スポーツ
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スポーツ 2020年08月17日 20時30分
ロッテ・田村、お立ち台での発言に「余計なこと言い過ぎ」 ファンが危惧する不吉なジンクス、歴史的連敗に繋がったケースも
16日に行われたロッテ対日本ハムの一戦。同戦に「8番・捕手」でスタメン出場したロッテ・田村龍弘の発言が物議を醸している。 田村は、2回裏の第1打席から6回裏の第3打席までノーヒットと振るわず。だが、8回裏2死二塁で迎えた第4打席で日本ハムの5番手・宮西尚生から決勝のタイムリーツーベースを放ち、チームを「6-5」の勝利に導いた。 試合後にヒーローインタビューに臨んだ田村は、その場で「来週は(首位の)ホークス戦なので全勝したいと思います」と発言。18日から23日まで行われる対ソフトバンク6連戦で全て勝利を収めることを宣言した。 >>ロッテ8.23マリンフェスタでユニホーム配布、広報室「当日もお楽しみに」<< 田村の発言を受け、ネット上には「よくぞ言ってくれた、チーム一丸となってソフトバンクを首位から引きずり下ろしてくれ」、「ソフトバンクとは相性いいし、6連勝は十分あり得るぞ」といった賛同の声が挙がったが、同時に「首位相手に6連勝宣言はなめすぎだろ、逆にコテンパンにやり返してやれ」、「さすがに調子乗り過ぎ、ソフトバンクは初戦でいきなり望みを断ち切ってほしい」といった反発も寄せられるなど賛否両論となっている。 一方、「変なフラグを立てるなよ、『次のホークス戦も頑張ります』ぐらいでよかっただろ」、「全勝するとか余計なこと言い過ぎ、真逆の結果にならなければいいが…」、「新庄の二の舞になりそうで怖い、逆に大型連敗とかなったら今シーズン終戦だぞ」といったコメントも複数見受けられた。 「田村が所属するロッテは昨シーズン17勝8敗とソフトバンクを圧倒し、今シーズンも2勝1敗と勝ち越しています。球団間の相性を考えると、6連勝も決してあり得ない話ではないでしょう。ただ、球界ではお立ち台で『勝つ』、『連勝する』といった景気のいい言葉を口にすると、翌日以降の試合が逆の結果になるという不吉なジンクスがあります。最も有名な例が1999年の阪神で、同年9月10日の巨人戦後に新庄剛志が『明日も勝つ!』と宣言してから、同月28日の対広島戦まで球団ワーストタイ記録となる12連敗を喫しています。こうした過去のケースを踏まえ、田村の発言が良くない結果をもたらすのではと危惧しているファンも少なからずいるようです」(野球ライター) 16日終了時点で首位ソフトバンクと2ゲーム差の3位ロッテは、仮に全勝なら逆に4ゲーム差をつける計算になる。今後の優勝争いを考えるとできれば1つも落としたくないところだが、18日から始まる6連戦はどのような結果となるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月17日 18時30分
大谷より先に“二刀流”に挑戦? 当時のコーチは「殿堂入りしてた」と主張、元巨人・斎藤氏が明かした秘話に驚きの声
元大洋・横浜で野球解説者の高木豊氏が16日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、元巨人で野球解説者の斎藤雅樹氏がゲスト出演。現役時代の秘話を明かした。 プロ1年目の1983年シーズン序盤にサイドスローに転向し、その後2001年シーズン限りで引退するまでに通算180勝をマークした斎藤氏。今回の動画ではサイドスロー転向を巡るエピソードを明かした。 >>コーチ指令に「ちょっと無視だ」 実はあまり投げたくなかった? 元巨人・斎藤氏が『10.8決戦』の裏話を告白<< 1982年のドラフトで1位指名を受け巨人に入団した当時18歳の斎藤氏。プロ入り当初はオーバースローだったというが、翌1983年4月に二軍で2試合ほど登板したところ、どちらの試合でも低めの球が伸びないところを狙われ打ち込まれてしまったという。 すると、二軍首脳陣の中で斎藤氏を投手から野手に転向させる構想が浮上。特に当時二軍守備・走塁コーチを務めていた須藤豊氏は斎藤氏の打撃センス、内野守備のうまさを買い「野手にしろ」と強く主張していたというが、中村稔一軍投手コーチも「いや、あいつは投手だ」と譲らず。そのため、斎藤氏は「一時期僕は2つ練習してた。打撃練習も投球練習もどっちもやらされていた」という。 今から30年以上前にエンゼルス・大谷翔平ばりの“二刀流”に取り組んだ斎藤氏だが、高卒1年目でまだ体力が十分ではなかったことやドラフト1位投手というプライドもあり「嫌で嫌でしょうがなかった」とのこと。そんな中、二軍での打撃練習中にふてくされた態度を見せ二軍首脳陣に怒られたことをきっかけに、一軍の藤田元司監督に投手・野手どちらでいくのか決めてもらおうという話になったという。 その後、シーズン真っただ中の5月、実際に藤田監督が二軍に視察に訪れたというが、斎藤氏の投球を見た藤田監督は「もうちょっと腕を下げて投げてごらん」と一言だけアドバイス。その言葉に従って投げるとカーブが自分でも驚くほど曲がったことから、斎藤氏は即座にサイドスロー転向を決意したという。 その後シーズン終盤の9月まで二軍戦には登板せずにひたすら練習を重ね、この間に野手転向の話も自然消滅したという斎藤氏。翌1984年に一軍でプロ初勝利を含む4勝を挙げると、1985年には12勝をマーク。その後1986年から1988年の3年間は計13勝と一時は伸び悩むも、1989年から現役を引退する2001年までに沢村賞を3度(1989,1995-1996/プロ野球最多タイ記録)獲得するなど投手として大成している。 今回の動画を受け、ネット上には「1980年代前半に二刀流に挑戦してたのは知らなかった、大谷より30年も早いぞ」、「須藤コーチは『斎藤は遊撃で名球会入れる』って相当評価してた気がする」、「18歳で二刀流は体力的にしんどいだろうな、予期せぬ故障を負う可能性もある訳だし」、「藤田監督の言葉がなかったらどうなってたんだろう、案外野手の方でも活躍してたりして」などといった反応が多数寄せられている。 斎藤氏の野手転向を強く推した須藤コーチは、後に「藤田監督がサイドスローで投げさせなかったら、(斎藤氏は)遊撃手として2000本安打を達成して殿堂入りしてたと思う」と語っている。投手としてはまぎれもない名選手である斎藤氏だが、もしかすると野手でも後世に名を残すような選手になっていたのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ
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スポーツ 2020年08月17日 17時30分
DeNA、今年の「YOKOHAMA STAR☆NIGHT」は初のタイガース戦! テーマの“Supernova”のような爆発で街を元気に
ベイスターズが主催する夏の恒例イベント「YOKOHAMA STAR☆NIGHT 2020 Supported by 横浜銀行」が、9月8日から10日のタイガース戦で開催される。選手、コーチ陣が着用し、ファンにも配布されるユニフォームは、ボディに横浜ブルーを採用し、昨年同様左胸にビジターキャップでも使用されている“Y”のロゴを単体で配する。そのロゴから白線が放射線状に伸びるデザインは、背面の背番号も同様となっており、昨年の“宇宙への航海”を踏襲した今年のテーマでもある“Supernova”に則った、力強さと新たな星が生まれる瞬間の超新星爆発をイメージしている。 みなとみらい地区にある、よこはまコスモワールドで行われた発表会でモデルとして登場した左のエース・今永昇太投手は「スタイリッシュで力強い。昨年同様、宇宙をモチーフしていてとても気に入ってます。新型コロナウイルスにより様々な規制がある中ですが、横浜の街にパワーを届けたいと思います!」と誓い、右のエースに成長した平良拳太郎投手は「YOKOHAMA の“Y”を中心に拡散されている白線に、何か新しいものが生まれるイメージを感じました。また、スローガンの“New generation is HERE.”にもマッチしているなと思いました」と笑顔でコメントを残した。 今年で9年目を迎えるが、これまでドラゴンズ戦3回、スワローズ戦3回、ジャイアンツ戦2回となっており、タイガースとは初めてのマッチアップとなる。今までのSTAR NIGHTでの通算成績は9勝13敗1引き分けで、4つの負け越しとなっているが、初年度と2年目は全敗し3年目の初戦まで7連敗スタートしたことを鑑みれば、そこそこの戦いをしている。 今年は、ラミレス政権になってからは特に苦手のタイガースを夏の一大イベントで退治し、『一人ひとりが星のように輝いてチームも、街も、元気になるそんな場所をみんなで作りたい』という想いを是非とも叶えてもらいたい。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年08月17日 15時30分
広島・堂林は「たいした不調じゃない」? 元中日・谷沢氏の見解に賛否、「二軍で休ませるべき」と反論の声も
元中日で野球解説者の谷沢健一氏が、16日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)に生出演。広島・堂林翔太について言及した。 堂林は同日に行われた阪神戦に「6番・三塁」でスタメン出場したが、「4打数ノーヒット・1三振・1併殺」と全く打つことができず。同戦を含め14打席連続ノーヒットとスランプに陥っており、打率も「.302」と3割陥落の危機に瀕している。 番組内で同戦について解説した谷沢氏は、堂林について「たいした不調じゃないと思う。14(打席)くらいだったら」と断言。長らくヒットが出ていない現状をそこまで心配する必要はないのではと主張した。 谷沢氏は続けて、「(今までは)半速球や変化球をうまく打っていたが、(相手バッテリーの配球が)速い球種に変わってきている。それで打ち損じている」と発言。堂林はこれまで遅いボールを右翼方向にうまく打ち返していたが、他球団の研究が進み速いボールで攻められていることが不振の原因ではないかと指摘した。 現在の堂林は打席内での構えにも力みが見受けられるという谷沢氏。「もう少しゆったり構えて、コースに応じて素直に打ち分ける(ことが大事)」と、力を入れ過ぎずに余裕を持って構えることが不振脱却につながるのではと語っていた。 >>広島、“昭和式育成”に原点回帰? 山本・衣笠を生んだ猛練習、時代に逆行も既に成果アリか<< 今回の放送を受け、ネット上には「確かに外よりの球をうまく流せなくなってきてる印象はある」、「今年は久々に一軍で多く試合に出てるから疲れも溜まってるのかな」、「打率2割台がやっとだったここ数年に比べたらまだマシだから、あまり気負わずに頑張ってほしい」といった反応が多数寄せられている。 一方、「首位打者から3割陥落寸前はたいした不調だろ」、「8月は得点圏打率も0割だし、全然楽観視できる状況ではないのでは?」、「今のままだとチームにとっても個人にとっても致命傷になりかねない、潔く二軍で休ませるべき」といった反発も複数見受けられた。 「今シーズンの堂林は開幕から一時4割を超えるほどのハイペースでヒットを量産し、7月終了時点でも打率『.358』でセ・リーグ打率ランキングトップでした。しかし、8月は16日の試合を含め「.152」と絶不調で、通算打率も一気に5分以上落としています。好調といえる時期がほとんどなく、3割はおろか2割中盤にも届かなかったここ3シーズンと比べるとまだ良い数字をキープしているという見方もできますが、こうしたデータを見ても今の堂林がスランプに陥っていることは明白です。この状況を『たいした不調じゃない』と楽観視する谷沢氏に疑問を抱いたファンも少なからずいたようですね」(野球ライター) 16日の試合後には、広島・朝山東洋打撃コーチも「体のねじりが多い」と心配を募らせていることが伝えられている堂林。一部からは「ここまでの活躍はただの確変だった」という厳しい声も出始めているが、今後の試合で評価を取り戻すことはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月17日 14時45分
VR“バーチャルハマスタ”で「新時代の観戦体験」を! DeNAとauのタッグで拡がる新様式のプロ野球観戦
11日、横浜DeNAベイスターズとKDDIは、8月4日に発表した「バーチャルハマスタ」に関する「オンライン説明会」を開催。更にこの日のタイガース戦で、無料トライアルを実施した。 >>全ての画像を見る<< 「バーチャルハマスタ」とは、スマートフォンやパソコン、VRデバイスを利用してバーチャル空間にもう1つの横浜スタジアムの一部を構築。オリジナルアバターを使いながら、「バーチャルハマスタ」内を自由に歩き回れるほか、試合の状況に合わせた演出などにより、多くのファンと一緒に実際の球場で応援するような“次世代型観戦”を楽しめる。 説明会では、横浜DeNAベイスターズ ブランド統括本部長 林裕幸氏とKDDI 株式会社 パーソナル事業本部サービス統括本部5G・xRサービス戦略部長 繁田光平氏が登壇し、コンセプトのアウトラインを解説した。 林氏はコロナ禍において、「満員の観客の熱気や熱狂は不可」となり、「バーチャルでアバターなどによる新時代の観戦体験」を模索。5Gの基地局設置が完了している横浜スタジアムの「ファーストスタジアム構想」と相まって企画が実現した。繁田氏は「国内初、ひょっとしたら世界初」のプロジェクトに、「現地と同期を取りながら、熱気を集めて応援」できる環境にこだわったと明かした。 特徴は外周やエントランス、コンコースをリアルに再現する事で、本当にハマスタにいるようなワクワク感を得られる。その後、スタンドへ続く通路に差し掛かると、いきなりベンチへワープし、そのままグラウンドに出られる有り得なさのギャップがポイント。見やすい場所を探しながら、巨大スターマンや巨大今永など、VRならではのド派手演出も楽しめ、ヒットやホームランの際は花火が打ち上がり、今はハマスタでは自粛を強いられている7回の「スタージェット飛ばし」や「ヤスアキジャンプ」も可能だ。 トライアルでは、延べ人数として約30,000人が参加。担当者も「今回の無料トライアルで予定していた取り組みは全て実施することができ、想定以上のお客様が参加していただけたことは非常に良かった」と満足気なコメントを発表した。 「コロナが収まっても限定的で、球場に来れない方もいる。他の選択肢としてバーチャルハマスタがあれば」とし、将来的には「入場料やアバターへの課金、スポンサードなど」で収益化も念頭に入れる。めざすは現地観戦、テレビ観戦に次ぐ「第3の観戦スタイルの確立」だ。コロナの影響でプロスポーツ界にも激震が走っている昨今に、時代にマッチした「バーチャルハマスタ」。新時代のプロ野球を観戦する形は、最新テクノロジーによって、より遊び心溢れるものになっていきそうだ。取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年08月17日 12時10分
ノーヒットノーランのはノーラン・ライアンが起源? 張本氏の持論に視聴者猛ツッコミ
16日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏がノーヒットノーランの起源について持論を展開。その内容が「間違っているのではないか」と物議を醸している。 番組では、15日の横浜DeNAベイスターズ対東京ヤクルトスワローズ戦で、先発の「ライアン」の愛称がつけられているヤクルト・小川泰弘投手がノーヒットノーランを達成した様子を紹介する。 >>張本氏、メジャー初ホームランの筒香に苦言「右中間に打たなきゃダメ」 ファンから「素直に褒めて」批判も<< これを見たゲストの元中日ドラゴンズ・立浪和義氏は「浮き上がってくる直球が復活した」「エラーがあったんですけど、それでも崩れることなくノーヒットノーランですから、今年は制球・球のキレ。素晴らしいですね」と称賛した。 立浪氏のコメントを聞いた関口宏は「ノーラン小川といいますか、ライアン小川ね」と愛称とノーヒットノーランを若干混同してしまう。続けて、コメントを求められた張本氏は「いやーすごい記録ですね。今はもう80%バッター有利の時期に、0で抑えるというのは大変なんですよね」と小川を褒め称える。 同氏は続けて、「日本では82人目ですが、あのノーランというのはアメリカのノーラン・ライアンの名前を取ってノーヒットノーランと名前付けてるんです。ノーランは7回も行ってるんでしょ。どちらにしてもすごい記録ですよ、ほんと」と持論を展開した。 小川は創価大学時代から高く足を上げるフォームが特徴で、これはアメリカの大投手ノーラン・ライアン(Nolan Ryan)に薫陶を受けたもの。その影響もあり、ファンからは「ライアン」と呼ばれている。どうやら、張本氏はこのニックネームの起源とノーヒットノーラン(no-hit, no-run)を混同した様子。それだけに、視聴者からは「ノーヒットノーランとは、失点をしていないことでは?」「小川を褒めてくれたのは嬉しいけど、ノーランの意味は違うよ」「『サンデーモーニング』は普段安倍政権の失言や失態を嬉々と叩いている番組。それが自身の失態に甘いのでは話にならない」と批判が相次ぐことになった。 人間誰しも間違いはあるもので、張本氏もうっかりしていたものと思われる。それは致し方ない部分もあるが、普段政府を厳しく批判している同番組だけに、訂正は必要だったと言わざるを得ないだろう。
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スポーツ 2020年08月17日 11時35分
阪神・藤浪が勝てない本当の理由 敵は相手打線以外にも? 次回登板次第では再び二軍落ちか
なぜ、阪神・藤浪晋太郎は勝てないのか…。4度目の先発チャンスをもらったが、初回裏に失点するなど広島打線の猛攻を食らい、敗戦投手となったのは8月14日だった。この敗戦を巡って、「藤浪の今後」に関する評価が二分している。矢野燿大監督の心中も分からない。 >>「藤浪さんに当てられる前に…」巨人公式SNS、阪神投手揶揄の動画アップ? 削除後も批判止まず<< 「14日の藤浪は『6回8安打4四球6失点』と散々な結果でした。次回ももう一度先発させるようですが、そうなると“因縁の相手”ということになります」(在阪記者) 藤浪をかばう側の意見だが、4度目の先発となった「14日」に着目していた。広島3連戦のカード初戦だ。初戦を獲る(勝つ)のと、落とすのでは雲泥の差がある。藤浪に初戦を任せたということは期待している証拠という。 しかし、「矢野構想からすでに外されている」とする意見には、反論できない点も多い。 「前々回の登板は8月5日。中8日も空いてしまったのは、二軍調整させていた他投手を戻すなどし、先発ローテーションを再編したからです。中8日も空いてしまうと、先発投手は調整が難しくなる」(球界関係者) それだけではない。14日は確かにカード初戦の重要な試合ではあるが、球場は京セラドームだ。 同球場は“因縁の場所”と言っていい。2017年4月4日(対ヤクルト戦)、相手バッターの肩付近にぶつけた死球が引き金となり、乱闘騒ぎに発展している。以後、制球難についても「イップス」が囁かれるようにもなった。改めて調べてみたら、15年3月29日以降、同球場での勝利はなかった。こんな相性の悪い球場で登板させるのは、気の毒である。 「乱闘寸前の騒ぎになった後の同年8月16日、同じ京セラで藤浪は広島の大瀬良にもぶつけています」(前出・同) 広島にもイヤな思い出があるというわけだ。 同球場での通算成績は3勝5敗(9試合登板)。試練を与えたと言えばカッコイイが、本当に復活させたいと思うのなら、通常ローテーションの中6日、勝率で相性の良い横浜スタジアムでの一戦に投げさせてやれば良かったのだが…。 矢野監督は勝てない藤浪に対し、解説者時代に出演していた関西のテレビ局による個別インタビューでこう答えていた。 「藤浪がいなくても、オレは日本一をめざす。藤浪がいたら(ペナントレースは)独走だけどね」 好意的に捉えれば、「自分の力で這い上がって来い」という意味だろう。 勝てない原因の一つに、味方打線の援護に恵まれないとの指摘もある。だが、それは藤浪自身にも理由があるという。制球難のピッチャーは自ずと投球数が増えていき、守っている野手の集中力を奪う。守備に就く時間が攻撃の時間よりも長くなれば、たとえ零点に抑えていても、試合主導権は握れないからだ。 こうした行き詰まっている状況を聞くと、矢野監督が救いの手を差し伸べてやれば、状況も変わるのではないかと思うのだが…。次回登板でも結果を出せなかった場合、再び二軍降格となるだろう。次回登板がラストチャンスのようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年08月17日 11時00分
ロッテ、レアードが腰痛治療のため一時帰国!再来日は「未定」
千葉ロッテは、ブランドン・レアード内野手が16日、アメリカへ一時帰国したと発表した。 レアードは4日のオリックス戦(大阪・京セラドーム大阪)の試合途中に、「腰の張り」を訴えたため交代。翌5日に登録抹消されていた。2015年に北海道日本ハムに入団。本塁打数は2015年が34本、2016年は39本、2017年は32本、2018年は26本と長距離砲の助っ人外国人として活躍。2016年には本塁打王、ベストナイン(三塁手部門)、日本シリーズMVPに選出されており、ホームランを打った際、ベンチで披露する寿司を握るポーズがファンに定着している。 昨年から千葉ロッテに移籍。139試合に出場し、打率.248、32本塁打、89打点と前年の日本ハム時代を上回り、ロッテの主軸として欠かせない存在となり、ロッテの明るいチームカラーともマッチし、寿司をイメージしたレアードの企画も次々と発表され、好評を得ている。今シーズンは39試合に出場、打率.233、6本塁打、15打点とコンディション不良もあってか不調が続いていた。球団によると再来日は「未定」とのこと。 現在、チームは首位が射程距離に入る3位と好調を維持しており、シーズン終盤に混戦となった場合、一発のあるレアードは必要な戦力になるだけに、しっかりと治してから復帰してもらいたい。 ロッテは16日、終盤に田村龍弘の勝ち越し打で日本ハムを相手に接戦を制している。(どら増田)
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スポーツ 2020年08月16日 17時30分
巨人・原監督、“背番号シャッフル”は期待の表れ? 19番・24番・8番…ファンも驚く継承劇が続出するワケ
巨人・田中豊樹投手が育成から支配下登録を勝ち取ったのは、7月26日だった。ファンをビックリさせたのは、田中に与えられた背番号が「19番」だったこと。原辰徳監督の期待の大きさも分かるが、「19番」は上原浩治氏、菅野智之が付けてきた特別な番号でもある。 ファンを驚かせた背番号の継承劇はほかにもある。今季、捕手の大城卓三が46番から24番に昇格している。今春キャンプ中の紅白戦だった。大城が打席に向かう際、球場アナウンスで、「4×6で24番」と紹介された。24番は前監督で第66代巨人4番バッターの高橋由伸氏が、さらに遡れば、主砲・中畑清氏、投手では“元祖クローザー「8時半の男」”宮田征典氏が付けていた。 「原監督が現役時代に付けていた8番ですが、仁志敏久氏が移籍した後は、谷佳知氏、片岡治大(現コーチ)、現在の丸佳浩と継承されました。外様選手ばかり」(スポーツ紙記者) 栄光の背番号なのに、継承が軽すぎるのではないだろうか。 19、24、8番とは直接関係ないが、某スカウトが背番号の決め方を教えてくれた。 「ドラフトで指名した新人選手とは入団交渉を進めながら、背番号も決めていきます。空き番号表を見せて選ばせるのですが、球団から勧める時もあります。新人選手が希望した番号でも、こちらから『やめておけ』と言う場合もあります」 全ての番号にあてはまるわけではないが、「2代続けて大成しない」というジンクスも球界にはある。その場合、“厄落し”で一旦、外国人選手や移籍加入選手に付けさせることもあるそうだ。 また、巨人では「エースナンバー・18番」について、こんなエピソードも残っている。 「杉内俊哉(現コーチ)が巨人と移籍交渉を重ねていた時でした。杉内側の代理人が『誠意を見せてくれ』と言ったんです。金銭面、待遇ではなく、自分を本当に必要としてくれる球団で投げたいという意味でした」(球界関係者) そして、18番を誠意の証として提示するにあたって、かつて18番を背負った歴代エースたちに連絡し、承諾を取った。誰一人として反対しなかったが、「わざわざ電話してくるなんて…」と、歴代エースたちは驚いたそうだ。球団として、本当に大切にしている背番号なのだろう。 「原監督はオフの間に背番号をシャッフルさせ、活躍した若手に若い番号を与えます」(前出・スポーツ紙記者) 巨人の永久欠番は1989年、王貞治氏の退団以降、出ていない。06年より永久欠番の背番号を記したユニフォームのパネルが外野スタンド支柱に飾られているが、若いファンはピンと来ないという。若い選手たちだが、前任者が活躍した背番号をもらうと「嬉しい」と思うのと同時に重圧にも感じるそうだ。 長期連覇ができなくなったこの時代、伝統も大事だが、背番号の継承は「期待」という未来形に変わりつつあるようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年08月16日 11時30分
広島・會澤もやられたらやり返す?「今シーズン1番かっこいい」指揮官も絶賛した阪神・上本の“死球リベンジ弾”
7月31日に東京ドームで行われた巨人対広島の一戦。試合は「2-1」で巨人が勝利したが、試合結果以上に話題となったのが巨人・畠世周の投球だった。 同戦に先発した畠は4回に広島・西川龍馬にソロホームランを浴びるも、それ以外の失点はないまま勝利投手の権利がかかった5回のマウンドへ。ところが、1死後に迎えた會澤翼に対し、2球目を頭部に当ててしまう。当てられた會澤に怪我はなくそのまま最後まで出場したが、畠はこの頭部死球で危険球退場となってしまった。 會澤は幸いにも試合後の報道でも怪我を負ったとは伝えられていないが、ネット上には「頭に当てて退場とか何やってんだよ、当てた會澤やチームの中継ぎに迷惑かけるな」、「相手に大怪我負わせるリスクもあるから、次はないように反省してほしい」といった批判や苦言が多数寄せられている。一部では「数年前に上本にも当てて退場食らってたよな」、「上本の時みたいに次の対戦でやり返されたりして」といったコメントも挙がった。 コメントで挙がっている「上本」は、阪神に所属する上本博紀。今シーズンは「11試合・.053・0本・2打点・1安打」と苦しんでいる選手だが、今から3年前の2017年シーズンに畠から頭部死球を受けている。 2017年9月30日、東京ドームで行われた阪神対巨人の一戦。阪神は初回、先頭の俊介が巨人先発・畠からいきなりツーベースを放ちいきなり得点のチャンスを演出。この場面で打席には、同戦に「2番・二塁」でスタメン出場していた上本。上本はランナーを送るためにバントの構えを見せていた。 しかし、バントの構えで頭を低くしていた上本の側頭部に、畠が投じた初球がすっぽ抜けて直撃してしまう。これを受け審判は即座に畠に危険球退場を宣告。畠がベンチに下がってから約1分後に上本は起き上がったが、出場続行はせず森越祐人と交代しそのまま病院へ直行した。 試合後、病院での検査の結果上本の負傷は軽い打撲のみにとどまったことが判明。また、大事には至らなかったからか、翌10月1日の試合前に畠から謝罪を受けた際には「うまく避けられなくてごめん」と笑顔で応じたことも伝えられた。 だが、話はここでは終わらない。同日の試合に「2番・二塁」でスタメン出場した上本は「3-2」と阪神1点リードの5回表1死で、この回から登板した畠と相対する。前日に頭部死球を受けた“因縁の相手”との対決ということで注目が集まったが、上本は初球を迷いなくフルスイング。打球は左翼席に飛び込むソロホームランとなり、阪神に貴重な1点が追加された。 同戦は上本の一発もあり、「5-4」で阪神が巨人に勝利。試合後、上本は何も語らずに球場を後にしたというが、金本知憲監督(当時)が「今シーズン一番かっこいい本塁打だった」、片岡篤史打撃コーチも「やられたらやり返すというのは簡単だけどかっこ良すぎる」と首脳陣がリベンジ弾を称賛したことが伝えられている。 今回會澤に死球を与えた畠は翌日以降の同カード2試合に登板してはいないため、會澤との“再戦”は最短でも8月21~23日の次カードまでお預けとなっている。上本と同じように會澤が一発でやり返すのか、それとも畠がリベンジを許さずに打ち取るのか。再戦が実現した際には大きな注目を集めることになりそうだ。文 / 柴田雅人
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元若嶋津「闘病長期化」で臨む一門・稀勢の里の九州場所「吉凶」
2017年11月04日 16時00分
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スポーツ
巨人 またも30億円補強で「超ドリームチーム」着手へ
2017年11月03日 16時00分
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スポーツ
若手が育たないヨシノブ巨人に「阪神を見習え!」の声
2017年11月02日 22時00分
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スポーツ
シリーズ3連敗でも元所属の内川にエール!DeNAファンは村田帰還を許せる?
2017年11月01日 18時10分
特集
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【独自】元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能ニュース
2025年04月28日 19時03分
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【独自】YouTuberゆたぼん、短期間留学で“自分に勝つ” 昨年のホリエモン、DAIGOとのレスバの思い
芸能ニュース
2025年04月18日 20時55分
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【独自】MEGA BIG2億円当選者・造船太郎、“楽して”儲けたい 興味はNHK党への出資が0円になるか3億円になるか
社会
2025年04月21日 18時25分
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能ネタ
2025年06月01日 12時00分