沖縄タイムス社が報じたところによると、この女は5月26日午前8時50分頃、猫の目と手、そして両足にガムテープを貼り、ゴミ袋に投入。燃えるゴミの日に自宅前に捨て、事実上「殺そう」とした。なお、呼吸はできるようにしてあったという。
作業員が必死に助けを求めたであろう猫の鳴き声を感知し、猫を助け出す。まさに九死に一生を得た形だ。助け出された猫は作業員が飼うことにしたそうだ。
その後、猫を「遺棄」しようとした人間が68歳の女であることが判明し、動物愛護法違反の疑いで書類送検された。容疑については「猫を8匹飼っていて飼育が大変だった。ごみ収集業者が見つければなんとかしてくれると思った」などと身勝手な主張をしているのだという。
生後4か月の子猫にガムテープを貼り、ゴミ袋に入れ殺そうとするありえない行為に、ネットユーザーの怒りが爆発。「なんの罪もない子猫を殺そうするなんて許せない」「生き物を飼う資格がない」「残りの8匹も何をされるかわからない」「68歳にもなって命の重みがわからないのか」など、女性に激しく憤る声が相次いだ。
その一方で、猫を発見し飼うことにした作業員には「心が優しい」「大事にしてほしい」「優しい人のもとで幸せに暮らしてほしい」など、称賛の声が相次いだ。
ペットについては、猫に限らず飼ったあとに「飽きた」「飼えなくなった」などとして、遺棄するケースが少なくない。『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)の「グリル厄介」を見てもわかる通り、本来日本にはいない外来種を人間が飼い、無責任に野に放ったことで生態系を壊してしまうこともある。
最後まで責任を持って面倒を見ることが出来ない人間は、生き物を飼う資格がない。「飼うことができなくなったから遺棄」などという行為は最低で、弁解の余地なしだろう。
九死に一生を得た子猫が、作業員のもとで幸せに暮らすことを願いたい。