社会
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社会 2020年06月28日 18時00分
蝶野正洋の黒の履歴書 ★賭け麻雀発覚は安倍政権の“役人潰し”
「賭け麻雀」で黒川弘務さんが検事長を辞職したことについて、俺なりの意見を言わせてもらうよ。 事の流れを整理すると、まず今年の1月末に前例のない定年延長が閣議決定され、黒川検事長が勤務を継続することになった。それを受けて、公務員が65歳まで定年を延長できることなどを盛り込んだ検察庁法改正案が3月に国会に提出されたんだけど、野党や国民からの猛批判にあって政府与党が成立を断念。そして、新型コロナで自粛期間中だった5月に、その黒川さんが新聞記者と3密の賭け麻雀をやっていたことが発覚。黒川さんは辞任となり、検察庁法改正案も廃案になった。 この一連の出来事で俺が引っ掛かったのが、安倍政権の「公務員定年延長」のカードの出し方と、その時期だよ。こんな画に描いたような展開になるってことは、最初から政権側が黒川さんを辞任に追い込んで、改正案を廃案にさせたかったんじゃないかな。 官僚は「実務と実績」、政治家は「選挙と政策」を重要視していて、政治家と官僚はコインの表裏の関係なんだよ。俺は公務員の定年を延長すること自体は必要だと思う。消防や警察も含めて現場は人が足りていないし、管理職も増やさないといけないしね。だけど、政治家としては官僚の権力を大きくするとコントロールが効かなくなる。地方なんてもっとそうで、役人の力が強いから誰が知事になっても思うように改革できなかったりする。行政というのは変革を極端に嫌う。主張せず、問題を起こさず、上から降りてきた案件を前と同じやりかたのバトンリレー形式で次に渡すだけ。 ただ、保守的な行政のことも理解はできる。会社なら株主選出の役員(政治家)に振り回され、業績や利益が下回った負債処理のツケは社員に回る。政治家は支持を失ったら辞職で責任を取るが、負債業務を弁済する義務はないから、やり逃げだ。官僚はもちろん、政治家も、任期を穏便に終えたいのが本音だろうね。 政治家は市民が選んだ代表だけども、お役人さんはただのエリート。だから自分たちを保守することしか考えない。役所の手続きなんかもITを駆使すれば簡略化できて人も減らせるのに、なかなか進まない。「改革」が役割の政治家と、保守的役割の行政は相反するんだよ。やっぱり職を確保したいという、役人ファーストのシステムになってる。安倍さんはそこを崩したかったんじゃないかと思う。 ただ、役人を潰すためには、政治家にはもっと先にやるべきことがある。日本の戦後は、表社会も闇のシステムから復興している。政治の汚職なんかも今とは比べものにならないぐらいあったしな。ようやく社会がコンプライアンスを取り入れて、そういうこともなくなってきた。ただ、エリート官僚軍団VS野心家政治家軍団、遅れを取っているのは政治家の方だな。今回の仕掛けは、危機感を持つ政界が、官僚>政治家という図式を逆転させたい一手だと思うけど、まずは政治家が変革しないとエリート官僚軍団には勝てないよ。 しかし、公務員改正の引き延ばしが「テンピン麻雀」とは、コスパがよすぎる。やってる事は、俺が経験した平成の新日本プロレスの経営と、同じレベルの騙し合いだ。***************************************1963年シアトル生まれ。1984年に新日本プロレスに入団。トップレスラーとして活躍し、2010年に退団。現在はリング以外にもテレビ、イベントなど、多方面で活躍。『ガキの使い大晦日スペシャル』では欠かせない存在。
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社会 2020年06月28日 12時00分
安倍vs検察 河井前法相夫婦逮捕「次の一手」頂上作戦
「検察の最終ターゲットは安倍官邸」 6月18日、河井克行前法相夫妻を逮捕したのは、東京地検特捜部と広島地検の最強検察混成チームだ。この大捕り物劇に、検察庁内部では「ひと段落の空気」が流れていいはずなのに、周辺は、いまだピリピリとした雰囲気に包まれたままだ。その理由として、司法記者から漏れ出した言葉が冒頭の指摘だ。 河井夫妻の逮捕容疑は昨年の参院選での広島選挙区をめぐっての買収。定数2の同選挙区は長年、自民党と野党が議席を棲み分けてきた。自民党には岸田派の重鎮である溝手顕正・元国家公安委員会委員長が在籍、続投を目指していた。そこに弓を引いたのが自民党2人目の新人候補、河井案里容疑者だった。 自民党広島県連の猛反対を押し切り、党本部推薦で案里容疑者は立候補。自民党は互いの票を食い合う血で血を洗う仁義なき戦いとなった。結果、当選したのは無所属の野党推薦候補と案里容疑者で溝手氏は落選の憂き目に。死闘を繰り広げた選挙で河井陣営がなりふり構わず展開したのが、買収作戦だったのだ。「逮捕容疑の買収総額は約2570万円という驚きの現ナマ、札束攻勢。主導的役割を果たしたのは、夫の克行容疑者だったと見られている。すでに検察は河井夫妻から選挙の詳細を記したスマホを押収し、解明を進め、買収を仕掛けられた側の供述も得た。つまり、公職選挙法違反容疑の証拠は十分で、本来、在宅起訴でも済む話だ。ところが、検察は身柄を取った。証拠隠滅や案里容疑者の自殺を恐れたようです。見方を変えれば、事件はまだ入口で、出口が別にあるということ。出口として囁かれているのが安倍官邸周辺ですよ」(司法担当記者) 元検察関係者が続ける。「問題は自民党からの巨額選挙資金1億5000万円だ。通常、選挙で自民党からの支給相場は1500万円だから10倍にもなる。同じ広島選挙区で自民党公認候補の溝手氏への支給も1500万円だった。河井陣営にだけ、誰がどんな目的で莫大なカネを流したのか、いまだに全く解明されていない。その解明が第1。自民党内では『1億5000万円という多額の現金を指示、準備できるのは総裁か幹事長のどちらか』と言われている」 買収資金の原資は、党資金である1億5000万円の疑いが強い。というのも、案里容疑者の出馬表明は昨年3月で参院選挙は昨年7月。選挙で事務所費、印刷代で1億5000万円もの資金は必要ないからだ。「実際、案里事務所が選挙後、広島県選挙管理委員会に提出した選挙収支報告の支出額は約2690万円。案里容疑者は週刊文春の取材に『1億5000万円は印刷代、ポスティング費用等で消えた』と答えているが、そんな話は誰も信じていない。検察の調べで買収総額は約2600万円だから、その原資はどう見ても党資金だ。しかし、選挙収支報告と買収額を合わせても、まだ数千万円の使途が見えない。1億5000万円から大物政治家に金が流れていないかの解明が第2」(同) 全国紙遊軍記者の話。「自民党の下野時代、溝手氏は安倍元首相(当時)を『過去の人』などと悪口を言い続けた。その溝手氏への刺客として、安倍首相が案里容疑者を送り込んだのが広島選挙区の背景です。参院選挙期間中の昨年7月14日、安倍首相自ら案里容疑者の広島市内での街頭演説に駆け付けた。さらに、安倍選挙区(山口4区)の“国家老”配川博之筆頭秘書をトップに、表も裏も知り尽くす元柔道家の畑村剛秘書ら合わせて4人の有能な秘書を案里陣営に派遣している。秘書の派遣は『自らの指示』と6月の会見で安倍首相も認めています」 安倍首相を陰に陽に支える大物秘書らがわざわざ出張って来たことで、案里容疑者に肩入れした広島の地元有力者は多い。「自民党からの1億5000万円に、安倍秘書らが全くノータッチだったのかも、今後の大きな捜査のポイントとなる。また、秘書らは安倍後援会が国会で火ダルマになった『桜を見る会』疑惑でも氏名が取り沙汰された」(同) 河井前法相夫妻の逮捕は、6月17日の国会閉会後。検察内部では、一時、国会開会中に議員逮捕の許しを得る許諾請求のもと、早く身柄を抑える方法を模索したという。「許諾請求するには、検察の手の内を国会に明かさないと許諾されない。それを嫌った検察は国会閉会後の逮捕を選択した。それだけ安倍政権の動きを警戒しており、官邸周辺がターゲットという憶測が飛ぶのです」(前出・元検察関係者) 安倍官邸は河井夫婦事件の捜査の最中、検察をけん制するかのように検事総長など幹部人事を法改正で牛耳ることを狙ったが、目論見は世論の猛反発で断念。逆に、検察サイドの闘志に火をつけた。「一時、検察は夫妻在宅起訴で一件落着の方向だった。だが、検察人事騒動を機に『桜を見る会』も含め、安倍官邸とガチンコ対決の肚を括ったようです。さらに、検察は綻びが見え始めた安倍首相が随所で弱気になりつつあるという情報も把握している」(同) 検察が怒濤の攻勢に出そうな裏では、表向き容疑を否認しているとされる河井夫婦の完落ち(全面自供)説もある。 自民党総裁室へ捜査のメスは入るのか。安倍VS検察抗争は熾烈を極める。
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社会 2020年06月28日 07時00分
やくみつるの「シネマ小言主義」 “脱がない”ランボーの最後の血戦『ランボー ラスト・ブラッド』
実はランボーシリーズを見るのは初めてです。もちろん、ベトナム帰還兵でゲリラ戦のエキスパートという人物像は掴んでいましたが、この最終章を見て最初に思ったのは、「脱がないんだ…」。 もちろん、本作でも悪の組織を次々とぶっ倒していくので肉体的には衰えていないはずですが、「脱がない」ところにスタローンなりの演技プランがあるのかもしれません。 隠しきれない老いの悲哀、疑似家族をみつめる柔和な表情は、おそらく前作までにはないものでしょう。それが、ひとたび怒りの導火線に火が着くと、めちゃめちゃに暴れる。この落差の大きさは、変身ヒーローみたいなもんですよね。 そして、今まで世界各地の戦いで体を張ってきたランボーも、ついに「頭脳戦」へと突入します。故郷アリゾナの牧場に、まるで余生の趣味のように1人、コツコツとトンネルを掘り進め、巨大な地下要塞をこしらえていたのです。 この地下要塞に圧巻の仕掛けが仕込まれていたことで、意外にランボーは理工系だったことが分かります。 作る工程は早回しでしか見られませんが、いったいどうやって作るのかに焦点を当てても面白かったかも。もし、何が飛び出してくるのか分からない「ラストブラッドおばけ屋敷」をランボーにプロデュースさせたら、流行ること間違いなし、なんて考えて見ていました。 ランボーシリーズは男がカタルシスを感じる最たるもの。自分のような体格に恵まれず、言い負かすほどの弁も立たない、なのに正義感だけはある野郎は、デカいやつとか、力の強そうなやつに本気で憧れるんですよねぇ。もし、あの体格と力があって、街の用心棒的にチンピラどもをボコボコにできたら、どんなにか…と思わずにはいられないのです。 それにしても、ロッキーにランボーと、役者としての生涯を捧げられる壮大なキャラクターを2つも確立できるとは、いやはやすごいことです。 スタローンには90年代後半に来日された時、ワイドショーの映画コーナーでインタビューさせてもらいました。怖そうという先入観があったのですが、今作の田舎暮らしのランボーを思わせる柔和な表情でした。どのタイミングでサインをもらうかばかり考えていたので、ホッとしたのを覚えています。 あれから約20年、御歳72歳ですが、現役感バリバリ。そこはお相撲さんとは違いますね。力士はその年齢になると、今なら私でも勝てるなと思うくらい総じて足腰ヨタヨタですから。________画像提供元_:(c)2019 RAMBO V PRODUCTIONS, INC.ランボー ラスト・ブラッド----------------------------■監督/エイドリアン・グランバーグ 出演/シルベスター・スタローン、パス・ベガ、セルヒオ・ペリス=メンチェータ、アドリアナ・バラーサ、イヴェット・モンレアル、オスカル・ハエナダ 配給/ギャガ 6月26日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー。■グリーンベレーの戦闘エリートとして活躍し、いまだベトナム戦争の悪夢にさいなまれていたジョン・ランボー(シルベスター・スタローン)。数々の戦いを終えたランボーは、故郷のアリゾナに戻り、古い友人のマリアとその孫娘ガブリエラとともに牧場で平穏な毎日を送っていた。そんなある日、ガブリエラがメキシコの人身売買カルテルに誘拐されたことで事態は急変。愛するガブリエラを救うため、グリーンベレーで培ってきた超人的な戦闘技術を総動員し、戦いの準備をスタートさせる。***************************************漫画家。新聞・雑誌に数多くの連載を持つ他、TV等のコメンテーターとしてもマルチに活躍。
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社会 2020年06月28日 06時00分
本好きのリビドー
◎悦楽の1冊『振仮名の歴史』今野真二 岩波現代文庫 1040円(本体価格)★振仮名が日本語表現に与えた豊かさ 文化と書いて「ハニカミ」とルビを振る。こう云ったのは太宰治だが、同じ昭和の昔、谷崎潤一郎が歌舞伎の演目に苦言を呈した一幕があったとか。 他ならぬ作品の題名のことで、たとえば「義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)」は表記そのまま素直に読めるタイトルだから構わないが、やれ「盟三五大切(かみかけてさんごだいせつ)」だの「色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)」だのとなるととてもルビなしでは判読できない。それはいかがなものかとの疑念だがひとまずさておき。まさに日本語の文字表現としての独自性を象徴する振仮名=ルビ(なぜこう呼ばれるかも文中で明らかに)が果たしてきた機能を歴史を遡って多角的に紐解くのが本書。 単に読み方や発音を指示するのみでなく、一つの言葉に多様性と彩りを与え、かすかなニュアンス、語感の違いを伝えると共に、外国語の場合はその翻訳的側面まで担ったのこそ振仮名だと説く議論は極めて納得がゆく。 またメッセージを発する側が受け手の側に“こう読んで欲しい”希望を意味するのも大事な役割で、確かに映画の題名でも「縄張(シマ)はもらった」「拳銃(コルト)は俺のパスポート」あるいは「私刑(リンチ)」などその典型例。アニメ化された人気漫画「聖闘士星矢(セイントセイヤ)」だって、「セイント星矢」ならファンにとっては雰囲気ぶち壊しだろう。ひと時代前の演歌の歌詞なら「女」を「ひと」と読ませ、「漢」と記して「おとこ」と読ませたがったもので、まこと切りがない。 本来輸入品である漢字自体にせよ、「峠」や「鮨」などの国字(和製漢字)が次々に生まれた伝統も、振仮名隆盛の背景にあったのではないか。でなくば「魚偏に○○と書いて何と読む?」という、おなじみの遊びはあり得ない。ちなみに「魚偏に69と書いて、アイナメ」これは高田文夫氏の大傑作。(居島一平/芸人)【昇天の1冊】 コロナによる自粛が生んだ副産物が、テレワーク。「tele=離れた所」「work=働く」を組み合わせた言葉で、自宅にいながら上司・同僚、取引先と会議や交渉をする。 ただしパソコンはいわずもがな、モニター、ヘッドホン、マイクなど最低限のツールは必要で、まずそこから揃えなければならない。オヤジ世代にとってはそこが第一歩。そんなテレワーク超ビギナー向けに分かりやすく解説してくれた1冊が『テレワーク大全』(日経BP社/2000円+税)だ。 今やテレワークに乗り遅れると会社の未来はないくらいに世間はあおり立てているが、同書の特徴はテレワークの欠点も説明しているところにある。生産性が下がったという意見が6割以上、自宅の模様がカメラに映ってしまいプライベートが丸分かりになってしまう、仕事とサボリの区別がつかない等々。 つまり、現時点でのデメリットも挙げつつ、今後はテレワークと出社とが並行せざるを得ない時代に入るのだから、今のうちに学んでおこうという主旨が読み取れるのだ。これならオヤジも理解できそうだ。 日本人の仕事が一気にテレワークにシフトするとは考えられないが、オヤジたちのITオンチぶりを「昭和脳」などと揶揄する風潮もある。時代に対応できるだけの情報は持っているべきだろう。それにしても、テレワークは「在宅勤務」という言葉でいいはず。何でも横文字を使えばいいってもんじゃない…と。これも昭和脳だろうか?(小林明/編集プロダクション『ディラナダチ』代表)【話題の1冊】著者インタビュー winpy-jijiiLife is Camp winpy-jijiiのキャンプスタイル 玄光社 1,600円(本体価格)★キャンプ場では自分が見本となる行動を――最初にキャンプを始めたきっかけは何だったのですか?じじい 高校1年生の時に友人がワンダーフォーゲル部でクラブ活動をしていて、私は他の部でしたが、その友人からクラブのザックを借り、中学時代からの仲間6人でキャンプをしたのがきっかけです。それからキャンプにハマってしまい、気が付けば、キャンプ歴は50年以上になってしまいました(笑)。 中でも好きなのはオートキャンプですね。リアーゲートのあるバンタイプやワゴンタイプの車ばかりを乗り継いできました。最近は登山やサイクリングなど、身体を使うアウトドアも楽しんでいます。――現在、YouTubeの動画チャンネル登録数は17万人を超えています。大人気になっていますね。じじい 最初はPCを買ってバイクの改造記録動画を自分のホームページで公開していました。その後、定年旅行でコンデジカメラのおまけ的な動画機能を使い始め、動画ならば楽しかった思い出が家族ですぐに見られることに気付き、YouTubeにアップするようになりました。 動画配信で心掛けているのは、同じ様なコンテンツでも見せ方を変えることですね。工作動画などはダラダラしないように、早回しやカット割りで進めています。また、工具は高価な特殊工具を使わずに、誰でも安価で購入できるモノを使うことを心掛けていますね。――最近はキャンプが大ブームになっています。使用する道具選びのコツを教えて下さい。じじい 今は情報時代なので、まずは気になるモノを徹底的にYouTubeの動画で確認するといいでしょう。性能・使いやすさ・コスパ・それ以外に紹介者がどんな気持ちでこの商品を買ったのかを読み取れば、ハズレのない道具選びになると思います。――ブームの裏で、キャンプ場のマナー違反が問題になっています。心構えなど注意点はありますか?じじい 最低限キャンプ場に書かれている注意事項は守って下さい。後はゴミの持ち帰りですね。「他人のふり見て我がふり直せ」ではなく、自分が周囲の見本となる行動を取ることです。キャンプ初心者の方は、始めから一気に道具を揃えなくても、少しずつ準備していけば大丈夫。 最初はできることは限られているでしょうが、その時にしかできない楽しみや風景があります。少しずつ経験を重ねていけば、最終的にはいろいろなことができるようになります。楽しみもどんどん増えていくと思いますよ。(聞き手/程原ケン)winpy-jijii昭和25年生まれ、大阪難波出身。チャンネル登録者数17万人超えの人気アウトドアYouTuber。定年後に同じくアウドドア好きな奥さんとの思い出を残したくてYouTubeを開設。ジジイとは思えぬおしゃれなセンスが大人気になっている。
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社会 2020年06月28日 06時00分
ロックダウン再開のドイツ、原因となった工場の劣悪な労働環境が現地で話題に
ドイツでは、新型コロナウイルスのロックダウンの規制が4月23日から徐々に緩和が解除され、5月初旬にはほとんどの州でレストランが再開。そして6月末までには全ての学校が再開されると発表されたが、その矢先の6月17日、ドイツ西部のノルトライン・ウェストファーレン州の食肉工場で、1000人以上が新型コロナウイルスに感染するクラスターが発生した。このクラスターによる感染者数はまだまだ増えると言われ、州は即座に外出を制限するなどの規制を再開。予断を許さない状況である。 >>評価は日本と正反対? 国内では批判も、ドイツから称賛を浴びた日本政府のコロナ対策とは<< しかし、現地で注目されているのは、新型コロナウイルスの感染拡大より、今回クラスターが起きた食肉工場の労働条件の悪さのようだ。現地の報道によると、労働者はルーマニアやブルガリアなど東欧からの労働者で、狭い部屋に10人ほどが閉じ込められ、そこに寝泊りして働かされていたという。衛生状態も悪く、「毎日奴隷のような生活をさせられていた」と証言する労働者もいるほどだ。 「ドイツでは、クラスターが起きたことより、労働条件の悪さがピックアップされ、報道されることの方が多いです。労働者が寝泊りしていた部屋の大きさは報道では具体的には明かされていませんが、2段ベッド4、5台が部屋いっぱいに敷き詰められるほどの大きさで、その中で生活している労働者の自分のプライベート空間はベッドのスペースのみだったという話も聞きました。人権侵害だと批判する人も多く、安価な商品の裏には安価で雇われている人がいることに目を向けるべきだという声が出ています。一部では、安価な製品の不買を訴えている人もいますね」(ドイツ在住日本人) こういった背景もあり、クラスターが発生した地域の人の多くが新型コロナウイルスの第2波を心配しているわけではなさそうだ。SNS上に上がった現地の人の声を見ると、「散歩は許されているけどそれもしたくない。外出が怖い」と警戒している人がいる一方で、「食肉工場での出来事なのにそれ以外の人も再び行動が制限されるなんておかしい」と、人ごとのように思う人もいる。新型コロナウイルスに対する警戒心が強い人とそうでない人の意識の差が大きく開いていることが分かる。 「心配している人はスーパーへの買い出しの回数を減らしたり、買ったものにも消毒をするなどかなり気を使っていますが、一度ロックダウンの規制が緩和したことで、気が緩んでいる人も多いです。同州では6月26日現在、3人以上で集まることは禁止されていますが、SNSを見るとこっそり集まってパーティーをしている人もいるようです」(前出・同) また、クラスターが発生していない地域はというと、対岸の火事という雰囲気があるという。ロックダウンが最初に緩和されてから1か月が経つが、緩和から1週間は道路などでも社会的距離を取る人が多かったが、今では人々はこれまで通りの距離感ですれ違い、レストランも賑わっている。 「いまだに警戒している人もいますが、全員で気をつけようというより、警戒している人が外に出なければいいという雰囲気です。夏の旅行の計画を立てている人も多いので、数か月後が心配になります。日本の方が慎重に行動している人が多い気がします」(前出・同) ドイツでは、新型コロナウイルスへの意識が薄れている人も多いが、再びクラスターが発生しないことを願うばかりだ。
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社会 2020年06月27日 19時00分
下着姿で白骨化していた秀才女子大学生、事件直前に目撃されたイタリア人男性の正体とは【未解決事件ファイル】
1999年5月3日、茨城県つくば市の山中で、当時19歳の女子大学生Aさんが仰向けになって死亡しているのを近くに住む男性が発見した。Aさんは大学に入学したばかりで、特に人間関係のトラブルは抱えていなかったという。しかし、謎の白人男性と連れ歩く姿が確認されたのを最後に行方が分からなくなっていた。一体彼女に何が起きたのか。 Aさんの姿が最後に確認されたのは同年4月10日の午後5時頃。同級生の女子学生が電話で「コンパに行かないか」とAさんを誘ったところ、「友人と食事に行くから、コンパには行けない」と断ったそうだ。この電話の直前に、Aさんが入寮していた学生宿舎付近で、白人男性と話をしているAさんが同級生に目撃されていた。これが最後の目撃証言となる。 >>下着を切り裂くも性的暴行はなく殺害 被害女性の状態から、犯人は子持ち女性との噂も【未解決事件ファイル】<< そして、失踪から約3週間後。茨城県つくば市高田の山中でAさんは遺体で発見された。司法解剖の結果、死因は窒息死であることが判明。死後2週間以上経過しており、頭部の一部は白骨化していたという。遺体発見当時、Aさんの遺体は下着と靴下のみの姿で、首にはAさんのキャミソールが巻き付けられていた。 失踪直前の状況から、最後にAさんと一緒にいた白人男性に注目が集まった。実は失踪の3日前、Aさんは友人らに「イタリア人から声をかけられた」と話していたという。また、複数の大学生が4月6日から9日にかけて、Aさんが学生宿舎付近で長身の白人男性と一緒にいるところを確認していた。 警察は、この白人男性に焦点を絞り捜査を開始。同級生や周辺住民への聞き込みを行い、身元の割り出しに努めた。当時、大学周辺では女子大生が外国人に声をかけられるというケースが頻出しており、容疑者の割り出しはそう難しくないものと思われた。 しかし、捜査は難航。警察は、つくば市内に在住する全てのイタリア人男性に対して事情聴取を行ったが、その全員にアリバイが確認され事件とは無関係であることが判明したのだ。他に考えられるのは、不法滞在や短期滞在の外国人だったが、その全てを調べ上げることは難しく、捜査は行き詰まってしまう。警察は捜査範囲を拡大し、事件に関するチラシの配布などを継続的に行ったが、結局犯人に繋がる手がかりを見つけることはできなかった。 警察の事情聴取を受けたギリシャ人男性が、直後に留学を打ち切って帰国するという不可解な出来事も起きていたが、事件に関与したという証拠は見つかっていない。 遺体が発見された現場は、筑波大学からおよそ30分程度の場所にある。日中でも人通りが少なく、地元に住む人間しか来ない場所だという。つくば市は学園都市ということもあり、外国からの留学生が多い地域だ。数年間日本に滞在する外国人も少なくない。犯人は土地勘のある人物ではないかと言われているが、一体何者だったのだろうか。
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社会 2020年06月27日 18時00分
釣れた魚と旨い酒!日本全国釣り行脚 京都府宇治市・宇治川産ギギ
そろそろ梅雨の季節になりますが、たまの晴れ間もジメジメ&ムシムシと暑くて、日中はついつい出不精になってしまいます。 涼しい喫茶店でアイスコーヒーでもすすりながら、漫画を読むなんてのが楽しいものです。 そして、日が落ちたところで夕涼みがてらに釣りに出かける。これがいいじゃないですか。 とは言っても、海まで出かけるのはちと面倒ですから、近くの川へ出かけるわけです。これが意外にもバカにできず、環境のよい川ならコイやナマズ、ウナギやブラックバスなど五目釣りが楽しめます。水質次第ではありますが、もちろん釣果を食べることも可能です。 今回、そんな淡水の釣りを京都府を流れる宇治川で楽しんできました。 淡水魚の宝庫でもある琵琶湖から流れ出るこの川は、魚種が豊富なことに加えて水質もまずまず。特にブラックバスは50センチ級の実績があり、大物が期待できます。 まだ明るい夕方前の川原に着くと、水量はやや多い感じです。近くにある電光掲示板に、すぐ上流に位置する天ヶ瀬ダムからの放水量が表示されていましたが、量としては特別多いわけではなさそう。水色もまだ青みが残っていますから、望みはありそうです。 平等院の表参道を歩き、適当なところで川っぺりに出て支度にかかります。足元がやや不安になる石積み式ではありますが、観光地らしく護岸化されており、どこからでも竿が出せそうです。竿掛け用の三脚を立て、ハリにミミズを付けた竿を3本投げ込みます。 滔々と流れる宇治川の流れは押しが強く、投げ入れた仕掛けはサーッと流されていきますが、これは想定内。流れのやや上へと投げ入れ、仕掛けが止まった所でアタリを待ちます。 とは言っても、あまり遠くに投げると仕掛けがまったく止まらないので、近場限定です。まぁ、日が暮れて真っ暗になれば、浅場にも魚は回ってくるものですからねぇ。 それにしても夕暮時の宇治川の畔は心地よく、鉄橋を渡る電車の音が時折聞こえてくる瞬間などは、何とも郷愁があります。「日没まで、のんびり待ちますかねぇ〜」 そんな心持ちで暮れなずむ景色を楽しんでいると、突如「ガシャンッ!」という激しい音とともに三脚が倒れ、1本の竿がすっ飛びました。何事や!?★宇治川侮り難し立て続けに魚信! 落水して青い水に吸い込まれていく三脚を目の端で追いつつ、慌てて竿を手にします。ただ、すでに糸が切れていて、正体は不明のまま。日没前に来るとは…。 いや〜、油断しました。気を引き締めつつ、リールのドラグ(強く引かれると糸が出る機能)を緩めて、再び待ちます。 それにしても、一瞬で三脚をなぎ倒し、糸をぶった切って行く大物がいるのですから、やはり宇治川は侮れません。 やがて完全に日は落ち、辺りは真っ暗になりました。「さあ、ここからが時合やで! 大物のアタリよ再び…」 そう意気込んで竿先に付けた化学発光体を注視していると、「ミミンッ!」と揺れたような気が…。先ほどの大アタリを逃した後だけに、竿に張り付きます。「ミンッ! ミミンッ!」 およよ、もうすでに掛かっているのかしら? 小刻みに揺れる反応は間違いなく魚信ですが、糸が引き出されることはなく、いい加減待ったあたりで竿を手にして煽ると「クンクンッ」と反応が伝わります。適度な重たさを感じながら巻き上げると、ギギが掛かっておりました。 このエリアの川の夜釣りでは定番魚であり、もちろん食べられます。25センチほどとギギとしては良型ですが、先ほど大バラシをした後だけに、拍子抜けな感も否めません。 とは言え、とりあえずは1尾目ということで血抜きを施して、クーラーへ仕舞ったのでありました。★素朴な味わいで優秀な酒の肴に ギギは、琵琶湖周辺や京都あたりでは昔から食用とされていた魚なのですが、一般的にはマイナー魚の部類に入ります。まだ交通が未発達であった時代に、海から離れた地域の人々にとっては、貴重なタンパク源だったのでしょう。 そんなギギで蒲焼きを作ります。脂乗りこそ今ひとつでしたが、川魚独特のクセの中に、うっすらと旨味が感じられます。素朴ながらも個性的な味わいで、これはこれで旨いのです。 そして、三増酒の名残を残す安酒が、これまた素朴で丁度よい塩梅です。 ブラックバスのような派手さもなく、釣りの本命魚としては扱われないギギ。 場所によっては高確率で釣れて美味しいのですから、夕涼みがてらの“肴釣り”にはもってこいなのであります。***************************************三橋雅彦(みつはしまさひこ)子供の頃から釣り好きで“釣り一筋”の青春時代をすごす。当然の如く魚関係の仕事に就き、海釣り専門誌の常連筆者も務めたほどの釣りisマイライフな人。好色。
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社会 2020年06月27日 06時00分
お尻からウナギを挿入した男性、手術で無事摘出されるも「本当に便秘解消のため?」と疑う声
男女問わず、便秘で悩む人は少なくない。多くの新聞や雑誌で便秘解消方法が紹介されているが、海外では驚くような方法で便秘を解消しようとした人がいる。 海外ニュースサイト『Daily Mail』および『Global Times』は、中国・広東省に住む男性のお腹の中から、ウナギが丸ごと見つかり、無事摘出されたと6月22日までに報じた。 >>妊娠に気付かず自宅のトイレで出産した女性、妊娠検査薬を3度試すも陰性だった<< 記事によると、50代の男性は長年、便秘に悩んでいたという。男性は、ウナギが腸の動きを活発にしてくれると誰かから聞いて、本当に生きたウナギをお尻から挿入したそうだ。便秘は解消するどころか、お腹の痛みが日に日に増し、腹部が膨張したという。ウナギ挿入から5日後、男性は病院に駆け込んだという。担当の医師によると、当初男性は腹痛を訴えただけで、詳細は語らなかったようだ。患部のレントゲン撮影と内視鏡検査の結果、男性の腹部にウナギがいることが判明。ウナギは男性の腸を食い破って腹腔内に留まっていたという。周辺の組織がひどい細菌感染を起こして腫れ上がっており、男性は敗血症を起こしていた。すでに命も危険な状態であったという。 すぐに緊急手術が行われ、男性のお腹から40cmものウナギが摘出された。ウナギは既に死んでいたという。手術が終わった後、男性は担当した医師に「お尻からウナギを挿入」したことを告白したそうだ。男性は3日間入院した後、無事退院したという。 このニュースが世界に広がると、ネット上では「生きたウナギを尻から入れるなんて、考えただけでも気持ち悪い」「ウナギが腸を活性化すると聞いたら、普通に食べないか? 尻から入れる発想はないな」「便秘解消なら下剤を使うでしょ」「便秘解消? 実際は違う目的でウナギを使ったな」「これ、自慰行為中に誤って入っちゃった系だよね」「こんなの報道すべきではない。そっとしといてあげて」「ウナギがかわいそう。これも動物虐待」「医者に無駄な手術をさせないで!」などさまざまな声が挙がった。 海外には、便秘解消のために異物をお尻から挿入した人が他にもいる。 海外ニュースサイト『The Irish Sun』は2018年6月4日、中国のとある都市で、男性のお腹から巨大なナスが丸ごと見つかり、摘出手術を行ったと報じた。 同記事によると、50代の男性は、2日間お通じが来ておらず、お腹が痛かったという。男性は、便秘を解消したい一心で、ナスをお尻から挿入したそうだ。ナスは腸の動きを活発化する下剤の役割を果たすと、男性は信じていたという。しかし、お腹の状態は改善せず、吐き気とめまいに襲われ、お腹の痛みはさらに増していった。ナス挿入から2日後、男性は病院へ行くことを決意したという。 患部のレントゲン撮影を行ったところ、医師らは男性の腹部に巨大なナスがあることを確認。ナスは腸を伝ってかなり上部まで達しており、心臓近くに迫っていたという。すぐさま緊急手術が行われ、30cmものナスが摘出されたという。患部組織の炎症に加え、ナスは肺まで達しており、男性は肺炎も発症していたそうだ。男性は手術後、順調に回復しているという。 便秘になると辛くて苦しいものだ。異物を入れるなど自己解決しようとせずに、まずは病院へ行って医師に相談するのが、便秘解消の近道であることは間違いない。記事内の引用についてChinese man has his colon torn apart by a 16-inch live eel after sticking it into his rear to 'treat his constipation (Daily Mailより)https://www.dailymail.co.uk/news/article-8446579/Chinese-man-colon-torn-apart-16-inch-live-eel-sticking-rear.htmlEel no cure for constipation, S. China man learns the hard way (Global Timesより)https://www.globaltimes.cn/content/1192353.shtmlMan gets foot-long aubergine stuck up his bum – and claims he was trying to ‘cure his constipation’(The Irish Sunより)https://www.thesun.ie/news/2665736/man-gets-foot-long-aubergine-stuck-up-his-bum-and-claims-he-was-trying-to-cure-his-constipation/
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社会 2020年06月26日 19時00分
パチンコ店元幹部、スロット台設定情報を女に漏らし逮捕 「こんな嘘みたいな情報で…」驚きの声も
茨城県常総市で、パチンコ店に勤務していた元幹部の男と知人の女が不正競争防止法違反などの疑いで逮捕されたことが判明。その顛末に驚きの声が上がっている。 逮捕されたのは、茨城県常総市のパチンコ店で次長代理を務めていた男。昨年9月から今年2月にかけ、スロット台の大当たり確率などの情報を、客として来店していた女にメールで伝達し、店に約16万2500円の損害を与えた疑い。 >>トイレで放火、店員に頭突き…パチンコ店の客が起こしたありえない事件<< 店がスロット台の設定情報が漏れていると警察に相談し、事態が発覚。詳細は明らかにされていないが、2人のメール履歴などから犯行を立証し、逮捕に踏み切ったものと見られる。現在のところ、逮捕された2人の認否は明らかになっていない。 同じような事件は他にも発生。今年2月には富山県のパチンコ店で、同じように元店長が知人の男4人に設定情報を漏らし、スロットを打つことでパチンコ店に被害を与えたとして、不正競争防止法違反の疑いで全員逮捕されている。このような犯罪は表に出にくいと言われるが、逮捕される事件も起きているのだ。 スロット台の情報を漏らして店に損害を与え逮捕されるという事件に、「こんな嘘みたいな情報で警察が動いてくれることが不思議」「高設定でも出ない時は出ないし、低設定でも出る時は出る。情報が本当に当たりに影響しているのか立証できるのかな」と驚きの声が上がる。 一方で、スロットをよく打つ層からは「みんな同じ条件で遊んでいるのに、情報を知っている人間がいるのはおかしい」「情報を知るのと知らないのでは全然違う」などの指摘も。そして、「そもそもパチンコ店自体が違法ではないのか」「もっと違うところに問題があるのでは」「パチンコ店を信じていくのもどうかと…」という声も出た。 模倣犯防止のため、漏らしていた情報の詳細は伏せられているものと思われるが、色々と疑問の残る事件である。
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社会 2020年06月26日 12時00分
尾木ママ「明らかに違法行為」と怒り 岩手県の小中学校、県外からの転校生に2週間登校自粛を指示
岩手県の小中学校で、感染者の多い県外から転校してきた生徒20人に対し、県内に転入後2週間登校しないよう求めていたことが判明。全国から怒りの声が上がっている。 2週間の登校自粛措置を取っていたのは、岩手県の一関市、奥州市、洋野町、九戸村の4市町村の小中学校。感染者の多い県外から転校してきた児童・生徒約20人に対し、転入から2週間は登校させないよう保護者に求めていた。 >>「信じられない愚策」尾木ママ、“小中学校スマホ持ち込みOK”に反対 ネットでは賛否意見が真っ二つ<< 措置を取った理由について、一関市の担当者は「県民から不安の声が多数寄せられた」「転校生がいじめを受ける可能性を考えた」などとし、保護者からクレームなどは出ていないと説明しているとのこと。しかし、事態を把握した文部科学省は、この措置が「不適切」と判断。岩手県教育委員会を通じて是正するよう求め、要請内容を変更した。 岩手県は新型コロナウイルス感染者が未だに出ておらず、「第一号」を許さない雰囲気が蔓延しているとの指摘がある。そして、公共サービスなども厳重な措置を取っており、4月には東京から岩手に里帰り出産しようとした女性が破水した際、病院から「県内に転入後2週間経過していない」という理由で受け入れを拒否される事案も発生し、議論を呼んだ。 今回も「感染者を出したくない」という感情が過剰に出た感じのある小中学校の「通学自粛」。ネットでは「閉鎖的すぎる。許せない」「憲法違反じゃないの? 陰湿な県民性だと思う」「差別意識が酷い」と怒りの声が上がる。 この件については、教育評論家の尾木直樹氏も自身のブログで取り上げ、「就学義務違反。学習権の侵害。明らかに『違法行為』です。厳重に処分されるべきではないでしょうか」「少なくても20人以上に及ぶ登校自粛させた児童・生徒宅を訪問して、率直に謝罪する必要があります。深く傷ついている心を癒し、元気良く学校生活を送ってもらう為にも大切な区切りではないでしょうか?彼らへのいじめや差別・偏見が生まれていないことを祈るばかりです」と訴えた。 しかし、ネット上では「岩手県としては当然の判断なのでは」「感染者を出さないためには致し方ない」「一概に岩手の措置が悪いとも言い切れない」「批判ばかりするのもどうかと思う」など、岩手県を擁護する声も多かった。 新型コロナウイルスが感染拡大する中で、都道府県の分断化が進んでいる感がある日本社会。第二波が来ないことを祈りたいが、「来た時にどうするか」をしっかりと考えていく必要がある。記事の引用について尾木直樹のオフィシャルブログより https://ameblo.jp/oginaoki/entry-12606772115.html
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