スポーツ
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スポーツ 2020年06月11日 18時00分
千葉ロッテ・緊急対外試合で判明した佐々木朗希「6・23」デビュー
6月2日、12球団の対外試合が再開された。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い活動を見合わせていた各球団は、失われた時間、実戦感覚を取り戻すため、手の内を隠すことなく、主力級の選手を投入している。しかし、千葉ロッテから発せられたアナウンスに、ファンやマスコミが飛びつく“怪情報”が隠されていた。「巨人と千葉ロッテだけ、16日に試合を追加しました。両球団とも『実戦感覚を取り戻すために1試合でも多く』と言っていました」(ベテラン記者) 5月末時点で、まだペナントレース全試合の日程は完全発表されていない。16日は「火曜日」にあたる。「ペナントレースにおいて、火曜日と金曜日はかなり重要なポイントです。この両日は、3連戦の初戦にあたるからです」(同) 日本のプロ野球では、6人の投手で先発ローテーションを組むのが一般的で、彼らが「中6日」で登板していく。つまり、16日の火曜日に急遽設定された試合で先発する投手は、「3連戦の初戦を託されるエース級の選手」となるのだ。 それだけではない。千葉ロッテについて「中6日」のサイクルを当てはめると、こんな見方ができる。全体練習が再開された5月26日の火曜日、実戦形式のシート打撃に登板したのは、佐々木朗希だ。「井口資仁監督(45)は5月30日の紅白戦後、記者団に翌31日の紅白戦で佐々木を投げさせないと言い切っていました。5月26日に160キロを計測した佐々木ですが、身体はどこも壊していません。紅白戦とはいえ、『中4日』で投げさせてリズムが狂ったら故障につながると判断したのでしょう」(同) 佐々木の育成プランとして、一軍帯同は否定している。「二軍で基礎体力を養ってから」という計画だが、基礎体力作りには、登板間隔を身体に染み込ませることも含まれている。 つまり「火曜日・中6日」の登板サイクルからすれば、6月16日の巨人戦に投げることは可能だが、各情報を総合すると、佐々木のお披露目マウンドは、同16日から中6日を経た6月23日火曜日のペナントレース第2節となりそうだ。「今、二軍戦も試合数が削減され、若手の育成機会が失われています。大事に育てることは、実戦で投げさせないという意味ではありません」(球界関係者) 投げたくてウズウズしている佐々木のガス抜きと経験値取得の両方を調整しているようだ。長いイニングを投げる必要はない。実戦で一軍打者を体感し、課題を見つけ、また二軍で練習に戻ればいいのだ。 日本中が明るい話題に飢えている今。160キロ強の剛球に誰もが注目している。
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スポーツ 2020年06月11日 17時30分
DeNA・大貫、ファームで5回1失点の好投!ターゲットは逆転開幕ローテーション!
ベイスターズの昨年のドラフト3位・2年目の大貫晋一が10日、ファームで好投を披露し、一軍ローテーション入りのアピールに成功した。 気温30度を超えるような暑さの中、神奈川・横須賀スタジアムでジャイアンツ相手に先発した大貫は、初回から2つの空振り三振を奪う順調な立ち上がりを見せると、2回には初ヒットを許すも、空振り三振を含む4人で片付けた。3回も危なげなく3者凡退に切って取ると、4回は味方のエラーにも動じず、ジャイアンツ4番の岸田を注文通りのセカンドゴロのゲッツーで切り抜けた。5回は先頭の田中俊太にセンター前に弾き返されると、続く加藤壮は大貫のグラブを弾く強襲ヒットで初のピンチを迎える。バントを挟んでモタのセンターへの犠牲フライで1点を失うも、続く笠井を落ち着いて空振り三振に抑え降板した。この日は5回、被安打3、奪三振5、失点1、無四球の堂々の内容を見せた。 昨年は145キロを越えるストレートを投げ込んでいたが、この日は140キロを少し越える程度のスピードも、得意のスプリットや、大きく割れるカーブなどの変化球を低めに集める丁寧なピッチングで相手打線を翻弄。許したヒットは、ショートが微妙にファンブルしたものと本人の焦りが見えた、2本の内野安打が含まれ、クリーンヒットは1本のみ。4回まではほぼパーフェクトと危なげない内容だった。 現在ベイスターズの開幕ローテーションは、エース今永昇太とパワフル左腕・濱口遥大、琉球サイドの平良拳太郎が確定。石田健大は使い勝手抜群なだけに、ラミレス監督がポジションを考慮中。10日に一軍でテスト登坂した育成上がりの成長株・中川虎大と、ルーキー左腕・坂本裕哉は内容が伴わず、2年目の上茶谷大河は右肘の違和感で開幕絶望。残り枠を新外国人マイケル・ピープルズ、ベテランの井納翔一らで争う状況となっている。ラミレス監督が「先発候補は8-9人いる」と話していた中に含まれていると思われる大貫も、この日のピッチングで一歩前進したと思われる。 昨年オフにオーストラリアリーグに参戦し、腕を磨いた大貫晋一。スピードよりもコントロールと変化球に活路を見い出した大人の投球術で、飄々とそして淡々と開幕ローテーションを狙う。 取材・文 ・写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2020年06月11日 17時00分
ヤクルト・嶋の二塁送球がしゃがんだ投手に直撃! 3アウト後のプレーにファン困惑、「投手がサインを見落とした?」との見方も
10日に行われたヤクルト対日本ハムの練習試合。この試合に出場したヤクルト捕手・嶋基宏のプレーが、ネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、3回裏2死一、三塁の場面。ヤクルトは先発・吉田大喜が2点を失いなおもピンチという状況だったが、日本ハム・清宮幸太郎を見逃し三振に打ち取ってピンチを脱出。しかし、投球の間に一塁走者が盗塁を仕掛けていたからか、嶋は審判がストライクをコールするより先に二塁に送球した。 すると、二塁手から送球を見やすくするようマウンドにしゃがんだ吉田の頭に嶋の送球が直撃。吉田はどこか痛めたそぶりは見せずにベンチへ戻ったがこの回限りで降板となり、4回からは坂本光士郎がマウンドを引き継いだ。 今回のプレーを受け、ネット上には「嶋の送球危なすぎる、三振でチェンジなのに何で無理して二塁に投げたんだ」、「当たったボールが大きく跳ねてたけど吉田大丈夫かな…直後に降板したから余計に心配」、「審判のコールが遅かったのはあるかもしれないけど、セルフジャッジして二塁に投げなくても良かったのに」といった反応が多数寄せられている。 一方、「吉田がピッチャーカットのサインを見落としたって説も無い?」、「盗塁阻止にしては送球が低すぎる、投手のカットが前提だったんじゃないのか」と、吉田にも責任があるのではという指摘や推測も複数見受けられた。 「嶋の送球はマウンドにしゃがみこんだ吉田の頭に当たるほど低い軌道でしたので、ボールを握り損なったことによる投げミスの可能性はもちろんあります。ただ、本来二塁へはもっと高い軌道で投げられることがほとんどなので、嶋が一、三塁のダブルスチールを警戒し、吉田に送球をカットしてもらうためにあえて低い軌道で投げたのではと推測するファンもいます。カットありきの送球と仮定すると、通常は捕手から投手へサインでカットプレーの伝達が行われるので、今回の出来事は吉田のサイン見落としにより起こったものという見方もできます」(野球ライター) 試合後の報道によると吉田に怪我や異常は無かったというが、今回のプレーが嶋のミスで起こったのか、それとも吉田のミスで起こったのかは不明。ただ、6月19日の開幕前にこうした課題を洗い出せたのは幸いだったのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年06月11日 15時10分
オリックス福田周平が剥離骨折で固定回避も開幕絶望か?
オリックスは11日、福田周平内野手が7日のゲーム前、守備練習中にボールが右手人差し指に当たった為、同日、大阪市内の病院を受診していたことを明らかにした。 レントゲン、CT、エコー検査の結果、右手人差し指基節骨近位靭帯付着部の剥離骨折との診断を受けたという。今後は、患部の固定などはせず、状態を確認しながら練習強度を上げていく予定とのこと。手術や固定などをしないことから、早期の復帰を期待したいが、開幕には間に合わない模様だ。 福田は大城滉二とセカンドのレギュラー争いを繰り広げていたが、3日に京セラドーム大阪で行われたソフトバンクとの練習試合では途中出場し、1安打1四球の成績を収めるも、再調整という理由で、5日からファームに合流していた。内野手では中川圭太が右手人差し指の打撲及び指先の裂傷のため、ファームで調整中なだけに、福田の離脱は痛い。(どら増田)
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スポーツ 2020年06月11日 11時50分
なぜ巨人・湯浅は急成長した? 坂本の立場を脅かすほどの打撃、今後のスカウト基準変わるか
高卒3年目の遊撃手・湯浅大の急成長により、高校球児におけるスカウトの判断基準も変わりつつある。 「開幕一軍入りはほぼ間違いありません。坂本勇人の状態も関係してきますが、湯浅の開幕スタメンも十分に考えられます」(プロ野球解説者) 巨人は「坂本が元気なうちに、その後継者を」なる課題を抱えていた。しかし、こんな形で湯浅が急浮上してくるとは思わなかった。 DeNAとの練習試合(6月10日)、湯浅は「2番・遊撃」でスタメン出場した。初回、腕をコンパクトにたたみ、内角球を左翼席中段まで運び込んだ。同試合終了時点での成績は、打率4割6分7厘、2本塁打、8打点(6試合)。ファンも、坂本の代役として開幕・遊撃手を任せてみたいと思っているのではないだろうか。 「湯浅が急成長し、高校球児に対するスカウトの評価基準も変えなければなりません」(球界関係者) 湯浅はドラフト8位だった。甲子園大会の常連校となった健大高崎校の出身で「1年秋からレギュラーを掴んだ」と言うが、当時を知るスカウトによると、「守備は巧かったが、打撃面はイマイチ。打撃難でも、プロでやっていけるだけの打撃能力がないとダメ。そういう不安要素もあって、指名に二の足を踏んだ球団も少なくありませんでした」とのことだ。 しかし、現在の湯浅が、最も評価されているのは打撃力だ。「守備面はちょっと心配」(前出・プロ野球解説者)と、正反対の声も聞かれた。 「打球に対し、一直線で追い掛けていきます。回り込むように追い掛けないと、送球までの動作でステップが多くなってしまいます。一軍首脳陣も教えているはずですが、まだそれができていない」(前出・同) とは言え、高校時代では“赤点”だった打撃力がプロで開花した理由だが、これが今後のスカウトの判断基準を変えそうである。 「打撃フォームが基本的と言うか、学生野球が指導している通りのスイングでした。良い意味で『何も教えていない』のと同じ。プロのコーチが教えて、改良する余地がたくさんあったということ」(チーム関係者) 高校球児に対し、スカウトは「投手」に関する判断基準を幅広く持っている。たいしてスピードの出ない投手でも「下半身を使えているから伸びしろがある」と判断する時もあれば、「肩の稼働域の広さ」などを見る場合もあるそうだ。 湯浅のようにプロで打撃が開花するケースは非常に珍しい。 「高校卒の投手の怪我が多いのも気になります。ヤクルトの奥川は右肘を、昨秋ドラフトの巨人1位・堀田賢慎もいきなり手術となりました。『怪我』に関するチェック項目をもっと増やさなければならないでしょう」(前出・同) 今年8月、甲子園球場で中止となった今春センバツ大会の代替試合が開催される。「今年は高校に好投手が多い」というが、評価は厳しくなりそうだ。また、打撃難の野手に関しても、もっと時間を掛けて見極めていかなければならないだろう。 湯浅がペナントレース本番でもバットで活躍すれば、かねてから囁かれてきた「坂本の三塁コンバート」も、シーズン中にテストすることになりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年06月11日 11時00分
ロッテから移籍の楽天涌井が“古巣”メットライフドームで好投!
プロ野球練習試合▼10日 埼玉・メットライフドーム(無観客試合)埼玉西武 1-1 東北楽天※規定により延長なし 楽天の先発は今シーズン、ロッテから金銭トレードで移籍した涌井秀章。西武、ロッテの2球団でエースとして活躍した涌井が、楽天のユニフォームを着て西武時代の“古巣”メットライフドームに帰ってきた。 練習試合2試合目となる涌井は、最速149キロをマークするなど、まだまだ球は衰えていない。変化球にもキレがあるだけに、ストレートに効果があるのだろう。この日は、4回を71球、被安打2、奪三振4、無失点の好投。楽天でもローテーションの一角を担うのは間違いない。 2回には、ロッテからFAで楽天に移籍した鈴木大地が、西武先発の今井達也から、ライトスタンドへ先制のソロホームラン。「打ったのはストレート。開幕が近くなってきたので一本出て良かったです。相手がいいピッチャーなので自信になりますね」と大地はニッコリとした表情でコメント。この時期に一発を打てたことで、シーズンに向けて自信がついたようだ。 試合は、6回に山川穂高のソロホームランで同点に追いつかれるが、その後、両チームともにリリーフ陣が無失点に抑えたため、引き分けに終わった。9日は西武が勝利を収めているだけに、楽天は11日の試合に勝ってイーブンに戻して3連戦を終えたい。 元ロッテコンビの活躍が目立った試合だった。 (どら増田)
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スポーツ 2020年06月10日 18時00分
コロナで揺れる大相撲…芝田山広報部長“情報統制”で存在感示し次期理事長に意欲
緊急事態宣言が解除されても、コロナで死者を出した大相撲界は、厳戒態勢が続いている。「一部の部屋でぶつかり稽古は解禁されたものの、相変わらず出稽古は禁止されています。みんなでチャンコ鍋を囲んで和気あいあいという大相撲界ならではの食事風景などもっての外。今は、1人ずつ皿に取り分けられた料理を無言のまま、黙々と食べなければならない。すっかり環境が一変しています」(担当記者) 部屋での稽古や力士たちへの取材も完全シャットアウト。すべての情報は協会広報部が管理しており、それを一手に取り仕切っている芝田山広報部長(元横綱・大乃国)の存在感が増しているという。「記者たちは『芝田山親方にそっぽを向かれたらおしまいだ』と戦々恐々です。広報部を差し置いては小ネタも拾えないんですから。もっとも、この3カ月は休眠状態で、たいしたネタもありませんでしたが…」(同・記者) 控え目な八角理事長(元横綱・北勝海)とは対照的に弁が立ち、態度も大きい芝田山広報部長。一部では“第二の理事長”と呼ばれていたが、このコロナ騒ぎに乗じて「本物の理事長に虎視眈々」というウワサまで流れ始めた。「もともと、芝田山の八角理事長に対するライバル意識は大変なもの。芝田山の出身地は北海道の芽室町で、八角理事長の十勝町のすぐ近く。年齢も1つ違いで、他の力士には負けても『北勝海にだけは負けるな』という土地柄ですからね。現役時代、大横綱の千代の富士が兄弟子という優位を生かした八角理事長に何度も泣かされ、引退後も理事長争いで先を越されたことから、『次(の理事長)はオレだ』の思いが強いのは確か」(協会関係者) 所属する二所ノ関一門には、消滅した貴乃花一門の残党が大量合流し、出羽海一門に肩を並べる大派閥に成長。今期限りで長老の尾車理事(元大関・琴風)が勇退し、芝田山広報部長が取って代わるとあって、条件は整っているのだ。 次期理事長選は再来年。それまでコロナの影響が続いているとは思えないが…。
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スポーツ 2020年06月10日 17時30分
興行再開発表の新日本プロレス、6.11&12大阪城大会概要を発表
新日本プロレスは9日の記者会見で、無観客試合による『ニュージャパンカップ2020』(16日~)の開催および、有観客試合による同決勝戦(7月11日)・『DOMINION in OSAKA-JO HALL』(7月12日)の大阪・大阪城ホール大会2連戦の開催を発表しているが、10日、大阪城大会の概要を発表した。 「大阪城ホール2連戦は、通常の三分の一程度となりますが、お客様を入れた形での開催を予定しております」 記者会見で菅林直樹会長は、ソーシャルディスタンスの確保のため、大阪城大会の動員を三分の一まで削減するとしていたが、座席は前後左右に約1メートルの間隔を空けて、固定席(スタンド席)は、連番で購入した場合でも間隔が空くため、座席番号が続いていないことがあるとのこと。予め了承の上、必ずチケットに記載されている座席で観戦するよう呼び掛けている。 また、関西圏外からの来場は極力控えてもらうことを喚起しており、県をまたいでの移動が伴う場合は、各自治体の指針に従って来場して欲しいとしている。鼻と口を覆うマスク着用を義務化し、会場入口にはサーモグラフィーを設置するなど、業界最大手として、プロレス観戦者から新型コロナウイルスの感染を徹底して防いでいく。チケットは全席指定10,500円で、当日券の販売はされない。 「大変な状況は続きますが、選手・スタッフが力を合わせて、多くの皆様に元気な姿をお見せできるよう努めて参ります。どうぞご期待下さい! 」。菅林会長は新日本の闘いを通して、コロナ禍で暗い雰囲気の日本や配信を通じて試合が見られる世界中に、元気を届けていく思いだ。(どら増田)
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スポーツ 2020年06月10日 11時40分
ヤクルト村上の復活弾で再注目されるベテランの役どころ 4番の負担を軽くできるか
若い新4番バッターを育てるのは、経験豊富なベテランだ。年間本塁打記録保持者・バレンティン(現ソフトバンク)の抜けた東京ヤクルトの新打線のポイントゲッターは、主砲よりも3番、5番が予定されている両ベテランスラッガーではないだろうか。 発熱で戦列を離れていた東京ヤクルトの村上宗隆内野手が「4番・DH」で先発出場し(6月9日)、第1打席でいきなり豪快な3ランアーチを放った。その右翼席中段に突き刺さった大飛球にホームランアーティストとしての素質、魅力を感じたが、今季は試練のシーズンとなりそうだ。 「バレンティンが退団したことで、対戦投手の村上へのマークも厳しくなります。前後を打つバッターが好調なら、村上の精神的負担も楽になるんですが」(プロ野球解説者) 開幕4番はもちろんだが、今季、何事もなければ、この村上がシーズンを通じて主砲を務めることになる。データによれば、村上は2000年2月2日生まれなので、20歳4か月で開幕戦を迎えることになる。ヤクルト球団史上、もっとも若い開幕4番バッターは「22歳0か月」だから(1956年・町田行彦)、新記録となる。周囲の期待も大きいが、こんな指摘も聞かれた。 「村上の前後を打つ3番と5番が、若い主砲を育てることになります。高津臣吾監督はトリプルスリー・山田哲人を2番に置く攻撃的打順を編成したいとしているので、3番は青木宣親、5番は雄平ということになりそう。対戦チームは村上との勝負を避け、5番の雄平、6番の西浦と勝負するのでは」(前出・同) 2番・山田、3番・青木と続く上位打線はそれなりに高い出塁率も期待できる。山田が出塁すれば、青木の打席の時に単独スチール(盗塁)、あるいはヒットエンドランといった機動力を絡めた作戦も選択されるだろう。しかし、次に4番の村上を迎えた時に一塁ベースが空いていたら、捕手が立ち上がるような露骨なやり方ではないが、クサイところに投げさせて、歩かせる(=四球)。そして、村上ほど長打率の高くない5番・雄平に全力投球する対戦投手も増えてくるだろう。 「村上が4番を初めて務めたのは、昨季の5月12日でした。その後、好不調を繰り返し、4番で固定された時は、その後の5番にバレンティンがいました。バレンティンが4番で村上が5番、バレンティンが3番で村上が4番なんて打順もありました。ホームランバッターが2人続く打線は脅威でした」(ベテラン記者) 昨季のヤクルト打線はチーム打率こそ2割4分4厘とリーグワーストだったが、総本塁打数は167本でリーグ2位。総得点656点もリーグ2位だった。つまり、打率は低くても大量得点のビッグイニングを作り出す恐怖があったのだ。今のところ、今季のヤクルト打線には山田と村上を抑えれば、大量失点につながる怖さはない…。 「巨人も岡本和真を22歳のシーズンで4番に固定しましたが(18年)、その時は阿部慎之助もまだ元気だったし、翌年には丸佳浩を補強して岡本一人に対戦投手のマークが集中しないようにしてきました」(前出・プロ野球解説者) そう考えると、経験豊富な雄平が村上にどんなアドバイスを送るかで、村上の成長のスピードが変わってくる。また、3番の青木がどんな状況で村上に回すかで、チームの総得点数も変わってくる。村上はおっとりした性格で、口数もあまり多くない。元ベイスターズの筒香も悩みながら4番としての貫禄を形成していった。村上を悩ませることのないよう、青木、雄平には頑張ってもらいたいものだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年06月09日 22時30分
KO-D新王者の遠藤哲哉はライバル竹下幸之介とタッグ対決!DDT6.13全カード決定
DDTプロレスは、13日にWRESTLE UNIVERSEで配信する無観客による『DDT TV SHOW!#6』の全カードを発表した。▼いつでもどこでも挑戦権争奪戦上野勇希 vs MAO※今回のいつでもどこでも挑戦権の使用期限は2020年内となります。行使宣言後、即挑戦しなければならず、事前告知での挑戦は認められません。▼#DAMNHEARTSvsALL OUT!遠藤哲哉&T-Hawk vs 竹下幸之介&彰人▼DAMNATIONvsDISASTER BOX!佐々木大輔&高尾蒼馬 vs HARASHIMA&吉村直巳▼#DAMNHEARTSvsEruption!マッド・ポーリー&エル・リンダマン&島谷常寛 vs 樋口和貞&坂口征夫&赤井沙希▼タッグマッチ秋山準&渡瀬瑞基 vs クリス・ブルックス&中村圭吾▼アイアンマンヘビーメタル級選手権試合<王者>男色ディーノ vs アントーニオ本多<挑戦者>※第1479代王者の防衛戦。※タイトルの性質上、同選手権試合としておこなわれない可能性がございます。▼6人タッグマッチ大鷲透&松永智充&納谷幸男 vs 勝俣瞬馬&飯野雄貴&岡谷英樹 7日に開催された『WRESTLE PETER PAN 2020【DAY2】』で、DDTの未来を感じさせる闘いをそれぞれ繰り広げた上野とMAOは、シングルマッチで“いつでもどこでも挑戦権”争奪戦を行う。勝者には年内の王座挑戦が義務付けられており、今後のDDTを占う意味でも重要な一戦になりそうだ。 メインイベントで、強敵のZERO1田中将斗からDDTの至宝であるKO-D無差別級王座を奪還した遠藤哲哉は、ライバル竹下幸之介とタッグ対決を行う。遠藤の次期挑戦者が決まっていないこともあり、タイトル戦線から離れていた竹下や、竹下のパートナーを務める彰人にとっては、タイトル挑戦のチャンスに繋げたいところだろう。 ゲストコーチを務めている全日本プロレスの秋山準も、引き続き参戦が決定した。 なお、14日にソーシャルディスタンス対策を取った上で、82席限定で開催される『WITH DRAMATIC DREAM TEAM』東京・板橋グリーンホール大会は、完売が確実な情勢。対戦カードは当日発表になるとのこと。新型コロナウイルス対策の一環として、購入時の住所の記載を義務付け、都道府県またぎを防止するなど、万全の体制で興行再開に踏み切る。(どら増田)
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