社会
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社会 2020年06月15日 22時30分
過去を消した女たち 第13回 リカ(48) 故郷の家族のためにヘルス嬢に身を落としたフィリピン人
都内にあるファミレスで、フィリピン人女性のリカ(48歳)に話を聞いた。日本に暮らして30年になるという彼女は、現在、日本人の夫と、社会人になった息子の3人で暮らしている。 フィリピンのミンダナオ島出身のリカは、現地の高校を卒業後、すぐに来日した。その背景には、フィリピンらしいといっては失礼かもしれないが、止むに止まれぬ家庭の事情があった。「フィリピンパブで働くためだったんです。お父さんは船員をしていて、しっかりとした収入があったんですけど、お母さんがいい加減な人で、お父さんの仕送りを全部ギャンブルに使っちゃったんですよ。お父さんが船員をしている時は、まだ生活ができたんですけど、急に難聴になってしまって、仕事を辞めなければならなくなったんです。それで、6人兄弟で長女の私だけ親戚の家に預けられ、両親はマニラのスラムで暮らしていました。そんな生活を抜け出して、またみんなで暮らしたいなと思ったのが、日本に来た理由です」 彼女が来日した1990年代、フィリピンパブの女性たちは、興行ビザを入手していた。ただ、そのビザで働く女性たちは、現地のプロモーター、日本人プロモーター、そして働く店で三重の搾取に遭い、ビザの期限の半年ほど働いても、手元に残るのは30万円ほどだったという。「フィリピンに帰る時、空港でプロモーターから、まとめてお金を渡されるんです。封筒のお金を数えたら、何でこれだけなのと思ったけど、フィリピンに帰ったら日本以上に苦しい生活が待っていたので、また日本に行きたくなるんです」 3度目の来日のとき、リカは客だった日本人男性と結婚する。「建設現場で働いていたその人は、給料も良く、毎日のようにお店に来てました。年齢も近くて、この人ならいいかなって思ったんです。それと、興行ビザではなくて、結婚してビザが取れればもっとお金を稼げるなとも思いました」 正確には、ビザではなく在留資格と呼ばれるものだ。日本人の配偶者を得られれば三重の搾取から抜け出せ、日本人ホステスと同等の収入を得られることができた。 リカはその後、22歳の時に結婚し、翌年、男の子を出産。何の問題もない結婚生活を送っていたが、少しずつ歯車が狂い出した。「仲間と飲み会だとか言って、夫の帰りがだんだん遅くなったんです。こっそり携帯を見てみたら、フィリピンパブの女とメールのやり取りをしていました。何度注意しても同じことを繰り返すので、こちらから離婚したいと言って、別れたんです」 リカは離婚前から、フィリピンの家族に仕送りをするため、パブで働いていた。生活費は夫が支払っていたため、18万円ほどの月収の半分を送っていた。 しかし、離婚後、子どもを引き取って2人で暮らし始めたが、養育費はもらえなかった。「家賃を抑えるために都営住宅に引っ越して生活費を切り詰めましたが、お店で働くだけでは生活は厳しかったです。フィリピンにいる弟たちには、しっかり大学は出てもらいたかったので、仕送りのお金を削るわけにはいきませんでした」 そこで、リカは店舗型ヘルスで働くことを決意する。「今はもう、その店はなくなってしまいましたが、フィリピン人女性だけが働くヘルスがあったんです。働いている女性は私よりひと回以上も年上の人ばかりで、私はまだ20代だったのでお客さんがよくついたんです。1日に2万円ほど稼げました。それで何とか、仕送りもできて、経済的には安定していったんです。それでもきつかったですよ。見ず知らずの男に体を触られるんですからね…」 月に20日は働く日々を4年ほど送ったが、経営難から店は潰れてしまう。彼女以外に若い女性はおらず、客が入らなくなったのだ。 子どもだけでなく、フィリピンに送金するために働かなければならないリカは、フィリピンパブに戻った。「ヘルスの給料の4分の1ほどになってしまいましたけど、仕方ないですよね」 25歳で離婚し、30歳のときにヘルスが潰れ、それからはずっとフィリピンパブで働き続けた。生活が立ち行かず、生活保護を受けたことや、マンション経営をしている太い客を見つけては、金銭的な援助を受けたこともあった。 ギリギリの生活を続けていたが、43歳のときに現在の夫と知り合った。「前の夫と同じ現場仕事をしている人ですけど、私に子どもがいることも、仕送りしなければいけないことも理解してくれて、一緒に面倒を見るよと言ってくれたんです。それで再婚することにしました」 現在の夫は、フィリピンパブで働いていたことは知っているが、風俗店で働いていたことは知らない。「たぶんですけど、その事実を言っても理解してくれるとは思うんですが、黙っています。本当にやりたくなかった仕事ですからね」 家族のため、風俗に身を落とし、生活保護を受けるなど、厳しい生活を強いられたこともあった。それが、現在は持ち直し、幸せな生活を送っている。日本人には家族のために生きるという考え方は理解しづらいかもしれない。私はリカの平穏な日々が続くことを願わずにいられなかった。
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社会 2020年06月15日 19時00分
68歳男、電動アシスト自転車で85歳女性をはねた上ひき逃げ 「自転車の無法化」に怒りの声
愛知県東海市で、電動アシスト自転車に乗り85歳の女性をはねた上、逃げたとして、68歳の男が逮捕された。 男は5日午前5時半頃、東海市名和町の歩道で電動アシスト自転車を走らせ、前方を歩いていた85歳女性をはね、そのまま逃走した。散歩中だった女性は足の骨を折る大怪我をしたが、男はそのまま救護活動などを一切せずに、走り去る。 警察が付近の防犯カメラを解析するなどして捜査した結果、12日になりカメラに映っていた電動アシスト自転車と酷似した自転車に乗る男を発見。職務質問をしたところ容疑を認めたため、ひき逃げの疑いで逮捕した。取り調べに対し、「間違いありません」と話し、当時通勤途中だった旨供述しているとのことだ。 またも発生した自転車による歩行者との衝突事故。電動アシスト自転車はスピードが出やすく、かなり危険になる。それにもかかわらず、歩道を走り高齢女性に大怪我を負わせるとは、許しがたい事件。しかも救護活動をせず、ひき逃げをするとは言語道断と言わざるを得ない。 それだけに、「男は何を考えているんだ。なぜ車道を走らないんだ」「大怪我も十分酷いけど、最悪死ぬ可能性もあった。厳罰に処すべきだ」「自転車だけに、逃げればわからないと思って逃げている。かなり悪質だ」と憤る声が噴出する。 また、「自分も自転車にぶつけられて逃げられたことがある」「歩行中出合い頭に衝突されて、文句を言おうとしたら走り去っていった。許せない」と同様の被害を訴える声や、「防犯カメラがなかったら犯罪が立証できなかった。自動車と同じようにナンバープレートをつけるべきだ」「子供や高齢者が自転車に乗る姿を見るが非常に危ない。免許制度するべきだ」という声が上がった。 重大事故が相次いでいるにも関わらず、信号無視など違法行為も目立つ自転車。何らかの規制が必要な時期に来ているのではないだろうか。
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社会 2020年06月15日 17時00分
みひろのほろ酔い晩酌グルメ 台湾豚角煮
台湾豚角煮 内容量:250グラム 価格:1080円(税込) 台湾家庭料理 台北 https://www.rakuten.ne.jp/gold/taipei/ 私事ではありますが、先月19日に誕生日を迎え、また一つ大人になりました。いくつになったかは、あえて伏せておきますが(笑)。 毎年、誕生日にはファンイベントを開催していたのですが、そういうことが出来ない状況が続いているので、初の試みでネット生配信を行いました! 18日の夜から日付変わって19日まで、みんなからコメントで「おめでとう」をたくさんいただいて嬉しかったな。 お酒を飲みながら、楽しくやり取りが出来て大満足。参加できなかった方はアーカイブが残ってるので、ユーチューブの「ゴルフわでしこ」チャンネルをチェックしてみてね! さて、本日もそろそろ晩酌タイムとまいりましょう。今宵のおつまみは、台湾家庭料理 台北さんの「台湾豚角煮」です。ゴロッとした大きな角煮が3つも入っておりますぞ! こちらの商品はチンするだけでアッツアツが食べられちゃうんです。袋を開けると、ふわ〜っと八角の香りがして、台湾に来た気持ちになれますよ。 箸を入れると、ホロッとほぐれるくらい、とんでもなく柔らかい! しかも、赤身肉と脂身のバランスが6対4くらいで、ちょうどいいんです。 早速いただいてみると、お肉の歯応えもきちんとあって、食べ応えを感じます。そして、脂身はサラサラ〜ッと口の中で溶けていき、めちゃくちゃ甘みを感じられます。タレの味付けはしっかりめで、なんといっても八角の独特な香りと味わいがクセになっちゃうんですよ。シュワッとほろ苦いビールとの相性も最高で、お酒が止まりません。 こちら、角煮エキスたっぷりの汁がたんまりと入っているので、ご飯にかけたり、お豆腐を入れて軽く煮込むのもオススメ! 最後の一滴まで食べ尽くしたくなるほど美味しいです。 外出自粛中は家飲みされていた方も多いと思いますが、本格的なお料理をいただきたくなりますよね。そんなときのため、こちらの商品をお取り寄せして冷凍庫にストックしましょう! ちなみに、わたしの冷凍庫はお取り寄せのストックでいっぱいなんです(笑)。ぜひ、みなさんも台湾豚角煮で晩酌をしてみてはいかがでしょうか!***************************************PROFILE●1982年5月19日生まれ、新潟県出身、血液型A。T153、B82・W59・H84。趣味はショッピングと体の手入れ。「新みっひーランド みひなな食堂」がスカパー!で放送中。
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社会 2020年06月15日 07時00分
レーザーを用いた宇宙ゴミ除去事業にスカパーJSATが参入 2026年のサービス提供目指す
スカパーJSATが11日、理化学研究所、JAXA、名古屋大学、九州大学と連携し、世界初となる、レーザーを使う方式によるスペースデブリ(不用衛星等の宇宙ごみ)を除去する衛星の設計・開発に着手することを発表した。 この日、行われたオンライン発表会には、スカパーJSAT株式会社の米倉英一社長、スカパーJSAT株式会社デブリ除去プロジェクトのプロジェクトリーダー福島忠徳氏ほか、理化学研究所衛星姿勢軌道制御用レーザー開発研究チームの津野克彦氏、JAXA研究開発部門システム技術ユニット長の岩田隆敬氏、名古屋大学大学院工学研究科教授の佐宗章弘氏、九州大学大学院工学研究院教授の花田俊也氏、一般社団法人SPACETIDE共同創業者兼代表理事の石田真康氏が出演。プロジェクトの説明などを行った。 >>全ての画像を見る<< スペースデブリは近年、加速度的に増え続けており、人工衛星に衝突するなどして、衛星に大きなダメージを引き起こす可能性などが危惧されている。スカパーJSATは、1989年に日本の民間企業初の通信衛星JCSAT-1号を打ち上げ、30年以上にわたり衛星通信サービスの提供を国内外に行ってきた経緯から、レーザー方式を採用したスペースデブリ除去事業に参入する。サービス提供の開始は2026年を目指しているという。 福島氏は「デブリ問題はスケールの大きな問題。ここにいるエキスパートの方達と連携してプロジェクトを進められることがすごく嬉しい。みなさんが過去研究していたものが結びつき、それを統括してまとめて次のサービスを生み出せる。社会的意義の高いデブリ除去をぜひ実現させていきたい」とコメント。 津野氏も「チームとして信頼性の高い、量産できるようないいレーザーを開発していきたい」と意気込みを述べ、佐宗氏も「世界で初めて実現するこのプロジェクトにプレイヤーとして参加し、自分のこれまでの研究を生かせることにワクワクしています」とコメント。「成功させて日本を元気にしたい」と意気込んでいた。(取材・文:名鹿祥史)
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社会 2020年06月15日 07時00分
あの日産『シーマ』が今ナゼか大人気! 令和の再ブームを支える要因とは…
1980年代に生産され、高級車として爆発的な人気を誇った日産『シーマ』。そのシーマが令和の今、再び注目を集めているという。 発売当時はバブル期ということもあり、車両価格が400〜500万円と高額ながら破竹の大ヒット。“シーマ現象”という流行語も生まれ、社会現象にまでなった名車に一体、何があったのだろうか…。「実は今、当時乗りたくても高くて手が出なかった40代以上の世代が、中古で購入するケースが増えているのです。加えて、若者の間で『昭和時代に人気だった高級車に乗ってみたい』と人気で“新シーマ現象”が起きています。古くても内装は豪華で、今では珍しいV6・3000ccの大排気量は迫力満点。自動運転などの安全装備こそ現代の車にはかないませんが、アクセルを踏み込むと一瞬リアの足回りが沈み込んで、一気に加速する力強い走りは、今でも十分魅力的です」(自動車ライター) 30年近く前のモデルで、中古車の台数は多くないと思いきや、大ヒットしたモデルだけに意外と多いという。気になるお値段だが、市場の平均相場は安いもので70万円程度。きちんと整備され、キレイな車両になると300万円にもなるという。 そんなドライバー憧れのシーマだが、新車で購入し、きちんとメンテナンスしながらいまだに乗り続けている人も多い。芸能界にもオーナーがいる。「女優の伊藤かずえは初代シーマのオーナーとして知られていますね。伊藤は1990年、24歳のときにディーラーでシーマを見て一目惚れし、その場で購入したそうです。現在まで26万5000キロを走行し、今でも日常の買い物の足として使用しているみたいですね。過去に一度、エンジンを載せ替えているというのですから、そのシーマ愛は本物と言っていいでしょう。最近はエコカーブームでハイブリッド車や電気自動車が主流になっていますが、今どきリッター4、5キロ程度しか走らないシーマをずっと乗り続けているのですから、車も幸せでしょうね」(同・ライター) 将来的にはガソリンで走る車は必然的に淘汰されていくだろう。伊藤には元祖“シーマ現象”を知る者として、末永く乗り続けてもらいたいものだ。
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社会 2020年06月15日 06時00分
ニワトリの鳴き声が原因で近所の男性を殺害した男、殺害方法に「恐ろし過ぎる」の声
近所から聞こえてくる騒音に悩まされた経験は誰でもあるだろう。海外では、ある騒音が原因で恐ろしい殺人事件が発生した。 海外ニュースサイト『Bluefield Daily Telegraph』および『SUN』は、アメリカ・ウェストバージニア州に住む男が、ニワトリの鳴き声に腹を立て、その所有者の男性を殺害して逮捕されたと5月20日までに報じた。 記事によると、47歳の男は、近所に住む72歳の男性が飼っているニワトリの鳴き声がうるさいと日頃から悩んでいたという。5月17日もまたニワトリが鳴き声を上げたため、男性の敷地に侵入。男性の飼っているニワトリを絞め殺した。この時に玄関先に出てきた男性と言い合いになったようだ。口論の最中、男は男性の頭を両手でつかみ、両目を親指で突き刺して、男性を殺害したという。男は、絞め殺したニワトリを手に帰宅。男の息子に、ニワトリを処分するよう伝えたという。 >>自宅で泥酔した女性、8階の物干し竿に引っ掛かり宙吊りに 隣人の行動に「素晴らしい」の声<< しばらくして、別件で男性の家を訪れた医療関係者が、玄関先で倒れている男性を発見。警察に通報したという。救急車も到着したが、その場で男性の死亡が確認されたという。担当した警察によると、男性は両目からの出血以外、目立つ外傷は見当たらなかったそうだ。男性の健康状態は報じられていないが、末期がんを患っていたとの情報もあり、死因については現在も調査中だという。 男性の遺体発見後、警察の捜査線上に容疑者として浮上したのは、近所に住む男だ。警察は男の自宅を訪ねて事情を聴いたところ、男は男性殺害をあっさり認めたという。男はその場で逮捕され、第二級殺人罪で起訴される見込みだという。男は殺害の動機を、男性との騒音トラブルと言及しつつ、「ルシファー(悪魔の一種)が私にやらせたことだ」などとも発言。精神鑑定も行う予定だという。 このニュースが世界に広がると、ネット上では「生活音で恨みを買って目潰しされるのか。恐ろし過ぎる」「殺すにしても目を潰すなんて常軌を逸している。男は精神的に問題があった?」「ニワトリの鳴き声は確かにうるさいが、生き物は殺したくても殺せない。やはり男は残酷だ」「男は薬やってたな」「殺された男性の対応も良くなかった? 騒音対策をしておけば、男性は死なずに済んだ」「私も音には気を付けよう」など様々な声が上がった。 海外でも度々近所トラブルによる事件は発生するが、土地が狭く建物が密集しがちな日本では、生活音など「身近な音」による騒音トラブルが事件に発展するケースが少なくない。直近では、岐阜県のアパートで発生した隣人刺殺事件がメディアを賑わせている。 2019年1月、岐阜県大垣市のアパートに住む男性を包丁で刺し殺した疑いで、男性の隣の部屋に住んでいた男を逮捕したと各社が報じた。各社の報道によると、2019年1月6日午前2時半頃、32歳の男は、隣の部屋に住んでいた当時55歳の男性の部屋に、壊れていた窓から侵入。寝ていた男性の首や背中などを、自宅から持ち込んだ包丁で突き刺して殺害した。男は犯行後、自ら警察に通報して自首したという。男は日頃から男性の出す生活音にストレスを感じており、「男性はわざと騒音を出していた」と思い込んだ末の犯行だったようだ。警察は殺人罪で男を起訴。2020年6月10日に開かれた裁判では、男に懲役12年の実刑判決が言い渡されたという。 音の感じ方は個人差が大きく、トラブルに発展しやすい問題だ。うるさいと感じた者と、その音を発した者が、両者ともに相手を尊重し、思いやりをもって対応していれば、結果は違ったのかもしれない。記事内の引用についてBrutal murder: Man arrested for gouging neighbor’s eyes out over rooster (Bluefield Daily Telegraphより)https://www.bdtonline.com/news/brutal-murder-man-arrested-for-gouging-neighbor-s-eyes-out-over-rooster/article_4a402de4-9974-11ea-a079-47db2fe51741.htmlBRUTAL 'MURDER' Man ‘gouged cancer-patient neighbor’s eyes out with his thumbs in argument over loud rooster and said Lucifer made him’ (Sunより)https://www.thesun.co.uk/news/11663660/man-gouges-out-neighbors-eyes-over-rooster/騒音トラブルで殺人 懲役12年(NHK NEWS WEBより)https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20200610/3080003960.html騒音トラブルで隣人殺人、懲役12年の実刑判決 岐阜地裁 (中京テレビニュースより)https://www.msn.com/ja-jp/news/national/騒音トラブルで隣人殺人-懲役%EF%BC%91%EF%BC%92年の実刑判決-岐阜地裁/ar-BB15hDgV大垣隣人刺殺、懲役12年判決 岐阜地裁 (岐阜新聞WEBより)https://www.gifu-np.co.jp/news/20200611/20200611-247271.html
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社会 2020年06月15日 06時00分
田中角栄「怒涛の戦後史」(26)元首相・大平正芳(上)
昭和55(1980)年6月6日、心筋梗塞の疑いで虎の門病院に入院中の大平正芳首相は、ベッドの中で側近の一人であり、自民党の筆頭副幹事長だった田中六助に小さく言った。 折から、自民党内は田中派、大平派の主流派と、福田(赳夫)派、三木(武夫)派ら反主流派との対立が収まらず、それを引きずる中で史上初の衆参ダブル選挙に突入していた。大平はそうした心労、遊説などの強行軍も手伝ってか、選挙戦のさなかに入院を余儀なくされていた。 大平はまた、選挙後の政権基盤をどうするかでも頭を抱えていた。党内融和に努める一方で、選挙結果によっては野党との連携も含めた政界再編の必要性も出てくるかもしれない。政局の分析、にらみが抜群の田中角栄が、そのあたりをどう判断するか、話し合ってみたかった。この衆参ダブル選挙という選択も、田中の「これで行けば必ず勝てる」との強い進言を受け入れたものだったのだ。 その頃、一方の田中は、田中派議員の応援要請で全国を遊説中であった。6月11日、折から自らの選挙区の新潟にいた田中は、大平の病状が芳しくないとの連絡を受け、長岡から予約していた特急「とき」(その頃はまだ上越新幹線は工事中だった)をキャンセル、急きょヘリコプターをチャーターして東京に舞い戻った。ところが、虎の門病院前は大勢の報道陣が張っており、こうした中で田中が来れば大混乱は必至、ために田中は翌早朝に見舞うことにした。 しかし、日をまたいだ深夜、大平の容体は急変し、午前5時54分、心筋梗塞によって逝去した。その一報を目白の自宅で受けた田中は、「呆然と立ちつくし、虚空をにらんではらはらと涙を流した」(『殉職総理』杉田望・大和書房)そうである。その後、大平の遺体と向かい合った田中は、ただ号泣するのみだったとされている。 それから10日後となる6月22日の投開票日、自民党は衆参とも圧勝した。自民党本部には大平総裁の遺影が掲げられ、そのもとで候補者の名前の上に次々と赤いバラが咲き始めた。結果は、衆院が追加公認を含めて286議席、半数改選の参院が69議席を獲得、これにて与野党の伯仲状態は解消された。 自民党の勝利、政局の安定を取り戻したのは、ここでは大平の死との引き替えの「弔い合戦」ではあったが、衆参ダブル選挙を選択させた田中の炯眼ぶりも、また光った。 大平の生前、田中は親しみを込めてこんな“大平評”を口にしていた。「あいつは、政治家というより宗教家だ。俺は現実的な政治家だが、あいつは哲学が先にくるんだ。しかし、“讃岐のヌカ漬”と同じで、噛んでいると甘みが出てくる。俺より本を読むからな。どうしてもあいつには甘くなってしまう」 一方の大平は、「角さんは凄い。努力家で、誰もかなわない鬼才の人だ」と言っていた。年齢は田中より8歳年上だが、「兄貴」と呼ぶこともあった。田中は強大無比の人脈で知られていたが、大平以上に心を許した政界人はいなかった。大平を生涯の「盟友」として、向き合ったのだった。★似た生いたちの二人 世に生涯の「盟友」と呼べる友人がいることは、これ以上、人生を豊かにしてくれることはない。しかし、いくら親しい友人であっても、「盟友」関係まで行くことはなかなか難しいものである。その条件が、二つほどある。 一つは、互いの生いたち環境が似ていること。二つは、人物として自分にはない、尊敬できる部分があるということである。後者の「尊敬」という部分では、前述した互いの評価の中でうかがうことができるが、前者については、次のような“共通点”があった。 大平は香川県の農家の生まれだが、6人の兄弟姉妹もあって苦しい家計の中で育った。つまり「讃岐の貧農の息子」である大平と、「越後(新潟県)の馬喰の息子」である田中は、共に努力で世に出てきた。 また、田中は最愛の長男であった正法が5歳で病没して悲嘆に暮れたが、大平もまた長男・正樹を26歳のまだこれからというときに亡くしている。 正樹は大平と同様、クリスチャンの洗礼を受け、慶應義塾大学法学部を卒業した。その後、神崎製紙に勤めたが、世界の見聞を広めるために一人で海外を回っていた。これは、やがて父親の「後継」との含みもあったようだが、オーストリアのウィーンで突然の歩行困難となった。診断結果は難病のベーチェット病で、2年近くの闘病生活の末に亡くなった。 大平の落胆ぶりは大きく、その後の文章にも「(正樹は)何物にも変えられない私の全部に近い存在」「生涯最大の悲しみ」と記し、多磨霊園の墓碑銘に「パウロ・ミキ大平正樹。父であり友である大平正芳書」とも刻んだのだった。 昭和27年10月、田中が吉田(茂)自由党から衆院3回目の当選を果たしたとき、池田勇人蔵相の秘書官だった大平が、同じ自由党から初当選を飾った。議員会館が同じになり、ここから以後、肝胆相照らす「盟友」関係が始まることになった。(本文中敬称略/この項つづく)***************************************【著者】=早大卒。永田町取材50年のベテラン政治評論家。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書に『愛蔵版 角栄一代』(セブン&アイ出版)、『高度経済成長に挑んだ男たち』(ビジネス社)、『21世紀リーダー候補の真贋』(読売新聞社)など多数。
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社会 2020年06月14日 22時30分
消えた生首……『福岡美容師バラバラ殺人事件』【背筋も凍る!女の事件簿】
オウム真理教による松本サリン事件などが発生した1994(平成6)年。九州で世にも恐ろしいバラバラ殺人事件が発生した。 3月3日、熊本県内のパーキングエリアのごみ収集場から黒いビニール袋にくるまれた人間の左腕が発見された。 さらにその1時間後、福岡県内のパーキングエリアのごみ収集場から今度は右腕が。さらに翌日の4日にはJR熊本駅のコインロッカーから女性の胸部と腰部が見つかった。 照合の結果、これらは同一人物のものであり、4日には「熊本県内でバラバラ遺体発見」と全国的なニュースになった。 >>ショッピングビルで幻覚を見た少女が店員を刺殺!【背筋も凍る!女の事件簿】<< 遺体は身体的特徴から女性と判明。だが、その乳房は刃物でえぐられていたほか、損傷が激しく見るも無残な姿であった。 遺体の主は福岡県内の美容室に勤める当時30歳の女性Aさん(仮名)。若く美容室でも人気の女性だったことから、当時警察は殺した動機、人物を「痴情のもつれ」「異常な性癖を持つ男性」として捜査を進めていた。 しかし、遺体発見から約10日が経過した3月15日、意外な人物が犯人として逮捕された。 逮捕されたのは女B(当時38歳)で、殺されたAさんの同僚であった。 Bは自身の勤めている美容室でオーナーの男性と不倫をしていたのだが、ある日、ある出来事から新人のAさんがオーナーと肉体的関係を持っているのではと邪推した。 嫉妬に狂ったBは事務所でAさんを包丁で刺し、殺害。遺体を処理するため、ノコギリを使ってAさんの遺体を3時間かけてバラバラにし、スーツケースの中に入れて持ち運んだ。 そしてBはレンタカーを借りて走行距離400キロをかけて、バラバラの遺体を捨てて回った。しかし、こんなに雑な死体遺棄がバレないはずはなく、逮捕となったのだ。Bは懲役16年の判決が下された。しかし、遺体のほとんどは発見されたもののA子の首だけはとうとう発見されず、どうやらゴミ収集車に回収されたようだ。 なお、Bは服役中の1996年に自らの手記を出版している。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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社会 2020年06月14日 18時00分
蝶野正洋の黒の履歴書 ★緊急事態宣言解除と自粛警察
緊急事態宣言が解除されて、ようやく街に人が戻ってきたな。でも、以前のような状態に戻るには、まだまだ時間がかかりそうだ。 新型コロナウイルスそのものがなくなったわけではないし、第2波がくる可能性も高い。ワクチンなどの治療法が確立されるとか、集団免疫が獲得できたとかの目処が付かないと、本当の解除にはならないと思う。 だから引き続き、衛生に対する意識は高く持って、免疫力を高めるような生活を心がけていきたい。 まず、しっかり睡眠を取って基礎体力を保つ。あとは栄養を取って、適度に体を動かす。要は健康管理。体力づくりの基本だよね。そう言ってる俺も、自粛期間中は家で夜ふかしするようになって、昼夜が逆転してしまった。生活リズムが乱れてしまったから、ここから戻していこうと思っているよ。 夏の甲子園も中止になってしまった。観客を入れたスポーツイベントは段階的に許可されていくようだけど、大人数で応援しながら観戦するというにはまだ先の話だね。特にプロレスは、観客の3密を回避するだけじゃなくて、選手同士も密接してしまうから、よりハードルが高い。試合だけじゃなく練習をするときの道場やジムの3密にも気をつけなくちゃいけない。 俺が通っていたスポーツジムでも、コロナの陽性反応が出た方が利用していたことが分かって、閉鎖になっていた。コロナウイルスの感染が判明したのは数週間後だから、その間にもジムに通っていた人はどうすればいいんだってことになる。今後はジムの運営側は感染対策だけでなく、すべての利用者の経路や記録を徹底的に取っておかないといけなくなると思う。 テレビの撮影現場なんかも少しづつ元に戻ってるけど、みんなでスタジオに集まって収録するときは、スタッフも含めて非常に気を使っている。 やっぱり、そこで感染者が出たらその番組だけじゃなくて、テレビ局全体を封鎖しなきゃいけない。世間からの批判もすごいだろうからね。そのダメージというのは、ある意味コロナそのものよりも大きい。 飲食店も世間からの批判を恐れてるよね。「自粛警察」っていう言われ方をしてるみたいだけど、休業期間中に営業してる店に苦情の電話を入れたり、他県からきた車にキズをつけたりする人たちがいて、様々な被害が報告されている。 みんな自粛しているのに許せないという同調意識が元にあるんだろうけど、クレームを入れる側は自分たちに正義があると思っているから、容赦なく叩く。 でも、自粛期間中の営業時間内を守り、消毒の徹底や3密を避けるといったコロナ対策をやっている限りは、文句を言われる筋合いはないんだよ。 政府が配布した「アベノマスク」だって、文句言う人はいっぱいいたけど、あれをありがたいと思っている人もたくさんいるはず。この前、長州(力)さんと対談したとき、サイズの合ってないアベノマスクを着けてきたから思わず笑ってしまったけど、しっかりと活用していたしね。 どこにでも文句を言う人はいる。「自粛警察」なんていうと怖い集団のように感じるけど、実際にはほんの数人が騒いでるだけだろうね。***************************************1963年シアトル生まれ。1984年に新日本プロレスに入団。トップレスラーとして活躍し、2010年に退団。現在はリング以外にもテレビ、イベントなど、多方面で活躍。『ガキの使い大晦日スペシャル』では欠かせない存在。
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社会 2020年06月14日 07時00分
やくみつるの「シネマ小言主義」 恣意的に仕組まれた「法令」の空恐ろしさ『コリーニ事件』
2014年の本屋大賞「翻訳小説部門」で2位になるなど日本でも大きな話題となり、世界的ベストセラーになったドイツの法廷ものミステリーが原作。さすがに、面白かったです。 国が違えば、法廷の様子が異なるところも興味深い点です。もちろん、セットの演出もあるのでしょうが、内装がポップというかカジュアルな印象で、まるで、どこかのオフィスの大会議室のようです。 そして、弁護士こそ黒ガウンを羽織っていますが、裁判官も陪審員も平服で仰々しい感じではありません。ましてや、被告を法廷まで誘導する刑務官も背広姿。 いったいなんでだろう…と考えていて、ふと気付いたのが、ドイツ人には制服アレルギーがあるんじゃないかということ。メルケル首相もいつも普通のおばちゃんみたいな格好をされていますし、ドイツ人は「制服」=「ナチス」の記憶として、生理的に拒否ってるのではないかと思うわけです。ナチスへの根深い嫌悪感があるからこそ、ナチスを主題にした映画が呆れるほど、繰り返し作られるのでしょう。 さて、この映画で新しく知ったのが、ドイツの刑法では殺人を犯した場合、「謀殺」と「故殺」とに区別されていること。「誰かの命令で殺人を幇助しただけ」の人は「故殺」とされ、刑期も時効もかなり軽減されます。 どんなに残虐な殺し方をしても「故殺」と判断されれば罪は軽く、しかも、たった15年で時効となるわけですから、被害者は納得いかないですよね。 本作が妙にタイムリーに感じたのは、ナチス時代の犯罪に関与しながら「故殺」扱いのため、時効を迎えて追及を免れた元国家公安本部員たちを守ったのは、一見、無害そうな法令にシレッと挟み込まれた一文によるものだったらしいこと。今、我が国で問題となっている官邸が、検察を含む官僚の人事権を握る法案を無理やりにも採決しようとした一件と、どこか重なります。 今回は、まさかの黒川前検事長の「賭けマージャン」の発覚であっけなく先送りされたからいいようなものの、今までも素人にはよく分からない法案が次々と通されていたようで、空恐ろしい気もします。 いっそ、「小口の賭けマージャンはOK」という法案をパッと通してしまえば、逆に国民の支持を得られるかも。緊急事態宣言の最中に“何やってたんだ”という点に非難が集中しているのは、小額でも金銭を賭けずにマージャンに興じる人が、実はほとんどいないからでしょう。法改正するなら、“そこだろ”と思う次第です。_______画像提供元_:(c)2019 Constantin Film Produktion GmbHコリーニ事件----------------------------■監督/マルコ・クロイツパイントナー 出演/エリアス・ムバレク、アレクサンドラ・マリア・ララ、ハイナー・ラウターバッハ、フランコ・ネロ 配給/クロックワークス 6月12日(金)新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開。■ドイツで30年以上、模範的市民として暮らしてきた67歳のイタリア人コリーニ(フランコ・ネロ)が、ベルリンのホテルで経済界の大物実業家を殺害。この事件の国選弁護人に、新米弁護士のカスパー・ライネン(エリアス・ムバレク)が任命される。被害者はライネンの少年時代からの恩人。コリーニは殺害の動機を語ろうとしなかったが、調査を続ける中で、自身の過去やドイツ司法にまつわるスキャンダルが浮かび上がる。***************************************やくみつる:漫画家。新聞・雑誌に数多くの連載を持つ他、TV等のコメンテーターとしてもマルチに活躍。
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