男は9日午前7時過ぎ、鹿児島市内のホテルに正当な理由なく侵入すると、宿泊客に紛れて朝食バイキングを食べる。男はこれまでにも同じように朝食バイキングを食べている様子が目撃されており、従業員が料理を取り食べようとしていた男に声をかけた。
すると、男は一目散に逃走を始める。従業員が追いかけて身柄を取り押さえ、駆けつけた警察官に引き渡し、建造物侵入の疑いで現行犯逮捕された。警察の取り調べに対し、男は黙秘をしているとのことだ。
今回のような朝食バイキングを狙った事件は、年に数回程度の頻度で発生している。2021年6月には、島根県出雲市のホテルで44歳契約社員の男がホテルに侵入したうえバイキング会場で何食わぬ顔で食事をして、不審に思ったホテルの支配人に声をかけられると逃走し、後に防犯カメラの映像などから逮捕されている。
またも発生した朝食バイキングを狙った不法侵入事件に、ネットユーザーからは「ホテル側としては大変な損失。どうしたらこんなことをしようと思うのか」「どうせタダで飯が食いたかったとか、そんな言い訳をするんだろう。51歳なら働けよ」と怒りの声が上がる。
また、「朝食券を持っていないと入れないという対策が取られているところもある。地方の性善説に立っているホテルは、無防備なんだろうね」「ホテル側が対策をしないといけない状況になっている」「そもそも朝食バイキング自体が必要ない」などの指摘も出ていた。