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小学校の女講師が同僚の女性教諭に薬物入りお菓子を食べさせ一時意識不明に

 大阪府警平野署は11月14日、同僚の女性教諭に睡眠導入剤入りの菓子を食べさせ、薬物中毒症状にさせたなどとして、傷害と器物破損の容疑で、同府大阪市立加美北小学校(同市平野区)の講師の女(60)を書類送検したと発表した。同署では、任意で女講師に事情を聴いていた。

 女講師は昨年6月1日、同小の職員室での会議に出席した際、教師らにシュークリームを配ったが、40代の女性教諭にだけ、睡眠導入剤を入れたシュークリームを食べさせた疑い。女性教諭は急性薬物中毒で一時、意識不明となり、病院に搬送され、9日間入院した。

 さらに、女性教諭が職場復帰した後の同年7月12〜13日、教諭の運動靴などに「ヤメロ」「バカ」などと、黒色のペンで落書きした疑い。

 睡眠導入剤は「ブロチゾラム」で、女講師の家族に処方された薬。市販のシュークリーム1個に砕いて入れ、女性教諭に食べさせた。

 同署によると、女講師は「児童に対する指導方法が自分と異なり、邪魔で仕方なかった。うっとうしくて、学校からいなくなればいいと思った」と供述し、容疑を認めている。

 犯行当時、女講師は6年生の音楽の担当で、女性教諭は6年生の担任だった。2人は特にいがみ合っていた様子はなく、女講師が一方的に嫌悪感を抱いていたようだ。

 関係者によると、同校では他の女性教諭が卒業式や入学式などで、突然眠気や体調不良を起こす事態が続いていた。また、今年4月23日には被害を受けた女性教諭が、児童調査書を紛失する事件も起きており、警察では関連を調べている。

 正野之雄校長は「多大な迷惑を掛けお詫びしたい。勤務態度はマジメで指導力もあり、こんなことをする人とは思えなかった」とコメントしている。
 ひとつ間違えば、命すら落としかねなかった事件で、悪ふざけにもほどがある。
(蔵元英二)

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