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ダルビッシュは6月22日、自身のツイッターに「いつでも始まっていいようにしっかり準備しとけって言われてもう3ヶ月過ぎたんですけど」と、開幕延期が長引いていることを投稿。
ダルビッシュはその後、「各キャンプ施設では十数人が入れ替わりで距離もとって練習しているのにコロナ感染が広がっています。キャンプ再開したらその3、4倍の人数が集まるわけだから、シーズン始まってもすぐ感染が広がる気がするんですけど」と、仮に開幕しても新型コロナウイルスの影響は収まらないのではと懸念を吐露した。
3月26日の開幕が延期されて以降、MLBは開幕の実現に向け選手会との協議を重ねている。しかし、試合数や年俸削減案を巡り両者の交渉が難航しているため、現在(22日午後0時半現在)まで開幕日の正式決定には至っていない。
また、6月に入ってからはヤンキース、エンゼルス、フィリーズなど複数球団で選手・スタッフのコロナ感染が相次いで判明。同月19日には、全30球団がアリゾナ州やフロリダ州にあるキャンプ施設の無期限閉鎖を余儀なくされている。そのため、MLBの開幕は最短でも7月下旬にずれ込むとみられているが、ダルビッシュは今シーズンの開幕や開幕後の全日程消化に対して諦めムードになっているようだ。
一連の投稿を受け、ネット上には「3か月も待たされるとモチベーションの維持が相当大変ですよね」、「ダルさんの活躍を楽しみにしてるので早く開幕してほしいですが、安全が第一なのでもう少しかかってしまうんでしょうか」、「今年はもう開幕できない気がします…開幕しても感染者が出れば即中断でしょうし」、「開幕が決まってないからただでさえ調整が難しいのに、開幕後も成績不振なら準備不足とか言われて叩かれると思うとかわいそう」といった反応が多数寄せられている。
ダルビッシュの投稿を受けては、ヤンキース・田中将大も自身のツイッターで「それっ!」とリプライを送っている。これに対しダルビッシュは「いつ始まるんですか?」とリプライを返すも、田中は「僕にわかるはずがありません」と答えている。
台湾・CPBL(4月12日)、韓国・KBO(5月5日)、日本・NPB(6月19日)と複数の国で野球のプロリーグが開幕している中、開幕への道筋が見えていないアメリカ・MLB。先が見えない中でもダルビッシュはトレーニングを続けており、6月20日には自身のツイッターに投稿した動画内でスプリットとツーシームを掛け合わせた“スプリーム”という新変化球を披露している。このように開幕へ向け努力を重ねている選手が多いことは想像に難くないが、果たして今後の展開はどうなるのだろうか。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
ダルビッシュ有の公式ツイッターより
https://twitter.com/faridyu
田中将大の公式ツイッターより
https://twitter.com/t_masahiro18