社会
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社会 2019年10月07日 11時40分
ラグビー・サモア代表に「練習中のスマホ操作は失礼」日本人記者の質問に批判、代表の回答に「申し訳ない」の声
4日、ラグビーワールドカップ・サモア代表に皮肉交じりの質問をぶつけた記者に、怒りの声が殺到している。 これは5日に行われたラグビーワールドカップ日本対サモア戦を前にした4日、サモア代表関係者が記者会見を開いた時に日本人記者から浴びせられたもの。そこで記者は練習中にスマートフォンを操作していた選手がいたことについて、「スマホをイジっている選手がいた。他の国でこういう場面を見たことがない」などと質問をぶつけたのだ。 この意図不明な質問にはサモア関係者は驚いた様子。本来なら回答を拒否してもおかしくないが、選手の1人は「こんなに素晴らしい環境でプレーしたことがなかった。記念写真を持って帰りたかったんだと思う」と説明。別の関係者も「こんなに素晴らしい施設で試合ができることは感激」「これがマナー違反、日本の文化に合わなかったとしたら謝りたい」と話した。 意図不明かつ、日本の「おもてなしの心」なく、サモア代表を侮辱したようにも思えるやり取りが報じられると、ネットユーザーの怒りが爆発。「まさにマスゴミ」「常日頃から日本の評判を貶めている新聞社の記者では」「サモアだけでなく、日本人も侮辱したありえない質問」と批判が殺到する。 そして、誠実な言葉を返したサモア代表選手関係者については、「本当に申し訳ない」「日本人として謝罪したい」「日本に撮影禁止という文化はない」「記者が会見者に怒らせるような恥ずべき質問をぶつける文化を見せてしまい、申し訳ない」と怒りの声が上がった。 5日の試合では、日本に敗戦し決勝トーナメント進出の道が絶たれたサモア代表だったが、試合後は日本代表の選手と健闘を称え合い、ジャージを交換するなど実に紳士的な振る舞いを見せていた。それだけに、日本の記者による失礼な振る舞いは許しがたいとの声が大半だ。 たとえ練習中であったとしても、チームがスマートフォンで競技場を撮影することを禁止されていなければ、無人のスタジアムを撮影することは問題がないはずだ。「スマホは失礼」と取ったのか、それとも「練習中にスマホなんて…」と憤ったのかは不明だが、筋違いと言わざるを得ず、それを記者会見でぶつけるのは不適切といわれても仕方ないだろう。
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社会 2019年10月07日 06時00分
ドイツでは若者が優先席に座っても白い目で見られない? 国民性も影響か
ドイツ人と日本人は真面目で周囲の目を気にする点が似ていると言われている。しかしドイツ人はバスや電車の“優先席”に関しては、日本人とは異なる見解を持っているようだ。日本ではよく「優先すべき人がおらず、座る場所が他になければ、優先席に座ってもいいのか」などと、優先席に座ることの是非について議論となるが、ドイツでは優先席に若者など、一見、優先されるべきでないように見える人が座っていることがほとんどなのだ。しかし優先席に座っていても周りから白い目で見られることはない。 その理由の一つは、そもそもドイツでは優先席に優先でない人が座っていても、お年寄りなど優先席を必要とする人が乗ってきたら、周りの人たちは「今、優先席に座っている人は席を譲るだろう」と思うからだ。そして実際、席を譲る。ドイツでは優先席はもちろん、全ての席で優先席を必要とする人に席を譲るのが当たり前という雰囲気があり、小さい頃からその雰囲気の中で生活している。 「ドイツ人は席を譲ることがかっこいいことや、いいことだとは思っておらず、彼らの生活ではごくごく普通のことなのです。ドイツではタトゥーが入ったいかつい若者が席を譲る光景もよく見られますよ。逆に言えば、そういった若者も席を譲る光景が普通なので、優先席に座っていても『お年寄りが来たら席をどくんだろうな』などと思われ、優先席に座っていることに対し、嫌悪感を抱かれることがありません」(ドイツ在住の日本人) また、仮に優先席に優先でない人が座っていて席を譲らなかったとしても、優先席を必要とする人自身が主張することも珍しくはない。お年寄りやおなかの大きい妊婦は見た目で分かるが、体調が悪かったり、妊娠初期で見た目では分からない場合、自ら主張して席を代わってもらうこともある。 「生理痛がひどいので席を代わってくださいと言われたこともありました。ドイツでは言わなければ分からないという文化があるので主張するのは当たり前。優先されるべき人に気付かず、席を譲らなかったとしても周りは『必要なら自分でお願いするだろう』と思っています」(前出・同) また、仮に優先席を必要とする人が席を譲ってほしいと言わなかったとしても、必要そうであれば、周りが席を譲るように促すこともある。だが、優先席を必要とする人がいたら言えばいいと思っているので、優先席を必要とする人が車内に乗ってくるまでは誰が座っていようと気に掛けることは少ない。 「若者が優先席に座り、お年寄りが立っていたら周りが『あなた、譲ってあげて』と促す光景も珍しくありません。若者と中年男性が座っていた場合、年齢が若い若者に促すことが多いですね。ですが若者も周りも気まずそうにはしません。『お年寄りがいることに気付かなかったんだろうな』くらいに思っています」(前出・同) ドイツでは、優先席が必要な人には何かしらの方法で席が譲られる雰囲気があるようだ。そこには空気を読むのではなく、“必要なときは主張するほうが早い”というはっきりとした国民性も関係しているようだ。
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社会 2019年10月07日 06時00分
田中角栄「怒涛の戦後史」(10)事業の師・大河内正敏(下)
弱冠19歳、「共栄建築事務所」を設立した田中角栄は「理研コンツェルン」の総帥・大河内正敏の信用を得、理研グループの工場建設、設備の設置などの仕事を次々と引き受けるようになっていた。 大河内が、田中に「(新潟の)柏崎は『農村工業』の発祥地で、私の一番好きなところだ」と語ったように、グループの工場建設は柏崎を中心に、新潟各地へと広がっていた。ために、社長の田中自ら柏崎、小千谷などにも頻繁に出張した。これにより、新潟の地理、風土などの全体像が頭に叩き込まれたことで、のちに政治家となったときに、陳情の際の差配、選挙戦略の立て方などに大きく役立つことになるのである。 そうした一方で、田中のなかでは大河内の「柏崎は『農村工業』の発祥地」という言葉が耳から離れず、これがのちの「田中政治」の集大成たる「日本列島改造論」の、発想の源流ともなったのだった。 大河内の「農村工業」とは、どういう意味だったのか。一言で言えば、都市と地方の過密、過疎、そこから来る経済的格差の是正を目指すため、地方(農村)から都市への人口の流出を防がなくてはならない。そのために、働ける場として「工業」を地方に根付かせる必要があるというもので、まさに、後年の田中の日本列島改造論の中核を成した都市から地方への工場移転促進、工業再配置計画に合致するものだった。 この「農村工業」については元朝日新聞政治部記者の早野透が、その著書『田中角栄』(中公新書)で紹介している。早野は若い頃、朝日新聞新潟支局に赴任した際、田中の政治風土を調べるために、図書館で昭和初年に発行された「越佐社会事業」誌を読んだのだが、その中に大河内が寄稿した「多望な農村工業の前途」とする一文を発見した。 ちなみに、「越佐」とは越後と佐渡を意味し、新潟全体を指すものである。その早野の著書から要約引用させてもらうと、大河内は次のような「農村工業」論を展開している。 「東京近郊の農村では、娘がほとんど東京に出てしまうために、農村に残った青年は妻をめとるのに困難を感ずる。もし、都会に集まる子女が村に踏みとどまって十分に働き得るようであったならば、人口の不自然な移動を防止することができる。 一方、海外移民の道もあるが、いかに立派な移民政策を行ったところで、それのみによって100万人の増加人口を処理し得ないことは明白である。この人口増加を、もっと弊害の少ないように活用していかんとするところに、農村工業の重大なる社会的意義が存するのである。 筆者(注・大河内自身のこと)はいま、一昨々年8月から、自動車の部品のごく簡単なものを越後柏崎で造っている。若い農村の女子ばかり400人ほどを集め、鉄を溶かして鋳物とし、それを削って仕上げるまで、全部すべてをやらせている。その結果は、自動機械で造るよりも、精密なものがはるか余計にできる。また、女子たちの働きぶりをみると、想像の及ばないくらい上手である」 そのうえで、柏崎の理研のピストンリングの工場は、陸海軍の飛行機エンジンの主要部品として大増産するため、なんと従業員は1万人を数えたのだった。★「理研関連票」での初当選 そうした大河内の「農村工業」に強い影響を受けた田中が、初めて総選挙に立候補したのは、昭和21(1946)年4月の戦後第1回目のそれであった。このときはしかし、「カネがある候補」ということで、選挙関係者からさんざん食い物にされたことも手伝い落選した。 それからちょうど1年後の昭和22年4月、「2・1ゼネスト」を機に戦後第2回目の総選挙があった。田中は前回の選挙に懲り、当時の「田中土建工業」の出張所を柏崎と長岡に設置、地元から100人近い社員を採用して、“直営選挙”に戦法を切り替えたのだった。 また、一方で大河内の了解を得て、のちに田中とは「盟友」関係になる当時の理研の柏崎工場長である星野一也の全面的な協力のもと、選挙区〈新潟3区〉内の理研グループ関連会社の従業員プラスその家族約3万人の支援を受け、ここに初当選を飾ることができた。得票数は3万9043票だったが、じつにその4分の3が「理研関連票」だったことが分かる。 その田中は、初当選の翌年、1年生議員にして法務政務次官に就任するが「炭管汚職事件」で逮捕された。一審は有罪だったが二審で無罪を勝ち取った昭和27年、大河内は田中の無罪を喜びながら74歳で人生の幕を閉じたのだった。 生涯、この大河内を含め「私の3人の先生」と口にしていた田中。人間は真に敬愛、尊敬できる人物を持つと、人生を裏切れなくなるものである。田中もまた、政治家として金脈問題、ロッキード事件で疑惑を受けたが、時に顔を紅潮させ、いずれも真っ向うからこれを否定したものだった。 それはせめて、「先生」を裏切ることは万死に値するの、必死の抵抗だったようにも見えるのである。_(本文中敬称略)***********************************************【著者】=早大卒。永田町取材49年のベテラン政治評論家。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書に『愛蔵版 角栄一代』(セブン&アイ出版)、『高度経済成長に挑んだ男たち』(ビジネス社)、『21世紀リーダー候補の真贋』(読売新聞社)など多数。
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社会 2019年10月06日 22時30分
現役キャビンアテンダントが麻薬密輸!【背筋も凍る!女の事件簿】
King & Princeの永瀬廉が主演したスペシャルドラマ『FLY! BOYS,FLY! 僕たち、CAはじめました』(フジテレビ系、9月24日放送)をはじめ、11月からスタートするドラマ『おっさんずラブ-in the sky-』(テレビ朝日系)など男性CA(キャビンアテンダント)のドラマが好評だ。今回の「女の事件簿」は、1980年代に発生した現役CAによる凶悪犯罪をご紹介したい。 1983年11月10日の午後7時、フィリピン・マニラ空港から成田空港へ飛び立った航空機に一組の日本人カップルが搭乗していた。 男性は当時26歳の大学生、女性は当時23歳の女性で、彼らは成田空港に着いた途端、待機していた税関職員に捕まった。容疑は大麻の密輸であった。 彼らはフィリピンで手に入れた大麻300グラムを下着部分に入れたり、靴の土踏まずの部分に入れたりと、あらゆる方法を使い大麻を仕込んだ。特に女性側は念入りで、下着の中に大量の大麻の袋をパンパンになるまで詰め込んでいたという。 しかし、税関職員が驚いたのは大麻の量よりも彼女の職業だった。 なんと、彼女は日本の某航空会社で現役のキャビンアテンダントとして働いていた。成田空港の職員とも顔なじみの存在。彼女は休暇中で「大学生の恋人とフィリピンへ行く」と同僚に語っていたばかりだったのだ。 なぜ、彼女は現役CAでありながら大麻の密輸に手を染めたのか……。 供述によると、逮捕された男性は麻薬密輸の常習犯であり、より大量に密輸するために現役CAと協力しようと画策。その中で知り合ったのがこの現役CAだった。彼女は「税関は女性の下着までは確認しない」「成田空港の抜け道」など、現役でないと知らない情報を教えた。しかししょせんは素人仕事。計画は完璧だったが、密輸する度胸が足りず不自然な動きが目立ち、怪しんだ税関職員が声をかけたのだ。 休暇中とはいえ、現役のCAが麻薬密輸で逮捕されたのは本件が初めてであり、また「女性が下着に入れて密輸」という方法も本件が初だった。現在の麻薬捜査官の間では有名な事件のひとつとなっているようだ。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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社会 2019年10月06日 22時00分
『神戸空港』時間延長、発着枠拡大で“空の抗争”激化
関西で“空の抗争”勃発!? 発端は「神戸空港の規制緩和」。夜間運用時間が1時間延長されて23時までとなり、発着枠も1日60回から80回に拡大される。LCC(格安航空会社)や地域航空会社が入り乱れての空の争奪戦が始まった。 これを受け、静岡のFDA(フジドリームエアラインズ)が10月から神戸空港への乗り入れを開始。神戸を拠点に運行しているスカイマークも沖縄線などの増便を発表したのだ。 「神戸空港は、伊丹空港、関西空港との関係から、そもそもローカル航路の拠点として期待されていた空港でした。ところが、スカイマークの経営危機や発着回数制限が壁となり、伊丹、関空の2空港からは取り残された感があった。今回の規制緩和で、ようやく本来の役割が果たせそうです」(トラベルライター) 関西空港でも、LCCのピーチアビエーションが、同じANA系列のLCCバニラエアとの来春の経営統合を前に、バニラの路線を引き継ぐ形で新路線を次々と就航させる予定だ。 大阪府をはじめとする各自治体も、こうした動きを「インバウンド需要の増加、万博やIR誘致に向けての前向きな話題」(大阪市議)と受け止め、バックアップの構えを見せている。 不動産業者が言う。 「関空では、対岸の泉佐野や泉南方面でCAや空港関係者の居住が増え、いわゆる“空港村”になりつつある。地元自治体の長年の目標だった『空港との共生による街づくり』に、一つの方向性が見えてきました」 もちろん不安要素もある。 「まずは安全面。LCCや地域航空各社は、常に機材と人材の不足に苦慮しており、路線拡大で運行面に支障をきたす恐れがある。さらに利用者急増による空港でのセキュリティーの問題を指摘する声もある」(前出・トラベルライター) 競争激化で価格が下がるのは大歓迎だが、命を預ける航空業界で「安かろう悪かろう」はご勘弁願いたい。また、空港の利用者等から更なる増便を求める声があるなど、航空需要拡大への対応が課題となっている。空の便は、安全面が何よりも優先するのだが…。
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社会 2019年10月06日 21時30分
サンリオの遊園地 V字回復の秘策
9月9日に経産省が発表した「特定サービス産業動態統計速報」によると、2019年7月の遊園地・テーマパークの売上高は前年同月比1.4%増の561億円。11カ月連続で増加となり、テーマパーク業界が好調なことが明らかになった。 「中でも絶好調なのが、『ハローキティ』や『マイメロディ』などのかわいいキャラクターと触れ合えるテーマパーク『サンリオピューロランド』です」(経済ジャーナリスト) 2017年度に来場者数が過去最高となる198万人を記録し、翌年度には約220万人を突破したピューロランドだが、1992年から2013年までは低迷期が続いていた。 「1990年12月の開園から約半年で入場者数100万人を突破し、1991年の来場者数は194万8000人を記録したが、直後のバブル崩壊とともに集客数が減少。2013年には年間来場者数が約114万人にまで落ち込み、“サンリオのお荷物”と呼ばれていました」(同) 来場者数がV字回復する転機となったのは、2014年にサンリオピューロランドの館長に小巻亜矢氏が就任したこと。小巻氏は、イケメン俳優のミュージカルや、オールナイトのクラブイベントを開催するなど、従来は子供向けだったピューロランドに大人も楽しめる要素を取り入れたのである。 「小巻氏は、就任後すぐに社員一人一人と面談を行い、現場の意見を経営に反映させた。さらに、既存のサービスやルールにとらわれず、新たなサービスを提供することに果敢に挑戦した。長年の伝統や格式ばかりにとらわれがちな大企業病に陥っている企業は、ピューロランドの復活劇から学ぶことも多いはずです」(テーマパーク業界に詳しい経営コンサルタント) 開催中のラグビーワールドカップや来年の東京五輪など、外国人観光客の増加で、さらなる集客増が確実視されるピューロランド。2024年には中国の海南島に「ハローキティのテーマパーク」も開業予定だ。
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社会 2019年10月06日 06時00分
ミス・ワールド日本代表“何故ハーフ?”の声も アンチ・ハーフ発言を尻目に日本でハーフの庶民化が進んできた背景
2015年、ミス・ユニバース日本代表に日米ハーフの宮本エリアナが選ばれた事が記憶に新しい中、今年8月27日に、日本人とカナダ人のハーフ世良マリカがミス・ワールド日本代表に決定した。 スポーツ界でもハーフの活躍が目覚ましいが、日本女性の美しさを競うミスコンの日本代表にハーフが選ばれた事を受け、ネットや掲示板では「ハーフの日本代表って有り?」という趣旨の書き込みが殺到した。 今年4月20日に東京新聞が掲載した記事“「ハーフ」と向き合う”によると、2017年生まれの94万6065人の赤ちゃんのうち、父母の片方が外国人の子は全体の1.9%だ。約50人に1人がハーフの赤ちゃんだ。記事はまた、外国生まれで日本に移住したハーフは国の人口動態統計に含まれない為、日本に住むハーフの実質的な数は統計を上回ると説明する。 法務省入国管理局が2018年4月に発表した“在留外国人を取り巻く最近の状況と課題”によると、1985年12月に85万612人だった在留外国人数は、2017年12月には約3倍の256万1848人になった。国籍分布は中国、韓国、ベトナム、フィリピンが上位4か国で、在留外国人総数の67%を占める。近年では外国人居住者が多くない地区でも、ランドセル姿で地元の小学校に通うハーフの子供を見かけるようになった。 一方、ハーフに対する偏見は根強い。NHK NEWS WEBは“日本に戻らなければよかった”の記事で、カナダ人と日本人の間に生まれた高橋美桜子さんを報道した。1989年にカナダで生まれ4歳半で日本に移住した美桜子さんは、ハーフであるが為に学校でいじめを受け、高校2年生の夏に16歳の命を自ら断った。 しかし、ハーフの数は偏見と差別が有ろうとも今後も増える。何故なら日本の人手不足の解消の為に外国人の人材と労働力が必要だからだ。 今年6月7日の産経新聞は、厚生労働省発表の平成30年人口動態統計(概数)を基に、1人の日本人女性が生涯に生む子供の数が、2018年には1.42と3年連続で低下したと報告した。同紙は、晩婚化の加速と出産世代の女性人口の減少で出生率は更に減ると予測する。日本は正に構造的な人口減少に直面している。総務省発表の“我が国における総人口の長期的推移”によると、日本の人口は2100年には明治時代後半と同水準の3770万人にまで減少する。 人口減少がもたらす人手不足は深刻だ。日本貿易振興機構は今年3月26日付のレポートで、日本の企業活動を支える生産年齢世代(15歳から64歳)が1995年に8778万人のピークを打ち、2050年には5557万人程にまで減少すると指摘した。一方、日本の在留外国人は過去最多の264万人に達し、政府は外国人の人材の受け入れ拡大に向けて新たな在留資格「特定技能」を創設したと同レポートは報告する。 ハーフの外見の違いを“異質“と受け止めるのは、日本人に予測可能な反応だ。しかし、日本の人口分布の変化に遅れずにいる為に、異質は排他する対象ではなく、インクルーシブな姿勢で受け入れるものと思想を転換する事が重要だ。 アメリカの2020年大統領選挙に民主党からアンドリュー ・ヤン という台湾系アメリカ人が立候補している。彼の風貌は明らかにアジア人だが、“アメリカの大統領選挙の立候補者に何故アジア人?”などの批判は出ない。アメリカ人の意識では、アメリカ国籍を保有する者は、見た目がアジア人でも彼等と同等の義務と権利を有するアメリカ人だからだ。 17世紀の開拓者時代に奴隷としてアフリカからアメリカに連れてこられた黒人達の子孫も、19世紀ゴールドラッシュ時代にカリフォルニアの金山発掘のために中国から移民した労働者達の子孫も、ルーツの違いを超え、現代の“アメリカ”という文化圏を創り上げる構成員なのだ。 70年代には、ハーフはテレビや雑誌だけで見る浮世離れの存在だった。しかし、半世紀後の今、彼等は現実の日本社会に生きる一員だ。日本にとって先決すべき課題は、ハーフが半分日本人か半分外国人か、あるいは二国の文化を持つダブルかを検証することではなく、グローバルに知見を広めた上で、“日本人”という定義の枠を見直す事だ。文: ワシントンDC在住 作家 大内 華衣引用:東京新聞 「ハーフと向き合う」https://www.tokyo-np.co.jp/article/culture/hiroba/CK20190420020000230.htmlNHK NEWS WEB “日本に戻らなければよかった”https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190419/k10011889021000.html?utm_int=netnewsup-detail_contents_news-related_005産経新聞 THE SANKEI NEWS “出生率は過去最少91.8万人 3年連続100万人割れ”https://www.sankei.com/life/news/190607/lif1906070036-n1.html総務省 “我が国における総人口の長期的推移”http://www.soumu.go.jp/main_content/000273900.pdf日本貿易振興機構(ジェトロ) “総論:データで見る外国人材受入れの実態とその意義”https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/special/2019/0303/8519356b460b5170.html法務省入国管理局 “在留外国人を取り巻く最近の状況と課題“https://www.kantei.go.jp/jp/shingi/keizaisaisei/miraitoshikaigi/suishinkaigo2018/koyou/dai5/siryou6.pdf
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社会 2019年10月05日 22時30分
「気のせいだよね?」事件直前に怯えていた女子高生、人気の少ない農道で無残に殺害される【未解決事件ファイル】
2008年5月2日の午後7時すぎ、愛知県豊田市で、県内の高校に通う当時15歳の女子高生Aさんが何者かに殺害される事件が発生した。部活の帰り道、人けの少ない農道で一体何が起きたのか。Aさんが事件直前に残した日記には、何かに怯えていたことが書かれていたが、犯人とのつながりは分かっていない。2019年10月現在も事件は未解決のままである。 事件当日、サッカー部のマネージャーを務めていたAさんが学校を出たのは午後6時45分すぎ。校門付近で友人と別れた後、自転車に乗り一人で帰宅していったという。 しかし、普段なら家に着いているはずの午後7時をすぎてもAさんは帰宅しなかった。心配した母親はAさんの携帯電話に何度も電話をかけたものの応答はなく、周辺地域を探したが結局Aさんを見つけることはできなかった。 翌日午前0時頃、Aさんの両親は地元警察署に捜索願を提出。警察は携帯会社の協力を得て、Aさんの携帯電話の位置を探索し居場所を探した。 そして同5時30分頃、捜索に協力していたAさんの両親の知人が、Aさん宅から1キロほど離れた農道で倒れているAさんを発見。すぐに警察に通報するも、駆け付けた警察官により死亡していることが確認された。司法解剖の結果、死因は窒息死であることが判明。犯行時刻は5月2日の午後7時から午後の8時とみられ、下着を脱がされてはいたが乱暴された形跡はなかったという。 夕方の農道で一体何が起きたのか。 実はAさんの遺体が見つかった農道は地元住民の間で変質者ロードと呼ばれ、犯罪多発地帯として有名だったそうだ。1カ月前にはAさんと同じ高校に通う女子生徒が若い男に押し倒される事件が発生したばかりで、地元では同一犯による犯行ではないかという声も上がった。 帰宅途中の女子高生を狙う変質者に、Aさんは狙われてしまったのだろうか。事件直前、Aさんはネット上の日記サービスで事件を予感しているような書き込みを残していた。「なんであんな日に限って見ちゃったのかなあ…ほんともういや…」「なんかこわいんだけどお母さんおそいよお」「違うんだよね…? 気のせいだよね?」、これが事件前日の書き込みである。 さらに事件当日には「気持ち悪い 部活どうしよ」と書き残していた。単なる学校生活の愚痴か、それとも自身を狙う変質者の存在を示唆していたのかは分かっていない。 この事件の後も、近隣の市内では若い女性が襲われる事件が多発しており、その数は数十件にも及ぶ。中には2019年現在も犯人逮捕に至っていない事件もある。犯人は今もまだ愛知県内にとどまっているのだろうか。
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社会 2019年10月05日 22時00分
サンマを追っかけ600キロ『第65慶栄丸』小型漁船の惨劇
市場には、か細いサンマばかりが並んで、今年のサンマ不漁の深刻さを物語っている。9月17日、8人乗りの小型漁船『第65慶栄丸』が北海道根室市納沙布岬から東方約640キロで転覆事故を起こした。乗組員1人が心肺停止状態で発見されたが、残り7人の安否は不明(9月20日時点)だ。 「小型のサンマ漁船は、例年は近場のロシア沖で漁をするんですが、今年は9月中旬になってもサンマが上がってこないため、600キロ以上離れた漁場まで遠出するしかないのです」(道内漁業関係者) サンマ棒受け網漁は8月上旬から解禁された。今年は漁場が遠く、大型船の多くは北海道東部から約1200キロ離れた公海まで出て操業。遠くまで出られない『第65慶栄丸』のような小型船は8月26日まで漁獲がほぼゼロ状態だった。 漁業情報サービスセンターによると、全国で水揚げされたサンマは約2000トン(9月10日時点)。前年比の約17%でしかない。 「しかも、魚体が100から120グラムが中心で小ぶり。脂のノリも悪く、売り物になりませんよ」(市場関係者) 市場価格は1キロあたり700円から800円。去年と比べると、倍以上に跳ね上がっているというから庶民にはとても手が出せない。 不漁の原因について、水産庁関係者はこう解説する。 「海水温が上昇して、低温を好むサンマが日本沿岸から離れており、サンマの大群が北海道沖やロシア海域に現れていない。その上、中国や台湾籍の大型漁船が公海で乱獲するため、資源が枯渇したのが原因ではないか」 サンマ不漁の影響は他にも出ている。 「岩手県宮古市は、約20年前から『目黒さんま祭り』に毎年7000匹のサンマを直送していが、今年は冷凍サンマを提供するしかなかった。以前の不漁時は北海道で水揚げされたサンマを手配したんですが…。9月21、22日に行われた水揚げ量日本一の『根室さんま祭り』も満足に確保できない有様だった。サンマ不漁は深刻ですよ」(漁業情報サービスセンター) なお、漁船「第65慶栄丸」事故の捜索は21日に打ち切られ、乗組員7人は依然として行方不明だ。何とか無事であってほしいと心より祈るばかりだ。
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社会 2019年10月05日 21時30分
さいたま小4男児殺害 母争奪 ヒモの義父と被害児童の確執
埼玉県さいたま市の集合住宅で、小学4年生の進藤遼佑くん(9)の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された義理の父親・進藤悠介容疑者(32)が否認に転じた。「当初、『本当の父親じゃないのにと言われて頭にきた』とか『延長コードで首を絞めた』と、殺害も認めるかのような供述をしていた悠介容疑者ですが、送検後のさいたま地検の調べでは一転、否認し始めたのです」(全国紙記者) 悠介容疑者は、遼佑くんの母親(42)の再婚相手。高校教師の母親とはSNSで知り合い、今年の3月に母親の籍に入る形で結婚していた。「容疑者は広島県の出身。東京の大学で福祉を学び、仕事を探していたようだが、現在は無職でした」(同) 要はヒモ状態。結婚当初は遼佑くんも悠介容疑者になついていたとされ、SNSに2人でサッカーを楽しむ写真なども残されていたが、次第に義理の親子の関係がギクシャクしてきたのかもしれない。 ノンフィクション作家の窪田順生氏が言う。「家庭内のポジションをめぐって、義理の父親と息子が水面下で争っていた構図は容易に想像できます」 母親との年の差は10歳。悠介容疑者も、年上の妻に母性を求めていたのかもしれない。いつしか遼佑くんと、母親の愛情を奪い合う“ライバル”のような間柄になっていたのか。 「遺体を向かいの空き部屋のメーターボックスに隠していたというんですから、幼稚な犯行です。母親が悠介容疑者にどう接していたかは分かりませんが、生活の面倒を見てもらっていることは遼佑くんも知っていたはずですから、バカにされていた可能性もある。悠介容疑者には仕事探しのストレスもあったでしょうし、そういうことが重なって、突発的に起きた事件のような気がします」(窪田氏) 両親の離婚後、長男は同じ教職に就く前夫が引き取り、二男の遼佑くんは母親に育てられていた。複雑な家庭環境の中、けなげに生きていた遼佑くんの無念を、何としても晴らさなければならない。
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社会
老舗経済誌の報道が事実か否かで大騒動 フジが産経新聞株売却をもちかけた相手
2013年06月13日 11時00分
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社会
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第30回 法人税減税の意味を知る
2013年06月12日 15時00分
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社会
埼玉の副住職がレンタルビデオ店で開チンしシコシコも…
2013年06月12日 11時45分
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社会
久々にテレビ局への天下り人事を断行 株主・森田知事の意向が反映ともっぱら
2013年06月12日 11時00分
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社会
「トイレ貸して」と上がり込み留守番の小学女児にi乱暴した男を逮捕
2013年06月11日 11時45分
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社会
三洋電機ついに消滅! 買収資金8000億円がドブ銭… 崖っぷちパナソニックが着手する“戦後処理”(2)
2013年06月11日 11時00分
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社会
森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 黒田総裁陥落か
2013年06月10日 15時00分
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社会
作曲家・小林亜星さんの息子で元俳優の男が女子高生とエッチして逮捕される
2013年06月10日 11時45分
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社会
三洋電機ついに消滅! 買収資金8000億円がドブ銭… 崖っぷちパナソニックが着手する“戦後処理”(1)
2013年06月10日 11時00分
特集
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【独自】元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
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2025年04月28日 19時03分
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【独自】YouTuberゆたぼん、短期間留学で“自分に勝つ” 昨年のホリエモン、DAIGOとのレスバの思い
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2025年04月18日 20時55分
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【独自】MEGA BIG2億円当選者・造船太郎、“楽して”儲けたい 興味はNHK党への出資が0円になるか3億円になるか
社会
2025年04月21日 18時25分
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能ネタ
2025年06月01日 12時00分