愛知県教育委員会は8月13日、高校の女子トイレに忍び込んだとして、同県東浦町内の小学校に勤務する男性教諭(41)を停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。
男性教諭は5月21日午前9時50分頃、体操服を入手しようと、同県半田市の半田東高校にフェンスを乗り越えて侵入した。
女子トイレに隠れていたところ、隣の更衣室にいた女性教諭が、すりガラス越しに男性教諭の姿を発見。知らせを受けた同僚の男性教諭が、トイレの個室内に逃げ込んだこの教諭を取り押さえ、警察に連絡。
通報を受けた愛知県警半田署員が駆け付け、男性教諭は同日、建造物侵入の疑いで、現行犯逮捕された。
その後、6月11日、男性教諭は半田簡裁から同罪で罰金10万円の略式命令を受け、即日納付した。
犯行時、男性教諭は病気のため休職中で、県教委の調査に対して、「ペットの餌を買いに行く途中に学校の前を通りかかり、無性に体操服が欲しくなった」と説明しているという。
県教委は「あらゆる機会を通じて、不祥事防止に対する職員の意識の喚起に努めます」と話している。
侵入した目的が「体操服欲しさ」というスケベなものだけに、停職6月はいささか甘い気もするが…。
(蔵元英二)