スポーツ
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スポーツ 2020年06月30日 14時00分
杉山愛「今だからこそできることもある」コロナ禍でインターハイ中止の学生らにエール
元テニスプレイヤーの杉山愛が29日、全30競技の部活動を行う高校生に向け、アスリートや全国の有志からエールを届ける「明日へのエールプロジェクト」の一環として開催された『オンラインエール授業』に出席。学生たちとオンラインで対話し、コロナ禍の過ごし方、モチベーションの保ち方などを熱心に指導した。 コロナウィルスの影響でインターハイが中止となり、高校生を勇気付けるプロジェクトとして開催されている本プロジェクト。杉山は授業を終えると、「みんなの質問のレベルの高さにびっくりした。みんなの進むべく道は明るいなと逆に元気をもらえた」と感慨深げな表情。 >>全ての画像を見る<< 「学生というのは、日々時間に追われながら生活していて、勉学とスポーツの両立もすごく難しい。自分が学生の時もそう。そんな中で、自分が何をして時間を過ごせばいいのかなど、ハイクオリティな質問をたくさん受けた。みんなしっかりしているなって感動した」と授業を受ける学生たちの姿勢にも感銘を受けたとのこと。 「インターハイが無くなって、辛い時期。今年3年生の皆さんは特にモチベーションの向上や、どこに自分の目標を置いていいかわからない感じだと思いますが、この時期をどう捉えて進んでいくかがとても大切です。今だからこそできることもある。トライできなかったことにどんどんトライしていってほしい。この時期をむしろプラスに捉えて進んでいくことをわたしも後押ししていきたい」とエールを送る。 また、「こういう機会を通じてわたしもみんなに元気を与えることができたのなら嬉しい」と述べ、「何か少しでも関わりを持つ中でエールを送りたい。大切な時期だからこそ、みんなに少しでもプラスのエネルギーを送れたらと思って参加した。今日はみんなの声を聞いて、どの生徒も頼もしい高校生だと感じることができた。わたしが逆にエールをもらえた」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)
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スポーツ 2020年06月30日 13時50分
元阪神・関本氏、梅野の「どこに不満がある?」矢野監督に苦言で賛否 「やり方変えるのも必要」スタメン固定には反発も
元阪神で野球解説者の関本賢太郎氏が、29日放送の『ガチ虎!』(ABCラジオ)に生出演。阪神の“日替わり捕手起用”に疑問を呈した。 >>無期限二軍の阪神・藤浪に、“即復帰”を提案で賛否首脳陣に元楽天監督・田尾氏が「投げさせたら」ファンからは反発も<< 今回の放送で関本氏は、23日~28日の阪神の試合を振り返り解説。その中で梅野、原口、坂本の日替わり出場が続く阪神の捕手起用について語った。 昨シーズンまでの阪神は、ゴールデングラブ賞を2年連続(2018-2019)で獲得した梅野隆太郎が正捕手として主にスタメン起用されていた。ただ、今シーズンは梅野が5試合、原口文仁が3試合、坂本誠志郎が1試合とスタメン捕手が分散しており、25日~26日を除いては毎日スタメン捕手が変わる日替わり起用が続いている。 この日替わり起用について、関本氏は「梅野っていう去年タイトルも獲ったレギュラーがいて、『どこに不満があるんかな?』っていうのは正直感じる」とコメント。実績のある梅野をなぜスタメンに固定しないのかと、矢野燿大監督を始めとした首脳陣に苦言を呈した。 原口は打撃力、坂本はキャッチング、フレーミングといった総合的な力と、他捕手にも良さがあるという関本氏だが、「投手がどう感じてるのか(が不安)。毎日投げる中継ぎ投手が、毎日捕手が違うのはどう感じるのかなと思う」と指摘。毎試合捕手が違うという状況は、中継ぎ投手を混乱させるのではと推測した。 矢野監督が捕手出身であることから、何かしらの意図があって日替わり起用をしているのではないかと推察した関本氏。それでも、「(日替わり起用が)当分続くのか、それとも固定していくのかは分からないけど、僕は梅野で固定するのがいいんじゃないかと思う」と、梅野をスタメンに固定して戦うべきではないかと主張していた。 今回の放送を受け、ネット上には「実績十分な梅野を固定しない理由が分からない、チームも最下位だし一刻も早く固定してほしい」、「スタメンは梅野、途中から原口・坂本って言うならまだ分かるけど、最初から原口・坂本にマスクを被らせるのは違うと思う」、「色んなOBから疑問の声が飛んでるし、1日でも早くやめた方がいいんじゃないか」、「対戦が一巡するまで好きにさせろよと思ってたけど、負けが込んでるからそうも言ってられなくなってきた」といった賛同の声が多数寄せられている。 一方、「たかだが9試合でやめろっていうのは早い、開幕から1か月後の7月中旬くらいまではこのまま試すべき」、「怪我や不振のリスクを考えたら、梅野1人に疲労を溜めない今のやり方は全然いいと思うけどなあ」、「去年は梅野が正捕手でもギリギリ3位だったんだし、優勝を狙うには今までのやり方変えるのも必要だろ」といった、スタメン固定への反対意見も複数見受けられた。 「開幕から続けられている阪神の日替わり捕手起用ですが、これまでにも複数の球界捕手OBが疑問を呈しています。元近鉄他監督の梨田昌孝氏は、スポーツ紙上での解説の中で、『投手との相性も理解はできるが、レギュラー捕手の梅野を固定すべき』とコメント。元中日監督の谷繁元信氏も、阪神戦のラジオ中継で解説を務めた際に『せっかく梅野が2年、3年かけて育ってきたところ(を固定しないのは)、僕の中では“?(ハテナ)”が出る』と口にしています。こうした周囲の疑問は、当然矢野監督の耳にも入っているとは思うのですが…」(野球ライター) 日替わり捕手でチームが好調なら話は違ったかもしれないが、阪神は28日終了時点で「2勝7敗・勝率.222」で最下位に沈んでいる。チームは本日30日から対中日3連戦に臨むが、矢野監督はこのまま日替わり起用を続けるのだろうか。文/ 柴田雅人
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スポーツ 2020年06月30日 11時50分
元中日助っ人、無報酬でNPB復帰? MLB移籍から8年の今なぜ、“後輩ルート”の売り込みもあるか
元中日のエースがNPBで“無給登板”してくれるかもしれない。 NPB時代の2009年に最優秀防御率のタイトルを獲得した左腕、チェン・ウェイン投手がマリナーズからマイナー契約を解除された。これを受けて、古巣中日の加藤宏幸球団代表が報道陣に囲まれた(6月29日)。チェンの解雇をすでに知らされていたようだったが、獲得については、「普通に考えると…」と言葉を濁した。 「昨年11月、チェンはメジャーの試合出場が前提となる40人枠から外されました。事実上の解雇です。その時、中日は調査をしていたんです。その時点で獲らなかったのだから、今回もないと思いますよ」(中日OBのプロ野球解説者) NPB事務局の関係者がこう続ける。 「チェンの代理人はスコット・ボラス氏です。ボラス氏は自身の抱える『所属球団未定の選手』や、日本球界が興味を示せば動く可能性の高い選手のリストを持って、各球団に売り込みをしていました。5月から6月上旬の話で、そのリストの中にチェンの名前がありました」 チェンは34歳。まだ老け込む年齢ではない。40人枠を外された昨年11月時点もそうだったが、NPBが獲得に慎重な理由は、主に2つ。一つは16年以降の不振の原因でもある左肘の故障。本当に完治しているのかどうか、疑いの目を向けられているからだ。しかし、それ以上に厄介なのが、チェンの複雑な契約だ。 4年間在籍し、チェンを40人枠から外したマーリンズの地元紙「マイアミ・ヘラルド」が、こんな痛烈な記事を掲載していた。<チェンが今季、現役選手のメジャー最高給選手となる可能性が出ている> どういう意味かと言うと、チェンは16年にマーリンズと5年総額8000万ドル(約86億円)の大型契約を結んだ(他に出来高)。しかし、左肘の故障で不振が続き、2019年オフに40人枠から外され、事実上の解雇となった。その5年契約だが、2年目の17年オフに「契約を継続するかどうか?」をチェン自身が判断するオプトアウト権があり、契約続行となった。 そのため、マーリンズは5年契約が終了する2020年までチェンに年俸を払い続ける義務が生じた。つまり、マーリンズは5年契約の最終年である今季も、残りの2200万ドル(約22億6500万円)を支払わなければならないのだ。 「メジャーリーグと選手会は試合数が激減したため、契約した年俸の減額幅を巡って交渉を続けました。チェンは40人に入っていたメジャーリーガーではないので、減額交渉の対象外です。チェンは20年2月にマリナーズとマイナー契約を交わしました。マリナーズからの年俸は約56万ドル。手っ取り早く言えば、チェンは今年、マーリンズとマリナーズの両方から年俸をもらえたんです」(米国人ライター) チェンと契約したら、このマーリンズとの契約を引き継ぐような事態にならないかという警戒もある。マリナーズがマーリンズとは別に契約を交わした経緯を調べ直さなければならない。中日が獲得に慎重なのは、この辺に理由がありそうだ。 また、チェンは同じ台湾出身でNPBに所属する宋家豪(東北楽天)やチェン・グァンユウ(千葉ロッテ)を自主トレに誘うなどし、可愛がってきた。古巣帰還がダメなら、後輩ルートで売り込みをかけ、「マーリンズからたくさん給料をもらうから、今季の年俸はいらないよ」なんて言うかもしれない。タダなら、獲るか? 左肘が完治しているとすれば、確実に戦力になのだが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年06月30日 11時00分
これがラスト文体!ノアが5か月越しの横浜文体大会開催決定
プロレスリング・ノアは8月の主要大会を発表した。8月はノアにとって旗揚げをした記念月で、今年で20周年(2000年8月5日に旗揚げ)を迎えるだけに注目されていたが、8.10神奈川・横浜文化体育館でのビッグマッチが決定している。『NOAH the SPIRIT 2020』8月2日 東京・新木場1stRING『DEPARTURE 2020 day1』8月4日 東京・後楽園ホール『DEPARTURE 2020 day2』8月5日 東京・後楽園ホール『PRO WRESTLING NOAH 20th ANNIVERSARY NOAH the CHRONICLE vol.3』8月10日 神奈川・横浜文化体育館▼以降の8月大会8月20日 東京・後楽園ホール8月22日 東京・新木場1st RING(昼)8月22日 東京・新木場1st RING(夜)8月30日 神奈川・カルッツかわさき ノアは3月8日に横浜文体大会の開催を発表していたが、新型コロナウイルスの影響により、大会を延期(その後、中止を発表)していた。数々のプロレス大会が開催されていた同体育館は、今年の9月6日に閉館が予定されており、58年間の歴史に幕を閉じることになる。よって、ノアにとってはこれが“ラスト文体”になるのは確実だ。最後を飾るに相応しいビッグマッチになることを期待したい。 なお、11月22日に20周年記念イヤーの集大成として、2年連続の進出が発表されていた東京・両国国技館大会は、「現段階で開催は困難」として、開催を見合わせることとなった。観客の安全確保などを考慮した上で、こうした早めの決断は評価されるべきだろう。(どら増田)
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スポーツ 2020年06月30日 06時30分
新日本プロレス今年の夏は後楽園4連戦!有観客試合続々決定
15日に大会を再開した新日本プロレスは、7月11日の大阪・大阪城ホール大会2連戦から観客を入れた興行再開を決定しているが、7月に予定されていた北海道シリーズを中止に、8月に予定されていたアメリカ・ニューヨーク、マディソン・スクエア・ガーデン大会の延期を発表している。 新日本では、その代替となる夏のシリーズを下記の通り決定した。■『ニュージャパンカップ2020<決勝戦>』・7月11日 大阪・大阪城ホール■『DOMINION in OSAKA JO HALL』・7月12日 大阪・大阪城ホール■『NEW JAPAN ROAD』・7月20日 東京・後楽園ホール■『SENGOKU LORD in NAGOYA』・7月25日 愛知・愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)■『SUMMER STRUGGLE 2020』・7月26日 東京・後楽園ホール・7月27日 東京・後楽園ホール・7月29日 静岡・アクトシティ浜松・8月6日 東京・後楽園ホール・8月7日 東京・後楽園ホール・8月8日 東京・後楽園ホール・8月9日 東京・後楽園ホール・8月12日 愛媛・八幡浜市民スポーツセンター・8月13日 愛媛・宇和島市総合体育館・8月16日 静岡・ツインメッセ静岡北館 大阪城の後は後楽園を挟んで、名古屋でビッグマッチを開催。その翌日からは真夏のシリーズ『SUMMER STRUGGLE』が久々に帰って来る。今年は『G1クライマックス』が秋に開催される予定となっているため、まだG1が約1か月に渡る長期シリーズになるまでG1の直前に開催されていた、同シリーズが復活することとなった。目玉はいきなり始まる後楽園4連戦だろう。東京近郊のファンはこの後楽園4連戦のいずれかで、久々となる新日本の生観戦が出来るのではないだろうか。 9月下旬から開催予定の『G1クライマックス30』に向けて、7月、8月のシリーズは重要な役割を果たすだけに、どんな闘いが繰り広げられるのか注目したい。(どら増田)
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スポーツ 2020年06月29日 22時30分
全日本からDDTにレンタル移籍の秋山準、竹下幸之介との抗争が本格化!
DDTプロレスリングと全日本プロレスは、7月1日付で、全日本の所属選手である秋山準がDDTへレンタル移籍すると、27日に新宿FACEで開催された『DDT TV SHOW!#8』の試合前の会見で発表した。 この日の第5試合に登場した秋山は、大石真翔、岡谷英樹とトリオを結成し、秋山に宣戦布告した「オールアウト」の竹下幸之介、勝俣瞬馬、飯野雄貴と激突。秋山と竹下は、全日本の2016年6月15日、東京・後楽園ホール大会(秋山、青柳優馬VS竹下、遠藤哲哉)以来、丸4年ぶりの対戦となったが、大将同士がともに先発を買って出た。二人は手の取り合いから、激しいエルボー合戦を展開。代わった勝俣も、エルボー連打で秋山に決死の攻めを見せた。5分過ぎ、竹下が秋山にランニング・エルボー、ラリアットを叩き込めば、秋山はジャンピング・ニーパット、エクスプロイダーで反撃。新人の岡谷も、猛烈な勢いで竹下にエルボーを繰り出した。逆襲に転じた竹下は、テキサス・クローバー・ホールドから、逆片エビ固めに移行して、岡谷を絞り上げるも、秋山がカット。10分過ぎ、岡谷を捕らえた飯野がスピア連発で3カウント。 両軍による対抗戦第1ラウンドは、「オールアウト」が「秋山軍(仮)」を制している。試合後、竹下は「ボクは今日あまり言うことはない。秋山コーチとの対戦はリング上がすべてと思ってるので。一つ言うならば、久しぶりに緊張感のあるプロレスをしたな、と思いました。(岡谷は)若干ボクの10代の頃とかぶりますね。岡谷は、あまり言葉とかには出さないんですけど、先週(20日)、秋山さんにマイクを振られた時、『近い将来、DDTをボクが引っ張ります』みたいなことを言ってて、勢いで言ったのかもしれないけど、日頃から半分くらい本気で思ってないと、そういう時ってパッと出ないんですよ。あれを聞いた時に、ここ数年になかった若手というか、いい意味でビッグマウスというか、本気でそう思ってるんだろうな、って感じました。岡谷には今日、対戦して違う何かがあるような気がしました」と振り返った。 秋山は「(竹下は)でかくなったな小僧、って感じです。一発一発の当たりも強いし。ただ、オマエはDDTの何なんだ?それがまだわかってない。それを理解してない。わかった時にはすごい選手になる。ここから飯伏(幸太)クンみたいにメジャーになった選手もいる。竹下、オマエはDDTにいて、メジャーと肩並べるくらいになれ。それくらいの力はある。今のままじゃダメだ。自分で考えろ。オレも全日本からここにいて、『何しに来たんだ?』と。それをしっかり考えてオレもやる。それをしっかり考えてやるから、一時より身体も動いてるし、動くようにもってきた」とコメント。秋山はこの日、旧バージョンのテーマ曲で入場したが、「シャドー・エクスプロージョンって、いちばん気合入ってた時なんです。今のスターネスは、落ち着いてきて変えたけど、シャドー・エクスプロージョンって、カッカカッカ出て行ってた時の曲なんで」とコメント。秋山が他団体の選手ではなくなり、DDTに籍を置くことで、両ユニットの闘いは、より一層激しさを増すのは間違いない。また、竹下の成長とともにDDTをメジャーに匹敵する団体にしたいという秋山の気持ちが見え隠れするこの日の闘いぶりだった。(どら増田)
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スポーツ 2020年06月29日 20時30分
広島対中日戦、死球の応酬で警告試合に「何当てとんじゃボケコラァ!」 一触即発の険悪ムードにファンもピリピリ
28日に行われた広島対中日の一戦。同戦で勃発した死球禍が、ネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 事の発端となったのは、広島先発・森下暢仁が6回裏に与えた死球。この回、森下は1死二塁のピンチを招くと、迎えた中日・大島洋平に投じた初球が大島の背中に直撃。森下がすぐに帽子を取り謝罪の意を示す中、大島は苦悶の表情を浮かべながら一塁へと歩いて行った。 すると、直後の7回表に中日の2番手・三ツ間卓也が、1死で迎えた広島・會澤翼の左ひじに初球をぶつけてしまう。會澤は一瞬三ツ間をにらみつけたが、三ツ間がすぐに帽子を取り謝罪したため向き直り一塁へ。しかし、死球を受けた會澤が一塁に歩く間、広島ベンチからは「やってんぞオーイ!」、「何当てとんじゃボケコラァ!」といったヤジが飛ばされた。 相次ぐ死球を受け審判団は報復合戦につながる恐れがあるとして、會澤への死球直後に両リーグ通じて今シーズン初となる警告試合を宣告。これ以降死球を当てた投手は問答無用で退場になるという状況になったが、幸いにもその後死球は出ず試合は「10-3」で広島の勝利に終わった。 死球の応酬が展開された今回の試合を受け、ネット上には「わざとじゃないとは思うけど、大島の背中にモロに当てたのはイラっとした」、「會澤は防具に当たったからまだよかったけど、脇腹に当たって骨折とかしてたらどうするつもりなんだ」、「お互いに死球当てて警告試合っていうのはちょっとダメだな、勝っても負けても後味悪い」、「今日も含めて今年は死球が多い、大怪我や乱闘に繋がらなければいいが…」といった反応が多数寄せられている。 同時に、「ヤジで重圧かけたいのは分かるけど品が無さすぎる、ヤジって言うより恫喝に聞こえる」、「広島側が先に当てたくせによくあんなヤジ飛ばせたな」、「あれぐらいのヤジはどのチームでもあるだろ、黙ったままだと『当ててもいい』って思われる危険もあるし」といった、広島ベンチのヤジに対するコメントも複数見受けられた。 今年は6月2日~16日にかけ行われた練習試合で、全68試合で計44個もの死球が続出。19日の開幕後も28日までの全54試合で計38個の死球が記録されており、巨人・小林誠司が21日・対阪神戦で死球を受け左尺骨を骨折するなど重傷者も出ている。今回の試合のように死球を巡り選手・ファンがピリつく状況は、今後も少なからず起こってしまうのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年06月29日 19時50分
無期限二軍の阪神・藤浪に、“即復帰”を提案で賛否 首脳陣に元楽天監督・田尾氏が「投げさせたら」ファンからは反発も
元楽天監督で野球解説者の田尾安志氏が28日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。阪神・藤浪晋太郎について言及した。 >>阪神・藤浪「これ無駄じゃないですか」コーチに反抗的な態度も?恩師が入団当初のエピソードを告白、復活へ向けた助言も<< 今回の動画で田尾氏は同日の対DeNA戦について解説した後、自身が思う中継ぎで起用すべき阪神の投手を2名紹介。その中の1人に、先発が本職の藤浪の名を挙げた。 2013年にプロ入りした藤浪は2015年までに計35勝を挙げる活躍を見せたが、翌2016年から2019年までは計15勝と低迷。今年は、3月末に新型コロナウイルスに感染、5月28日には一軍練習に寝坊で遅刻。翌29日から無期限の二軍降格処分となるなど苦境が続いている。 その藤浪の中継ぎ起用を推す理由について、田尾氏は「去年から(藤浪を)見てきて、最初のイニングで点を取られたのは見たことがない」と説明。登板直後のイニングを無失点で抑えられる投球は、1イニングのみの投球が基本的な起用法である中継ぎに最適なのではないかと推測した。 藤浪は2013年の1試合を除いては一軍で中継ぎ登板した経験はないが、田尾氏は「寝坊して無期限(二軍)だなんだと言われてたけど、もうそんなことは言っちゃいけない(時期)」、「藤浪をあのままずっと二軍で燻(くすぶ)らせていいのか。彼の持ってる能力はこんなものじゃないと思う」とコメント。28日の試合を終え「2勝7敗・勝率.222」の最下位に沈むチームを好転させるため、これまでの球歴や失態を一度白紙に戻してでも藤浪を一軍に上げるべきと主張した。 矢野燿大監督をはじめとした阪神首脳陣に、「中継ぎで1イニングでも、ビシッと投げさせたらどうでしょう」と提案した田尾氏。「そうやって考えていくと、試合の作り方っていうのは色々出てくると思います」と、藤浪の存在が継投策に好影響をもたらしてくれると語っていた。 今回の動画を受け、ネット上には「いつまでも二軍に塩漬けじゃもったいないし、そろそろ一軍に戻してもいい時期だとは思う」、「一部の中継ぎ以外は皆打たれてるし、ダメ元で藤浪を使うのはアリかもしれない」、「たった1か月で処分を解くのは甘すぎる、対戦が一巡するまではこのまま二軍でいい」、「藤浪は周囲に認められるまで二軍でいいと思うけど、チームの中継ぎにも余裕ない状況だしなあ」、「まずは中継ぎで試してみて、良さそうなら先発に回すっていうやり方もいいんじゃないか」といった反応が多数寄せられている。 「開幕から9戦目となった28日終了時点で、阪神は計10人の投手を中継ぎとして起用しています。しかし、10人のうち相手を抑えていると言えるのは、どちらも防御率『0.00』のスアレス、エドワーズの両名に、『2.25』の能見篤史を合わせた3名のみ。その他の7名は良くて防御率『4.50』と今ひとつ振るっていません。中継ぎの課題は明白なだけに、藤浪を起爆剤として投入するのも面白いのではと考えるファンも一定数いるようです」(野球ライター) 二軍での藤浪は26日・対ソフトバンク戦に先発登板し3回無失点と好投し、次回登板の7月3日・対中日戦では先発として5~6イニングを投げる予定と伝えられている。ここまでは先発としての調整が続いているが、次戦以降の結果、並びに一軍の状況次第では、中継ぎとして一軍復帰を果たす可能性もあるのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について田尾安志氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCujKx9MOD0zja02WXkDAwwA
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スポーツ 2020年06月29日 18時00分
横浜DeNA セ球団が警戒する8K解析「サイン盗み」
開幕3連勝を決めた巨人が警戒するのが、今季、期待値が高い横浜DeNA。球団戦略として次世代通信規格「5G」と高画質「8K放送」を取り入れ、スマホゲームで培ったIT野球の解析力が桁違いにバージョンアップ。他球団からはやっかみ半分、「禁じ手、サイン盗み」の声も出た。 新型コロナウイルスの感染防止のため、約3カ月遅れの無観客で開幕したプロ野球は、各球団ともインターネットを使った視聴に力を入れている。巨人も開幕戦から7月12日まで、スマホアプリを通じて東京ドームの複数の観客席からの視点で観戦できるライブ配信「バーチャルビューチケット」を実施している。 その巨人のバーチャル中継よりも先を行くのが、横浜DeNA。昨年8月にモバイル通信会社・KDDI(au)と締結した「スマートスタジアム」計画を実行に移し、バーチャル(仮想)空間上に360度視点やAR(拡張現実)を取り入れたもう一つの「横浜スタジアム」を構築。入場がOKになった後の球場内の観客サービスに提供しようと準備している。「これにより、外野席からは捕手が、ネット裏席からは投手が、内野席からはベンチの動きが丸裸。あくまでファンサービスではあるが、8Kテレビなどを使ってこれを活用すれば、『相手チームの様々な動きは丸分かり』と警戒する関係者もいる。バックスクリーンの隙間から、望遠鏡で捕手のサインを盗むといった前時代的なスパイ行為とは次元が違う」(スポーツ紙デスク) もともと、8Kも第五世代移動通信システムの5Gも、2020年の東京オリンピックに合わせて国を挙げて推進してきたIT戦略だ。五輪は来年に延期になったが、スマホの導入は予定通り。この通信速度と緻密な映像を使えば、リアルタイムで精密な解析が可能になり、野球の戦術は根幹から変わるのだ。 スマホのモバイルネットワークは1Gから始まり、現在は4Gが主流。5Gの通信速度は4Gの最大100倍。2時間の映画がたった3秒でダウンロードでき、送受信が容易になる。 8K放送は、現在地上波やBS・CSで使用されている2K(フルハイビジョン)より16倍緻密な画質。5Gと組み合わせれば、“破壊力”は計り知れない。「KDDIは焼失前の首里城(沖縄)を8K360度VR映像で再現させ、高い評価を得ている。これにゲーム開発で培ったDeNAの技術力を注入すれば、実際にベンチや観客席にいる以上に横浜スタジアムが楽しめる。プロテニスでは球速200キロ以上のサーブやショットのイン・アウトの判定に使われており、この高解析度技術を使えば投手のボールの握りや回転、微妙な変化ばかりでなく、ベンチや捕手のサインも捉えることができる。公開するかはともかく、これに相手球団や選手が疑心暗鬼になるのは間違いない」(同) 疑念を増長させているのが、昨秋からこの春にかけてMLB(メジャーリーグ)を揺るがせている「サイン盗み」スキャンダルだ。これはアストロズが2017年に球団初のワールドシリーズを制覇した際、当時、所属していたM・ファイアーズ投手(現アスレチックス)が、この年と’18年の一時期、チームぐるみでサイン盗みをやっていたと告発。外野席に設置したカメラで相手捕手のサインを盗み、音で球種を伝えていたと証言したことに端を発する。 調査に乗り出したMLBは「クロ」と判定。アストロズのJ・ルーノーGMとA・J・ヒンチ監督、当時のベンチコーチで’18年にレッドソックス監督に就任していきなりワールドシリーズを制したA・コーラ監督は解任。チームは2年間のドラフト1・2巡目の指名権を剥奪された。「いま日本球界で最もIT戦略を推進しているのが横浜DeNA。従来のスコアラー陣に親会社のゲームアナリストが加わり、あらゆるデータを解析しています。これまでは球場のバックヤードで行っていた作業を、今は本社の精鋭部隊が遠隔で行い、現場にフィードバックできます。これも、れっきとした戦術。スコアラーがネット裏に陣取って偵察するチームは太刀打ち出来ませんよ」(球界事情通) 今季の開幕4番を務めたのは、’16年にドラフト9位で入団した4年目の佐野恵太内野手。投手陣も今年のドラフト3位ルーキー伊勢大夢をはじめ、’16年に今永昇太、’17年に濱口遥大、’18年に東克樹、’19年に上茶谷大河と、5年連続でルーキーが開幕ローテーション入りした。’15年の山𥔎康晃は抑えとして1年目から活躍し、今季も絶対的な守護神に君臨している。 これが何を意味するのか。データを活用した育成には定評があり、そこに5Gと8Kが加われば、さらに精度を増すということだ。メジャーへ転身した昨季までの主砲・筒香嘉智の穴はこれだけで十分に埋められる。「もともとIT技術は、軍事的に研究開発して発展してきた歴史があり、それを進化させたのがビデオゲーム業界です。そのモバイルゲーム開発の最先端を行くDeNAとKDDIがそれぞれの強みを活かしてタッグを組むのですから、ライバル陣営が警戒するのは当然です」(同) 阪神も巨人に先んじてNTTドコモと阪神甲子園球場におけるデジタル分野での提携に舵を切り、横浜DeNA方式を模索する。 今年のプロ野球は、ソフトバンク、楽天を含めた携帯4社の“IT代理戦争”になりそうだ。
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スポーツ 2020年06月29日 17時30分
DeNA・ラミレス監督「球場のアドバンテージはあった」 得意のハマスタ開幕は6勝3敗で好スタート!
6月19日に開幕し、本拠地・横浜スタジアムで9戦を戦ったベイスターズ。最初のカープ戦こそ1勝2敗で負け越したが、続くドラゴンズを3タテ、苦手タイガースにも2勝1敗で勝ち越し。6勝3敗の貯金3と好スタートを切る事に成功した。 9戦を振り返ったラミレス監督は、カープ戦の3戦目、宮崎敏郎のサヨナラヒットで今季初勝利を挙げたゲームをターニングポイントに挙げた。「開幕から連敗し、次の日もあっさり負けてもおかしくない展開だったが、(サヨナラで)勝てたことでモチベーションが上がり、“イケるんだ!”という気持ちになれた」と、その後の戦いにいい影響を与えたと語った。 無観客での開幕3連戦はカープ、ドラゴンズ、ファイターズ、マリーンズ、イーグルスがビジターながら2勝1敗で勝ち越し、ホームではジャイアンツだけが勝ち越すプロ野球初のケースとなった。無観客でホームの有利さが失われるかとも言われていたが、ラミレス監督は「ファンの方々がいらっしゃらなくていつもと違う状況ではあるが、球場は同じ球場。ホームだとフィーリングも違うし、自信を持ってやれるのはある。もちろんファンがいらっしゃって、声援を頂けるというのはそれ以上ないベストな事だが、球場自体のアドバンテージはある」と無観客でありながらも地の利を強調。昨年は15もの貯金を作った横浜スタジアムで、今年もいい戦いを見せてくれそうな自信を垣間見た。 再び横浜スタジアムに戻ってくるのは7月17日。火曜日からは長いロードでの戦いが待っている。指揮官は「ロードではプレーの仕方が少し違う」とし、臨機応変な「Day bay day Baseball」で戦い抜くと宣言した。 まずは火曜日から敵地東京ドームで、昨年の覇者でもあり現在首位に立つジャイアンツと対峙するベイスターズ。ホームでつけた勢いそのままに王者を倒し、念願のリーグ制覇目指してスタートダッシュを決め込んでいく構えだ。写真・取材・文 /萩原孝弘
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トランプ次期大統領に直談判! 孫社長が目論む日米ワールドシリーズ
2016年12月25日 16時00分
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新日本1・4ドームを前に棚橋調子上がらず! 内藤の勢いを止められるのか?
2016年12月25日 12時00分
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大誤算! 日本ハム・大谷翔平の来季オフ激安メジャー挑戦(2)
2016年12月24日 16時00分
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2016年12月23日 16時00分
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2016年12月23日 15時15分
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2016年12月22日 16時00分
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石川遼が“日の丸ヘッドカバー”で空しい米ツアー参戦アピール
2016年12月21日 16時00分
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本当!? 35歳糸井の阪神入りで加速するセ・リーグの「あのウワサ」
2016年12月18日 16時00分
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東京ドーム名勝負再び! 新日本1・4ドームで柴田と後藤がシングル対決!
2016年12月18日 12時00分
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阪神・新助っ人キャンベルは「持ってないオトコ」
2016年12月18日 12時00分
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陽岱鋼がオリックスと楽天を蹴って巨人を選んだ本当の理由
2016年12月17日 18時10分
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糸井だけではない! 金本改革2年目のキーマンは高代ヘッド
2016年12月17日 16時38分
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プロレス解体新書 ROUND31 〈“椅子大王”が男泣き!〉 名勝負に昇華した喧嘩マッチ
2016年12月16日 16時00分
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大谷翔平「契約更新」で整った来季オフのメジャー移籍
2016年12月15日 16時00分
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斎藤佑樹「4年連続年俸ダウン」提示で巨人へトレード放出
2016年12月14日 16時00分
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男子バレー次期監督候補 中垣内氏 過失人身事故で白紙撤回も…
2016年12月13日 16時00分
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ダイナマイト関西 “闘いの聖地”後楽園ホールで引退試合、対戦相手は尾崎魔弓
2016年12月12日 10時42分
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通勤時間の駅前にタイガーマスクW! 新日本1・4ドーム大会プロモーションがスタート!
2016年12月11日 12時00分
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プロレス解体新書 ROUND30 〈王座獲得でエース襲名〉 栄光のベルトをめぐるドラマ
2016年12月09日 16時00分