スポーツ
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スポーツ 2020年06月22日 15時25分
ダルビッシュ「もう3ヶ月過ぎた」 先の見えないMLB開幕にうんざり? 諦めムードにマー君も「それっ!」と同調
カブス・ダルビッシュ有が、22日に自身の公式ツイッターに投稿。当初予定されていた3月26日から開幕延期が続いている今シーズンのMLBについて言及した。 >>マエケンも古巣にエール! 広島・鈴木ら現役選手が開幕へ気合の投稿 楽天・高梨は“故障説”を否定?「至って元気です!」<< ダルビッシュは6月22日、自身のツイッターに「いつでも始まっていいようにしっかり準備しとけって言われてもう3ヶ月過ぎたんですけど」と、開幕延期が長引いていることを投稿。 ダルビッシュはその後、「各キャンプ施設では十数人が入れ替わりで距離もとって練習しているのにコロナ感染が広がっています。キャンプ再開したらその3、4倍の人数が集まるわけだから、シーズン始まってもすぐ感染が広がる気がするんですけど」と、仮に開幕しても新型コロナウイルスの影響は収まらないのではと懸念を吐露した。 3月26日の開幕が延期されて以降、MLBは開幕の実現に向け選手会との協議を重ねている。しかし、試合数や年俸削減案を巡り両者の交渉が難航しているため、現在(22日午後0時半現在)まで開幕日の正式決定には至っていない。 また、6月に入ってからはヤンキース、エンゼルス、フィリーズなど複数球団で選手・スタッフのコロナ感染が相次いで判明。同月19日には、全30球団がアリゾナ州やフロリダ州にあるキャンプ施設の無期限閉鎖を余儀なくされている。そのため、MLBの開幕は最短でも7月下旬にずれ込むとみられているが、ダルビッシュは今シーズンの開幕や開幕後の全日程消化に対して諦めムードになっているようだ。 一連の投稿を受け、ネット上には「3か月も待たされるとモチベーションの維持が相当大変ですよね」、「ダルさんの活躍を楽しみにしてるので早く開幕してほしいですが、安全が第一なのでもう少しかかってしまうんでしょうか」、「今年はもう開幕できない気がします…開幕しても感染者が出れば即中断でしょうし」、「開幕が決まってないからただでさえ調整が難しいのに、開幕後も成績不振なら準備不足とか言われて叩かれると思うとかわいそう」といった反応が多数寄せられている。 ダルビッシュの投稿を受けては、ヤンキース・田中将大も自身のツイッターで「それっ!」とリプライを送っている。これに対しダルビッシュは「いつ始まるんですか?」とリプライを返すも、田中は「僕にわかるはずがありません」と答えている。 台湾・CPBL(4月12日)、韓国・KBO(5月5日)、日本・NPB(6月19日)と複数の国で野球のプロリーグが開幕している中、開幕への道筋が見えていないアメリカ・MLB。先が見えない中でもダルビッシュはトレーニングを続けており、6月20日には自身のツイッターに投稿した動画内でスプリットとツーシームを掛け合わせた“スプリーム”という新変化球を披露している。このように開幕へ向け努力を重ねている選手が多いことは想像に難くないが、果たして今後の展開はどうなるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用についてダルビッシュ有の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/faridyu田中将大の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/t_masahiro18
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スポーツ 2020年06月22日 11時40分
実況席からの情報漏れ問題、甲子園は更にひどいことになる? 改修工事での“現状維持”が仇となるか
無観客だから、起きてしまったのだろう。それだけではない。甲子園球場だったら“筒抜け”になっていたかもしれない。 6月21日、神宮球場で東京ヤクルト対中日の一戦が行われた。9回表、中日の攻撃が始まる前、与田剛監督がバックネット後方にある放送ブースから「捕手の構えるコースや球種の指摘が聞こえる」と審判団に伝えたのは、既報通り。試合後に改めて確認がされ、各球場に注意し、何かしらの対応を取ってもらうことになったが、こんな“悲鳴”も聞こえてきた。 「甲子園球場だったら、実況アナウンサーと解説者のやり取りが全部聞こえるかもしれない…」 神宮、甲子園球場。学生野球のメッカでもある。両球場ともバックネット後方のスタンド席の中に放送ブースが組み込まれている。 「神宮球場は一階席と二階席の間です。スタンドに観客がいる時は、実況アナウンスがグラウンドに聞こえるなんてことはありませんでした。放送席に窓はありませんが」(スポーツ紙記者) スタンド席の一部、つまり、グラウンドに近い個所に放送ブースが設けられたのは、学生野球の熱狂をより伝えやすいするためでもある。 甲子園球場の放送ブースには“ウラ”があるのだ。同球場は2007年から3年を掛け、大型改修工事が行われた。その際、ネット裏のスタンド内にあった放送席、記者席を移動させるという情報も駆け巡ったが、“現状維持”となった。 「神宮球場はボックスのように仕切られているのでまだマシです。他球場の記者席は専用の部屋があって、そこが記者室として使われています。」(前出・同) 甲子園球場はスタンド席の一部が“記者席”となっているのだ。 甲子園球場を本拠地とする阪神の球団スタッフがこう言う。 「大型改修工事の際、他球場のように放送ブースの全ボックス化と、記者席を球場の屋内に移動させる話があったのは本当です。でも、実現されませんでした。いや、できなかったんです」 その理由というのが、ちょっと驚きだ。甲子園球場、つまり、高校野球を担当する取材陣から「高校生が猛暑の中、汗と涙を流している時に、ワタシたちが冷暖房のある部屋にいるなんて、申し訳ない」なる申し出がされたのだ。 メディア用に提供された控え室はある。また、NHKの高校野球中継ではバックネット後方にあるボックス型の放送ブースが使用されている。実況中継、取材活動の全てがスタンドで行われているわけではないが、甲子園球場ならではの苦労はある。 阪神戦のテレビ放送は関西方面では欠かすことができない。そのため、大阪方面で活躍しているプロ野球解説者は、虎ファンの大声援の中で試合分析をしなければならない。その苦労を聞くと、一方の耳に挿したイヤホンがなければ、隣に座った実況アナウンサーとの会話も成立しないほどだという。 神宮球場の放送ブースでの会話が聞こえるとなれば、甲子園球場のスタンド内の放送席は筒抜けだろう。矢野阪神は連敗スタートとなった。甲子園に帰還するのは7月7日だが、試合中、解説者たちの“チーム批判”が聞こえるなんてことにならなければいいのだが…。
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スポーツ 2020年06月22日 11時00分
ロッテ福田秀平が右肩甲骨の亀裂骨折で開幕早々離脱!
千葉ロッテは福田秀平外野手が20日、福岡市内の病院での診断の結果、右肩甲骨の亀裂骨折と診断されたと発表した。 福田は今季、ソフトバンクからFAでロッテに移籍したプロ14年目の外野手。16日に東京・東京ドームで行われた巨人との練習試合で死球を受け、その後の状況が心配されていた中、19日に古巣であるソフトバンクを相手に福岡・福岡PayPayドームで行われた開幕戦には「1番センター」でスタメン出場をしている。 しかし、4打数無安打で3三振という精彩を欠いた結果に終わり、20日の試合は出場しなかったことから、本人が異常を訴えたようだ。 今後について、球団は「浦和球場でリハビリを行う」と発表しているが、ロッテにとって、福田は今シーズン補強の目玉の一人なだけに、福田だけではなく、チームにとっても今回の離脱は痛い。 福田は昨シーズン、ソフトバンクで80試合に出場、打率.259ながら、出塁率は.302、得点圏打率は.371の好成績を収めており、レギュラーが確約されていた新天地でのさらなる飛躍が期待されている。 今はただ早期の回復を祈るばかりだ。(どら増田)
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スポーツ 2020年06月21日 11時00分
巨人・日本ハムが優勝候補筆頭に? “延長10回打ち切り”の今シーズン、引き分けがペナントの行方を左右か
約3カ月の延期を経て、6月19日に遂に開幕した今シーズンのプロ野球。通常の143試合制とは違い120試合制で行われるため、優勝争いにも大きな影響がもたらされることが予想されている。 >>阪神の出来次第でDeNA独走に?大黒柱の“左アレルギー”、巨人との開幕3連戦で克服できるか<< 試合数削減と同じく、多くのファンがペナントの行方を左右すると見ている要素は他にもある。その1つが6月10日に決定された“延長10回打ち切り”。通常なら延長は最長12回裏まで行われるが、今シーズンは過密日程による影響を加味し最長10回裏までに。これにより引き分けが増えることが濃厚となったが、プロ野球では「勝利数÷引き分けを除いた試合数」で算出される勝率で順位が決まるため、「引き分けの多さが順位を左右するのでは?」と予想するファンは多い。 引き分けが多ければその分、分母の試合数が減るため、場合によっては勝利数が少ないチームが多いチームを勝率で上回るケースが生まれることも想定される。今から約40年前のシーズンには、この想定が現実となった。 1982年のセ・リーグ。この年は6月まで巨人と広島が優勝争いを展開していたが、7月以降に広島が急失速。その広島と入れ替わるように中日が巨人を猛追し、シーズン最終戦の勝利で巨人を逆転し8年ぶりのリーグ優勝を果たしたシーズンだった。 中日と巨人の勝敗を見ると、中日は「64勝47敗19分・勝率.577」、巨人は「66勝50敗14分・勝率.569」。勝利数は巨人の方が2つ多かったが、引き分けは中日の方が5つも多い。同年の中日の19引き分けはプロ野球記録を更新するほどの多さだったが、とにかく負けなかったことが最後の最後で功を奏した形となった。 同年は1970年代のオイルショックの影響で、試合時間が3時間20分を超えた場合は次の延長イニングに入らないという時間制限が設けられていた。中日の引き分け数がプロ野球記録の数字になったのもこのルールが理由だが、時間に関係なく10回までで強制的に延長戦終了となる今シーズンはこの年と同様か、もしくはそれ以上に引き分けが多くなる可能性はある。 となると、今シーズンは選手の働き以上に指揮官の采配が重要なシーズンになるといえる。もちろん、勝ちを重ねることが優勝への最大の近道ではあるが、勝ちにこだわり過ぎて無理に戦力をつぎ込むと過密日程を戦う中で首が回らなくなってしまう。延長戦を想定して勝ちにいくのか、それとも引き分けでもOKと考えるのか。各監督の手腕が問われることになるだろう。 以上を踏まえると、就任14年目の原辰徳監督が率いる巨人、就任9年目の栗山英樹監督が指揮を執る日本ハムなど、場数を踏んでいる監督を擁するチームは今シーズンを有利に戦えるかもしれない。逆に、就任1年目となる佐々岡真司監督の広島、高津臣吾監督のヤクルト、三木肇監督の楽天などは難しい戦いを迫られるのではないだろうか。 セ・リーグは11月7日、パ・リーグは11月6日まで試合が予定される今シーズン。120試合制、延長10回打ち切り、外国人枠1枠拡大など様々な特例ルールが設けられた中、最後に笑うチームは果たしてどのチームになるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年06月21日 08時00分
一度は使ってみたいプロレスの言霊 「山田恵一は死んだ。リバプールの風になった」発言者・獣神ライガー
今年1月の新日本プロレス東京ドーム大会で引退した獣神サンダー・ライガー。マスクマンとしてのデビューから30年以上、常にハイレベルな試合を提供してきたライガーを支えていたのは、日々の鍛錬に加えて、そのコメントなどからもうかがえる“センスのよさ”であった。※ ※ ※ 1989年4月、テレビアニメ『獣神ライガー』のタイアップとして、マスクマンの獣神ライガー(その後にアニメのタイトルに合わせて、ファイヤーライガー、獣神サンダー・ライガーへと変名)が誕生。東京ドームでのデビュー戦では、かつて初代タイガーマスク(佐山聡)とも抗争を繰り広げた小林邦昭を相手に、オリジナルのライガー・スープレックスで堂々たる勝利を収めた。 しかし、テレビ中継においては、実況の辻よしなりアナの配慮不足で「あの山田恵一が獣神ライガーの中に入っていると噂される」などと頻繁に実名を出され、マスクマンにもかかわらず謎も何もあったものではないという状況にあった。 そうした中で、正体について問われたライガーの発したコメントが、「山田恵一は死んだ。リバプールの風になった」である。「正体は山田ではない」と言えば白々しいし、「山田だ」と言ってしまっては味気ない。そこで「山田恵一は死んだ」とすることで、「もしかして山田ではないのかも…」という含みを残し、さらに「心機一転、生まれ変わった別人格のキャラクターである」ことを印象付けたわけで、実に味わい深い名セリフである。★卓越したセルフプロデュース力 このとき“リバプール”というビートルズゆかりの地名を出したことも秀逸だった。素顔の山田はどちらかというと試合ぶりもルックスも泥臭いタイプであったが、そこから一転して、ライガーのキャラクターに華やかなイメージを与えることになった。 選手の大量離脱により、素顔の時代から試合をテレビ中継される機会があったとはいえ、この当時はまだデビュー5年目の若手にすぎない。マスクマンとしての成否も分からない状況で発したコメントが、それから30年以上たった今もなお多くのプロレスファンの記憶に残っているということは、他になかなか例を見ないことである。 同じようなコメントとして、ザ・グレート・カブキの「高千穂明久(カブキの前のリングネーム)はミズーリ川に身を投げて死んだ」もあったが、それと比べても“リバプールの風”の鮮烈さは際立っている。 こうしたセンスのよさが活かされて、橋本真也戦で発達した上半身を見せつけたバトル・ライガーやパンクラスのリングで鈴木みのると闘った格闘技仕様などは、大きな話題を呼ぶこととなった。 デビュー戦を飾ったオリジナル技を「見た目が分かりにくい」という理由で早々に封印し、よりインパクトの強いフィッシャーマン・バスターやライガー・ボムなどをフィニッシュに使うようになったあたりにも、セルフプロデュース能力の高さが見て取れる。 ライガーは自身のことだけでなく、ジュニア界全体のプロデューサーとしても手腕を振るった。’94年に開催された『スーパーJカップ』では、ザ・グレート・サスケやハヤブサなどインディー界の逸材を満天下に知らしめ、日本のプロレスビジネス全体を底上げすることに成功している。★引退してすぐにWWE殿堂入り また、新日本プロレスのジュニア戦線においても、ライガーのデビュー当初はそれまでのトップ選手がヘビー級に転向して手薄になっていたが、外国人、日本人を問わずさまざまなレスラーを積極的に取り上げることで、新たな世界観を創り上げた。 初期のライバルとして激しく争った佐野直喜(現・佐野巧真)は、すぐにSWSへ移籍してしまったが、その後は新日の練習生として来日していたクリス・ベノワをペガサス・キッド(のちにワイルド・ペガサス)として自身のライバルにまで育て上げた。 ベノワはその後、同時期に新日へ参戦していた2代目ブラック・タイガー(エディ・ゲレロ)とともに、WWEのトップスターにまで成り上がったが、そこには少なからずライガーの影響があったに違いない。 こうした近い世代の選手たちのみならず、引退試合で相手を務めた25歳下の高橋ヒロムに至るまで、団体や世代を問わず数多の選手たちと長きにわたって闘ってきた。全身コスチュームのマスクマンであるため、見た目に年齢を感じさせないという利点はあったにせよ、そんな選手は世界中のプロレス界を見渡してもライガー以外にほとんど見当たらない。 その実績や実力からしてライガー自身がジュニア帝国のトップに君臨することもできただろうが、決してそうはせずに、たとえ未熟な相手であっても自分のレベルまで引き上げることによって、高度な試合を提供し続けた。 つまり自分だけがスポットライトを浴びることよりも、ジュニアの世界を盛り上げることを常に選んできたわけで、引退から間もなくWWE殿堂に選ばれたのも当然のこと、まさにプロレス界の偉人なのである。獣神ライガー***************************************PROFILE●1964年11月10日生まれ。広島県広島市出身。身長170㎝、体重95㎏。得意技/垂直落下式ブレーンバスター、掌底、ロメロ・スペシャル。文・脇本深八
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スポーツ 2020年06月20日 11時00分
西武・山川、「4番・一塁」で今シーズンスタート! 今後の活躍は楽天戦がカギ? “平成の三冠王”以来の快挙は果たせるか
新型コロナウイルスの影響による約3カ月の延期を経て、6月19日に開幕した今シーズンのプロ野球。延期の影響により通常の143試合から120試合に試合数が削減された“短期決戦”がいよいよスタートした。 試合数削減の影響により勝利や本塁打といった積み上げ式の記録が伸び悩むとみられている今シーズンだが、そのような状況でも大記録の達成を期待されている選手はいる。史上2人目となる「3年連続120打点」がかかる西武・山川穂高もその1人だ。 2013年のドラフトで2位指名を受け西武に入団した28歳の山川は、プロ1年目の2014年から2017年までの4年間で計97打点だった。ただ、2018年にそれまでの通算を大きく上回る124打点を記録すると、翌2019年も120打点をマーク。プロ野球史上6人目となる、2年連続120打点をクリアした選手となった。 その山川が目指す「3年連続120打点」は、過去に2年連続120打点をクリアした5名のうち、2004年に平成唯一の三冠王に輝いたことでも知られるダイエー・ソフトバンクの松中信彦(2003-2005)しか達成できていない記録。また、今シーズンは120試合しか行われないため、毎試合1打点以上を挙げなければ届かない計算にもなる。 達成へのハードルが極めて高いこの記録を、山川が達成するためには何がカギとなるのか。その1つとなりそうなのが“対楽天戦”。昨シーズンの山川はソフトバンク、日本ハム、オリックスからはそれぞれ24打点、ロッテからは22打点を挙げているが、楽天からは16打点しか挙げられていない。 今シーズンのパ・リーグは移動で生じる新型コロナウイルスへの感染リスクを下げるため、同一球団との6連戦を中心とした日程が組まれている。楽天への苦手意識を持ったままだと、楽天との6連戦が足かせとなり打点が伸び悩む可能性があるため、序盤の楽天戦で苦手意識を払しょくするような活躍ができるかどうかが記録のカギとなるだろう。 また、今シーズンは各球団で投手陣の調整不足が叫ばれており、序盤は打ち合いとなる試合が続出するのではとみられている。相手投手の調子が戻ってない隙にどれだけ打点を荒稼ぎできるかも、記録達成を左右することになるかもしれない。 6月19日に行われた開幕戦・対日本ハム戦では、「4番・一塁」でスタメン出場した山川。リーグ2連覇中のチームを背負う強打者は、果たして史上2人目となる偉業を達成することはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年06月19日 19時30分
元巨人・上原氏、ソフトB・内川が嫌いだった? マウンド上での印象を告白、今シーズンの注目点も語る
元巨人で野球解説者の上原浩治氏が、18日に自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。ソフトバンク・内川聖一について言及した。 >>ソフトB・内川はイチロー・張本以上? 「てめえこの野郎!」高木豊氏、コーチ時代の記憶を交え“右打者最高打率”の凄さを分析<< 今回の動画で上原氏は、自身が今シーズン注目する選手で組んだベストナインを紹介。一塁手部門でこれまで横浜、ソフトバンクの2球団でプレーしている右打者の内川の名を挙げた。 プロ入りして横浜に入団した2001年から昨シーズンにかけて、現役選手では最多となる2171安打をマークしている内川。上原氏は「すごくヒットや(打)率を残す打者だから、どこまで安打数が伸びていくのかに期待したい」と、この数字がどこまで伸びるかに注目しているとコメント。 また、「ソフトバンクは選手層が厚いから、その中でレギュラーをとることができるのかどうかというところも見ていきたい」と、12球団屈指の戦力を持つとされるソフトバンクでどのようにレギュラーを確保するのかにも着目していると語った。 内川と現役時代に何度も対戦している上原氏は、内川との対戦では「(打率)3割を打つ打者だったので、なかなかアウトにとれる雰囲気がなかった。『どう攻めていったらいいのか』ということを常に考えさせられる打者だった」と、配球面で苦労を強いられていたと告白。 上原氏は内川が逆方向であるライト方向の打撃、いわゆる“右打ち”を得意としていた点にも苦戦したといい、「右打ちがうまい(打者)ってすごく嫌らしい。ああやってヒット打つ人は嫌い(だった)」と、内川の右打ちには嫌気もさしていたことを笑い交じりに明かしていた。 今回の動画を受け、ネット上には「既に2000本安打で名球会入りはしてるけど最終的にどんな数字になるのかは興味ある」、「ソフトバンクは一塁守れる栗原(陵矢)が好調だから、実績ある内川でも簡単にレギュラーという訳にはいかない状況になってきてるよね」、「精密機械って呼ばれてた上原のコントロールでも、打たれないようなところに投げるのは至難の業だったのか」、「あの上原に嫌いとまで言わせるのはすごいな、もう投げるところがないって感じだったんだろうな」、「内川はかなり衰えが出てきた感じがするけど今シーズンはどうなるんだろう」といった反応が多数寄せられている。 現役時代に巨人(1999-2008,2018-2019)、オリオールズ(2009-2011)、レンジャーズ(2011-2012)、レッドソックス(2013-2016)、カブス(2017)で活躍した45歳の上原氏と、これまで横浜(現DeNA/2001-2010)、ソフトバンク(2011-)でプレーしている37歳の内川。両者は2001年から2008年にかけセ・リーグで、2018年から2019年にかけては交流戦でしのぎを削っている。 今年の内川は6月2日~16日の練習試合で「打率.048」と打撃不振に陥り、2003年以来17年ぶりに開幕を二軍で迎えることが決定している。現役時代に沢村賞を2回、投手タイトルを9回獲得した上原氏をも恐れさせた打棒を、開幕後に取り戻すことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について上原浩治氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCGynN2H7DcNjpN7Qng4dZmg
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スポーツ 2020年06月19日 17時00分
広島・大瀬良、新婚旅行中に佐々岡監督から電話! 「このタイミングか!」まさかの内容にマエケンも驚愕
ツインズ・前田健太が18日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、広島・大瀬良大地が登場。動画内での発言が、ネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 >>マエケンも古巣にエール! 広島・鈴木ら現役選手が開幕へ気合の投稿 楽天・高梨は“故障説”を否定?「至って元気です!」<< 6月19日の今シーズン開幕戦・対DeNA戦で、自身2年連続2回目となる開幕投手を務める大瀬良。今回の動画ではNPB・広島時代に5度大役を務めた経験を持つ前田と共に、開幕投手をテーマにトークを展開した。 話題となっているのは、大瀬良が明かした今シーズンの開幕投手が決まったタイミング。広島・佐々岡真司監督は昨年末に大瀬良に開幕投手を伝えたと今年1月に公言しているが、大瀬良によると「新婚旅行でハワイに行ってた時に、いきなり(佐々岡監督から)連絡がきた」という。 大瀬良の発言を受け、前田は「『新婚旅行なのに今言うなよ』って思った?」と質問。大瀬良は「いやいや、そんなことは思ってないです」と即座に否定したが、連絡を受けた直後は「なかなかすごいタイミングやな」と驚いたことを明かした。 佐々岡監督からは「帰国した後に会って、もう1回正式に(伝えるから)」とも言われたという大瀬良。「早く言ってもらえてありがたかった」と直々に指名されてうれしかったという一方で、「結構楽しんでいる時だったので、楽しみつついきなり緊張感がきた。『このタイミングか!』っていう(感じだった)」と困惑の気持ちもあったことを笑い交じりに語っていた。 今回の動画を受け、動画のコメント欄やネット上には「新婚旅行中に開幕投手任されるとは思ってなかっただろうな(笑)」、「シーズンオフでリフレッシュしてる時に開幕投手とか言われたらそりゃ『えっ!?今!?』ってなるよね」、「佐々岡監督は大瀬良の新婚旅行のこと知らなかったのかな?」といった反応が多数寄せられている。 「一般的に開幕投手は、春季キャンプ・オープン戦中や開幕直前に決定されることがほとんど。そのため、昨年末に大瀬良に開幕投手を伝えたと佐々岡監督が公言した今年1月の時点で、ファンからは『開幕投手伝えるのめちゃくちゃ早いな』、『それだけ大瀬良を信頼してるってことか』といった驚きの声が上がっていました。今回の動画で“昨年末”が実は新婚旅行中だったということを知り、改めて驚いたファンも多かったようですね」(野球ライター) 予想外のタイミングで開幕投手を任された大瀬良は、本日6月19日に行われる開幕戦・対DeNA戦に先発する予定。昨年の開幕戦・対巨人戦では「8回無失点・11奪三振」でチームを勝利に導いたが、2年連続の好投を見せることはできるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について前田健太の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCJlavxr4G9OFkymtkbKZmOw
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スポーツ 2020年06月19日 15時00分
阪神コロナ特例V浮上 掛布雅之氏「ダメ虎改造」二頭体制
新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が遅れていたプロ野球が、6月19日にいよいよ開幕する。多くの野球解説者が「今年ばかりは予想不能」と頭を抱える中、人気急上昇中なのが、開幕戦で巨人と対戦する阪神。それを支えるのが、昨季限りで退団した掛布雅之氏の“リモートワーク”! 今年の阪神は典型的な“二頭政治体制”を敷く。 球団は昨年10月、矢野燿大監督(51)と新たな3年契約を締結するとともに、次期監候補でオーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(SEA)の掛布雅之氏(65)を退任させた。この掌返しにも驚いたが、その後、親会社の阪急阪神ホールディングス(HD)が「レジェンド・テラー」という肩書で再雇用し、2度びっくり。全国の虎ファンのブーイングに苦慮した藤原崇起オーナーが、球団を飛び超えた観点からのアドバイザーを要請して収拾した経緯がある。 屋上屋を架す形となったが、伝統の「お家騒動」を心配する声をよそに、チームが大きくバージョンアップしたから面白い。「タイガース回帰主義が強まり、その精神的支柱が掛布氏。チーム関係者によれば、ドラゴンズ化を進める矢野監督が生え抜きの鳥谷敬を退団させたことに加え、藤浪晋太郎投手ら3人のコロナ感染者を出したことで不評を買い、非主流派だった掛布株が急騰している」(スポーツ紙デスク) もっとも、掛布氏には上、つまり監督を目指す考えはない。周囲には「功労者である鳥谷を指導者で迎え、藤浪をエースに育てる道筋を付けるのが自分の役目」と話し、いちOBの立場で助言しているという。いま流行りの言葉で言えば、自宅でチームを支える「リモートワーク」である。 ここまで見ると、順風に見える今季の阪神だが、逆風はなくもない。その一つが、試合数の問題だ。「今季は140から120試合に短縮され、どのチームもスタートダッシュに心血を注ぐが、中でも阪神が背負うハンデは大きい。開幕カードの巨人戦を皮切りに、ヤクルト戦、横浜戦、中日戦、広島戦と、異例の“5カード連続ビジター”15試合が待っている。いきなり正念場を迎えるわけだ」(阪神OBの野球解説者) 甲子園高校野球交流試合開催に伴い、本拠地の甲子園球場を高校球児に明け渡す例の「死のロード」もある。出遅れてそのまま脱落という懸念がある中、「巨人戦に勝ち越せば独走も可能」と選手たちを鼓舞しているのが掛布氏だ。「開幕から約1カ月、選手たちはホテルに缶詰、外出できず気分転換できないという声もあるが、今の選手は部屋でゲームやLINEなどをして時間を費やす。掛布氏はリモートで選手にアドバイスを送ったり、励まそうとしている。矢野監督には打ち明けられない悩みも、レジェンド・テラーが相手なら垣根は低い。掛布氏が噛み砕いて首脳陣に助言することで、チームが機能する可能性はある」(同) さらに掛布氏の評価を高めたのが、「甲子園の土」入りのキーホルダーだ。夏の甲子園が中止となり、目標を失った全国の高校3年生の全野球部員(軟式含む)約5万人に贈呈する企画で、同氏がグループ首脳に働きかけて実現したという。 甲子園を本拠とする阪神だからこそできる企画だが、その裏に込められているのが全国の優秀な高校球児のスカウトだ。「今年は春夏の甲子園がないため、ドラフト指名は最少にとどめ、高校生中心に育成選手を多く集めて育てる方針です」(トラ番記者) だが、新型コロナの影響でスカウトの現場調査ができず、選手の評価が難しい。そこで独自の“トライアウト”を検討しているのだ。「甲子園の土効果で阪神のイメージは格段に上がり、とりわけ地方の逸材を集めやすい環境が整った。掛布氏自身、ドラフト6位入団で人一倍努力し、ミスタータイガースに這い上がった人。二軍監督の経験もあり、鍛えて育てるのが掛布野球の真骨頂。集大成にしようとしているのです」(同) もともと阪神は、伝統的に第4コーナーをすぎた直線半ばまでは強い。’10年と’15年は120試合(全143試合)時点で首位。しかし、最後のせめぎ合いで逆転され、いずれも優勝を逃している。 その点、今年は全120試合。昨季の投手力(防御率3・46)は両リーグトップで、10勝したエース西勇輝、いずれも防御率1点台のセットアッパー岩崎優、島本浩也、そして、衰え知らずの火の玉クローザー藤川球児らは今季も鉄板で、残す課題は昨季、リーグ最低の攻撃力強化だけだった。だが、厳しい日程で選手の体力消耗を避けるため、外国人枠が5人に拡大され、最多の8外国人選手を抱える阪神に追い風が吹いている。「先発ガルシア、救援のエドワーズ、スアレス(ソフトバンクから移籍)に加え、3・4番にマルテ、ボーアが使える。1、2番には近本光司、糸原健斗、そこにベテランの糸井嘉男、福留孝介も健在で、6番以降も大山悠輔、木浪聖也、梅野隆太郎らが控え、打線の伸びしろは12球団トップでしょう」(同) 本命は巨人だが、昨季15勝4敗の成績でメジャーへ移籍した山口俊投手の抜けた穴は大きく、エース菅野智之のマンパワーだけでは山口の「貯金11」は埋められない。一方の阪神は、これまで制球難で自滅していた藤浪が「無観客」のおかげで復活する可能性がある。 死のロードさえ乗り切れば、15年ぶりの優勝へ…。掛布氏のリモートワークにかかる期待は大きい。
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スポーツ 2020年06月19日 12時30分
ソフトボール女子日本代表の山田恵里「オリンピックがなくなって…」 自身の経験から学生らにエール
ソフトボール女子日本代表の山田恵里が18日、全30競技の部活動を行う高校生に向け、アスリートや全国の有志からエールを届ける「明日へのエールプロジェクト」の一環として開催された『オンラインエール授業』に登壇。高校生にエールを送った。 コロナウィルスの影響でインターハイが中止となり、高校生を勇気付けるプロジェクトとして開催されている本プロジェクト。山田は授業を終えると、「こういう機会でないと会えないだろう、たくさんの人と交流を持ててよかった」と充実の表情。「インターハイという目標がなくなって、高校生はすごく残念な気持ちだと思う。そんな中、(わたしの話を通じて)何か目標を持ってもらいたいという思いで参加した」と参加の経緯も話す。 >>全ての画像を見る<< 「接してみると、高校生は気持ちが純粋。ソフトボールに一生懸命打ち込む姿勢も素敵だと思った。逆に力をもらえた」と述べ、「わたし自身もオリンピックがなくなってモチベーションが下がってしまった経験がある。でも、周りの人に支えてもらったりして乗り越えられた。何かに気付けたらまた新たな目標は見つかる。高校生にも何か目的を持って活動を続けてもらえたら」とメッセージを送った。 山田がモチベーションが下がった経験とは、「北京オリンピックの後に、ソフトボール自体がオリンピックから除外されてしまったので、次の目標を見失ってしまった」ことだといい、この時期はソフトボールをやめてしまいたいという気持ちにもなったという。「燃え尽き症候群のようになってしまったけど、世界大会はあるわけだし、その中でいろんな人からの支えをもらった。それに対して、ソフトボールを通じてもっと恩返しをしたいと思う気持ちが出てきた」といい、その後、ソフトボールを続けることにしたという。 山田は高校生に対しても「自分で決めたことはやりきる。自分勝手にやるというのではなく、周りの人がいて自分が成り立っているということは忘れてはいけない。感謝の気持ちや恩返しの気持ちを常に持って頑張っていってもらえたら」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)
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