スポーツ
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スポーツ 2020年08月16日 06時30分
ロッテ8.23マリンフェスタでユニホーム配布、広報室「当日もお楽しみに」
千葉ロッテマリーンズは、8月23日の福岡ソフトバンク戦(ZOZOマリンスタジアム、17:00試合開始)にて、2020年第2回マリンフェスタを開催し、マリンフェスタユニホームを来場者全員に配布することが決まったと発表した。 マリンフェスタは、毎月ファン感謝デーの開催をテーマとした2015年から続く、「マリーンズをもっと身近に、そしてもっと多くの人に応援してもらえるように」との想いで選手と球団がファンサービスに取り組む企画試合。“チバユニ”とともに定着している。 なお、マリーンズが当日着用する2020年マリンフェスタユニホームの背ネームには、1月12日~31日まで公式ホームページでファンから募集していた選手ニックネームが採用されており、応募総数は4086件に達した。 ちなみに、美馬学投手のニックネームは「MIMACCHI(みまっち)」に決定。MIMACCHIは「このニックネームは嫁からも言われています(笑)。結婚前も今もです(笑)。自分の中では今までにニックネーム入りユニホームは経験がなかったので、面白いですし、楽しみです」とかなりお気に入りの様子。各選手のニックネームは公式HPに掲載されている。 8月23日の福岡ソフトバンク戦では、マリンフェスタユニホームをビジター外野応援指定席を除いて配布するが、配布はLゲートを除く全ゲートにて開場時間と同時に開始する。(開場時間未定)。第2回マリンフェスタのイベント内容は後日発表予定とのこと。千葉ロッテマリーンズ広報室は「今年のマリンフェスタユニホームはシンプルでスマートでカッコイイと各方面から好評の声をいただいています。7月12日に行われました第1回のマリンフェスタも大好評をいただきました。次回もYouTube Liveなどを駆使した企画を考えています。当日を楽しみにしていてください」と第2回も成功に向けて自信がありそうだ。 観客制限はあるものの、真夏のマリンフェスタも盛り上がることだろう。(どら増田)
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スポーツ 2020年08月15日 17時30分
エンゼルス・大谷が故障禍から抜け出せないワケ 高校時代から続く苦労、今季中の復帰登板も絶望か
エンゼルスの大谷翔平の検査結果が発表された(8月3日/現地時間)。右屈曲回内筋群の損傷、投球再開まで4週間から6週間は要する。レギュラーシーズン最終戦は9月27日だ。今季中の復帰登板は「ない」と言っていい。 「9月上旬、キャッチボール程度ならできるようです。そこからブルペン投球を始め、実戦に持っていくとなれば、レギュラーシーズンの後のポストシーズン・マッチにも間に合わないでしょうね」(現地メディア) 「投手」は無理でも、「打者」としては様子を見ながらの起用になるそうだ(同時点)。しかし、大谷は怪我の多い選手というイメージもある。昨年はトミー・ジョン手術の影響で登板はゼロだった。その他にも、膝の手術も経験しており、高校時代まで遡れば、骨端線損傷、日本ハム時代も足首、左大腿二頭筋の怪我、渡米直前の2017年には右足関節有痛性三角骨の除去術も受けている。 二刀流は「怪我との戦い」でもあるようだ。日本ハム時代を知るプロ野球解説者がこう言う。 「若手時代は練習で苦労していたみたい。投手と野手の両方の練習をやらなければなりません。本人もそれを分かっていて、二刀流の道を選んだのですが、キャンプ中は、投内連携プレーを投手と野手の両方でこなすのが大変そうでした」 当たり前の話だが、野球はサインプレーの競技である。投手の場合、球種、牽制などのバッテリー間のサインと内野手から送られるそれを覚えなければならない。中継プレーやカバーリングの高度な動きは当然だが、ここに「打者」として、攻撃面での作戦サインも覚えなければならない。 「プロ野球も完全な縦社会なので、年齢、入団年度によって先輩・後輩が決まります。若手時代は雑用など練習以外にもやらなければならないことがたくさんあります」(スポーツ紙記者) 現在は投手と野手で練習日を分けるか、どちらかに比重を置くなどしている。長老の一部プロ野球解説者が「走り込み不足」と非難する理由はこの辺にある。 その意見には賛成しかねるが、メジャーリーグには全球団にデータ解析のアナリストが付いており、対戦投手の傾向や配球パターンが詳細に説明される。目を通さなければならないデータはかなり多く、対策に応じた練習が行われる。投手で出場する日は野手のミーティングには参加していないものの、大谷は通訳を介しているので他選手よりも時間が掛かってしまう。 「近年、怪我が続いているので練習量が少なくなっています。ベストコンディションのつもりで体を動かし、それで筋肉を痛めているのかもしれません」(米国人ライター) ピッチングとバッティングでは負荷を掛ける筋肉の個所が異なる。 米メディアも「大丈夫か!?」と心配する論調で今回の故障を報じていた。「焦らず、ゆっくり」と好意的な論調ばかりだったが、回復に要するのも「時間」なら、二刀流を高めていくのに必要なのも「練習=時間」だ。 投手と野手、やらなければならないことかたくさんある。二刀流とは気苦労も二倍、大谷の完全復活はもうしばらく先になりそうである。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年08月15日 11時30分
中日・岡林の“足から帰塁”に賛否も、大怪我を回避できた?「未だに痛い」25年後も後遺症が続く立浪の悪夢
2日にナゴヤドームで行われた中日対ヤクルトの一戦。「0-0」で両チーム引き分けに終わったが同戦だが、「1番・左翼」でプロ初スタメン出場した中日の高卒ルーキー・岡林勇希のプレーが物議を醸した。 >>エモやん、中日広島戦の判定に苦言「野球じゃなくなっちゃう」 アウト取消のクロスプレー、「會澤のタッチが甘すぎた」と反発も<< 問題となったのは、試合序盤の3回裏に飛び出たプレー。この回中日は木下拓哉、岡林のヒットで1死一、三塁のチャンスを演出。ところが、一塁ランナーの岡林はヤクルト先発・山中浩史の牽制に対し、セオリーのヘッドスライディングではなく立ったまま足で帰塁しアウトに。その後のリクエスト検証でも判定は覆らず、結局中日は無得点に終わってしまった。 牽制死がなければ得点の可能性も高かっただけに、ネット上には「ヘッスラで帰塁すれば難なくセーフだっただろうにもったいない」、「いくらルーキーとはいえ、こうしたボーンヘッドでチャンスを潰すのはいただけない」といった岡林への批判や苦言が多数寄せられた。一方、一部からは「ヘッスラには立浪みたいに厄介な怪我を負うリスクもあるからあまり責められない」、「立浪のような負傷につながらなくて良かったと思うしかない」といったコメントも挙がった。 コメントで挙がっている「立浪」は、1988年から2009年にかけ中日で活躍した立浪和義。現役22年間で「.285・171本・1037打点・2480安打」といった数字を残した名選手だが、現役中の1994年シーズンにヘッドスライディングによるアクシデントに見舞われている。 1994年10月8日、ナゴヤ球場で行われた中日対巨人の一戦。現在でも『10.8決戦』という名前で語り継がれているこの一戦はシーズン最終戦、そして勝った方がリーグ優勝という大一番だった。 同戦に「3番・遊撃」でスタメン出場した立浪がアクシデントに見舞われたのは、「3-6」と中日3点ビハインドで迎えた8回裏。この回先頭の立浪は巨人・桑田真澄に対しゴロを打つも、一塁へ全力疾走しヘッドスライディング。これがセーフとなり出塁に成功した。 ところが、立浪は一塁へのヘッドスライディング後、左肩を押さえてその場にうずくまってしまう。コーチやトレーナーに付き添われながらベンチに退いた立浪は、出場続行できず途中交代。その後チームも無得点に終わり、「3-6」で巨人にリーグ優勝を許してしまった。 試合後、立浪が顔をゆがめた左肩の負傷は脱臼だったことが報道により判明。立浪は小学4年生で野球を始めて以来一度もヘッドスライディングをしたことがなかったというが、同戦の緊張感、緊迫感からか普段より一塁ベースが遠く見えたためとっさに出たプレーだったという。 翌年以降もコンスタントに120試合以上に出場するなど、はた目には怪我の影響を感じさせないプレーを見せた立浪。だが、本人は後年に「翌シーズンも痛みが取れず引退まで続く後遺症になった」と、脱臼以降はずっと左肩の慢性的な痛みに苦しめられていたことをインタビューなどを通じて明かしている。 また、元大洋・横浜の高木豊氏が2019年8月12日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画にゲスト出演した際には、「(左肩は)未だに痛いですから。これがもう痛くて…」と、負傷から約25年が経過した現在でも痛みは消えていないことを告白している。 高卒ドラ5として入団したばかりの18歳の岡林は、帰塁時のプレーについてもまだまだ勉強や練習が必要な若手選手。試合後の報道では本人が「あの場面は絶対に頭から滑らなければいけなかった」と猛省したことが伝えられているが、厄介な怪我を負うリスクを回避できたのは不幸中の幸いだったのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ
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スポーツ 2020年08月15日 06時30分
新日本プロレスが21年ぶりに神宮球場大会開催!21年前をプレイバック!
新日本プロレスは夏のシリーズ『SUMMER STRUGGLE 2020』の最終戦として、8月29日に東京・明治神宮野球場大会の開催を発表した。新日本が神宮球場で興行を開催するのは実に21年ぶり。21年前はどのようなカードが組まれたのだろうか?振り返ってみた。新日本プロレス『Gingu CLIMAX〜BATTLE OF LAST SUMMER』1999年8月28日 観衆 4万8000人東京・明治神宮野球場◆試合結果◆①30分1本勝負○藤田和之(3分55秒 腕ひしぎ逆十字固め)ブライアン・ジョンストン●②IWGPジュニアタッグ選手権試合(60分1本勝負)<王者組>○大谷晋二郎&高岩竜一(15分0秒 エビ固め)獣神サンダー・ライガー●&エル・サムライ<挑戦者組>※スパイラルボム※第4代王者組が初防衛に成功③IWGPジュニアヘビー級選手権試合(60分1本勝負)<王者>●金本浩二(14分45秒 腕ひしぎ逆十字固め)ケンドー・カシン○<挑戦者>※カシンが第34代王者となる④45分1本勝負藤波辰爾&●越中詩郎(8分38秒 片エビ固め)天山広吉○&小島聡※ニールキック⑤IWGPタッグ選手権試合(60分1本勝負)<王者組>後藤達俊&●小原道由(16分01秒 バックドロップホールド)中西学&永田裕志○<挑戦者組>※中西&永田が第39代王者となる⑥武藤・蝶野代理戦争〜外国人頂上決戦(60分1本勝負)●スコット・ノートン(7分53秒 スリーパーホールド)ドン・フライ○⑦ストロング・スタイル・スピリット(60分1本勝負)●橋本真也(15分45秒 レフェリーストップ)蝶野正洋○※腕決め原型STF⑧ノーロープ有刺鉄線バリケードマット時限装置付き電流地雷爆破ダブルヘルデスマッチ(時間無制限1本勝負)○グレートムタ(13分32秒 体固め)グレートニタ●※カマで殴打 この大会に出場した選手の中で、現在も新日本マットで活躍しているのは、天山広吉、小島聡、永田裕志の第3世代の3選手のみというのが、歴史を感じるところ。今年は毎夏恒例の『G1クライマックス』が秋に開催されるが、当時は『G1』直後の開催とあって、営業サイドはかなり苦労したようだ。 ただ、この大会はメインイベントの新日本史上最大級となる電流爆破デスマッチを行うためにも野外で開催する必要があった。そこで白羽の矢が立ったのが、かつてUWFインターナショナルが興行したことがある神宮球場だった。神宮球場はいにしえの球場であるがゆえ、クラブハウスが球場外にある。ドーム大会とは違って、センターのバックスクリーン付近にステージを組まず、入退場の花道には一塁側と三塁側のベンチを利用している。 日が暮れる前に試合が始まり、メインイベントのセッティングをしている頃にはきれいな夜空が見渡せるロケーションに。爆破の視覚的効果は他の会場とは比べ物にならないぐらい迫力があり、大仁田厚にとってホームスタジアムだった川崎球場を彷彿とさせるものがあった。野外の演出としては、火を使った演出ができるのも効果的だ。21年前より神宮球場の設備も新しく進化しているので、面白い仕掛けが見られるかもしれない。 プロ野球が8月末まで5000人の動員を上限にしていることから、21年前のように4万8000人もの観衆は集められないが、1年に1回野外スタジアムでの興行開催が恒例化するような素晴らしい大会になるよう期待したい。(どら増田)
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スポーツ 2020年08月14日 22時30分
大仁田厚が佐賀でコーヒー事業に挑戦!「ラオスと日本の絆が深まれば」
元参議員議員でプロレスラーの“邪道”大仁田厚が、新たな挑戦に打って出た。大仁田は2018年1月から居住する佐賀・神埼市の有志とともに4月10日、社会貢献事業を目的とした「ラオ・ジャパン合同会社」(通称ラジャ・コーヒー、代表は大仁田が務める)を同市城原に設立した。 同市は人口約31000人の小さな街だが、かねてから障害者が安心して働ける場所が少なく、「何か役に立てることはないのか?」との共通の思いがあり、それを具現化すべく発足した。そんな折り、大仁田はかつてラオスで出会ったコーヒーのことを思い出したという。大仁田は約2年前から、別のビジネスで東南アジア諸国を巡っていたが、ラオスで飲んだコーヒーの味は格別だったという。 ラオスにある外資系の大規模コーヒー農園のコーヒー豆は、日本の商社を介し国内で流通しているが、大仁田はラオス人経営の小規模農園の共同体との取引を希望した。人口約691万人のラオスは、農園も小規模で決して豊かとは言えない。あまり知られていないが、ラオスは親日国で、「ラオスのコーヒーは本当においしくて、日本の皆さんにも飲んでほしいんです。特においしいのが、ジャコウネココーヒー。これをきっかけに両国の絆がさらに深まればいい」(大仁田)との思いで、1月に農園を視察し、ラオス産コーヒーの輸入を決めた。 日本に戻った大仁田は地元の有志たちと新会社を設立し、ラオス産コーヒーの輸入焙煎事業を展開することになり、コーヒーソムリエの資格も取得。7月1日には「ラジャ・コーヒー」の焙煎所も開設し、障害者を積極的に雇用して、地域の活性化を図る計画だ。同社ではラオス産のみならず、エチオピア、グアテマラ、インドネシア産のコーヒーも販売。さらに、大仁田が力を入れているのが「神埼ブレンド」だ。大仁田は「全国に神埼をPRできる名品を作りたいということで、『神埼ブレンド』ができました。ラオス産同様、これもぜひ飲んでほしいですね」と意気込んでいる。 「ラジャ・コーヒー」の商品は、現在はインターネットでの販売となり、将来的には焙煎所にカフェを併設するプランもあるそうで、リング上では電流爆破など“邪道”を貫く大仁田だが、「ラジャ・コーヒー」は師匠であるジャイアント馬場さんのイズムを継承した“王道”で、美味しいコーヒーを消費者に提供していく。(どら増田)
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スポーツ 2020年08月14日 17時30分
広島・堂林、プロ11年目の覚醒は本物? 好調続く“鯉のプリンス”、低迷するチームを救えるか
8月5日、堂林翔太は今季8本目の本塁打を記録した。その鮮やかな軌道は、カープの「プリンス」堂林の好調ぶりが表れていた。 初回、この日最初の打席では、ストレートをセンターにはじき返しチーム初安打を記録。その後、打線が安打を重ね先制のホームを踏んだ。今季初となる2番起用に応えた形となった。 続く見せ場は、7回の第4打席。内側に入った145kmの直球を捕らえると、打球は右方向へ高々と上がり、そのまま右中間スタンドへ。「手ごたえは十分だった」という第8号は、接戦の試合でのリードを広げる貴重なアーチとなった。 今季、ここまでの8本中、5本がセンターから右寄りの打球だ。元々、右方向へ飛ばす技術は持ち合わせていたものの、今季は特に右へ意識が強く伝わってきており、内角のボールでも逆方向へ運ぶシーンが目立っている。 プロ11年目、打率も3割を大きく上回るなど、今シーズンのここまでの活躍ぶりは、多くのファンから「覚醒」という言葉を用いられる程だ。何より、綺麗に広角に打ち分けるバッティングは野球ファンの心を魅了してやまない。 新人の頃より打撃センスを評価されながらも、レギュラーはおろか一軍定着さえままならなかったシーズンが殆どだった。年齢的にも中堅に差し掛かり、リーグ3連覇時にも堂林自身の活躍は殆ど見られなかったこともあって、ここ数年、オフにはトレード候補に名前が挙がっていた。 だが、今季のこれだけの活躍は、長年、ファンが描き続けた「未来の主軸」のイメージがようやく現実のものとなったと言えるだろう。 無論、真の主軸となるには、より多くの役割が求められる。 5日のヤクルト戦の勝利で、カープは初の3連勝を飾ったものの、今なお借金を抱えたまま下位に沈んでいる。打席では多くのファンの期待に応えることはもちろん、個人の成績のみならずチームを浮上させてこそ、真の主軸と言える。堂林の他、好調を維持する鈴木誠也、西川龍馬らが牽引する打線はチーム打率12球団トップを記録(.283 8月6日時点)。2年振りのペナント奪還へ向けてのチーム力も十分に備えており、シーズンを通して堂林がその中心に居続けなければならない。 その確かな素質もあり、プリンスという愛称で呼ばれて10年が過ぎた。ようやく打棒を開花させた今季、夏場以降さらにチームを上位に押し上げ、「王子」がより逞しさを増した時、次はどんなニックネームで愛されるだろうか。(佐藤文孝)
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スポーツ 2020年08月14日 11時30分
ヤクルト、山田の残留に勝算アリ? ファンも覚悟のFA移籍、“マネーゲーム”に太刀打ちできそうなワケは
スター選手同士による二遊間コンビが見たい――。今オフの国内FA市場の最大の目玉、それは東京ヤクルトスワローズの山田哲人内野手の去就だ。打率3割、本塁打30、盗塁30のトリプルスリーを3度も獲得し、高い出塁率も誇る。NPBナンバー1の二塁手と言っていいだろう。 「一時期はメジャーリーグに興味を示していたみたいだけど、今は挑戦したいという思いはないみたい。ヤクルト残留か、国内のどこかに新天地を求めるかの二択で間違いない」(ベテラン記者) フリーエージェント(以下=FA)権を行使するのも、間違いないだろう。昨年オフの契約更改で、球団は複数年契約を結ぶことに失敗しているからだ。 山田の推定年俸は5億円。新聞社発刊の選手名鑑を元に計算すれば、プロ野球界3位タイ。成績が突出しているとは言え、「FA退団する」と読む側の根拠は、「これ以上、高くなったら払えない」というものだ。一部メディアでは、原巨人へのFA移籍を既定路線のように伝えていたが…。 「2007年オフ、ヤクルトは4番バッターのラミレスとエースのグライシンガーを同時に巨人に引き抜かれました。ヤクルトナインの憤りは激しく、巨人戦では殺気立っていました」(前出・同) 山田は当時のことは知らない。昨年オフ、巨人は鈴木大地、美馬学のFA交渉に敗れている。「巨人一辺倒の時代は終わった」とも言える。しかし、意外なことに(?)、「坂本勇人と山田の二遊間コンビを見てみたい」というファンの声も少なくないのだ。 「きちんとしたアンケート調査がされたわけではありませんが、他球団のファンはそう捉えています。ヤクルトファンの間にも『諦め半分』でそんな風に…」(在京球団スタッフ) 好意的な声があるのは、侍ジャパンの影響だろう。代表チーム・侍ジャパンの常設が決定して以来、12球団の精鋭、看板選手が集まって一つのチームになる魅力はファンの間で確実に浸透している。お祭りムードのオールスター戦とは異なる真剣勝負だから、ファンも熱心に応援するのだが、こんな“弊害”も報告されている。 「他球団の選手と仲良くしすぎ。サインプレーなど、秘密が洩れなければいいのだが」 年長のプロ野球解説者の言葉だ。試合前、対戦チームの選手と仲良く談笑する光景も珍しくなくなった。年長者は、それに違和感があるそうだ。 「山田は坂本に憧れのような感情も持っています。近年の巨人はセカンドを固定できていないし、山田を欲しいと思うのは当然」(前出・ベテラン記者) 坂本との二遊間コンビが実現すれば、巨人、ヤクルト以外のファンも興味を持つだろう。 だが昨今、「資金力豊富なソフトバンク、巨人、楽天、オリックスなどとマネー戦争になっても、ヤクルトに勝算アリ」の声も出始めた。実は、ヤクルトの球団営業には海外で活躍してきたイベント事業のプロがヘッドハンティングされており、球場広告も確実に増やしている。2031年には新・神宮球場がお披露目される。11年も先の話で山田を縛ることはできないが、チケット販売力で“4度目のトリプルスリー”を目指すスター選手に相応しい昇給額も提示できるはずだ。 山田はFA権について何も語っていない。アレコレとウワサが交錯するのも、スター選手の宿命だろう。いずれにせよ、「坂本とのコンビが見たい」と移籍に好意的な声があったのは、ちょっと驚きだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年08月14日 06時30分
がんばろう神戸から25年…オリックス・ブルーウェーブ復活!
オリックスは新型コロナウイルスの影響で、開催日が延期となっていた「THANKS KOBE ~がんばろうKOBE 25th~」の対象試合を発表した。対象試合は次の通り。9月3日 福岡ソフトバンク戦9月15日 東北楽天戦9月16日 東北楽天戦9月17日 東北楽天戦9月18日 埼玉西武戦※球場は全て、ほっともっとフィールド神戸。 1995年1月17日、当時オリックス・ブルーウェーブの本拠地神戸を襲った未曽有の大地震「阪神・淡路大震災」。その年、「がんばろうKOBE」を合言葉にブルーウェーブはリーグ優勝、翌年には日本一に輝き、復興のシンボルとして神戸市民とともに戦った姿は、現在も語り継がれている。 あれから25年、そして球団としては神戸移転30年の節目を迎える2020年シーズン、ほっともっとフィールド神戸で行われる全試合を対象に「THANKS KOBE ~がんばろうKOBE 25th~」を開催する。試合日当日は、バファローズの監督・コーチ・選手が、1995年当時のオリックス・ブルーウェーブの復刻ホームユニフォームを着用して戦う。 これまでも何度かブルーウェーブの復刻試合を開催して来たオリックスだが、今年は節目の開催とあって、盛大に行われることになりそうだ。既に復刻グッズや、神戸のスタジアムをモチーフとしたグッズの販売も決定しており、当日は懐かしい企画が見られるのは間違いないだろう。 この時期にオリックスが優勝争いに加わっていれば、あの頃のような緊張感溢れる試合が楽しめるはずだ。(どら増田)
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スポーツ 2020年08月13日 22時30分
9.22 K-1秋の大阪決戦、スーパー・ライト級王座狙う不可思参戦!
立ち技格闘技団体K-1は、9.22大阪・エディオンアリーナ大阪大会の全対戦カードを発表した。『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』2020年9月22日大阪・エディオンアリーナ大阪<全対戦カード>安保瑠輝也 対 山崎秀晃林健太 対 ゴンナパー江川優生 対 椿原龍矢卜部功也 対 篠原悠人和島大海 対 ラーシーシンMIO 対 高梨knuckle美穂不可思 対 平山迅加藤久輝 対 杉本仁朝久泰央 対 弘輝瓦田脩二 対 SEIYA近藤拳成 対 泰斗TETSU 対 西元也史 スーパー・ライト級戦線を盛り上げている不可思は、平山迅と対戦。中村拓己K-1プロデューサーが「お互い真っ向勝負するファイトスタイル。激しい試合になることは間違いない」と太鼓判を押す好カードだ。 平山にとって、不可思は昨年のK-1参戦以来、対戦を秘かに希望してきた意中の相手。「不可思選手はK-1初参戦の時に、他団体から『K-1に喧嘩売りにきました』と言っていて、俺はKrush・K-1一本でずっとやってきた。その俺がしっかり不可思選手の喧嘩を受けたい」と不可思と戦いたかった理由を語ると、「2連敗してて結果が出てない自分なんですけど、このタイミングでこのオファーが来るということは絶対に何か意味がある。しっかり熱い試合をしたい」と熱烈なラブコール。 これを聞いた不可思は「そんなに燃えてくれてうれしいですね。熱い試合ができると思います」とこちらも望むところのようだ。コロナ禍による自粛期間中に練習環境も向上。「試合でしたい動きを練習できるトレーナーが、この期間で新しく見つかった。トータルで完成度が上がっている」とレベルアップに自信を見せている。『K’FESTA.3』ではK-1スーパー・ライト級王座奪取はならなかったものの、「今度の試合でまたベルトに向かっていけるように、しっかりぶっ倒して勝ちたい」と再びタイトルを視野に入れた闘いになるだろう。 また、不可思は「3月に試合をして、ずっと早く試合がしたかったんで、今度の大阪大会に呼んでもらえて、凄く感謝しています。また、ベルトに向かってしっかりやっていきたいですし、個人的には今度の試合でまたベルトに向かっていけるように、しっかりぶっ倒して勝ちたいです。後は、この状況の中で試合を見てくれた人が、K-1、格闘技最高だなって思ってもらえるような試合を見せたいと思います」と語り、タイトルへ再びたどり着くため、落とせない試合であることを明らかにしている。その他もバラエティに富んだカードが揃っており、K-1秋の大阪決戦に注目だ。(どら増田 / 写真©️K-1)
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スポーツ 2020年08月13日 17時30分
DeNA・平良は大儲け? 過去のベイスターズ人的補償を振り返る
2016年オフの山口俊のFA移籍に伴う人的補償で、ジャイアンツからベイスターズにやってきた平良拳太郎。今シーズンはすっかりローテーションで活躍し、山口俊は昨年最多勝に輝き今シーズンからメジャーに活躍の場を求めた。長い目で見れば若い平良が、これからベイスターズを背負ってくれる可能性が高いが、常勝を命じられているジャイアンツにとって短期間でも優勝に貢献した山口は合格点だろう。総合的にはお互いに悪くない話だったのかもしれない。 ベイスターズからFA移籍し、人的補償が生じたケースは上記を含め3件あり、くしくも全てがジャイアンツとの間で成立している。過去2ケースを振り返りたい。 まずは2006年オフ、チーム最多の10勝を挙げた門倉健との交渉が決裂し、ジャイアンツへFA移籍。高齢、高年俸が理由でリストから外れていた工藤公康を獲得した。2007年、工藤は7勝6敗、防御率3.91で、23年連続勝利の記録もマークしチームに貢献。しかし翌年は未勝利、2009年はリリーフに回り46試合に登板し2勝3敗。この年でチームを去った。暗黒時代に“ハマのおじさん”として話題も集めたことも含め、見えない部分でも貢献度の高い選手だった。結果門倉はジャイアンツの2年間で1勝だっただけに、ベイスターズにとってはいいケースだった。 2011年オフにはチームの顔だった村田修一がジャイアンツへ移籍し、ベテラン左腕・藤井秀悟を獲得。2012年は6連勝を含む7勝を挙げ活躍し、翌年には開幕投手も務めた。最終的に6勝5敗の成績だったが、2014年には公式戦出場ゼロで現役引退となった。対する村田はジャイアンツでも活躍したが、藤井は現在、球団広報兼バッティングピッチャーというまれな立場として裏からチームを支える存在にとなっているだけに、損得では語れないケースとも言えそうだ。 時に残酷ともとれる人的補償での移籍。この3件ともベイスターズは所属選手がFA宣言したケースでマイナスイメージが先行するが、うまい人選で編成上でも金銭面でも、全く悪くないチョイスをしているといえるか。 親会社がDeNAに代わり「横浜を出る喜び」とやゆされることもなくなってきた昨今、理想とされる生え抜き中心のチーム作りができてきた。ただ少し前まで、FAの草刈り場だったこともあるのも事実なのだ。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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2017年10月18日 16時00分
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スポーツ
稀勢の里「大相撲トーナメント」平幕相手の優勝は当然 本場所“(横)綱わたり”の崖っぷち
2017年10月17日 16時00分
特集
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【独自】元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能ニュース
2025年04月28日 19時03分
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【独自】YouTuberゆたぼん、短期間留学で“自分に勝つ” 昨年のホリエモン、DAIGOとのレスバの思い
芸能ニュース
2025年04月18日 20時55分
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【独自】MEGA BIG2億円当選者・造船太郎、“楽して”儲けたい 興味はNHK党への出資が0円になるか3億円になるか
社会
2025年04月21日 18時25分
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能ネタ
2025年06月01日 12時00分