社会
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社会 2013年11月08日 11時45分
強姦、わいせつ画像要求… 「ニンテンドー3DS」めぐり女児が相次ぎ被害
任天堂の携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」をめぐり、小学生の女児が相次いで被害に遭っている。 茨城県警は11月5日、「ニンテンドー3DS」でインターネット接続した女児(12)と、出会い系サイトで知り合い、みだらな行為をしたなどとして、強制わいせつ罪で起訴された男(49=神奈川県横浜市保土ヶ谷区)を強姦容疑で再逮捕し、会社員の男(36=千葉県柏市花野井)を強姦未遂容疑で逮捕したと発表した。 県警によると、49歳の男は今年1、2月、同県内のホテルで女児を乱暴した疑い。36歳の男は2月11日、同県内のホテルでこの女児にみだらな行為をしようとした疑い。 女児は3DSでインターネットの出会い系サイトに接続し、この2人と知り合った。親がネット接続できないようにゲーム機を設定していたが、女児が解除したという。 また、愛知県警は5日、3DSで小学生の女児に裸の写真を送信させたとして、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童ポルノ製造)容疑で、会社員の男(44=同県豊橋市西七根町)を書類送検した。さらに、同様の非行内容で、県内外の小中学生4人(当時12〜13歳)を補導した。 44歳の男の送検容疑は12年11〜12月、インターネット経由で写真交換ができる3DSの無料ソフト「いつの間に交換日記」を使い、県内の小学生女児2人(当時11〜12歳)に裸の写真4枚を送信させたとしている。小中学生4人も、同じ女児2人から写真を送らせていた。 県警少年課によると、被害女児の一人が親に相談したことで発覚。3DSは購入時、インターネットに接続できない設定にしたものの、やはり、この女児も設定を解除していたという。 こういった事態を受けて、任天堂では1日午前11時をもって、「いつの間に交換日記」「うごくメモ帳3D(フレンドうごメモギャラリー)」で、インターネットを通じて日記や画像を他人と交換できるサービスを停止した。 任天堂によると、未成年者がインターネットの掲示板で知り合った人と、フレンドコードを交換し、両サービスで公序良俗に反する画像をやりとりする事例が発生し、これを防ぐのが難しいと判断し、サービスの停止に踏み切った。 任天堂は「ご利用いただいている多くのお客さまには、大変ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありませんが、未成年のお客さまの利用が多いことを考慮し、判断をいたしました」としている。(蔵元英二)
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社会 2013年11月08日 11時00分
『ほこ×たて』ヤラセ・打ち切りでスポンサーが逃げ出したフジテレビの凋落
フジテレビが断末魔の悲鳴を上げている。人気番組『ほこ×たて』のヤラセ&打ち切り問題にスポンサーは逃げ出し、芸能人でさえも寄り付かなくなっているのだ。 「いまやフジは“テレビ界の不祥事の安売り王”と言っても過言ではない。『FNS27時間テレビ』では加藤浩次がAKB48の渡辺麻友の頭を足蹴りしBPO(放送倫理・番組向上機構)から異例の勧告を出された。さらに『笑っていいとも!』の電撃打ち切り。スポンサーや共演者のほとんどに一報を入れず、信頼関係は地に落ちた。広告代理店も芸能プロも、フジとの付き合いを一から見直しています」(テレビ局関係者) これにダメ押ししたのが、内部調査でヤラセ演出が発覚した『ほこ×たて』問題。 「今回は『絶対命中スナイパー軍団VS絶対に捕らえられないラジコン軍団』の出演者がヤラセを告発し、動物虐待など深刻な問題も発覚した。その後の内部調査で6件のヤラセが判明したが、グレーなVTRは数百本以上もあり、徹底調査すれば今以上に多くのヤラセ演出が発覚する可能性もある。この事態にフジは、全ての責任を制作会社に押し付けようとしている。早々に打ち切りを決めたのも、これ以上、問題発覚を防ぐ狙いがあるためです」(制作会社幹部) しかし、ことはフジ上層部の思惑通りには運ばないようだ。現在、BPOは『ほこ×たて』案件を早々に審議入りの対象に指定。そればかりか、民放連除名、亀山千広社長の引責辞任まで発展するという見方まであるという。 「今回の問題は、'07年にテレビ界を揺るがせた関西テレビの『発掘! あるある大事典2』のヤラセ事件と構造は全く同じ。結果は民放連除名、社長は引責辞任しましたからね。そのため、ただでさえスポットCMの売り上げが落ちている状態に加え、蜘蛛の子を散らすようにスポンサーが逃げているんです」(事情通) “フジの女神”と称される加藤綾子アナにも独立話が浮上している。フジテレビの終わりの始まりは、幕を開けたばかりのようだ。
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社会 2013年11月08日 11時00分
神戸ツイッター騒動の余波
10月10日にツイッターに投稿された、千葉ロッテマリーンズの神戸拓光選手(28)の文書が、ネット上で波紋を呼んでいる。 「『可愛いふりしてやる事やってんじゃん』て事。今回のそれは【なるべくしてなった】…自業自得だ」 一見、何について語っているのか判断しかねるが、ちょうどこの2日前に起きた三鷹の女子高生殺人事件について発言しているようにもとれたため、ネット上では“不謹慎だ”として大炎上。球団側に批難が殺到し、球団の公式ホームページ上にお詫び文と神戸選手の処分について掲載された。 しかしこのお詫び文で、なんと神戸は今回の件に一切関わっておらず、ゴーストライターによるツイッター運営が明らかになり、更に炎上したのだ。 今現在、神戸のツイッターは閉鎖され一見落ち着いているように見えるが、その陰で余波に怯える者もいるという。 「ずばり、同じようにブログやSNSなどでゴーストライターを使っている有名人たちです。神戸のように下手なことを呟かれたらイメージダウンどころではないですからね。内心。戦々恐々としているんじゃないでしょうか」(ネットに詳しいライター) また芸能記者によると、 「フェイスブックで、突然普段とは正反対の口調でソーシャルメディア論を投稿した元AKBの板野友美や、モーニング娘。の道重さゆみと田中れいなが同時期にほとんど同じ内容のブログを書き、“ゴーストライターではないか”と話題になったことがあった。田中れいなに至っては別件で何度か炎上していることもあり、本人たちよりも関係者が警戒しているとか」(芸能記者) どうせ炎上するなら本人に書いてもらいたい?
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社会 2013年11月07日 11時45分
岩手・大船渡の生活指導の中学教諭が交通違反を繰り返す
生活指導を担当する中学教諭が、交通違反を繰り返すという、生徒に顔向けできない不祥事を起こした。 問題の教諭は、岩手県大船渡市立越喜来(おきらい)中学校(同市三陸町越喜来字前田)の男性教諭(47)。 同市教育委員会によると、教諭は9月5日午前5時頃、市道交差点で運転中に一時不停止で大船渡署員に呼び止められ、酒気帯び運転も同時に判明した。そのため、10月10日に免許取り消し処分を受けた。 それでも、教諭は無免許でマイカー通勤を続け、10月23日午前7時20分頃、市内の国道45号で、出勤時に運転しているところを同じ同署員に目撃され、無免許運転で摘発された。摘発後、教諭は所在不明となったが、同日午後11時頃、警察に発見された。 教諭は最初に摘発された際、職業を「市体育協会職員」と偽り、校長にも報告しなかった。2回目の摘発時に県警が協会に問い合わせ、偽称が発覚した。教諭は「免職になるのが怖くて(職業を)偽った」と話している。 市教委に対し、教諭は交通違反を繰り返した理由について、「(酒気帯び運転は)アルコールが残っているとは思わなかった。(無免許運転は)通勤手段が他になく、運転をやめると変に思われると考えた」と説明しているという。 教諭は3年生の学年主任で、生活指導も担当。市教委は「申し訳なく、心よりお詫びする」としている。(蔵元英二)
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社会 2013年11月07日 11時00分
文化庁と芸術文化振興会の怠慢 映画補助金大盤振る舞いの実態
これは大問題ではなかろうか。 映画補助金を製作会社が黙って懐に入れている、という疑惑が囁かれている。 ひと言でいえば、回収金ゼロということだ。 文化庁の補助を受けて製作され配給・公開された映画は、公開収入の一部を国に納付(返還)することになっている。ところが、実態はゼロで、われわれの税金は映画製作に使われっ放しとなっているのが実情。これは、文化庁と日本芸術文化振興会に原因があるといえまいか。 では、その実態はどうなっているのか。 劇映画やアニメの製作には、最高5000万円の補助金や助成金を出すことができる。検査院が発表したところによると、'07年〜'11年度で198件、交付総額36億9896万円を調べたところ、1件当たりの補助金は1868万円となった。 だが、完成から5年間に公開収入があれば、経費を差し引いた額の一部を国に納付することが義務づけられている。 「国家返納については約束がきわめていい加減で、納付額の算定方法や手続き、期限は決められていません。そのため納付、返還した製作サイドはゼロとなっています」(映画製作関係者) 今年も11月27日から12月3日まで、また翌'14年も5月28日から6月3日まで募集している。そこには、これまでの回収ゼロのことなどまるで触れられていない。 「請求しないから製作側も払わない、という癒着構造がそこに出来上がっている」(前出・映画製作関係者) 繰り返しになるが、補助金は庶民が収めた税金の一部である。 検査院ももっとよく調べて、問題があれば訴訟手続きまで進めてもいいレベルの話だ。
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社会 2013年11月06日 11時45分
ウイグル人が怖い? 天安門車炎上とウイグル問題に対する中国人のホンネ
天安門広場で発生した車両突入事件にて、中国当局は「新疆ウイグル自治区の独立を目指す組織のテロ」と断定した。この事件、中国の一般民衆はどう受け止めているのだろうか。漫画『中国のヤバい正体』(大洋図書)の著書である孫向文氏(杭州市在住の漢族・30)に連絡を取ってみた。 「もちろん、中国だと、普通にテロだという認識ですよ。犯人に対して同情的な声などは上がっていません。僕もテロはテロだと思います。犯人を擁護するような報道が日本で為されていたとしたら、親日の中国人でもドン引きしますよ」 日本では、中国政府によるウイグル族弾圧の報道も為されているが、中国メディアはこの問題をどう扱っているのだろうか。 「ウイグルの領土問題は普段、中国では全く報道されません。中国人(漢族)は、ウイグル自治区で起こった2009年のウイグル騒乱すらも知らない人が多いんです。僕も一年ぐらい前に日本のネットを見て初めて知ったぐらいです。それはチベットも同様です。チベット騒乱のときもろくにメディアで報道されなかったから、中国人はチベット問題を知らないし、関心の持ちようがないんです」 少数民族の問題に関しては、中国メディアではタブーのようだ。そして普段、中国の9割を占める漢族は、かなり偏見を持ってウイグル人と接しているという。 「僕も漫画『中国のヤバい正体』の中で描いたんですけど、一般の中国人の認識をあけすけに言いましょう。ウイグル人は盗みや無許可販売、傷害などやりたい放題。なのに、中国政府は彼らの領土を占領したという引け目があるからか、ろくにその犯罪を取り締まってくれない。道で目が合ったら何をされるか分からないから、目を逸らさなきゃいけない。一人っ子政策が適用されないなど、ウイグル人は法的にも優遇されている…。そんな感じですね。もちろん実際には彼らが犯罪に手を染めているのかどうかは分からない。善良なウイグル人も多いでしょう。でも、中国の一般民衆が、普段そういう偏見に凝り固まった目でウイグル人を見ているのは確かです。ウイグル人に対する差別の根は日本人の想像以上に根深いですよ」 これは驚きである。今回の一件で世界の目がウイグルの領土や弾圧問題に向けられることは避けられないが、これに関して孫氏はどう考えているのだろうか。 「中国人の一部では歓迎する動きもあると思います。というのも、今、中国人は共産党に対して強く不満を抱いている。だから、海外メディアが中国を批判すると、民衆は『そうだ、僕たちの国の政府はこんなにひどいんだ! もっと共産党の悪口を世界に広めてくれ』って同調して喜ぶんですよ。僕らも共産党のせいで不自由な生活を強いられているから。ウイグル人を弾圧する共産党と、僕ら漢族の一般民衆は別モノって認識なんです」 言論統制や環境問題、格差社会、食問題…。中国人にとっては、今回のウイグル問題よりも、自分たちの生活の方がせっぱ詰まっているというのがホンネなのか。(杉沢樹)
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社会 2013年11月06日 11時45分
自身のイチモツを無理やり拭かせようとして、拒否したナースに暴行した入院患者を逮捕
こんな入院患者がいたのでは、ナースもたまったものではない。 京都府警中京署は10月31日、交通事故で足を骨折し、入院していた病院で、女性看護師を蹴るなどしたとして、暴行の疑いで、患者の無職の男(77=同府京都市南区東九条北烏丸町)を逮捕した。 同署によると、「痛い足を触られたので振り払っただけ。蹴っていない」と容疑を否認しているという。 逮捕容疑は、同28日午前9時15分頃、入院していた同市中京区内の病院の個室で、看護師の女性(22)の胸ぐらをつかんだり、足を蹴ったりしたとしている。 同署によると、女性看護師が男の体をタオルで拭いていたところ、拭き方を指示。自身の下半身を無理やり拭かせようとしたため、女性看護師が拒否。男はこれに腹を立てて、暴行を加えたとみられる。 もともと、男は以前から看護師に対して、暴言を吐くなどしていたため、たまりかねた病院側が同29日に警察に被害届を提出した。 男は足を骨折して、不自由な入院生活が続いたため、イライラが高じたのだろうか。職務とはいえ、親身になって世話をしてくれていた看護師に対して、嫌がらせや暴言を繰り返すなど言語道断の行為だろう。 さすがに、若い女性看護師が無理やり、下半身を拭かされそうになって、それを拒否するのも当然。暴行したのであれば、逮捕されても致し方ないところか…。(蔵元英二)
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社会 2013年11月06日 11時00分
大型企業買収ラッシュに潜む 孫正義ソフトバンク商法の危うさ
新しく放送されるたびに話題になるソフトバンクのテレビCM。毎回“ナンバー1”というフレーズがやたらと耳障りだが、そんなことはお構いなしに孫正義社長の進軍ラッパは止まりそうもない。 7月には大枚1兆5700億円を投じて米携帯電話3位のスプリント・ネクステルを買収した。グループの有利子負債が6兆円に膨らんだことから、米格付け会社のムーディーズやスタンダード&プアーズは、同社の格付けを投資不適格の“ジャンク債”に引き下げたが、孫社長は全く意に介さない。 10月19日には世界のスマートフォン市場の取り込みに向け、米携帯端末大手のブライトスターを買収すると発表した。同社はメーカーから仕入れたスマホなどの端末を世界約200の通信会社に卸売りする大手。ソフトバンクは約1230億円を投じて子会社化する。 次いでモバイルゲームの世界大手であるスーパーセル(フィンランド)も11月中に買収する。投入額は約1515億円。これまた決してハンパな額ではない。 他に英ボーダフォン日本法人買収、破綻したウィルコムを傘下に組み込み、さらにはイー・アクセスの買収−と、ソフトバンクのM&A攻勢には、あらためて目を見張らざるを得ない。 とはいえ優良物件がセールに出るわけはない。孫社長が「これから世界に羽ばたきたい」と野心をあらわにした米スプリントにしても、現実には6年連続の赤字垂れ流しだ。しかも米国でのシェアは昨年実績で17%にすぎず、3位とはいっても1位のベライゾン(34%)、2位のAT&T(32%)から大きく離されている。だからこそソフトバンクが7月に買収を完了すると、前述した米格付け会社が揃って格付けを投機的水準、すなわち“ジャンク債”に格下げしたのだ。 追い打ちをかけるように9月にはスプリントの取引銀行が「債務不履行の可能性がある」と指摘したように厳しい綱渡りが続く。これでスプリントの経営に万が一のことがあれば、借金の山に埋もれたソフトバンクの屋台骨を直撃する。 「孫社長は積極果敢なM&Aでの成長戦略に活路を求めている。株価が右肩上がりで上昇すれば銀行は『超優良企業』とみなしてバンバン融資するし、標的企業を呑み込む際に有利な株式交換カードが切れるからです。しかし自転車操業と同じで、この手法は永遠には続かない。どこかで歯車が狂ったが最後、バブル崩壊の二の舞いに直結しますよ」(経済記者) 不吉な兆しがある。グループ会社のソフトバンクモバイルが顧客約6万3千人分の信用情報を誤って登録した問題だ。分割払いで携帯電話やスマホを購入した顧客の信用情報を管理する際、入金があったにもかかわらず「未入金」と誤って登録し、全国を網羅する信用情報機関に送信していたのである。 驚くべきことに、誤登録は4年前の2009年10月から始まっていたという。うち金融機関やカード会社から照会があったのは1万6827件で、ソフトバンク側は信用情報を修正した上で照会のあった顧客にメールなどで謝罪した。 その終了を待って公表したのだが、これが10月1日のこと。それもホームページ上での「お知らせ」でお茶を濁した。関係者は冷ややかだ。 「いくら会見好きな孫さんでも、あまりに恥ずかしくて開けなかったということです。顧客の問い合わせで会社側は3月には把握していた。それが実態を調べて公表するまでに半年もかかった上、滞納者ということでブラックリストに載り、クレジットカードの審査で引っ掛かった顧客が相当いる。その責任をトコトン問われることがわかっている以上、会社側は目立たない形で公表するしかなかったのでしょう」 ところが、その前日(9月30日)、孫社長は今冬から来春にかけて発売するスマホの発表会見で、「重大な通信障害を起こしていないのはソフトバンクだけだ」と吹聴、返す刀でライバル社が起こした障害の事例を並べたものの、翌日に明かす信用情報の大失態については一言も触れなかった。 ソフトバンクの顧客のうち、少なくとも12人がクレジットカードの契約時に断られているという。しかし、テレビなどは大スポンサーへの配慮からか、触らぬ神にたたりなしの姿勢を崩さない。 「矢継ぎ早の大型買収だって、どこで墓穴を掘るかわかりません。第一、この信用情報の醜態では顧客の側に罪などない。それなのにメールで謝罪すれば事足りると思っているし、補償額にしても個々のケースで違うようです。これでは大枚を投じた買収先が疑心暗鬼になって当然です」(メガバンク関係者) 巨大メディアの沈黙とは裏腹に、銀行団は“孫商法”の危うい前途を危惧し始めたようだ。
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社会 2013年11月05日 11時45分
高校教諭が小学生女児に裸の画像送らせて御用に…
なんとも、不届きな教師がいたものである。 静岡県警沼津署は10月29日、小学生の女児に裸の画像を送らせたとして、児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の疑いで、私立東京農業大学二高(群馬県高崎市)教諭の男(47=埼玉県本庄市見福)を逮捕した。 逮捕容疑は、今年7月2日、静岡県東部に住む小学6年生の女児(11)が18歳未満と知りながら、上半身裸で写っている画像など8点を、自分の携帯電話にメールで送信させて保存したとしている。 教諭は調べに対し、「間違いない」と供述し、容疑を認めているという。 同署によると、教諭はアイドル情報サイトを開設しており、アクセスしてきた被害女児に「裸の画像を送れば、ジャニーズ事務所のタレントと直接、話ができる」などと持ち掛けて、画像を送らせていた。 被害女児の親が携帯電話に残っていた画像を見つけ、県警に相談。捜査したところ、教諭の犯行が発覚した。 教諭の自宅から押収されたパソコンと携帯電話には、他にも18歳未満とみられる少女の裸の画像が、少なくとも数百枚保存されていた。同署では教諭に余罪があるとみて、画像データの解析を進めている。 「ジャニーズのタレントと話せる」と少女たちをだまして、わいせつな画像を収集していた教諭の行為は許されるものではないだろう。(蔵元英二)
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社会 2013年11月05日 11時00分
発ガン性最高レベル「PM2.5」日本列島を襲う飛来危険MAP(2)
ここまでくると、中国は殺人ガスを毎日のように吐き出していると言っても過言ではないが、対策は講じられているのか。前出の中国在住記者が言う。 「中国財政部は、大気汚染が激しい北京市など北部を対象に、2013年度に50億元(約800億円)を投じ、PM2.5濃度を前年度に比べ北京地区で25%、上海地区で20%、広東省で15%引き下げる方針を打ち出している。また、北京で現在535万台ある自動車保有台数が600万台を超えないようにするほか、特定の地域に入る車に対し料金を徴収する計画、さらに石炭使用量を1300万トン減らすといい、この対策に、5年間で2000億元〜3000億元(約3兆2000億円〜4兆8000円)つぎ込むとしています。ただ、計画通りいくかどうかは、はなはだ疑問です」 問題なのは、「爆表」状態となったPM2.5が日本にまで到達しないか、ということだ。日本に飛来するPM2.5は、とくに春と秋に多いといわれる。 気象予報士の佐藤大介氏が語る。 「中国国内の映像を見てもわかるように、PM2.5は上空1000メートルぐらいの低い場所を浮遊しています。したがって、日本への影響が心配されるのは上空1万メートルに吹く偏西風に乗って飛んでくるものよりも、季節風に乗って飛来するもの。そちらのほうが圧倒的に多いと考えられます。夏の高気圧は風の流れが1万メートルと背が高いのに対し、移動性高気圧は背が低く、風の流れは1000〜2000メートル。そのため、中国で発生したものが、移動性高気圧が日本に張り出してくる春と秋、季節風によって運ばれてくるのです」 環境省や九州の各自治体では、「ただちに健康被害があるわけではない」と日本への影響を楽観視しているとはいえ、大陸に近い福岡県などでは健康被害を心配する向きも多い。 「アメリカでは、基準値以下でも大都会で常にさらされていると、ガンを発症するケースが報告されている。実際、日本国内でもPM2.5が増えれば救急搬送の件数も増えるという報告があります。日本での健康被害は間違いなくあるということです」(前出・医療関係者) 今年1〜5月の間にPM2.5の大気中濃度が「外出自粛」などの目安となる日本の暫定指針値(1日平均で1立方メートル当たり70マイクログラム)を超えた日は、西日本で3月に2日と、5月に5日。それぞれ、3月は大阪、鳥取、島根、長崎の4府県、5月は愛媛、長崎、熊本、宮崎、鹿児島の5県だ。今後、ハルビンや北京の上空に大量に滞留したPM2.5が、移動性高気圧に伴う季節風に乗ってくれば、指針値を超える日が連続で訪れる可能性は十分ある。 さらに気になるのは、汚染が日本国内のどこまで広がるかという点だ。独立行政法人国立環境研究所が発表した、環境基本法に基づき「人の健康のために維持することが望ましい」とされる環境基準(1日平均35マイクログラム以下)を超えた日の汚染マップを見ると、PM2.5は1月13日に九州を除く東北地方、関東、西日本を覆い、1月30日と31日は西日本全域を舐めている。 「怖いのは、関東から東北をも覆った1月13日のような汚染状態の時です。この日はそれほどの濃度ではなかったが、今年年末から来年頭の冬場、ハルビンで爆発的に発生した、基準値を遥かに超える濃度のPM2.5が同じように日本上空を覆い尽くす可能性がある。こうなるとダメージは計りしれません」(同) 解決方法はないのか。ジャーナリストの大谷昭宏氏が言う。 「日本も1960年代に光化学スモッグなど大気汚染に苦しんだ。この問題を根本から解決するには、日中関係のよし悪しにかかわらず、四日市ぜんそくなど4大公害を克服した日本が、中国に対し大気汚染を減らすための技術移転をすることです。政府に水際対策を講じろと言っても問題は解決しません」 もう時間はない。