挑戦のタイムリミット
「プライム・タイム」というものがあるらしい。自身の夢と、オリンピック、古巣への恩義を天秤にかけるのだから、決断はますます難しくなる。 横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智外野手(27)、広島東洋カープ・菊池涼介内野手(29)がメジャー挑戦の可能性があると明言している。両選手ともその実力はWBC(2017年大会)でも証明済み。メジャースカウトも高く評価していたが、「好条件での渡米」とはならないようだ。 「今季、筒香はグリップを下げ、ノーステップ打法に変えています。外国人投手独特の動くボールに対応するためであり、メジャーリーグ挑戦を意識したものでしょう。菊池も昨年オフの契約更改後の会見で『トップのレベルでやりたいと思っている選手はたくさんいる。僕もその一人』と語っています」(ベテラン記者) メジャースカウトもこの2人に熱い視線を送ってきた。しかし、「レギュラーを保証されて」ということにはならないらしい。 「日本人の大砲タイプとなると、ゴジラ松井以来ですか…。大谷は特異な例だとしても、メジャーでは日本人のパワーヒッターに否定的な見解を持つ関係者も少なくありません。ゴジラ松井が移籍1年目で動くボールに苦しんだこともあり、そのへんに関しては筒香も研究しているように見えますが、筒香の場合、守備能力がネックになると思います。外野守備はあまり上手ではないし、一塁、三塁、指名打者で使うとなると、このポジションにはメジャーの本塁打王争いの常連がいっぱいいますからね」(米国人ライター) 対照的に、守備センスの高い菊池だが、打撃に関しては疑問符がつく。昨季は打率2割3分3厘、今季も2割6分前後といったところ。前回WBCでも2分6分7厘だった。 米挑戦の際は「守備の人」となるが、「肩の強さは再チェックしたい」(ア・リーグ中地区スカウト)との声も聞かれた。 「メジャーの内野手は日本と比べ、やや深く守る傾向にあります。菊池は他の日本人二塁手と比べ、深く守るタイプですが」(前出・同) 過去に米挑戦した日本人内野手は、松井稼頭央(現・埼玉西武二軍監督)、井口資仁(現・千葉ロッテ監督)、西岡剛(現・BCリーグ栃木)らが思い出されるが、守備で合格点を与えられたのは井口だけだ。 日本の球場は、主に人工芝。アメリカの球場の内野フィールドは天然芝だ。天然芝だと打球のバウンドが不規則だからだが、菊池に関しては問題ないだろう。菊池の所属する広島カープの本拠地・マツダスタジアムの内野フィールドは天然芝だ。しかし、アメリカの球場は、日本のように手入れが行き届いていない。守備に定評のある菊池であっても、アメリカの野球環境に適応できるかどうか疑問視されているそうだ。 先のア・リーグ中地区スカウトがこう続ける。 「メジャーでは25歳から30歳の選手が働き盛りとし、その年齢にある選手を『プライム・タイム』とも呼んでいます。筒香は今年11月に28歳になり、菊池は来年30歳になる。当然、彼らも自分の売り時みたいなものは分かっていると思います。今オフの挑戦を宣言できないのは、来年、東京オリンピックが控えているからですよね」 チームのリーグ優勝に貢献して、米挑戦という自分の夢に向かうとなれば最高なのだが、自分の努力だけではどうにもならないこともある。所属チームへの義理を重視すれば、今度は2021年の第5回WBCも気になってくる。どこかで見切りをつけなければ、プライム・タイムは過ぎてしまう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年08月18日 11時30分
RIZIN・朝倉兄弟連勝なるか?真夏の名古屋で堀口恭司凱旋試合、浜崎朱加も参戦!
先月28日にさいたまスーパーアリーナで『RIZIN.17』を開催したばかりの総合格闘技イベントRIZINが、8.18愛知・愛知県体育館で『RIZIN.18』を開く。6月から3カ月連続の開催だ。 6月には『RIZIN.16』兵庫・神戸ワールド記念ホール大会を開いていた。名古屋はRIZINの前身・PRIDEが生まれた街でもある。RIZINの名古屋開催は昨年から2年連続だ。 昨年はメインイベントに谷地祐介、セミファイナルに元谷友貴がそれぞれ登場。その他、KINGレイナ、村田夏南子、シュートボクシングから内藤大樹と海人、そして地元枠として朝倉未来が参戦している。 今回はRIZIN&ベラトールの日米MMA団体バンタム級王者・堀口恭司が、朝倉兄弟の弟、朝倉海(かい)を相手に凱旋マッチを行う他、RIZIN女子スーパーアトム級王者の浜崎朱加や、再起を狙う浅倉カンナ、マネル・ケイブが登場する。 地元枠からはKNOCK OUTなどで活躍しているフライ級のキックボクサー大崎一貴らが初参戦する。RIZINの榊原信行CEOは「さいたま(7.28)より名古屋の方が知名度の高い選手が出場する」と語った。“神童”那須川天心が締めた神戸大会に続いて、名古屋大会も今年の目標である「地方でもRIZINを感じる選手、カードを持っていく」ことを実践する構えだ。 メインイベントに出場する堀口は、7.28さいたま大会のリングで「皆さんの応援のおかげでベルトを持って帰ることができました。8月18日に愛知県体育館で試合が決まっているので、しっかりKOか一本で倒したいと思っている」と名古屋大会の意気込みを口に。堀口の首を狙う“四天王”の闘いをリングサイドで見守った。 四天王とは、元谷友貴、扇久保博正、石渡伸太郎、佐々木憂流迦の4選手。7.28さいたま大会では、扇久保が元谷に、石渡が佐々木にそれぞれ勝利を収め、次は勝者同士が対戦する見込み。その勝者と堀口がタイトル戦を行うことも考えられる。 堀口と対戦する朝倉海は、7.28さいたま大会で矢地を相手に完勝した兄、朝倉未来の勢いをそのまま継ぎたいところ。榊原CEOも「堀口が磐石に勝てる相手でではない」と番狂わせの可能性があると示唆していた。朝倉兄弟を2大会連続でメインイベントに起用したRIZINの彼らに対する期待は相当高いと言ってもいいだろう。 マッチメイカーのチャーリー氏は堀口と海について「実績で見ると、とんでもないミスマッチだ。ただ朝倉海には『もしかしたら』という期待感を抱かざるを得ない」と強調する。 チャーリー氏は続けて「MMA(総合格闘技)ではパンチャーズチャンスという言葉がよく使われるが、まさにそれだ。アグレッシブで当て勘が良く、パンチのパワーもあるパンチャーは一発で試合の流れを変える事ができるということが最大の魅力であり、見所になるだろう」と海に期待した。 さらに「2人の勝負は間違いなく打撃での試合になり、相性はバッチリ。洗練された相手に対して粗削りで予想だにしない動きをする若い選手がアップセットを起こす場合もある。海の失うものがないという腹のくくりと心構えが最大の武器になり得るかもしれない。逆にデメリットしかない堀口には、少なからず今までとは全く違うプレッシャーがかかるかもしれない。試合内容はもちろん、両選手の心理的状況も考慮しながら観るとより楽しめるマッチメイクだ」と解説している。 チャーリー氏も海の可能性について口にしている。今大会の見どころは間違いなく、海が堀口を相手にどこまで戦えるかだ。無限の可能性を披露してもらいたい。取材・文 / どら増田写真 / 山内猛
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スポーツ 2019年08月18日 06時30分
キックの面白さが詰まった令和初のKNOCK OUT『K.O CLIMAX』8.18大田区大会展望!
2016年に旗揚げしたキックボクシング団体KNOCK OUT(ノックアウト)のプロデューサーに今年5月、キックボクシング団体REBELSの山口元気代表が就任。令和の幕開けとともに新体制となった。 「新日本プロレスの『G1 CLIMAX』のように、『K.O CLIMAX』を毎年夏の恒例イベントにしたい」 キックスロードの原田克彦社長は新体制発表会見の席上で『K.O CLIMAX 2019 SUMMER KICK FEVER』(8.18東京・大田区総合体育館)に向けて意気込んだ。同じく会見に出席していた木谷高明オーナーはすかさず「(日本)武道館でやりたいねぇ」と、2年連続で日本武道館3連戦を開催している新日本の『G1』を意識した。原田社長は昨年まで新日本の社長で、木谷オーナーは新日本のオーナーとしてファンにも知られる存在だ。関係者によると「前体制よりもブシロードグループ色を出していく」そうで、8.18のテレビCMのナレーションには、新日本の映像ナレーションを務めているバロン山崎を起用。新日本ファンに近づく戦略をとっている。 ただ今大会でKNOCK OUTに初参戦する日菜太が、新日本東京ドーム大会を参戦したのは“寝耳に水”だったそうで、会見ではあの木谷オーナーが慌てるほどだった。しかし、その後も日菜太の言動が見逃せなくなったのは事実。「いい風が吹くかもしれない」と木谷オーナーが全否定しなかったのは、日菜太を高く評価している証だろう。日菜太には難敵ジョムトーンとの一戦をしっかりクリアし、目標に近づいてもらいたい。 東京都内のJR主要駅に掲示されていた巨大看板で目を引いたのが、“キューティー・ストライカー”ぱんちゃん璃奈(りな)だ。ぱんちゃんは巨大広告や、TOKYO MXで放送された特集番組への出演、雑誌のグラビア掲載なども重なって、3000人弱だったツイッターのフォロワーが、一気に6000人にまで増えた。この勢いはまだ止まりそうにない。今大会では“ムエタイママ”祥子との最強美人対決が控えている。実力派である祥子との一戦で、ぱんちゃんが自分らしい闘いができればKNOCK OUTの新たな女子スター選手となり、業界内外から注目を集めるのは確実である。 『G1 CLIMAX』の優勝者には『G1覇者』の称号が与えられるが、今年の『K.O CLIMAX』では、初代スーパーバンタム級王者決定も兼ねた1DAYSトーナメント(4選手参加)の優勝者に、ベルトと『K.O覇者』の称号が与えられるという。今から28年前にスタートした『G1』の初代覇者は蝶野正洋。蝶野はその後も優勝を積み重ねて“夏男”の称号も得た。 このトーナメントには、江幡塁、小笠原瑛作、大野貴志、ミケール・フェルナンデスがエントリー。1回戦で江幡と大野、小笠原とフェルナンデスが対戦し、それぞれの勝者がメインイベントでスーパーバンタム級のベルトと、『K.O覇者』の称号を勝ち取るべく対戦する。KNOCK OUTで江幡に負けた小笠原のリターンマッチを望む声が多い中、4選手の中で唯一、出場者決定戦を制してトーナメントに参加する大野の気持ちにはすごいものがある。山口プロデューサーも「大野がポイント」とトーナメントが波乱になる可能性を示唆した。『K.O CLIMAX』がキック版の『G1』となるためには結果だけではなく、試合内容も期待したいところ。木谷オーナーも「1回戦は勝つことだけを考えてもらえれば…内容はどうでもいい。決勝は素晴らしい試合をしてもらいたい」と期待を寄せていた。 その他、大月晴明対丹羽圭介、良太郎対雅駿介、T-98対斗吾、駿太対安本晴翔、宮越慶二郎対鈴木信治とキック界注目のカードがズラリと並んだ。本戦開始前には『REBELS division』がオープニングファイト2試合を含め6試合行われる。ロッキー川村対吉野友規、与座優貴対ジョニー・オリベイラ、蓮沼拓矢対濱田巧、炎出丸対壱(いっせい)・センチャイジムとこちらも好カードがズラリと並んでおり、まさに真夏のキックの祭典にふさわしい大会になるのは必至だ。 8.18は令和初のKNOCK OUTがキックボクシングの面白さを伝えてくれるだろう。取材・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年08月17日 11時30分
松坂世代の晩節「平成の怪物」が引退を表明するときは…
かつて、球界を席巻した1980年生まれの「松坂世代」だが、2019年シーズン、NPBの現役選手は8人。代表的な選手の近況を伝えると、ソフトバンク・和田毅は復活勝利こそ果たしたが、右太股を痛めて登録を抹消(7月21日)。阪神・藤川球児は後半戦から従来のクローザー役に復帰。打者の手元で浮き上がってくる独特のストレートが蘇りつつあるが、全盛期の球速はない。肝心の松坂大輔は復活勝利後の先発で、1/3回8失点と信じられないような醜態をさらしてしまった(7月27日)。 彼らにとって39歳の年。この年齢まで現役を続けてきたことには敬意を表すべきだが、こんな声も聞かれた。 「練習熱心でもあります。彼らは何も指示されなくても自分で考えて、しっかりと練習しています。例外は松坂かな(笑)」(プロ野球解説者) 松坂は「完全燃焼していない」とし、現役にこだわってきた。松坂を見たいと思うファンはいまだ多く、その根強い人気が現役を続けたいとする“ワガママ”を許しているのだろう。なぜ、ワガママなる言葉を使ったというと、松坂は「チームのために」とは言わないからだ。チャンスをくれた中日のため、ファンのためと思っているはずだが、それを口にすることはほとんどない。 あえて言わないのだとしたら、そこに松坂の野球哲学があるのではないだろうか。 話は、2006年の第1回WBCにさかのぼる。松坂は日本のエースとして代表チームに召集された。日本は初代王者となり、松坂は大会MVPにも選ばれた。しかし、当時を知るNPB関係者によると、松坂は他球団の年長選手から叱責される場面があったという。 「深いところで、野球、ナメてるだろ?」 性格もあるのだろうが、松坂は練習中もニコニコしている。常に周りに人が集まっていて、高校、西武ライオンズ(当時)時代には「サボリぐせ」を指摘されたほどだ。キツイ練習で追い詰められると、笑ってごまかし、最後までやらない。決して練習嫌いではないが、そういう態度に疑問を呈したのだ。 「松坂にとって、野球はコミュニケーションの手段だったのかもしれません。仲間思いで、彼らと一緒に行くのが楽しくてたまらないというか、そういう遊びの延長で野球を続け、結果的にプロの世界まで上り詰めていったんです」(NPB関係者) だが、その大好きな野球で、松坂は「地獄」も味わった。メジャー挑戦後に負った右肘の故障であり、投げられない苦しみと、復活後も思うようなピッチングができないイライラも経験した。「このままで終わるわけにはいかない」という思いが中日での復活勝利につながったのだが、松坂以外のピッチャーだったら、ここまでは待ってくれなかっただろう。とっくの昔にクビを宣告されていたはずだ。 「松坂に限らず、ベテラン選手は周囲に気を遣わせるなど、特別扱いされていることを自覚していると思います。だから、チームに何かを残さなければいけないと思い、若手に技術的な助言を送るなどしているのでしょう」(前出・同) 松坂の「まだ続けたい」の言葉には、これまで応援してくれたファン、自身の野球人生を支えてくれた人全てに対し、「このまま現役をやめたら、申し訳ない」との意味も含まれているのではないだろうか。野球に限らず、プロアスリートにとって、最高の幸せは自身で引退を決められること。大多数がクビを宣告され、未練を残したままやめていく。「幸せな野球人生を送ることができた」。お世話になった人たちにそんな報告することが一番の恩返しだと考えているのだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年08月17日 06時30分
“世界の獣神”獣神サンダー・ライガーの引退試合の相手は誰だ?有力選手はあの二人?
「獣神サンダー・ライガーは来年1月の東京ドーム大会で引退いたします」 今年3月7日、プロレス界に激震が走った。“世界の獣神”として、日本のみならず世界のリングで“ジュニアヘビー級のレジェンドマスクマン”として活躍した新日本プロレスの獣神サンダー・ライガーが引退を表明したのだ。この前日に、当時IWGPジュニアヘビー級王者だった石森太二に挑戦し、大激闘の上敗れた。ライガーは「近いうちに会社から発表がある」と意味深発言。翌日、引退発表会見が行われたのだ。 “ライガー引退!” このニュースはまたたく間に世界中を駆け巡った。会見でライガーは「他団体の選手にも名乗り上げてほしい」と引退ロードの対戦相手を募った。これを受け、新日本と交流がない他団体の選手からも「ライガーさんと闘いたい」という声がSNSを通じて寄せられている。当然、新日本のスケジュールは最優先。海外での試合もあり、他団体の選手がライガーと試合できるのは、その狭間に限られてしまう。引退までに対戦できる選手はラッキーと言えるだろう。 「(思い出の選手は)佐野直喜(巧真)さん!あの人がいなければ今の僕はいなかった」 会見で「やり残したことはない!」と言い切ったライガーだが、佐野はライガーが誕生してから初めてのライバルとあって、思い入れの強い選手のようだ。現在はフリーの佐野は、8.30後楽園ホール大会で開催される武藤敬司プロデュースの「プロレスリング・マスターズ」にカードこそ違うが出場が決定している。佐野は新日本OBでもあり、来年1月の引退試合の相手としてふさわしい選手と言ってもいい。 しかし「俺とやれ!」と挑発を続けている選手がいる。鈴木みのるだ。みのるは、2002年11月30日にパンクラス横浜文化体育館大会で、佐々木健介氏の代替として急きょ参戦したライガーとパンクラスルールで対戦したことがキッカケで、“プロレス復帰”を決意したと言われている。 当時は準備期間がなかったこともあり、ライガーが「2年ぐらい時間をよこせ!もう一度やらせてくれ」とみのるに直訴していたが、17年間シングルマッチは組まれていない。みのるも引退試合の相手の有力候補だ。 果たしてライガーの引退試合で、対角線に立つのは佐野か?みのるか?はたまた違う選手になるのか?シングルマッチでない可能性も考えられるが、石森戦を見ても第一線の選手と渡り合う力は十分に残っている。ライガー生誕の地である“闘強導夢”での引退試合まで半年を切ってしまったのはさみしい限りだ。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年08月16日 22時30分
3年ぶり開催のプロレスジュニアオールスター戦『スーパーJカップ』今回はアメリカで開催!
プロレスジュニアヘビー級のオールスター戦『スーパーJカップ』(Jカップ)は、1994年に新日本プロレスが主催し実現したものだ。2nd STAGE以降は、ホスト(主催)団体が持ち回りとなり、2nd(1995年)はWAR、3rd(2000年)はみちのくプロレス、4th(2004年)は大阪プロレス、5th(2009年)が新日本、6th(2016年)は新日本とプロレスリング・ノアが共催し、これまで不定期に開催してきた。 7回目となる今回は新日本がホストを務め、現地時間22日から米シアトル、サンフランシスコ、ロサンゼルスを転戦する。プロデューサーはJカップの発起人、獣神サンダー・ライガーだ。ライガーはトーナメントにはエントリーしない模様だが、3大会全てに出場することが発表されている。ライガーは「アメリカ西海岸を一色に、ジュニア一色に染めたい」と意気込みを語った。 7th STAGE『スーパーJカップ2019』トーナメントには1日現在6人の選手がエントリーしている。新日本プロレスから田口隆祐、SHO、石森太二、メキシコCMLLからカリスティコ、ドラゴン・リー、そしてTNAやWWEでも活躍したクルーザー級の強豪、TJPである。 田口は3大会連続出場、石森はノア時代に続いて2大会連続の出場。“元祖・神の子”カリスティコは前回大会にスペシャルマッチで出場しているが、トーナメント参加は初めて。初代ミスティコ時代に伝説的ルチャドールとして数々の伝説を築き、メキシコでは国民的なスーパースターとされる。WWEでは初代シン・カラとしても活動していたことからアメリカでの知名度も高い。今年1月には新日本とCMLLの合同興行『ファンタスティカマニア2019』にも来日。久々に日本のファンの前で元気な姿を見せていた。 注目のTJPは、プリンス・デヴィット(フィン・ベイラー)、カール・アンダーソンらを輩出した新日本プロレス・ロス道場に在籍していた。2002年には新日本に初参戦。2011年には『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.』にも出場。3勝5敗という結果に終わったが、必殺のデトネーション・キックで強烈なインパクトを残した。「日本帰りは出世する」ことを実践した一人だ。この大会でライガーの目に留まれば再び来日する可能性も高まるだけに、このチャンスはしっかりとつかみたいところだろう。 世界屈指のジュニア戦士が集結するJカップの過去の優勝者は、ワイルド・ペガサス(クリス・ベノワ)、獣神サンダー・ライガー(2連覇)、丸藤正道(同)、KUSHIDAといったそうそうたるメンバー。この歴史に新たな名を刻むのは誰か?令和初、国外初のJカップに世界中の注目が集まる。『スーパーJカップ2019』出場選手・田口隆祐・石森太二・カリスティコ・TJP・SHO・ドラゴン・リー『スーパーJカップ2019』日程◎シアトル大会▽現地時間22日、会場:Temple Theater◎サンフランシスコ大会▽現地時間24日、会場:SF University Student Life Events Center◎ロサンゼルス大会▽現地時間25日、会場:Walter Pyramid取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年08月16日 19時35分
3位広島、諦めるのはまだ早い?鍵を握るのは打線ではなく...
2位DeNAと共に首位巨人を猛追し、一時はその差を1ゲームまで縮めていた3位広島。しかし、12日〜14日にかけ行われた3連戦に負け越したこともあり、その差は4.5ゲームと再び広がりを見せ始めた。 14日終了時点における巨人の成績は「59勝46敗2分・勝率.562」だが、仮にこのままのペースでいくと優勝ラインはおおむね80勝。広島、そしてDeNAがこれを上回るためには、ここからの残り試合で勝率7割以上をたたき出す必要がある。 「せっかくここまで追い上げたのに…」、「セ・リーグの灯もとうとう消えてしまうのか」、「結局最後は巨人、なんかガッカリだわ」といった、ネガティブなコメントも少なからず寄せられているこの展開。ただ、伊藤光、パットン、宮崎敏郎と主力が相次いで故障に見舞われたDeNAはともかく、広島に関してはまだまだ諦める必要はないようにも思われる。 今シーズンの広島は8連勝(4月17日〜27日)、11連勝(5月11日〜27日)、9連勝(7月19日〜28日)と大型連勝を3回マーク。それぞれの期間におけるチーム成績は以下の通りとなっている。8連勝(4月17日〜27日)全試合合計:35得点・13失点・67安打1試合平均:4.4得点・1.6失点・8.4安打11連勝(5月11日〜25日)全試合合計:70得点・26失点・122安打1試合平均:6.4得点・2.4失点・11.1安打9連勝(7月19日〜28日)全試合合計:59得点・28失点・98安打1試合平均:6.6得点・3.1失点・10.9安打 打線の活発さはもちろんだが、それ以上に目立つのが失点数の少なさ。投手陣がこのような頑張りを見せることができれば4回目、ともすれば5回目の大型連勝が到来する可能性も十分だといえるだろう。 では、現在のチーム状況は連勝時と比べてどうなっているのか。直近10試合の内訳を元に比較してみたい。直近10試合(8月4日〜14日)全試合合計:53得点・47失点・93安打1試合平均:5.3得点・4.7失点・9.3安打 「5勝5敗」とイーブンだったこの10試合を見ると、鈴木誠也、會澤翼、松山竜平といった面々が好調なこともあり。打線は連勝期間中にも引けを取らない得点・安打を記録している。 一方、投手陣の方は、連勝期間中と比べると少々打ち込まれ気味。今後の戦いにおいては、投手陣が1つでも失点を減らすことができるかが最大の課題であるといえそうだ。 一軍の投手陣は、この1週間で床田寛樹(11日)、フランスア(12日)、一岡竜司(13日)、アドゥワ誠(13日)、岡田明丈(16日)の5名が立て続けに二軍へ降格。失点数の減少、そして逆転優勝を成し遂げるには、苦しい台所事情となっている投手陣をどこまで“再整備”できるかが大きな鍵となることは間違いないだろう。文 / 柴田雅人
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スポーツ
【コラム】プロ野球、セ・リーグ開幕は予定通りの3月25日でいいのか!?
2011年03月19日 18時00分
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スポーツ
大震災で事実上中止となった地下プロレス『EXIT-64 CORE:U』。コアスタジアムに出現した、幻の10 分間とは何か。
2011年03月17日 19時00分
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スポーツ
愛知県豊田市発! 名古屋グランパスSA、義援用飲料水集め
2011年03月16日 19時00分
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スポーツ
日本人メジャーリーガーはどうなる? 「イチロー=マリナーズ」 今季は前人未到の記録と『ディケイド表彰』
2011年03月16日 15時30分
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スポーツ
2011年センバツ大会特集 高校球児は被災地の勇気に…
2011年03月16日 11時45分
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スポーツ
全日本プロレスから被災地の皆様にコメント
2011年03月15日 17時59分
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スポーツ
キャンプ・オープン戦中間報告「阪神」 新人・榎田が先発人材難を救えるか…
2011年03月15日 15時30分
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日本人メジャーリーガーはどうなる? 「松井秀喜=アスレチックス」 100打点のノルマ克服で復活を目指す
2011年03月15日 15時30分
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スポーツ
日本人メジャーリーガーはどうなる? 「西岡剛=ツインズ」 米国版「和の野球」で、100得点&三塁打量産も
2011年03月12日 18時00分
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スポーツ
ディアナ旗揚げ記念イベント『井上京子&野崎渚サイン会 in T-1』が延期
2011年03月12日 17時00分
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スポーツ
ガッツワールド・プロレスリング蕨大会開催が延期
2011年03月12日 10時30分
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日本人メジャーリーガーはどうなる? 「建山 義紀=レンジャース」 スライダーのキレがダルビッシュの落札金を変える?
2011年03月11日 15時30分
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快挙! 沖縄プロレスの地上波テレビレギュラー放送決定!
2011年03月11日 15時30分
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ネパールの余波が高田馬場に伝染!? “カンパイ・ボーイズ”入道&梅沢が阿吽王座死守 2・27地下プロレス『EXIT-63 MIDNIGHT』
2011年03月11日 11時45分
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スポーツ
ガッツワールド・プロレスリング3・12蕨大会に注目!
2011年03月10日 15時30分
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キャンプ・オープン戦中間報告「福岡ソフトバンク」 12球団トップの巨大戦力で連覇を
2011年03月10日 15時30分
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キャンプ・オープン戦中間報告「北海道日本ハム」 先発4番手以降は未知数 斎藤は使わざるを得ない
2011年03月09日 13時30分
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“破壊王子”橋本大地デビュー2戦目は武藤敬司と、客寄せパンダ的起用に危惧の声も…
2011年03月09日 13時00分
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美しすぎる女子アスリートが高校日本記録を塗り替えて勝利
2011年03月09日 12時00分