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全日本からDDTにレンタル移籍の秋山準、竹下幸之介との抗争が本格化!

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秋山準、竹下幸之介

 DDTプロレスリングと全日本プロレスは、7月1日付で、全日本の所属選手である秋山準がDDTへレンタル移籍すると、27日に新宿FACEで開催された『DDT TV SHOW!#8』の試合前の会見で発表した。

 この日の第5試合に登場した秋山は、大石真翔、岡谷英樹とトリオを結成し、秋山に宣戦布告した「オールアウト」の竹下幸之介、勝俣瞬馬、飯野雄貴と激突。秋山と竹下は、全日本の2016年6月15日、東京・後楽園ホール大会(秋山、青柳優馬VS竹下、遠藤哲哉)以来、丸4年ぶりの対戦となったが、大将同士がともに先発を買って出た。二人は手の取り合いから、激しいエルボー合戦を展開。代わった勝俣も、エルボー連打で秋山に決死の攻めを見せた。5分過ぎ、竹下が秋山にランニング・エルボー、ラリアットを叩き込めば、秋山はジャンピング・ニーパット、エクスプロイダーで反撃。新人の岡谷も、猛烈な勢いで竹下にエルボーを繰り出した。逆襲に転じた竹下は、テキサス・クローバー・ホールドから、逆片エビ固めに移行して、岡谷を絞り上げるも、秋山がカット。10分過ぎ、岡谷を捕らえた飯野がスピア連発で3カウント。

 両軍による対抗戦第1ラウンドは、「オールアウト」が「秋山軍(仮)」を制している。試合後、竹下は「ボクは今日あまり言うことはない。秋山コーチとの対戦はリング上がすべてと思ってるので。一つ言うならば、久しぶりに緊張感のあるプロレスをしたな、と思いました。(岡谷は)若干ボクの10代の頃とかぶりますね。岡谷は、あまり言葉とかには出さないんですけど、先週(20日)、秋山さんにマイクを振られた時、『近い将来、DDTをボクが引っ張ります』みたいなことを言ってて、勢いで言ったのかもしれないけど、日頃から半分くらい本気で思ってないと、そういう時ってパッと出ないんですよ。あれを聞いた時に、ここ数年になかった若手というか、いい意味でビッグマウスというか、本気でそう思ってるんだろうな、って感じました。岡谷には今日、対戦して違う何かがあるような気がしました」と振り返った。

 秋山は「(竹下は)でかくなったな小僧、って感じです。一発一発の当たりも強いし。ただ、オマエはDDTの何なんだ?それがまだわかってない。それを理解してない。わかった時にはすごい選手になる。ここから飯伏(幸太)クンみたいにメジャーになった選手もいる。竹下、オマエはDDTにいて、メジャーと肩並べるくらいになれ。それくらいの力はある。今のままじゃダメだ。自分で考えろ。オレも全日本からここにいて、『何しに来たんだ?』と。それをしっかり考えてオレもやる。それをしっかり考えてやるから、一時より身体も動いてるし、動くようにもってきた」とコメント。秋山はこの日、旧バージョンのテーマ曲で入場したが、「シャドー・エクスプロージョンって、いちばん気合入ってた時なんです。今のスターネスは、落ち着いてきて変えたけど、シャドー・エクスプロージョンって、カッカカッカ出て行ってた時の曲なんで」とコメント。秋山が他団体の選手ではなくなり、DDTに籍を置くことで、両ユニットの闘いは、より一層激しさを増すのは間違いない。また、竹下の成長とともにDDTをメジャーに匹敵する団体にしたいという秋山の気持ちが見え隠れするこの日の闘いぶりだった。

(どら増田)

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