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女子高生を買春した刑務所刑務官が懲戒処分受け失職へ

 栃木・黒羽刑務所(栃木県大田原市寒井)は11月15日、女子高校生にみだらな行為をしたとして、児童買春・ポルノ禁止法違反(買春)の疑いで逮捕された刑務官で看守長の男(36)を、停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。看守長は職にとどまることは許されず、同日、辞職に追い込まれた。

 看守長は6日、同法違反の容疑で、神奈川県警金沢署に逮捕され、その後、釈放されていた。

 逮捕容疑は、3月31日、同県横浜市港北区のホテルで、同市保土ケ谷区に住む県立高校1年だった女子生徒(16)に、現金3万円を渡す約束をしてみだらな行為をした疑い。看守長は容疑を認めている。

 同署によると、当時、看守長は同県内に住んでおり、女子生徒の知人の紹介で知り合って、援助交際に及んだ。女子生徒の知人が、同署に相談して発覚した。

 同刑務所によると、看守長は受刑者の処遇を統括する「統括矯正処遇官」を務めていた。同刑務所の小野記忠総務部長は「職員が逮捕されたことは極めて遺憾。事実関係が確認でき次第、適切に対処したい」とコメントしていた。

 同刑務所は禁固刑や初犯の者が主に服役する刑務所で、有名人の服役も多い。過去には元タレントの田代まさし、清水健太郎らが受刑していたことがある。

 看守長は、ひと時の欲望に目がくらんで、つい援助交際に及んでしまったのだろうが、法を犯したことは事実。犯罪者を更生させるべき施設の看守長だけに、停職処分明けに復職するという都合のいい話にはならなかったようだ。
(蔵元英二)

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