世にも不届きな教師は、埼玉県南部の県立高校に勤務する男性教諭(31)で、埼玉県教育委員会は7月25日、女子生徒2人と同時に付き合って、わいせつ行為をしたとして、この教諭を懲戒免職処分とした。
教諭は当時、部活の顧問をしており、手を出したのは、その部活に所属していた女子生徒2人だった。
県教委によると、教諭は11年12月下旬から、当時3年生の女子生徒と交際し、キスをしたり胸に触ったりした。
さらに、12年3月からは、同じ部活の当時2年の女子生徒とも交際し、車の中や自宅でキスや性行為をしていた。
卒業後も教諭は2人と交際を続けていたが、二股に気付いた2人と保護者が、今年6月に学校に相談して発覚した。
交際はいずれも、女子生徒からではなく、教諭から持ち掛けていた。教諭は「同時に2人の元生徒を傷つけてしまうという許されない行為をした。大変申し訳ない」と話しているという。
教師が教え子に手を出すなど、倫理上、許されることではない。1人でも問題なのに、同時に2人の女子生徒と交際するなど言語道断の行為。懲戒免職は重い処分だが、教師をクビになっても、同情の余地はないか…。
(蔵元英二)