社会
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社会 2020年07月12日 22時30分
赤いスポーツカーを乗り回す女性「富山・長野連続女性誘拐殺人事件」【背筋も凍る!女の事件簿】
今から40年前の1980年。全国の女性を震え上がらせた連続誘拐殺人事件があった。富山・長野連続女性誘拐殺人事件。俗に「赤いフェアレディ殺人事件」と呼ばれた事件である。 第一の事件は、1980年2月23日に発生した。この日の夕方、富山県内で帰宅途中の女子高生が何者かに誘拐された。2日後の2月25日、女子高生の自宅に身代金要求の電話があったが具体的な金額は提示せず。女子高生は3月に岐阜県の山中で遺体となって発見された。 >>親友である同僚を殺して切り刻む! 動機は男がらみ、大宮看護師バラバラ事件【背筋も凍る!女の事件簿】<< 第二の事件は3月5日、長野県で起こった。犠牲者は長野県内の某信用金庫に勤める20歳の女性で、彼女も会社からの帰宅途中に消息を絶った。翌日、家族のもとに電話がかかり、「明日、長野駅へ3000万円持ってこい」と指示された。しかし、3000万円という金額はすぐに用意できる金額ではない。再度犯人から「2000万円を持って長野駅へ来い。そして高崎駅で降りろ」と連絡がきた。しかし犯人は現れず、翌月の4月に長野県の高原で絞殺された姿で発見されている。 若い女性が次々に誘拐される事件。この事件に共通していたことは、身代金を要求する電話の主が女であったこと。そして、必ず真っ赤なスポーツカー「フェアレディZ」が目撃されていたことである。 警察は以上の手がかりからギフト店経営者の当時34歳の女・宮島(仮名)とその共同出資者の男(28歳)を逮捕した。 ふたりは富山県で100円ライターなどを販売するギフト店を経営。しかしすぐに経営難に陥り数千万円もの借金を負った。金策尽きた宮島は借金をして、当時流行だったスポーツカー・フェアレディZを購入。若い女性を狙った誘拐計画を思いついたという。 宮島はプライベートでは大きなサングラスの似合う美人として知られており、オシャレなスポーツカーを乗り回す姿は、まさに若い女性が思い描く「かっこいい女性」を体現した存在だった。だが、その実態は恐ろしい誘拐殺人犯だったのだ。 1988年2月9日、宮島は死刑判決を受けた(戦後7人目の女性死刑囚)。現在は名古屋拘置所に収監されているという。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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社会 2020年07月12日 18時00分
蝶野正洋の黒の履歴書 ★新日本プロレスの「有観客試合」再開
いよいよスポーツやエンターテインメントの分野でも自粛が解除されてきた。 プロ野球はすでに無観客で開幕していて、7月10日からは観客を入れた試合を開始するという。Jリーグも同じくらいの時期から段階的に観客を入れることを検討している。ただし、観客の収容人数は50%以下に抑えて、ソーシャルディスタンスを保つことになる。観客は、密にならないように気をつけながら観戦することになりそうだ。 新日本プロレスでも、7月11日に大阪城ホールで観客を3分の1程度に抑えて「有観客興行」を行う。休んでいる間にシリーズが飛んじゃってるから、今はジュニアとヘビーを混ぜた「ニュージャパンカップ」というトーナメントを無観客試合で進めていて、決勝を7月11日にやって一気に取り返そうとしているみたいだね。ただ、これはなかなか難しい興行になりそうだな。 学校の授業では、コロナの影響で遅れていた分を取り返そうとして、スケジュールを詰め込んでるけど、やっぱり子供たちは大変そうだし、内容も中途半端になっている。それなら、すべてを後ろにズラすか、どこかの部分を削らないと。端折って早送りにしちゃうのが一番意味ないよ。スケジュール的にはつじつまが合っても、理解度が変わると思う。プロレスも一緒で、急いで取り戻そうとした分、中途半端な興行になってしまう可能性があるんだよ。 あと、観客が3分の1になる影響も出てくる。大阪城ホールは満員で1万6000人ぐらい入るから、3分の1だと5000人くらい。まぁ、試合をする選手たちは実際にリングに上がれば、東京ドームの5万人だろうが、後楽園ホールの1000人だろうが、プロレスラーのやることは変わらない。観客よりも、目の前の相手との試合に集中するだけだからさほど影響はないと思う。 難しいのは団体側だな。大きな会場は会場費も高いし、照明や入場の演出にもカネがかかる。それをいつもと同じような規模で予算をかけてたら、収支が合わなくなってくる。5000人分のチケットが全部売れたとしても、プラスになることはないだろうね。かなりうまくやってもトントンくらいじゃないかな。 ただ、最近の新日本プロレスは、地上波のテレビ放送だけでなく、BS、CS、それにインターネットの動画配信サイトと、たくさんのメディアに試合を流している。だから、テレビの放送収入や動画配信サイトを含めれば、プラスになるんだと思う。このビジネスモデルが、今後のプロレス界の主流になるのかもしれないね。 問題は、こんなにチャンネルが多いと新日本プロレスのコンテンツでファンの時間を取り合ってること、それに選手たちへの影響だな。それぞれのチャンネル用にオリジナルの動画を撮影しないといけないから、稼働時間が増えて練習する時間が削られる。昔みたいに試合をして、記者にコメントして、たまにテレビに出るくらいで済んだ時代じゃなくなっている。 これは、他のスポーツ全般にも言える。どの選手もさまざまなマスコミに対応して、SNSで発信していくのが当たり前になってる。メディアが増えたぶん、負担も増えてるってことだからね。********************************************蝶野正洋1963年シアトル生まれ。1984年に新日本プロレスに入団。トップレスラーとして活躍し、2010年に退団。現在はリング以外にもテレビ、イベントなど、多方面で活躍。『ガキの使い大晦日スペシャル』では欠かせない存在。
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社会 2020年07月12日 06時00分
感染者数1日400人以上も「普通の生活」を心がける人が急増 「withコロナ」を選択したドイツの現状は
新型コロナウイルスの収束はいまだに見えていないが、安全面を最優先する国がある一方で、経済活動を停止させないことを最優先させる国もある。早々にロックダウンし、安全面を優先していた国の一つがドイツだが、ここへ来て、ドイツは新型コロナウイルスとともに生活する「with コロナ」を選択したようだ。 ロックダウンされた3月中旬から4月にかけてこそ、多くの人が自宅にこもり、通りで人を見かけることはほぼなかった。ここ数日のドイツ国内の感染者数はドイツの総人口8302万人に対し、4-500人前後。4月に入ってからは数千人単位で感染者が増える日々が続いていたため、それに比べると減ってはいるが、感染者がいないわけではない。それにも関わらず、7月に入ってからというもの、ドイツでは多くの人が外出し、すっかり新型コロナウイルスが流行する前の生活が戻りつつある。 >>ロックダウン再開のドイツ、原因となった工場の劣悪な労働環境が現地で話題に<< 「ドイツでは、最近はコロナが『落ち着いてきた』というメディアがほとんどです。それに安心しているのか、コロナを怖がっている人はほとんどいませんね。デパートなども再びオープンしていますが、現地メディアによると、国民の6割がロックダウンが緩和されたことに賛成しているといいます。コロナに翻弄されず、できるだけ普通の生活をしていこうという人が多いですね」(ドイツ在住日本人) そういった雰囲気もあってか、飲食店は例年通りの賑わいを見せている。飲食店では座席を1.5メートル以上離さなければならないという決まりがあり、店の入り口などには座席を1.5メートル離す対応を取っているという張り紙がされているが、実際は守られていないことが多い。客も気にせず食事やお茶を楽しんでいるようだ。 「飲食店ではマスクの着用についても引き続き義務となっています。マスクについてはかなり厳しく、客はマスクがないと入店させてもらえませんが、マスクをしていればいいという感じで、きちんと装着されているかについては気にされていません。店員でさえ、マスクはしているものの、あごの方に下がっていて、その状態でオーダーを取る光景も珍しくはないですね」(前出・同) また、ドイツでも日本と同様に、新型コロナウイルス感染症の陽性者と接触した可能性がある場合に通知を受け取ることができるアプリケーションが、6月16日にリリースされた。しかし、実際に使っている人は少ないようだ。 ドイツを中心とした様々なデータを収集する機関『Statista』の発表よると、アプリの総ダウンロード数は約1540万件(7月9日時点)だという。日本は6月19日にアプリがリリースされ、『日経クロステック』(日経BP社)によると約582万件(7月6日午後5時時点)がダウンロードされたそうだ。ドイツの方が圧倒的にダウンロード数は多いが、ドイツで使っている人を見たことがないという声もある。 「私の周りではダウンロードをしているものの、使っている人は見たことがないです。ドイツ人は慎重な人が多いからか、個人情報が漏れる心配をしているようですね。政府はHPなどで安全性をアピールしていますが、『コロナより個人情報の漏洩の方が怖い』という人も多いです。日本の感染者数はドイツに比べたらまだまだ少ないですが、アプリを導入して警戒心を高め、マスクをしていない人を見たら白い目で見られたり、映画館やライブの人数を制限しているのを聞くと、暮らしにくいなという印象を受けます。しかし一方で、緩和と同時にたがが外れ大人数で集まっているドイツ人を見ると、周りの目を気にすることができるのは悪いことではなく、むしろ日本人のいいところだなとつくづく思います」(前出・同) 新型コロナウイルスの収束の目処が立たない状態で経済活動を再開させたドイツ。新型コロナウイルスの恐怖は人々の間で薄れつつあるようだが、今後、再び感染者数が激増しないことを願うばかりだ。記事内の引用について「Anzahl der Downloads der Corona-Warn-App über den Apple App Store und den Google Play Store in Deutschland im Juli 2020」(Statista)よりhttps://de.statista.com/statistik/daten/studie/1125951/umfrage/downloads-der-corona-warn-app/「接触確認アプリ「6割普及は正直かなり厳しい」、有識者委員が語る」(日経クロステック)https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/01353/070600002/
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社会 2020年07月11日 19時00分
11階から突き落とされた20代の韓国人女性、入れ墨に黒スプレーが吹きかけられていた謎【未解決事件ファイル】
2004年11月30日、大阪府大阪市浪速区内にあるマンションの最上階の11階踊り場から、韓国人女性が突き落とされて殺害される事件が発生した。被害者は市内の飲食店に勤める当時28歳のAさん。同僚らの話によると、Aさんは特にトラブルは抱えていなかったというが、一体彼女の身に何が起きたのか。 遺体が発見されたのは午前7時40分頃。マンション2階の階段踊り場付近で、血を流して倒れているAさんをマンション管理人が発見した。すぐに管理人は110番通報したが、警察官が駆け付けてきた時には既にAさんは死亡していたという。 >>めった刺しにされて血の海に横たわる女子大生、現場に残された血液型と一致した男の正体とは【未解決事件ファイル】<< 警察による司法解剖の結果、Aさんの死因は転落の衝撃による内臓損傷であることが判明。死亡推定時刻は30日午前2時頃だと推定された。最上階にはAさんのブーツが残されていたが、不思議なことに8階の踊り場からはAさんのものと思われるピアスが1組見つかった。また、1階中庭から遺体発見現場の2階までは引きずられたような大量の血痕が見つかっている。 Aさんの衣服には争ったような乱れがあったという。左足は骨折していたが、ほかに刺し傷や切り傷はなく、凶器も見つかっていない。不気味なことに、Aさんの遺体全身に黒のスプレーが吹き付けられていた。特に入れ墨が入っている左足太ももには、執拗にスプレーがかけられていたそうだ。マンションのエレベーターにある防犯カメラにも、黒いスプレーが吹き付けられており、Aさんの身体についていたものと同じ塗料であることが判明している。Aさんの自室は5階にあったが、鍵が閉まったままの状態で荒らされた形跡は見られなかった。 事件現場となったマンションは、オートロック式のセキュリティを導入しており、さらに入り口は2階にあるため部外者が立ち入ることは不可能であった。警察はマンション住民に聞き込み捜査を行ったが、目ぼしい目撃証言は見つからず。複数のマンション住民がドアを蹴とばすような音、さらにハザードランプをつけた白いワンボックス車を見かけたという情報は集まったものの、犯人逮捕には繋がらなかった。2020年現在も、事件は迷宮入りしたままとなっている。 なぜ犯人は被害者に黒のスプレーを吹き付けたのだろうか。また、8階から見つかったAさんのピアスは何を示しているのか、事件解決の鍵は未だ見つかっていない。
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社会 2020年07月11日 15時00分
足取りの追跡がかなり難しい“夜の街”の感染源
東京都は10日、新型コロナウイルスの感染者が新たに243人確認されたことを公表し、2日連続で1日当たりの新規感染者数最多を更新した。 10日に感染が確認された243人のうち、110人がホストクラブなど“夜の街”の店に従事する関連。また、20代と30代が計186人と全体の約8割を占め、若年層で感染が広がっている傾向は相変わらずだった。「今後、どんどん検査数が増えるので、そのうち、1日の感染者数は300人、500人を超え、1000人超えがあるかもしれない。とはいえ、感染者数に占める重傷者・死亡者の割合は低下の一方。なので、懸念されている緊急事態宣言の再発令はなさそうだ」(都政担当記者) 検査で陽性となった場合、新宿は一律10万円の見舞金を支払い、休業要請に協力した店舗には補償する動きがあるが、感染源のあぶり出しに関して問題を抱えているようだ。「ホストクラブに来る客が感染源となっている場合が多いが、都内で働いている風俗嬢ならば問題がない。ところが、コロナ禍で都内の店が休業になってしまったことで、地方に飛んで短期間働き、それを転々と繰り返す“出稼ぎ風俗嬢”が急造。もし、そんな客が感染源だった場合、どこの道府県で感染したかまで特定するのは現状ではかなり難しいようだ」(週刊誌記者) 知らないうちに“県またぎ”でコロナが拡散してしっまていたようだ。
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社会 2020年07月11日 06時00分
元カノから漂白剤をかけられた男性、目が見えなくなる大惨事に! 更に暴行した女に「猟奇的すぎる」と呆れ声続々
恋人との別れはつらくて悲しいものだが、海外にはとんでもない形で、関係を終えることになった人たちがいる。 海外ニュースサイト『NEWS JOURNAL』は7月1日、元交際相手の男性の顔に漂白剤をかけて、怪我を負わせた女を逮捕したと報じた。 >>別れ話で逆上 元恋人が飼う子犬を殺害した男が動物虐待の罪に「許せない」非難の声殺到<< 同記事によると、アメリカ・フロリダ州に住む38歳の男性が、元交際相手の37歳の女の自宅を訪れたそうだ。2人は別れることになったため、男性は女の家に置いていた私物を取りに行ったという。男性が荷物を詰めている時に女と口論に発展。女は食器棚から漂白剤を取り出し、男性の顔やズボンにかけたという。さらに、包丁を持ち出して男性に切りかかったという。男性は漂白剤が目に入り、目が見えない状態であったが、何とか包丁を奪い逃げようとした。しかし、女は男性を繰り返し殴打。騒ぎを聞きつけた女の子供らが、女を止めに入ったという。 警察によると、警察が現場に到着した時には、玄関先で救急隊が男性の治療に当たっていた。男性からは漂白剤の臭いがして、目が見えてなかったという。女はその場で逮捕され、暴行罪で起訴される見込みだ。なお、男性は右手を負傷したようだが、視力が戻ったかの続報はない。 このニュースが世界に広がると、ネット上では「漂白剤をかけるような女だから捨てられる」「漂白剤を目にかけるだけでも残酷。さらに目の見えない相手に暴行を加えるとは、猟奇的すぎ」「何もそこまでしなくても。男性は女を傷つけるような別れ方をした?」「女は怖い。別れる時は上手くやらなきゃ」「可愛さ余って憎さ百倍だな」など様々な声が挙がった。 男女関係のトラブルにより、薬剤を仕込まれて重傷を負った人が日本にもいる。 2013年3月28日までの各社の報道によると、山梨県在住の男が、同僚女性の靴の中に化学薬品を塗って重傷を負わせた疑いで、静岡県警に逮捕されたという。各社の取材によると、2012年12月、静岡県の民間研究施設で働く女性(当時40代)が、仕事を終えて靴を履き替え、車で帰宅しようとした。靴を履いた瞬間、左の靴が濡れている感覚があったが、女性はそのまま帰宅。しかし20分後、左の足に激痛が走ったという。 女性は途中にあった病院に駆け込んだところ、左の足指が壊疽を起こしていると診断され、足指5本すべてを切断する羽目に。女性の足に激痛が走ったのは、これが初めてではなかったそうだ。本件の2か月前にも、女性がブーツを履いた時に右足に激痛が走り、病院へ駆け込んでいる。この時も全治1か月の重傷を負ったという。 壊疽の原因は、女性の靴の中から検出された毒物「フッ化水素酸」。フッ化水素酸は工業で広く使われる化学薬品で、硫酸より強い腐食性を持つ。触れると骨が溶けたり、死亡することもある。女性は薬品が塗られていることに気付かず、病院が警察に通報したという。 警察が周辺の聞き込みを実施したところ、女性と同じ職場で働く男(当時40歳)が容疑者として浮上。この男は女性に一方的に思いを寄せており、女性に交際を申し込むもフラれていた。さらに、男はフッ化水素酸を管理しており、薬品を入手できる立場にいた。警察はフラれた腹いせに女性を殺害しようとしたと見て男を逮捕。しかし、男は容疑を全面否認したそうだ。2013年9月に開かれた裁判では、男に対し、懲役7年の有罪判決が言い渡されたという。 好きな相手にフラれたり、別れを告げられときの精神的ショックは計り知れないほど大きい。だからといって、その相手に怒りの矛先を向けて、危害を加えるなど許されるものではない。記事内の引用についてPolice: Daytona woman attacks ex-boyfriend with bleach, knife (The Daytona Beach News Journalより) https://www.news-journalonline.com/news/20200701/police-daytona-woman-attacks-ex-boyfriend-with-bleach-knife靴に毒塗り女性殺害謀った男逮捕、恋慕のゆがみか 日本(CNNより)https://www.cnn.co.jp/world/35030214.html昨年10月にも靴に毒物でけが 静岡の女性(日本経済新聞より)https://www.nikkei.com/article/DGXNZO53356320Z20C13A3CC0000/
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社会 2020年07月11日 06時00分
新型ダブル襲来・コロナと豚インフル「感染爆発」の恐怖
「今度は豚インフルか」 中国農業大学などの研究チームはブタを宿主とし、ヒトに感染し、将来、パンデミックを引き起こす可能性のある新種のインフルエンザウイルスを確認したことを6月29日に発表した。「恐ろしいのは変異を繰り返し、ヒトからヒトに簡単にうつるようになって、パンデミックを起こす危険性があることです。新型コロナがパンデミックになり、世界中が不安にかられている現在、流行するという緊急性はまだ低いと見られる。しかし、ヒトに感染する“すべての特徴”を備えているといい、注意深く監視していく必要がありそうです」(サイエンスライター) 新型コロナの感染者は世界で1100万人を超え、死者は53万人を突破した。死者・感染者が最も多い米国、ブラジルなどをはじめ、世界で新たな感染者は増え続けている。 今回の新型ウイルスは『G4』と名付けられ、遺伝子は2009年にパンデミックを起こした豚由来のインフル(H1N1)と同じ系統である。 G4は、2011〜2018年に中国内の10省で食肉処理場や獣医学校附属病院の豚3万頭以上の鼻腔から採取した検体の中で見つかった。この調査では豚インフルのウイルスが179種類も検出されたが、ある年だけ現れたり、最終的にほぼ消滅したりするウイルスがあったという。 ところが、G4は年々増え続け、2016年以降は急増した。その後の研究により、人間に感染して気道の細胞内で急速に増殖する能力を持ち、季節性インフルのワクチンを接種しても、免疫ができないことが分かっている。 医師で作家の外岡立人氏が言う。「豚インフルの遺伝子は、人のモノや鳥のモノ、また季節性のインフルエンザの一部が混ざり合うインフルエンザウイルスの工場のようなものです。そのため、中国や米国では常に監視対象になっている。新種の豚インフルは2、3年前に見つかったそうです。新型コロナがパンデミックになっている折、いかにも不気味な情報です」 豚の飼育が盛んな河北省と山東省で2016〜2018年に実施した抗体検査では、養豚場で働く従業員の10・4%、一般市民の4.4%がG4感染に陽性反応を示したそうだ。 人から人への感染を示すデータはまだないものの、豚由来のものが重症化し、死に至ることもあるという。「中国の研究チームはパンデミックのリスクを軽減するため、豚同士の感染を抑え、接触者の監視体制を強化するなどの対策を提案している」(前出・サイエンスライター) 新型コロナはまだ収束の気配すら見せていない。豚インフルも新型なので免疫をもつ人はほぼ存在しない。中国の研究チームは〈ウイルスを抑え、養豚業者らの状態を注視する方策を素早く導入すべき〉と米科学誌で訴えている。「実は、中国・武漢の研究所は中国人民解放軍も一枚かんでいる説が有力です。もちろん、目的は細菌兵器の研究。今回のコロナ騒動も研究所から誤ってウイルスが流出した可能性があるとして米国は疑っている」(全国紙外信部記者)★想像を絶するダブル大流行 世界の国々が新型コロナウイルスのパンデミックを終息させようと血眼になっているが、専門家の間では常にインフルエンザの新型を警戒している状況だ。「世界的に流行した最後のインフルエンザは、2009年にメキシコで発生した豚インフルエンザです。幸い、心配されたほどの死者は出ませんでした。これは多くの高齢者が、かつて似たインフルエンザの流行で何らかの免疫を得ていたからだそうです」(前出・サイエンスライター) もっとも、同じ豚だからといって当時のインフルエンザワクチンに新型豚インフルの予防効果はないとみられているが、「必要に応じて適合させることは可能」と科学者らは指摘している。 5000万人が死亡したとされる1918年のスペイン風邪から100年。次の大流行の危険について、新型豚インフルを研究してきた英ノッティンガム大学のキン・チャウ・チャン教授はこう注意喚起している。「現在は当然ながら、みんなコロナウイルスに気が取られている。しかし、危険性のある他の新型ウイルスへの注視は必要だ」 英ケンブリッジ大学獣医学部長のジェイムズ・ウッド教授も「人間が新たな病原体の発生リスクに常に直面していることを思い出させてくれる点で有益だ。野生動物より接触する機会の多い家畜動物が、パンデミックを引き起こす重大なウイルスの発生源となり得ることにも改めて気づかせるものだ」と話している。 つまり、これから先、新型ウイルスのリスクが次々と襲ってくることに警鐘を鳴らしているのである。「呼吸器系のウイルスは同時に2種類のものが流行することはないというのが定説になっています。しかし、最悪のシナリオは新型豚インフルが流行した際、新型コロナも終息しておらず、2種類のウイルスが同時に流行すること。ウイルスの挙動は予知できないため、もしそうなったら、想像がつかないほどの犠牲を生む」(前出・外岡氏) 7月5日、東京都内の新たな感染者は緊急事態宣言解除後、4日続けて100人を超えた。
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社会 2020年07月10日 19時00分
28歳無職男、出会い系で知り合った女性から計1,000万円以上騙し取る 「信じがたい事件」驚きの声も
9日、出会い系アプリで結婚を前提に交際し、現金を騙し取ったとして、岐阜県岐阜市の28歳の無職の男が詐欺の疑いで逮捕された。 男は2018年5月、出会い系アプリで知り合った愛知県海津市の元交際相手の26歳女性に対し、「仮想通貨でお金を増やしてあげる」「元彼女の夫から慰謝料を請求されている」などと嘘を並び立て、現金110万円を騙し取った疑いが持たれている。 >>寂しい女性は狙いやすい? 外出自粛中に“落とされた”女たち<< 警察によると、この男は別の男性の写真を使い、さらに偽名を使ってアプリに登録。結婚を望む女性と交際した上で、金を騙し取っており、同様の手口で過去に6回逮捕され、1,000万円以上騙し取っていたという。取り調べに対し、男は容疑を一部否認しているという。 女性の結婚したいという感情を利用した詐欺事件に、「許せない。こういう人間がいるのは本当にダメ」「反省の色がまったくない。殺人をしたわけではないから、すぐに出所する。そしてまた、被害者が出る。アプリ側もブラックリストなどを作るべきではないか」「7回も逮捕されている人間が普通に生活していることが許せない。国も警察も詐欺事件に甘すぎるのでは」と怒りの声が上がる。 一方で、「女性も結婚したかったんだろうけど、お金の話が出たら別れるべきだ」「話が上手く、また寂しい気持ちのある女性を狙ったんだろうけれど、相手をしっかり見て、少し疑いの気持ちを持たないとダメ」と、女性の「脇の甘さ」を指摘する人も。 また、「これだけの人間を騙せる話術は凄い」「特にイケメンでもない男がこれだけの女性を騙せる。ちょっと信じがたい事件」と、詐欺を繰り返す男の「才能」に驚く声も出た。 出会い系アプリで結婚した人も多いだけに、利用することを咎めることは無理筋だが、一部に詐欺目的で利用している人物がいることも事実。男女問わず、利用している人は、相手を冷静に見極めてほしい。
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社会 2020年07月10日 19時00分
既婚女性のコンテスト『ミセス・インターナショナル』グランプリが決定!
既婚女性が対象のビューティーコンテスト『ミセス・インターナショナル2020』の日本大会が6月29日、東京国際空港国際線旅客ターミナル『TIAT SKY HALL』で開催。グランプリには和嶋真以さんが選出され、「ミセス・インターナショナル2020パンパシフィック代表」には洞口千加さんが選ばれた。 新型コロナウイルスの影響もあり、今大会は開催が二度も延期に。参加者はオンラインレッスンを行い、今回が初めての顔合わせとなった。 賞に選ばれた「今の気持ち」について、和嶋さんは「とにかくうれしい。ファイナリストを目指し、5カ月頑張ってきました。世界への挑戦をもらえてうれしいです。伝えたい人は1番は家族です」とコメント。洞口さんは「言葉が出ません。練習の成果が出せたことに満足です。伝えたい人は学生の時は不登校だったんですが、ずーっと迎えに来てくれた保健室の先生」と喜びを爆発させた。 また、プライベートや応募の動機について聞かれると、和嶋さんは、「女性専門のパーソナルトレーニングのサロンを開業しています。お客様やお友達に還元したい。そのためには自分が『成長しなければ、勉強しなければ』と思っていた時に友人から『ミスコンに出たら?』と薦められました。ここ(ミセス・インターナショナル)なら本物の美を学べるのでは? 品位・知性・社会貢献・健康美と本物の美が学べる。それを体験したいという思いです。もともとダンサーをしていたので、過去のダンス経験が役に立ちました。過去の経験に感謝しているという感じです」とコメントした。 一方で洞口さんは「精神科医です。クリニックを開業しています。普段は地味な服装で髪を一つに結んで(笑)。ここ数年に結婚し、出産して開業とあって、子どもも2歳。『ふっ』という時間ができて『次に、できることはなにか?』と思ったとき、自分の失敗を生かすことはできないかと思い応募しました。ミス系は始めての参加です」と意外な素顔を明かしている。 7月24日に開催される世界大会について和嶋さんは、「自分がファイナリストみんなの気持ちを背負っているので、『やる!』と決めること、自分ができることを精一杯に頑張ります」と意気込みを語っている。 そして和嶋さんは「ひとつの目的に、『世界を知る』というのがありました。海外の方と交流をしたいです。留学を経験していて、その時世界に友達ができました。世界大会もそうなればと思います」ともコメント。 日本代表に選ばれた2人には、世界大会でもその魅力を思う存分発揮してもらいたいものだ。
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社会 2020年07月10日 12時20分
「愚策だと思います」コロナ感染で10万円、新宿区の施策に高須院長、百田尚樹氏らが疑問の声
9日、東京都新宿区が、新型コロナウイルスに感染した区民に対し、1人あたり10万円の見舞金を支給することが判明。この決定が物議を醸している。 新宿区は歌舞伎町を中心とした繁華街で新型コロナウイルス感染者が相次いでおり、区は生活支援を目的としてコロナ感染者に1人あたり10万円を支給する。新宿区は感染者に通知を送り、郵送で申請を受け付ける方針だ。 >>香港・周庭氏に「ゴメンなさい」号泣顔文字を投稿の議員に百田尚樹氏が怒り「何もしてない人間が言うなよ」<< 「コロナ感染で10万円」という施策に、ネット上では「わざとコロナに感染する人間が出るのでは」「よくわからない。真面目に自粛生活している人や、職を失った人に支給するべきだ」「適当に遊んでコロナに感染しても、新宿区に住んでいれば10万円もらえる。おかしくないか」と疑問の声が相次ぐ。中には、「新宿に住んで遊びまくろうかな」というネットユーザーもいた。 このニュースを聞いた元小説家の百田尚樹氏は、自身のTwitterで「新宿ではコロナに感染すると10万円貰えるらしい。これって、『コロナにかかると儲かるよ』という施策?」と疑問の声を上げる。 さらに、高須クリニックの高須克弥院長も百田氏のツイートを引用し、「愚策だと思います」とバッサリ。作家でジャーナリストの門田隆将氏も「本日の東京の感染者は224人。私は新宿区民だが"10万円の見舞金"に恐怖を感じる。若者が『コロナに罹れば10万円もらえる』と夜の街に繰り出さないか。いわば"感染奨励金"。少なくとも感染者を減らす策ではない。世界最大の歓楽街・歌舞伎町を抱える新宿区は何を考えているのか」と異論を唱えた。 「理解に苦しむ」という声が多い「コロナで10万円支給」策。本当にこれでいいのか、考える必要がある。記事の引用について百田尚樹のTwitterより https://twitter.com/hyakutanaoki高須克弥のTwitterより https://twitter.com/katsuyatakasu門田隆将のTwitterより https://twitter.com/KadotaRyusho
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捕獲報奨金の詐欺が横行する“鹿肉商売”の闇
2017年06月15日 14時00分
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橋下徹参戦! 小池百合子都知事を担ぎ上げる懐刀7人衆(2)
2017年06月15日 10時00分
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ビール安売り規制強化を喜ぶメーカーの甘い見通し
2017年06月14日 14時00分
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橋下徹参戦! 小池百合子都知事を担ぎ上げる懐刀7人衆(1)
2017年06月14日 10時00分
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「まるでシロアリ」欧州で激増する偽装難民“チャイナ娘”の売春の実態
2017年06月13日 14時00分
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森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 加計学園の争点がズレている
2017年06月13日 10時00分
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KFCがピザハット売却で激変 宅配ピザ業界サバイバルの混沌
2017年06月12日 14時00分
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天下の猛妻 -秘録・総理夫人伝- 吉田茂・雪子夫人(中)
2017年06月11日 14時00分
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2017年06月10日 14時00分
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絵に描いた餅? 第二の「プレミアムフライデー」になりそうな「キッズウイーク」
2017年06月08日 14時00分
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社会
森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 ポスト安倍の背後に財務省
2017年06月08日 10時00分
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社会
文在寅大統領は支持者の“傀儡” あくまで「反日」北には「融和」のヘタレ路線
2017年06月07日 14時00分
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社会
自民大分裂 安倍政権崩壊で始まる小池百合子都知事の逆襲(2)
2017年06月07日 10時00分
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社会
大阪JKお散歩店摘発 東京産「女子高生」6万円に群がるオヤジたちの臍下三寸
2017年06月06日 14時00分
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社会
自民大分裂 安倍政権崩壊で始まる小池百合子都知事の逆襲(1)
2017年06月06日 10時00分
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社会
福島原発賠償バブルにいまだ沸くいわき市「表と裏」レポート(2)
2017年06月02日 15時00分
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社会
野村不動産も買収へ 民営化後初赤字 日本郵政の懲りない体質
2017年06月02日 10時00分