社会
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社会 2020年06月24日 06時00分
空港からの“擬似旅行サービス”を発表も、飛行機に乗って降りるだけ?「冗談かと思った」の声も
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、各国で旅行の制限がされているが、とある国の空港が、旅行に行けずに消沈している人のために擬似旅行体験を企画し、話題を呼んでいる。 台湾・台北松山空港が、海外に行くふりをする企画を打ち出したと海外ニュースサイト『Travel + Leisure』と『CNN』が6月12日に報じた。台湾では23日現在、国境を閉鎖しており、ビジネス関係者など条件付きでの滞在は認められているが、そういった一部の例外を除いては出入国は許可されていない。 >>犬の散歩中の女性、近隣住民に難癖をつけられ射殺される 男はアパートから発砲<< 報道によると、台北松山空港は新型コロナウイルスの影響で旅行ができなくなり残念に思っている人のために旅行の擬似体験の希望者の募集を開始したという。擬似体験は半日かけて行われ、国際線の空港内を回った後、擬似の出国手続きをし、最後に台北松山空港で飛行機に搭乗して帰ってきたという設定で同じ台北松山空港で降りるところまでが含まれる。体験は7月2、4、7日の3日間で行われ、募集人数は合計90人だ。なお、飛行機に搭乗するものの、飛行機は離陸せず、参加者は搭乗と降機を体験するのみになる。 『CNN』によると、ウェブサイトの告知には「台湾を離れることができないのなら、台北松山空港で海外に行くふりをしよう」と書かれているそうだ。 このニュースが世界に広がると、ネット上では「この夏はどこにも行けないだろうとガッカリしていたからこういった企画はありがたい。家族でいい思い出ができそう」「海外旅行に行きたいけど、まだ小さい子供を飛行機に乗せるのが心配だった。いい練習になりそう」「空港にとってもいいプロモーションになる」「どこにも行かず、飛行機に乗って降りるだけって何かのギャグ? 冗談かと思った」「飛行機から降りられないにしても、飛行機が実際に飛んで海外に行けるのかと思った」などの声が挙がっていた。 海外旅行が制限されている今、海外だけではなく日本でも旅行が擬似体験できる様々なサービスが行われているようだ。 『琴平バス株式会社』は、ウェブ会議サービス「Zoom」と動画を使用し、国内名所をオンラインで回ることができるツアーを提案している。徳島県の祖谷渓を巡るコースでは、ツアーの途中で土産屋に立ち寄り、オンラインで土産物を購入することも可能。岡山県の白桃狩りのコースでは、コースに申し込むと実際に家に白桃が届くため、白桃を食べながらのオンライン旅が可能だ。 また、神戸のゲストハウス「神戸なでしこ屋」や和歌山県のゲストハウス「WhyKumano Hostel & Cafe Bar」は、オンライン宿泊サービスを開始した。参加者はZoomを使用し、実際に宿泊したかのような気分を味わえる。「神戸なでしこ屋」は最寄駅からのお迎えから開始し、その後、宿泊施設を案内。チェックインを済ませたら、他の参加者との会話を楽しむことができる。夜にはベイエリアの夜景散歩をするという。また、「WhyKumano Hostel & Cafe Bar」では、宿泊施設の案内をした後、チェックインを済ませたら、夜は他の参加者と写真共有アプリを使って写真を見せ合うなどして会話を楽しむ。いずれも満室となる人気ぶりだ。 世界的に旅行が簡単にできる見通しはまだ立っていないが、国内外の各企業は工夫して消費者を楽しませる仕組みを生み出しているようだ。記事内の引用について「This Airport in Taiwan Is Opening for Pretend Vacations and Flights to Nowhere (Video)」(Travel + Leisure)よりhttps://www.travelandleisure.com/airlines-airports/taipei-songshan-airport-taiwan-tour「Taiwan airport offers 'pretend to go abroad' airport tours amid Covid-19 pandemic」(CNN)よりhttps://edition.cnn.com/travel/article/taipei-songshan-airport-coronavirus-intl-hnk/index.html琴平バス株式会社の公式HPよりhttps://www.kotobus-tour.jp/神戸なでしこ屋の公式HPよりhttps://kobe.nadeshiko-ya.com/2020/04/29/onlinestay/WhyKumano Hostel & Cafe Barの公式 Facebookよりhttps://www.facebook.com/whykumano/posts/684671529008859
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社会 2020年06月24日 06時00分
〈企業・経済深層レポート〉居酒屋閉店ラッシュの大激震
新型コロナウイルスの影響で居酒屋も大打撃を受けている。例えば、居酒屋チェーン大手のワタミ(東京都大田区)は、不採算店舗を大量に閉店すると発表した。それ以外にも居酒屋大手が軒並み対策に乗り出しており、最新の動向を追った。 ワタミについては5月に、一部マスコミで「60〜80店舗の大量閉店」というスクープが報じられている。本誌は、まずそのワタミに真偽のほどを聞いた。 ワタミ広報担当者がこう明かす。「来年3月までに順次65店の不採算店舗が撤退する予定です。今年2月までの売上高は、対前年比超えが4〜5年あまり続いていました。ところが3月になり、コロナの影響で売り上げが大きく減少し、4月からは緊急事態宣言で直営店が休業になったことで、売り上げは9割方まで落ちました。そのため採算が厳しい店舗の撤退を決めたのです」 ワタミの店舗は全部で約500店なので、65店とはかなりの大規模閉鎖だ。 ’84年に渡邉美樹氏が創業したワタミは、基本業態の「居食屋 和民」で居酒屋ブームを作り上げた。’13年3月期には売上高が1578億円、営業利益が93億円に達している。 だが、同年に渡邉氏が参議院選挙に出馬するため経営トップを退くと、業績は低迷。加えて労働トラブルをめぐる裁判沙汰もあり、客離れが起きて苦しい時代が続いていた。 しかし、ここ数年は業態の変遷や経営努力を重ね、渡邉氏が復帰したことで再び勢いを取り戻しつつあった。その矢先に起きたのが、新型コロナウイルスの直撃だ。’20年3月期の連結決算は、最終損益が29億円の赤字となり、3年ぶりの最終赤字。前期が13億円の黒字だけに、コロナ禍の影響度がうかがいしれる。 経営コンサルタントがこう言う。「ワタミには長年かけて培かった経営のノウハウがあり、今のままの業態でアフターコロナとなっても、売り上げが元に戻らないと瞬時に判断したようだ。柔軟な発想をもって、思いきって不採算店の撤退を決めたようです」 今回の新型コロナ禍で経営に苦しんでいるのは、ワタミだけではない。外食大手のコロワイド(神奈川県横浜市)は、居酒屋「甘太郎」や「北海道」など2665店を展開しているが、不採算店の196店を閉鎖すると発表している。 飲食業界関係者が言う。「コロワイドの大量撤退も、新型コロナウイルスの影響で業績が悪化したためだ。ワタミ同様、感染拡大が収束しても、居酒屋の業態は厳しい経営が続くと判断し、整理を決めたということだろう」 東証二部上場で関西圏を中心に居酒屋やファミレス、うどん店を展開する外食チェーンのフレンドリー(大阪府大東市)も、全70店のうち41店を順次閉店すると発表した。 閉鎖の対象となるのは主に居酒屋業態の店舗で、産直鮮魚と寿司・炉端「源ぺい」の18店や新・酒場「なじみ野」の5店。今後は、うどん店に業態を絞り、経営を効率化していくという。 一部の店舗を閉鎖するところは、まだ序の口かもしれない。中には会社全体が立ち行かなくなり、破産に追い込まれるケースも出ている。 例えば、東京・新橋で魚介や焼き鳥などの和食居酒屋「魚串 然」を営んでいた北の旬・然は、周辺企業がテレワーク主体になったのを機に客足が落ち、このほど破産手続きに入らざるを得なくなった。 また、昭和を彷彿させるレトロな雰囲気で、多くのなじみ客に慕われた東京・神保町の大衆居酒屋「酔の助 神保町本店」も、コロナ禍による客足の途絶えで自ら40年に及ぶ歴史に幕を下ろした。 全国紙の遊軍記者が言う。「酔の助はドラマ『相棒』や『逃げるは恥だが役に立つ』などのロケ地としても知られ、全国から映画やドラマのファンが押しかける人気店だった。しかし、コロナ禍で店には閑古鳥が鳴き、固定費が払えないと苦渋の決断をしたという」 かくしてコロナは、「飲んでコミュニケーション」という居酒屋文化を大きく揺さぶっている。そんな厳しい時代に直面した居酒屋は、今後どうコロナショックを跳ねのけていくのか。 前出・ワタミの広報担当者が、その対策の一案をこう明かす。「実のところワタミは撤退ばかりではなく、“脱・総合居酒屋”を打ち出して新たな店舗展開を進めている最中です。コロナで人々の外食スタイルが大きく変わり、その中でテイクアウトが伸びると判断。これまで7店舗だった『から揚げの天才』の出店を強化し、6〜7月で24店舗を展開する予定です」 このフランチャイズ展開にあたっては、「カラオケまねきねこ」などのカラオケ店556店舗を運営するコシダカグループ(東京都港区)ともタイアップするというから、ワタミの力の入れ方が分かる。 日本フードサービス協会調査では、4月の外食全体における売上高は、前年同月比60・4%と約4割減少し、調査開始以降、過去最高の下げ幅となった。 全国で緊急事態宣言は解除されたが、宴会の自粛や縮小化はしばらく続くことが予想される。この苦境を、新しい発想を含めどう乗りきるのか、経営者の手腕が問われそうだ。
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社会 2020年06月23日 22時00分
夜の街“新宿ホスト”クラスターの実態…コロナ禍でも「太客」と酒池肉林!?
6月11日に新型コロナウイルス感染拡大への警戒を呼び掛ける「東京アラート」を解除した東京都。しかしその後も14日に47人、15日に48人と感染者は続出し、、各施設への休業要請最終段階となる「ステップ3」移行が不安視されている。 特に接待を伴う夜の街関連の感染者が多く、新宿の同じ店に勤務するホストから複数人の感染が確認された。歌舞伎町の風俗店をはじめ、ホストクラブやキャバクラ店では、4月時の緊急事態宣言が出されたタイミングで営業を自粛したものの、多くの店舗では2週間足らずで営業を再開していたようだ。「ゴールデンウイーク中に高熱が出た同僚もいました。店がコロナ禍でも営業しており、休むと罰金を取られるので体調が悪くても出勤して飲んでいたのです」(現役ホスト) ホストクラブは1日の売り上げが、数百万円〜数千万円に達することもある。「都内の店舗は休業要請に応じれば100万円を超える給付金を受けられるが、ホストクラブにしてみれば“はした金”です。だから闇営業が横行していました。もちろん、都の休業協力金はもらいますけどね」(ホストクラブオーナー) 風俗嬢などの「太客」を狙って店に呼び、店の入り口は休業中のように装って営業を続けていたという。呼ばれた客は特別扱いされていることに感激し、通常よりも大金を支払う客が多かったようだ。「緊急事態宣言中もシャンパンコールやボトルのラッパ飲み、回し飲みもやっていましたね。アルコール消毒と言いながら浴びるほど飲んでいましたよ」(20代ヘルス嬢) 緊急事態宣言が解除されてすぐに、人気のホストクラブで複数の感染者が発生し、その店は休業に追い込まれた。すると、一部のオーナーたちは隠蔽工作に走った。高熱や味覚障害を発症したホストに対し、PCR検査を受ける場合は、名前や職業を偽るように指示していたという。「密告するヤツは歌舞伎町から追放し、東京湾に沈めるぞと店長から脅されました」(元ホスト) 闇営業や隠蔽工作を行っていた店のせいで“歌舞伎町離れ”が進んでは、真面目に自粛していた店はやりきれない。
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社会 2020年06月23日 19時00分
40代男2人、カラオケ支払い揉め殴り合って逮捕 「情けない」「奢られたらまずいこともある」同情の声も
北海道旭川市のカラオケ店で喧嘩をしたとして、40代の男2人が逮捕されたことが判明。その顛末に呆れる声が広がっている。 逮捕されたのは、同市在住の会社員(48)と北海道札幌市の自称型枠大工(46)。2人は21日午後11時30分頃、カラオケを楽しんだ後レジに向かうと、代金をどちらが支払うかで揉める。その後、2人は喧嘩となり、胸ぐらをつかんだ上、殴り合いを始めた。 >>あおり運転が原因、高速道路上で殴り合いの大ゲンカ 後続の大型トラックにひかれ2人共死亡<< カラオケ店の従業員が「喧嘩をしている」と警察に通報。2人とも暴行の疑いで現行犯逮捕された。警察によると2人は泥酔しており、取り調べに応じることが出来ないほどだったとのこと。酒に酔っていたとは言え、料金の支払いを巡って喧嘩を始め殴り合うとは、さながらドリフターズのコントのようである。なお、2人は仕事上の知人関係で、友人ではないという。 コントのような事件に「情けない。いい大人が酒に酔って殴り合いなんて」「志村けんと加藤茶がわざと会計時に喧嘩をしてそのまま料金を踏み倒すコントがあった。それをやろうとしていたのかな…」「どちらかが折れていれば話は終わっていた。笑い話で終わればいいけど、遺恨を残したら仕事がやりづらくなる」「バカすぎる」「セコすぎる」など呆れの声が上がる。一方で、「会社的に奢られたらまずいこともある。殴り合いは良くないが気持ちはわかる」「似たような経験をしたことはあるが、最終的に譲った」という声も出た。 仕事上の付き合いということになると、おそらく「自分が出す」と両者が主張し、揉めたと思われる今回の事件。情けないとしか言いようがない。
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社会 2020年06月23日 12時00分
53歳弁当屋店長の女、アルバイトから100万円をだまし取る 店員丸刈り暴行に次ぐ不祥事にドン引きの声
22日、香川県高松市の弁当屋店長が、47歳のアルバイト店員から100万円をだまし取り、逮捕されていたことが判明。その行動に怒りの声が相次いでいる。 逮捕された女は、高松市での弁当屋で店長を務めていた53歳の女。この女は今年4月、24歳のアルバイト女性に35歳の女性店員と共謀し、強制的に丸刈りにするという凶行に及び、暴行容疑で逮捕されていた。しかも警察の取り調べに対し、「暴行の現場も見ていない」などと否認していた。 この店では35歳の女が、20代の女性店員に対し、ピアッサーで鼻に穴を開けていたことも発覚。そのあり得ない行動に「どんな弁当屋なんだ」「酷すぎる」という声が噴出していた。 >>35歳弁当店店員の女、女性アルバイトの鼻にピアスを開け逮捕 丸刈りにした疑いでもすでに逮捕<< そんな声が上がる中、さらに非道な犯行が発覚。53歳の店長が2017年、当時勤務していたアルバイト店員の女性(47)に対し、「あんたのせいで顔をやけどした」と難癖をつけ、「これが病院の領収書」と偽の紙を見せた上で、100万円をだまし取り、詐欺容疑で再逮捕された。 店長は取り調べに対し、「やけどは事実。相手が100万円払うというから受け取った」とうそぶいているという。現状、やけどの事実は確認されていない。さらに、店長はこの女性を蹴ったとして、5月に傷害容疑で逮捕されていたという。 またも発覚した、弁当屋の店長らによるアルバイトへの常軌を逸した暴行に、「信じられない。なぜこんなことができるのか」「アルバイトが次々と餌食になっている。地元の人間は場所に気づいていないのだろうか」「面接の段階で支配しやすい人間を狙っていた。酷い」「この弁当屋は潰れるべきだ」「放置していたら、もっとひどい事件になっていた。逮捕されて良かった」と驚きの声が上がった。 丸刈り強要、暴力、詐欺。この弁当屋はいったいどうなっていたのか。
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社会 2020年06月23日 06時00分
犬の散歩中の女性、近隣住民に難癖をつけられ射殺される 男はアパートから発砲
ペットが原因のご近所トラブルは多いが、海外では飼っているペットが原因で、近所の人と口論になり、射殺された人がいる。 アメリカ・コロラド州で、21歳の女性が、26歳の彼氏とともにペットの犬に排便をするよう話しかけていたところ、近所に住む36歳の男と揉め、射殺されたと、海外ニュースサイト『The Denver Post』と『New York Post』が6月17日までに報じた。 >>別れ話で逆上 元恋人が飼う子犬を殺害した男が動物虐待の罪に「許せない」非難の声殺到<< 報道によると、6月10日、女性は彼氏と近所へ犬の散歩に出掛けたという。2人は、とある通りで立ち止まり、犬に排便をするよう話しかけた。2人が犬に話しかけていると、近くのアパートに住む男が、2人に向かって、「犬に排便の訓練をさせているのか、それともただ叫んでいるだけなのかどっちなんだ」と叫び、難癖をつけて来たという。 男が難癖をつけて来たことで、男と彼氏は口論になった。しばらく口論が続いた後、男は家にあった銃を取り出し、自分が住んでいるアパートから女性と彼氏に向かって発砲し始めたそうだ。 男の発砲により、女性は射殺され、彼氏は2度被弾したものの命に別状はなく、現在は病院で治療を受けているという。男はその後、警察の捜査により逮捕された。 このニュースが世界に広がると、ネット上では「なぜ男は犬の排便の声にイライラしたのか。女性と彼氏の声が大きかったのか。いずれにせよ殺すのはあり得ない」「いきなり銃を取り出して撃つなんて、普通はしない。男性は精神異常だったのでは」「少しのトラブルなのに銃が出てきてしまうところがすごい。アメリカ社会に恐怖を感じた」「女性と彼氏が通りで犬に排便をするよう話しかけていなければ結果は違ったかも。公園などで排便をするように言えばよかったのかもしれない」などの声が挙がっていた。 ペットがきっかけで起こった事件は海外だけではなく、日本でも起きているようだ。 神奈川県・逗子市で、犬の散歩を巡りトラブルになり、当時51歳の無職の男が当時75歳の無職の男性の顔面を石で殴り傷害容疑で逮捕されたと、『産経ニュース』(産経新聞社)が2019年9月に報じた。同記事によると、2人は以前から犬の散歩に関してトラブルになっていたそうだ。事件が起きた日、2人はそれぞれ犬を連れて散歩していたが、なんらかのトラブルが起きたという。 トラブルが起きたことで、男はその場に落ちていた長さ約14.5センチメートル、重さ約1.5キロのコンクリート片を手にし、男性の顔面を数回殴りつけたそうだ。男性は鼻や顎を骨折し、全治約1か月の怪我を負った。 男が男性を殴るところを見た通行人が警察に通報し、駆けつけた警察によって男は逮捕された。 ペットを介したトラブルは世界にあり、大怪我を負う事件や射殺にまで発展する事件が起きているようだ。記事内の引用について「Denver man charged with first-degree murder in shooting death of woman over dog poop dispute in Ballpark neighborhood」(The Denver Post)よりhttps://www.denverpost.com/2020/06/16/ballpark-neighborhood-dog-poop-shooter-charged-death-isabella-thallus/「Denver man charged with murder in shooting of couple over dog poop」(New York Post)よりhttps://nypost.com/2020/06/17/man-charged-with-murder-in-shooting-of-couple-over-dog-poop/「犬の散歩中にトラブルか 無職男、石で男性殴りつけた疑い」(産経ニュース)よりhttps://www.sankei.com/affairs/news/190930/afr1909300018-n1.html
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社会 2020年06月23日 06時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第374回 日本国債の低金利の謎を解く
本稿のタイトルは「日本国債の低金利の謎を解く」であるが、実のところ謎でも何でもない。謎ではないのだが、先日、新型コロナウイルス対応のため政府が設置した「基本的対処方針等諮問委員会」に加わった小林慶一郎氏(東京財団政策研究所研究主幹)が、週刊エコノミスト記事中の「『MMTの導入』で高齢者の暮らしは『インフレ税』破綻する」において、日本国債の金利が低い理由について、「私は、何らかのバブルによって、謎の状態が起きているのだと思う」 と語っていたため、あえて「謎」という言葉を拝借したのだ。 経済の仕組みを知らず、データを見ることもない小林氏には「謎」に思えるのかもしれないが、日本国債の低金利は必然なのである。 日本政府の純負債(=負債-資産)の額は、1980年の58兆円から、’18年には865兆円に膨らんでいる。ちなみに、「誰かの純資産は、誰かの純負債」 であるため、政府が純負債を拡大した分、民間の純資産が増えている。ところが、小林氏を代表とする財政破綻論者は、政府の純負債の増加(要はプライマリーバランス、PB赤字の蓄積だ)や、国債の残高増大を問題視し、「このままだと、日本は国の借金で破綻する」 と、叫び、政府の正しいデフレ対策(財政支出、減税)を妨害することを続けてきた。 第二次補正予算が成立すると、’20年度の政府のPB赤字は70兆円近くに達する。無論、コロナ危機や第二次世界大恐慌が終結したわけではないため、第三次補正予算が必要になるのは確実だ。最終的に、’20年度のPB赤字は100兆円前後に達するだろうし、達しなければならない。 ちなみに、リーマンショック期(’09年度)や東日本大震災(’11年度)のPB赤字は30兆円強であった。第二次補正予算の時点で、日本のPB赤字はリーマンショックや東日本大震災期の2倍以上。最終的には、3倍に達するだろう。とはいえ、国債金利は上がらず、財政破綻の「ざ」の字も見えない。 それが、財政破綻論者たちにとっては問題なのだ。何しろ、過去数十年間にわたって「PB赤字を拡大すると破綻する!」と主張してきたことが、「嘘」であることがばれてしまう。 とはいえ、現実には国債金利は上がらない。説明がつかない(「嘘」の説明は不可能だ)からこそ、小林氏のように「何らかのバブルによって、謎の状態が起きている」と、理解不能な言説でごまかしにかかっているわけである。 実際には(というか「データ」を見れば)、日本の国債金利が上昇しない理由は明らかだ。デフレと、日銀の量的緩和である。 まずは、’12年までの国債金利の低下は、単純に民間の資金需要不足である。 日銀の資金循環統計によると、バブル崩壊後、日本の一般企業(非金融法人企業)は資金不足を縮小し始め、やがて資金過剰に転換した。つまりは、借金返済と預金を激増させたのである。 恐ろしいことに、日本の金融機関の貸出は、’11年まで減り続けた。貨幣とは、貸し借りで発行され、返済で消滅する。 バブル崩壊後、特にデフレ化した’97年以降の日本の(主に)一般企業は、貨幣を「消滅」させることを続けてきたのだ。銀行からしてみれば、「金利が生まれる貸付金」という債権の消滅である。 金融機関の貸出金の残高は、’97年と比較し、今でも200兆円も小さい。その分、銀行預金という「貨幣」が消滅していることになる。政府がこの期間、不十分とはいえ、PB赤字(新規国債発行)を増やしてくれなければ、我が国のGDPはすさまじい縮小になっていただろう。 民間の資金需要が乏しくなったうえ、さらに市中銀行間には「競争」がある。乏しい民間企業の資金需要を市中銀行同士で奪い合う。当然ながら、貸出金利は下がっていく。 そこに、政府が「国債を発行する」とやれば、銀行が殺到し、長期的に(デフレが続く限り)金利が下がっていくに決まっている。 さらに、日本の場合は’13年以降、「日銀の量的緩和」という要素も加わった。そもそも、民間の資金需要不足により金利が低い状況で、国債市場から日銀が国債を買い占め始めたのだ。 すでに、日本銀行保有の国債は、日銀以外の民間金融機関の保有国債を上回ってしまっている(国債保有者には、他にも社会保障基金などがある)。 つまり、日本国債の金利が低いのは、デフレが続き、民間の資金需要が乏しい中、政府の国債発行が「足りない」ためなのだ。市場において、国債が貴重な存在になってしまっている。となると、必然、国債「価格」は上昇する。結果、国債「金利」が下がる(国債価格と国債金利は反比例の関係になる)。ただ、それだけの話。本当に、ただそれだけの話なのである。 その程度のことすら理解できない人物が「経済の専門家」を名乗り、政府の機関に入り込み、政策を動かしている。日本が衰退するのも、無理もない。 小林氏は、日本の国債金利が低い(=国債価格が高い)現象をとらえて「バブル」と表現した。小林氏は「バブル」の意味を理解しているのだろうか。株式や不動産は、論理的には価格が青天井。だからこそ、キャピタルゲイン(値上がり益)目当ての投機(借入による購入)により、バブルが膨張し得る。 それに対し、100億円の国債は、償還金額も100億円だ。絶対に100億円以上のおカネが返済されることはない。 価格の上限が決まっている債権の価格高止まりを「バブル」呼ばわりし、日本の金利が低い(国債価格が高い)のは当たり前であるにもかかわらず、「謎の状態」と表現する。 筆者にとっては、小林氏が政府の機関に「経済専門家」として入り込めるほうが、余程の謎なのである。***************************************みつはし たかあき(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、分かりやすい経済評論が人気を集めている。
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社会 2020年06月22日 22時30分
過去を消した女たち 第14回 智子(48) 飛田新地にいた女はいずれ娼婦に戻るのではないか?
日本最大のドヤ街である大阪の西成に隣接する色街、飛田新地。大阪環状線の新今宮駅から歩いて向かうと、昼間から酒に酔った労働者や、簡易宿泊所の案内の看板が目につく街だ。「お兄ちゃん、ここで決めてよ。さっきからずっと回っているでしょ」 遣り手婆の声につられて店をのぞくと、若い美女が微笑んでいた。私が歩いていたのは若い女性ばかりがいることで有名な飛田新地のメインストリート「青春通り」と呼ばれる一角だ。 華やいだ青春通りから外れた場所に、少しばかり年がいった娼婦がいる通りがある。客たちから「妖怪通り」と呼ばれる一角だ。 その通りにある店で、かつて春を売っていたのが、今回話を聞いた智子(48歳)である。 現在、智子は大阪市内の団地に両親と暮らしている。風俗から離れて5年になる。「初めて飛田で働いたのは、36歳の時でした。体型もぽっちゃりで、若くもなかったので、外れた場所のお店で働いていましたけど、おばちゃんはいい人やったし、私にとって最高の仕事場でしたね」 そもそも智子が飛田で働くきっかけは何だったのか。「私は高校を卒業して、会社の事務をやったりしていたんですけど、10年ぐらい働いたとき、『もう少し楽にお金を稼げる仕事はないか』と思って、水商売を始めました。でも、お客さんとの駆け引きが面倒くさかったりして、水商売は無理だなと思い始めた頃、クラブの同僚から勧められたのが飛田だったんです。それまでデリヘルとかも少しやったことがあったんで、セックスにはあんまり抵抗がありませんでした」 実際に働いてみたら、飛田は智子にとって最高の職場だったという。「デリヘルみたいにいきなりホテルで顔を合わすわけではないので、お客さんも私を見て気に入って来てくれるから、変な人がいないんですよ。酔っぱらっていたり、汚いお客さんは、おばちゃんが入れないしね」 店先に座る遣り手婆が、まず客を吟味する。昔ながらの色街には、働く女性を守るシステムがあるのだ。さらに、広々とした遊廓建築も、智子のお気に入りだったという。「部屋は10畳ぐらいあって、いま暮らしている団地より全然広かったですね。自分の好きなキャラクターを置いたりして、気持ちも安らぐんですよ。何の不満もない仕事場でした」 週4日ほどの出勤で、月に30万円は手堅く稼げたという。だが、30万円とは、飛田では稼ぎ頭の女性なら3日ほどで稼ぐ金額だ。とはいえ、ブランド品に興味もなく、取り立てて欲しいものもなかった智子にとっては、十分な稼ぎだった。 ただ、淡々と日常が流れていけばよかった。ところが、智子が40代に差し掛かった頃から太い客が次々と来てくれなくなった。「年上の人が多かったので、会社を定年になり自由に使えるお金がなくなったり、亡くなった人もいました。私自身も年齢がいっていたので、新しいお客さんを掴めなかったんです。それで収入がどんどん減りました」 そして、5年前に飛田を離れたのだった。 これまで、私は元娼婦たちの取材を重ねてきたが、彼女たちが風俗から離れる理由のほとんどは、結婚であったり、新たな仕事を見つけたことに起因していた。しかし、智子の場合、自分の意思ではない。年齢を重ねて商売として成立しなくなったため、売春から足を洗わざるを得なかったのだ。 現在は両親と同居している智子。仕事はスーパーのパートだという。「仕事は週に3日か4日。風俗で働いていた頃は一人暮らしでしたが、パートだけですとさすがにしんどいので、両親の暮らす団地にいます。2人の年金と私のパート代で何とか生活保護を受けずに生活しています」 しかし、70代をすぎた両親をいつまでも頼るわけにはいかない。いずれ自活せねばならない時が来る。「そうですね。本来なら、私が面倒を見なきゃいけないのに。だけど、どうしたらいいのか思いつかないんです。あまり将来のことは考えないようにしています」 団地暮らしで近所付き合いもほとんどない。当然、風俗で働いていたという過去は誰も知らない。「そのことは、誰にも言うつもりはありません。この年になって、もっと真面目に働いておけばよかったかなと思うことはありますね」 彼女が初めて風俗で働いた10年以上前は、今より景気もよかった。しかも彼女自身も若かったことにより、客もついた。 かつて横浜の黄金町にちょんの間があった頃、若い外国人娼婦が働く一帯から川を挟んだ対岸の遊歩道に、足を引きずって歩く70代くらいの年老いた娼婦がいた。年齢差はあるが、その老娼婦の姿と智子の姿が重なって見えた。 いずれ智子は、どこかの色街に戻ることになるのではないか。彼女は、これまでの生き様を悔いているように言ったが、できれば過去に戻りたがっているように思えてならなかった。「そうですね。生きていくためには、そうしないといけないかも」 売春に染まってしまうと、容易には抜けられない。そのことを、智子の存在が物語っているのだった。
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社会 2020年06月22日 22時00分
NHKピンチ! 五輪も甲子園もナシで再放送だらけ…受信料不払い運動に発展か
NHKが、新型コロナ感染防止のために収録を見合わせていた大河ドラマ『麒麟がくる』を、6月14日から一時放送休止した。朝の連続テレビ小説『エール』も6月29日から同様の措置を取る。「NHKはパソコンやスマホ、タブレットなどで番組を見られるように、放送と同時配信するサービス『NHKプラス』を4月1日からスタートさせている。NHKプラスは受信契約者向けのサービスを強調していますが、本当の狙いは全世帯受信料徴収にある。テレビ離れしてスマホに依存する若者たちからも受信料を徴収するため、彼らを引きつけるような番組制作が求められているのです」(民放番組制作関係者) ところが、新型コロナの世界的な感染拡大で、7月〜8月に予定されていた2020東京五輪は延期、夏の甲子園も中止になった。「五輪は東京開催ということで、NHKは放送枠をリオデジャネイロ五輪の約600時間から約1000時間と大幅拡大して準備していた。しかし、丸々空きができてしまった。甲子園中継は毎夏150時間。五輪と甲子園の放送枠を埋める番組が早急に必要になったのです」(NHK関係者) NHKは総合、Eテレ、BSなど複数のチャンネルを抱えているが、五輪と甲子園が中止により、約50日分の放送枠がふっ飛んでしまった計算になるという。「東京五輪は中止ではなく延期なので、スタッフはそのままで動かせない。新たに番組を制作するには人件費と制作費が掛かる。NHKの制作局は縄張り意識が強く、時間が空いたからといって他の番組を制作する協調性や機動性はない。空いた枠のすべてを新番組で埋めるのは、すでに不可能。再放送を垂れ流すしか手がないんですよ」(番組制作会社プロデューサー) 番組が再放送だらけになれば、若者はおろか中高年層からもソッポを向かれるのは必至。『NHKプラス』にしても、受信料を払って契約する魅力も失われ、結果、全世帯受信料徴収の思惑は崩れ去ることになる。「収録再開は6月末からとしています。大河や朝ドラなどは、約2カ月間もダイジェストを放送して急場を凌ぐ。既存の受信料契約者は大河や朝ドラを楽しみにしているから、すでに不満の声が上がっています。『NHKプラス』で新規契約者を獲得するどころか、受信料不払い運動に発展しかねませんよ」(前出のNHK関係者) NHKにも、まさかのコロナ禍。
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社会 2020年06月22日 19時00分
47歳主夫の男「家事洗濯をありがたいと思っているのか」と妻を恫喝、定規で殴り逮捕
19日、妻に暴行したとして、北海道札幌市西区に住む47歳の無職の男が逮捕されたことが判明。その行動に怒りの声が上がっている。 逮捕された男は専業主夫だった模様で、家事を担当。19日午前11時頃、妻に対し、「俺のことを尊敬しているのか。家事・洗濯をありがたいと思っているのか」などと暴言を吐いた上、自宅にあった30センチの定規で頭を殴った。被害を受けた妻は自身で警察へ通報。男は傷害の疑いで逮捕された。警察によると、逮捕された男は容疑を認めているという。 >>46歳男、警察に「妻を殺した」と偽の通報で逮捕 動機は「話を聞いてほしかった」同情の声も<< 専業主夫と見られる男が生計を立てるため、勤務しているものと思われる妻を定規で殴るという事件に、「主夫の仕事は大変だと思うけど、『尊敬しろ』はない。お互い力を合わせて生きているのになぜマウントを取ろうとするのか」「掃除や洗濯も大変だけど、女性が外で働くもの大変。お互い理解しあっていなかったのか」「世の中にはパートや正社員として働きながら家事をしている人もいる。楽をしておいてその言いぐさはない」「俺が『やってあげてる』って意識がすごくする。おかしい」「完全なモラハラ。離婚した方がいい」と怒りの声が上がる。 一方で、専業主婦達からは「暴力はいけないけど、主婦の仕事は給与も昇進もない。しかも、家族はやって当たり前と言う認識。文句を言いたくなる気持ちだけはわかる」「妻の態度が悪ければ、言いたくなる気持ちもわからなくはない。しかし働いてきているなら、致し方ないと割り切るべきだ」と、同情する声もあった。 今後この夫婦がどう生きていくのかは不明だが、お互いに不満が溜まり合っていた様子。離婚を含め、しっかりと話し合い結論を出してもらいたい。
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