社会
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社会 2013年11月12日 11時45分
拾った運転免許証を提示し摘発を免れた男を逮捕
それって、あり? 前代未聞の珍事件が発生した。 埼玉県警所沢署は11月6日、他人の運転免許証を悪用して交通違反の摘発を免れたとして、有印私文書偽造・同行使と道交法違反(無免許運転など)の疑いで、職業不詳の男(40=長崎県大村市)を逮捕した。 同署によると、男は「拾った免許証を使った」と容疑を認めている。 事件当時、男は所沢市に住んでおり、無免許だったという。 逮捕容疑は12年4月20日午後5時45分頃、所沢市上安松の路上で、携帯電話を使いながら車を運転しているところを摘発された際、他人の免許証を示し、交通反則切符に署名したなどとしている。 男が拾った運転免許証の持ち主は、東京都在住の30代の男性会社員。男性は08年11月に、免許の紛失を届け出ていたが、紛失から3年半後に、悪用されるハメになった。 今年7月、男性が運転免許更新の際、身に覚えのない交通違反が判明したため、この事件が発覚した。 いうまでもないが、運転免許証には写真が貼ってある。摘発時に、担当した警察官は、免許証の人物とは別人であることに気付かなかったのか? 男が摘発時に、紛失届が出ている免許証を提示して、なぜばれなかったのか? 事件から1年半の間、なぜばれなかったのか、数々の疑問は残る。 これなら、交通違反で摘発時に、他人の運転免許証を提示すれば、摘発を逃れることも可能ということになるが…。(蔵元英二)
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社会 2013年11月11日 15時00分
森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 農家を見捨てる政府・与党
産業競争力会議の農業分科会が10月24日、減反政策や戸別所得補償制度の廃止を提言した。政府もこれに呼応する形で、減反政策の見直しに向かって検討を始めている。 主食であるコメを守ることを最優先してきた農政の大転換だが、政府は農家を見捨てるとは言っていない。これまでの守りの農業から攻めの農業に転換すると言っているのだ。つまり、これまで手厚い保護の下にあった日本のコメ作りを市場競争にさらすことによって、農地が大規模農家に集約化され、生産性の高いコメ作りが行われるようになり、日本の安全でおいしいコメが国際競争に打ち勝っていくというバラ色の未来を描いているのだ。 しかし、そんなことが起きるはずがない。第一に、農地の集約化など、そう簡単に進まないからだ。2010年の『農業センサス』によると、兼業農家の割合は72.3%と、4分の3を占めている。しかも、農業収入よりも農業以外からの収入が多い第2種兼業農家が、全体の58.5%を占める。彼らは、ビジネスとして農業をやっているのではない。人件費を考えたら現在でも大赤字だ。 それでは、なぜ彼らが農業を続けているのかといえば、親から受け継いだ農地を守らなければならないと考えているからだし、同時に農業そのものに喜びを感じているからだ。 もちろん、兼業農家に経済原理がまったく働かないわけではないので、減反廃止でコメの値段が下がったり、所得補償も減れば野菜などへの転作が進むはずだという意見もある。だが、それも間違っている。第2種兼業農家は週末と有給休暇を活用した農業をしている。それが可能な作物は、コメだけだ。野菜などは常時手をかけることが必要で、そもそもサラリーマンの仕事と両立できないのだ。 百歩譲って、農地の集約化が成功したと仮定しても、日本のコメ作りが市場競争の下で生き残ることはないだろう。 現在15ヘクタールを超える規模で生産しているコメ農家の生産コストは、1キロ当たり200円程度だ。一方、コメ輸出をしている外国のコストは、わずか50円なのだ。これでコスト競争に勝つことなど不可能だ。大規模農家こそ、自由化の影響で、生産を続けられなくなってしまうのだ。 それでは、減反や補償金の廃止で何が起きるのかと言えば、ただ単に農家がますます貧乏になり、若者が誰も農業に就業しなくなるということだ。同じことは、タクシー業界で、すでに起きている。'02年からタクシーの需給調整が廃止されて、タクシー会社は自由に増車ができるようになった。その結果、'01年に299万円だったタクシー運転手の平均年収が、'10年には245万円まで下がったのだ。 さらに農家を鞭打つのが、軽自動車税の増税だ。農家は、自動車の税金を回避しているのではない。都会のように公共交通機関がないので、お父さんの普通車、お母さんの軽自動車、そして農作業用の軽トラックという3台を保有しないと生活ができないのだ。当然、都会で普通車1台を保有しているサラリーマンと比べたら、3台保有の農家の方が、支払う税金は多いのだ。 こんな農家イジメばかりしていたら、いずれ日本の国土が荒廃してしまうだろう。
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社会 2013年11月11日 11時45分
ハタチの定時制女子高生371万円荒稼ぎ逮捕! 家族巻き込みジャニーズのサイン偽造
千葉県警サイバー犯罪対策課と千葉西署は11月6日、ジャニーズのタレントのサイン色紙などを家族で偽造し、インターネットで販売していたとして、大分県日田市の定時制高校1年の女子生徒(20)、母親でパート従業員の女(40)、女の元夫で高校臨時職員の男(51)を、詐欺容疑で逮捕した。 いずれも容疑を認めており、主犯格の女子生徒は「私と母と義理の父(母親の元夫)で、タレント本人のサインだと、だまして売ったことに間違いない。生活費や遊ぶお金が欲しくてやってしまった」と供述。母親は「娘に頼まれ、偽造した」と話している。 3人の逮捕容疑は、共謀の上、昨年9月11日頃から今年2月28日頃、携帯オークションサイトに、ジャニーズの「嵐」の櫻井翔らの「本人直筆サイン入り」などと偽った色紙など計9点を出品し、落札した神奈川県内のアルバイト女性(23)から代金計8340円をだまし取った疑い。 県警によると、3人はインターネットで見つけたジャニーズ・タレントのサインをまねて色紙などを偽造。同様の商品を、昨年6月から今年3月まで、9カ月で3345点販売。売上総額は、計約371万円に上る。 偽造が確認できたのは、「V6」「嵐」「KinKi Kids」「Kis-My-Ft2」「Hey!Say!JUMP」「KAT-TUN」「Sexy Zone」「NEWS」のサイン入りの色紙やカラーボールなど。 女子生徒らは「売ったのはすべて偽造です」と話しており、ホンモノのサインはただの一つもなかった。(蔵元英二)
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社会 2013年11月11日 11時00分
半グレ集団のバラ撒きか 大阪・心斎橋付近で横行する大麻“試供品”
大阪ミナミの心斎橋付近の通称・アメリカ村で最近、大麻販売が復活しているという。 大阪では、西成区のあいりん地区と並ぶ“薬物地帯”といわれるアメリカ村。昨年春にも、大麻がクラブやブティック関係者の間で蔓延し、その噂を聞きつけた若者やバイヤーが入り乱れ無法地帯と化した。 「特にクラブでは普通に売買されていましたよ。しかも誰が流したのか『大麻は合法化される』とか『覚醒剤のような中毒性がない』などといったデマが若者の間で広がり、それが拡散に拍車を掛けるという状態になっていましたね」(風俗ライター) しかし、薬物販売が付近の路上まで広がるに及び、大阪府警が摘発に動き出してドラッグビジネスは地下に潜ったかのようにみられた。ところがここへ来て、再び大っぴらに出回っているというのだ。 「場所はアメリカ村の中心にあるライブパフォーマンスのメッカ、三角公園周辺。ここに集まるミュージシャンやパフォーマー相手に男が手売りしているのを見ました。あるときは、夜遅くに現れたラッパー風のミュージシャン相手だった。話を聞けば『最初はお試しやからタダ。次からは2000円で、その次は8000円。探さなくてもええよ、こっちから声かけるから』と言われ、紙包みを渡されたそうです」(事情通) 試供品まで配り売り捌く人物は何者なのか。地元黒服が「様子を見ていても、場所が交番の目と鼻の先だけにヤクザ関係ではない。チンピラ連中が合法ドラッグの延長で軽い気持ちでやっている」という見方をする一方、アメリカ村のクラブ関係者はこう話す。 「年末に大規模な取り締まりの話もあるから、半グレ連中がダブついてるドラッグの在庫一掃をしているのでは。ミナミの半グレ連中は御堂筋を境に東西で勢力が分かれているとされ、東は暴力、西のアメ村側はクスリといわれている。コッチ側が、捕まるのを覚悟で素人を使ってカネ儲けしてるんでしょう」 大阪府警と地元自治会はあらためて薬物一掃の構えを見せているが、売人グループは人波の中…。イタチごっこは続きそうだ。
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社会 2013年11月10日 15時00分
安倍総理が浴びる「1回2億円外遊旅行」の大批判
10月末にトルコを訪問。2兆円規模の原発受注にこぎつけて凱旋帰国した安倍総理に、悪評が立ち始めている。 「安倍の外遊回数は歴代でも断トツ。例えば、鳩山由紀夫は在任9カ月で9回、菅直人は1年3カ月の任期で5回。野田佳彦も1年3カ月で、13回程度なのです。これに対し、安倍は在任10カ月で12回と抜きん出ており、外遊先も20カ国以上に及んでいる。『原発のトップセールスに奔走』との好意的な声もあるが、一方では『税金を使い過ぎ』との批判が上がりだしているのです」(政治部記者) しかも、外遊時には安倍総理が、思いのほかのやりたい放題ぶりを発揮しているというから驚くばかり。 例えば、今回のトルコ訪問では政府専用機に『経団連』の米倉弘昌会長や『三菱重工』のトップなど40人近くを引き連れ、大名行列かと見紛うばかりの受注劇を展開したほど。また、5月にはサミット帰りに東欧を訪れ、原発セールスを展開したが、こうした行いが崇り、今では「総理の外遊は、1回2〜3億円かかる」(同)ともっぱらなのだ。 「6月の東欧セールス時には、『銀座久兵衛』の寿司職人などを大量同行させ、大間のマグロや寿司ネタ一式を大量空輸。鍋や釜も日本から運ばせ、現地で寿司をふるまった。このPR劇には、数億円の税金が費やされたともいわれているのです」(別の政治部デスク) 如何に原発セールスとはいえ、これでは血税の無駄遣いととられてもおかしくない。ただ、それだけに安倍総理の「多すぎる外遊」には、別の理由が存在するともいわれているのだ。 「それが、安倍が抱える多大なストレスなのです。五輪決定時に見得を切った汚染水問題は加速度的に深刻さを増している。加えて、アベノミクスの第三の矢が定まらない。そのため、多すぎる外遊はそのウサ晴らしと評判なのです」(前同) 意気揚々の安倍政権も、息切れ状態ということか。
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社会 2013年11月10日 11時00分
偽装食材問題 新ブラック企業のホテル業界 欺瞞にどっぷり浸かった業務日誌(2)
だが、こうした食材偽装はなぜ横行するのか。その理由は、ホテルチェーンの置かれた現状にあるようだ。 ホテル業界に詳しいコンサルタントがこう話す。 「東京五輪決定で新規ホテル建設の波が押し寄せ始めているが、実はホテル業界は10年ほど前から外資系ホテルの建設ラッシュが続き、過当競争にさらされてきた。そのため、どのホテルでも経費削減が至上命題となり、最も経費が削減しやすい食材偽装がまかり通るようになったのです」 このコンサルタントによると、特に東京、大阪の建設ラッシュは凄まじかったという。ザッと並べてみると、『フォーシーズンホテル丸の内東京』が'02年に開業。翌年には『グランドハイアット東京』、'05年には『コンラッド東京』と『マンダリンオリエンタル東京』が開業し、また、'07年には『ザ・リッツカールトン東京』、『ザ・ペニンシュラホテル』、'09年に『シャングリラホテル』などが次々と建設された。この状況は大阪でも同じで、長らく業界は飽和状態だったのだ。 「これに加え、1泊6000円程度のビジネスホテル群が過当競争に加わった。さらに東日本大震災が起き、もはやホテル業界は豪奢な内装とは似ても似つかない経営状況に追い込まれた。背に腹を代えられない状況で行われ出した食材偽造が、ホテルの欺瞞で加速化していったのです」(同) もっとも、こうした実態は、食材費の切り詰めに限ったことではないという。最近では経費削減が従業員らの勤務状況にも波及。ブラック企業と見紛うばかりの業務を、強要するホテルも出始めているのである。 某中堅ホテルマン(33)がこう明かす。 「ここ数年、サービス残業が月に30時間前後と以前と比べものにならないほど増えている。人減らしをしたため、場合によっては朝の6時から夜の9時まで1日15時間労働という日もあるほど。年俸は300万円といったところ。酷いホテルになると、月収10万そこそこでコキ使うところもあるという。20代で年収200万円程度もザラなのです」 また、今回の偽装騒動で脚光を浴びることとなったレストランの調理場も悲惨な状況のようだ。 「とにかく、人手が足りなくて殺気立っている。もたもたしていると、野菜や玉ねぎが飛んでくるし、包丁片手に鬼の形相をした先輩から『辞めちまえ!』『なんでそんなに遅いんだ!』と怒鳴られるまくる始末。若いうちは事務系よりも薄給で、幹部クラス以外はとにかく人の入れ替わりも激しい。そんな状態だから、腕に自信のある若い料理人ほど辞めてしまう。食材偽装に納得できず、上と大ゲンカの末に辞めた者も1人や2人ではないのです」 ちなみに、最近、厚生労働省が発表した新卒後3年以内に離職した業種ランキングでは、ホテル業界は50%超えの離職率。これは外食産業と並ぶトップクラスだが、大きな要因となっているのは休暇が取れないことなのだ。 「ご存じの通り、ホテル業界はゴールデンウイークや夏休み、年末年始が書入れ時。世間と同じ時期に休みが取れないが、これが原因で独身者が急増しているのです。職場結婚もあるが内部事情を知っている女子は、薄給で休暇もままならないホテルマンとの結婚を敬遠する。だから近年は独身者のホテルマン、ホテルウーマンが激増しているのです」(ホテル関係者) 食材偽装に、離職率の上昇−−客と従業員にソッポを向かれ始めたホテル業界は、今後大きな試練に見舞われそうだ。
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社会 2013年11月09日 17時59分
29歳主婦が出会い系サイトに裸画像投稿し100万円の荒稼ぎ
今年10月、出会い系サイト「ASOBO」に無修正のわいせつな動画を投稿したとして、逮捕者が相次ぐ事件が起きたが、大阪府警サイバー犯罪対策課は11月5日、わいせつ電磁的記録媒体陳列の疑いで、主婦(29=大阪府八尾市)を書類送検した。起訴を求める「厳重処分」の意見が付けられた。 書類送検容疑は今年5月下旬〜7月上旬、出会い系サイト「ASOBO」で、他の利用者らに、自分の裸を撮影して投稿した動画に接続できるメールを送信した疑い。 同課によると、主婦はわいせつ動画を投稿して、約7年間で総額約100万円を荒稼ぎしていた。主婦は「生活費のためにやった」と容疑を認めているが、実のところ、ちゃっかり報酬を貯金していたという。 「ASOBO」では、女性会員がサイトに投稿した画像が男性会員から閲覧されたり、メールをやり取りすると、ポイントが獲得でき、換金できるシステムになっていた。この主婦はそのシステムを利用して稼ぐために、わいせつな動画を投稿し、男性会員の気を引いていた。動画は計336人の利用者が閲覧していた。 警視庁などは今年7月、「ASOBO」を運営する「株式会社ユアネット」(東京都渋谷区)の関係先を同容疑で家宅捜索した。わいせつな動画が投稿されていることを把握しながら、放置していた疑いがあるとみて、現在も捜査を続けている。 「ASOBO」に限らず、多くの出会い系サイトでは似たようなシステムを導入しているようだが、金儲けしたいばかりに、エスカレートして法に触れる画像を投稿したり、それをサイト側が放置するのはまずいだろう。(蔵元英二)
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社会 2013年11月09日 11時00分
激化するLCC生存競争
格安航空会社(LCC)の生存競争が熾烈になってきた。 成田を拠点にANAとエアアジア(マレーシア)の合弁会社としてスタートしたエアアジア・ジャパンは、既に合弁を解消、11月1日からはANA100%子会社のバニラ・エアに社名を変更して再出発している。 一方、同じANA傘下のピーチ・アビエーションは、欠航リスクが低い関西国際空港を拠点にする強みを生かし、10月27日から関空−成田路線を就航させた。ANAの事情で関空を拠点にスタートした同社にとって、成田進出は開業当初からの悲願だった。 これに対して成田を拠点とするJAL系のジェットスター・ジャパンは、最初の通年決算となった今年6月期で88億円の最終赤字に塗れた。自己資本が5億円強まで減少し、債務超過に転落しかねなくなったことから「JALに追加出資を要請している」(関係者)という。 「LCCはコスト削減のため同じ機材で複数の路線を飛ばす。その際、発着時間が制限される成田は欠航リスクが高まる。まだ知名度が低いにせよ、成田拠点組が苦戦を強いられているのはそのためです」(航空アナリスト) 殴り込むピーチ、迎え撃つジェットスター、そして新生バニラ・エアに加え、海外勢も“成田攻略”には牙を剥いている。既に上海−茨城線などを飛ばしている中国の春夏航空は来年5月、成田を拠点に国内3路線で運航する予定。中国の観光客を対象に「価格破壊を仕掛けるのではないか」と、関係者は早くも戦々恐々としているのだ。 「手ごわい強敵は他にもいる。ANAと決裂したエアアジアで、彼らはANAのハナを明かすことに執念を燃やしていますよ」(同) 日本の空を舞台にしたLCCの攻防戦が熱い。
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社会 2013年11月09日 11時00分
偽装食材問題 新ブラック企業のホテル業界 欺瞞にどっぷり浸かった業務日誌(1)
『阪急阪神HD』が運営する、八つのホテル内レストランで発覚した「食材偽装騒動」は、瞬く間に全国に拡大。ミシュランガイドで一つ星を取った、『ザ・リッツ・カールトン大阪』をはじめ、『帝国ホテル』、『近鉄ホテルシステムズ』系列のホテルまでもが、メニューと異なる食材を提供していた事実が発覚した。 「発端となった『阪急阪神HD』傘下のホテルでは、『旬鮮魚』と偽り冷凍マグロを出したり、トビウオの卵を『レッドキャビア(マスの魚卵)』として提供したりとやりたい放題。メニューとは違う食材が47種類もあった。『リッツ』は、そこまでの不適切表示はなかったが、安価なバナメイエビを芝海老、ブラックタイガーを車海老として提供。業者から買い込んだ果汁100%ジュースを『フレッシュジュース』として提供していたのです」(社会部記者) この騒動は、我が国有数のホテルが軒並み巻き込まれ始めたことから、今後はさらなる広がりを見せるとみられているが、恐ろしいのは、これで終わりではないという事実なのだ。 「今、マスコミに騒がれている偽装は氷山の一角。むしろ進んで会見を開いているところは、良心的なホテルといえる。その裏にはさらに危ない食材を使いながらも、完黙しているホテルが星の数ほどあるのです」 こう語るのは、某ホテルチェーンの幹部。この人物によれば、過当競争の厳しいホテル業界は食材偽装のオンパレード。高級ホテル以上に中堅ホテルチェーンでは、驚くような偽装がなされているというのだ。 「例えば、代表例はウナギだろう。発ガン性物質が検出されたこともある中国ウナギは一般的にも敬遠されているが、冷凍ものを輸入して国内加工すると、原産国を表示しなくていい。そのためこれを安価に仕入れ、『国産』と謳った鰻重を提供しているレストランもザラなのです」(同) また、これとは別に牛肉の偽装表示も頻繁に行われているという。 「今回の騒動では国産牛を和牛とメニュー表示していたところもあったが、実は和牛は日本の在来種。一方、国産牛は海外から輸入し、3カ月以上飼育した牛を指す。そのため、国産牛を和牛と偽って客に出すホテルが絶えない。近年流行りのイベリコ豚に、実は格安の国産豚を使用している所も増えています」(同) ただ、これらは最もオーソドックスな手口。さらに恐ろしいのは、魚介類の食材偽装なのである。中堅ホテルの元シェフが言う。 「謝罪会見を行った多くのホテルで、『芝海老』の偽装があったが、これは市場でもめったにお目にかかれない幻の食材。メニューに書かれていたらまず疑えといわれているほどなのです。また、最近目立ってきたのは食材の回転寿司化。代用魚を使った料理を提供し始めているホテルレストランが、増えているのです」 ちなみに、「代用魚」とは、古くから食べられてきた魚に味がよく似た魚介類。その多くは深海魚や外国魚で、最近では回転寿司の8割近くがこれを使用しているといわれているのだ。 「例えば、『鯛めし』に使われているのは、アメリカナマズやテラピア。アワビはチリ産のロコ貝、酷いところでは南米産のウミヘビを『穴子丼』として提供しているところもある。海鮮丼などのマグロはガストロというサバ科の魚。ネギトロはアカマンボウが主流で、中には本物の食材の3分の1以下の値段で仕入れているものも多いのです」(同)
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社会 2013年11月08日 16時00分
白骨化遺体を発見した被告の行方
今年の夏、東京都江戸川区のアパートの一室から白骨化した遺体が見つかった事件で逮捕、起訴された被告(61)の初公判が、10月18日に開かれた。 「上下グレーのジャージ姿で胸元にたたんだメガネをひっかけ、パーマでやや長めの白髪、ほぼ脂っ気が抜けたようでしたね」(司法記者) 起訴状によれば、同被告は去年6月頃、アパートからビニール袋に入れてプラスチックケースに梱包した氏名不詳者の遺体(骨)を運び出し、同区内の別のアパートへレンタカーで運び、その押し入れの天袋内に隠した、とのことだが…。 同被告は「間違ってます。引っ越しのため骨を運んで移動したのは事実です。でも、隠匿はしてません。それと…自分が骨を見つけたときはすでにビニール袋、プラスチックケースに入ってました。隠すつもりでやったんじゃない」と、引っ越しのために骨を運んだ事は認めたが、それを“隠すため”ということに関しては否認の主張を行った。 さらに、検察側の証拠により、同被告がこのプラスチックケースに入った遺体の存在を知った日のことが語られた。 「'09年4月、実母が入院したときのこと。実母が被告に対して“衝撃の告白”をしたんだそうです。『押し入れに義父が…フジタシロウなる者が殺し、義父と同人が運び込んだ死体がある…』と。被告は帰宅して押し入れからそのケースを出してみたところ、黒いビニール袋から、おでこの周りの丸い感じや目のくぼみが確認でき、人の骨と確認したんだそうです。またなぜ警察に届けなかったかというと、身柄を拘束され実母や親戚の介護ができなくなることを恐れていたとのことです」(司法記者) 被告の言い分が真実ならば、何らかの事情で長年遺体を隠し続けていた両親によるトバッチリで逮捕・起訴されたともいえるが、果たして真実は!?