レジャー
-
レジャー 2007年12月20日 15時00分
有馬記念 有終の美飾るか 本紙・橋本記者がダイワメジャー陣営を直撃
2007年中央競馬も今週のグランプリ「第52回有馬記念」(GI 中山芝2500m 23日)で幕を降ろす。オールキャストが顔をそろえ、ドリームレースにふさわしい白熱戦が展開されそうだ。さて、美浦黄門こと本紙・橋本千春記者が白羽の矢を立てたのは、有馬記念を最後に引退するダイワメジャー。自他ともに認める現役最強マイラーだが、昨年もディープインパクトの3着と好走。距離のメドは立っており、好勝負が期待できる。管理する上原師を直撃インタビューした。 −−いよいよ引退レースを迎えましたが、最終追い切りを終えての感想をお願いします。 上原師「滞りなく最終調整を終え、『ホッとした』というのが正直な気持ち。あとは、レースを待つだけです」 −−最終追い切りはどこに主眼を置きましたか。 上原師「二五を考えて、道中いかにリラックスして走れるか。もう一点、終いの爆発力をチェックしました。並んでから、最後に2馬身突き放した動きは満足のいくものだった」 −−昨年(3着)と比較してください。 上原師「昨年は毎日王冠→天皇賞・秋→マイルCSと3連勝。目いっぱいの競馬が続いた後の挑戦だったが、今年はまだ余力がある。状態は、さらに良くなっている感じだ」 −−1週前追い切り(12日)はデムーロ騎手が騎乗しましたが、感想は。 上原師「成長度、背中の感じなどを確かめてもらった。コンビは昨年の中山記念(2着)以来だが、『元気も、パワーもある』といってくれたので、意を強くした。中山は皐月賞も乗ってもらい勝っているし、(大船に乗った気持ちで)全幅の信頼を置いている」 −−半妹のダイワスカーレットとの対決が話題を集めていますが。 上原師「厩舎としてはとくに意識はしていない。素晴らしい兄妹だし、2頭とも頑張ってほしい」 −−最後に意気込みをお願いします。 上原師「有馬記念は、出走したいからといって出走できるレースではない。その意味で、有馬記念で引退できるのは調教師として冥利に尽きるし、感無量。先行抜け出しがこの馬の勝ちパターンだけど、自分の競馬をして結果を出せれば最高ですね」
-
レジャー 2007年12月20日 15時00分
古賀正俊の当たり馬券直行便 馬場状態の差を見極める
今回は馬場状態について書いてみたいと思います。今のJRAの芝コースは改良され、野芝と洋芝の複合した馬場が多く使用されています。開催初めのパンパンの良馬場、開催が進み、芝が傷んで荒れてきた良馬場、雨による稍重、重、不良など、いろいろな馬場状態があります。 その時の芝のコンディションによって、勝敗が大きく左右されることが多いのが競馬です。したがって、馬場状態を把握することができれば、予想がしやすくなります。 パンパンの良の時は高速馬場となり、逃げ、先行タイプの馬や内枠を引いた馬が有利になります。また、開催が続くにつれコースの内側が荒れすぎた時や、雨が続いてインが悪くなると、逃げ、先行馬が不利になり、差し、追い込み馬が台頭してきます。馬場の良し悪しにかかわらず、コースロスを考え、外を走ることができないのが、逃げ、先行馬の宿命なのです。また、内枠を引いた馬も外に持ち出すことができないと、そのまま悪いインコースを通らざるを得なくなります。それに対して、差し、追い込み馬は後ろから通るコースを選んで走れるので有利です。 JRAでは内と外であまり極端な馬場にならないように、毎週、開催の中日に手を加えています。(1)芝に水や肥料を与え、生育を良くする(2)芝丈を刈り長さを調整する(3)砂を入れる(4)ローラーをかける(5)内柵を移動さる、などです。とくに注意をしたいのが砂を入れた時とローラーがけをした時です。地盤がしっかりするので、見た目は荒れているように見える内を通っても、不利にならないことがあります。 このように馬場状態を見分けることが馬券の的中にかかわってきます。
-
レジャー 2007年12月20日 15時00分
今週の有力新馬(中山)
桜花賞を予感させる馬が神秘のベールを脱ぐ。7日目(土)の芝1600m戦に出走予定のメアリーズガーデン(牝、父ファルブラヴ、母サンデーピクニック=美浦・戸田厩舎)がそれだ。 セールスポイントは、1つや2つではない。「スピードと反応の良さ。それに血統的な背景もある」と話す斉藤助手。アーリントンCなど3戦3勝のトーセンキャプテンの半妹で将来は約束されたようなものだ。「体はまだ幼いけど、能力は相当なもの。距離もこれぐらいがベスト」とチャンスに虎視たんたんだ。 最終日(日)の芝2000m戦は、ステルスソニック(牡、父タニノギムレット、母サンデーエイコーン=美浦・国枝厩舎)がベストパフォーマンスを披露する。 父は今をときめくタニノギムレット。活力のある血統で代表産駒には、牝馬で64年ぶりにダービー馬に輝いたウオッカがいる。 佐藤助手は「まだトモに力がついていない」と注文をつけるが、それは目標が高いことの裏返し。「将来性はある。気持ちも前向きだし、素質でカバーして不思議はない」と盛んに腕を撫していた。
-
-
レジャー 2007年12月20日 15時00分
今週の有力新馬(阪神)
7日目(土)の芝1800m戦の注目馬はマゼラン(牡、父クロフネ、母ポトリザリス)。良血馬の宝庫・角居厩舎の所属で先週の愛知杯を勝ったディアデラノビアの半弟だ。 10月下旬から2カ月近い入念な乗り込みで仕上がりも良く、19日のCWコースでは5F67秒9をマークした。 「500kg近い大型馬だけど、仕上がりはいいし、ケイコの動きも悪くない。能力は相当高いので将来を含めて期待している」と村山助手。武豊騎手を背に初戦突破を狙う。 同じ芝1800m戦でのライバルがフィッツロイ(牡、父アドマイヤベガ、母アンデスレディー=栗東・佐々木晶厩舎)だ。 今週の有馬記念に出走するインティライミの半弟で、今週のDWコースでは6F82秒8を計時。3歳500万のショウリュウアクトに1馬身先着を果たした。当然、厩舎ゆかりの血統に佐々木晶師も期待を膨らませる。 「兄弟に比べてもヒケを取らない能力がある。馬体もしっかりして、いい雰囲気がある」とべた褒め。岩田騎手を背にデビュー予定だ。
-
レジャー 2007年12月20日 15時00分
全日本2歳優駿 伏兵イイデケンシンが逃げ切りV
19日に川崎競馬場で行われた「第58回全日本2歳優駿」(JpnI 1600m)は、藤田騎手騎乗の5番人気イイデケンシン(牡、JRA栗東・昆厩舎)が好スタートからハナを奪うと、1馬身半差をつけて逃げ切り勝利。勝ち時計は1分41秒8(良)だった。 「馬を怖がるため、現状は逃げる競馬が最適」と藤田騎手。「初コースで物見をしたりして、一度もハミを取ることなく直線に向いたからね。道中で楽をした分、4角で勝てると思った」という強気のコメントが着差以上に強い勝ち方だったことを感じさせた。 次走は未定だが、近親にパーソナルラッシュがいる血統。この日の勝ちっぷりからも今後はダート路線でローテーションが組まれる予定だ。
-
-
レジャー 2007年12月19日 15時00分
有馬記念 メイショウサムソン 現役最強証明する!
2007年を締めくくるオーラス決戦「第52回有馬記念」(GI 中山芝2500m 23日)まであと4日。最終追い切りが今朝19日、東西のトレセンで行われた。有力各馬はいずれ劣らぬ好気配を見せたが、なかでもメイショウサムソンが極限の肉体、そして精神へと達している。天皇賞も、ジャパンCも軽く上回る最高の仕上げ、グランプリ仕様へと様変わりしたGI4勝馬が現役最強を、日本一を証明する。 今年の3月に瀬戸口師から受け取ったバトン。移籍してからのメイショウサムソンは5戦を消化してGI2勝を含む<3110>と、最高に近い結果を高橋成師は出してきた。そして今年を締めくくるオーラス・有馬記念。指揮官はこれまで以上に気合を込めた。 「泣いても笑っても、今年はこの一戦がラスト。いい感じで燃焼できるようにギリギリに持っていく」 ディープインパクトが君臨した昨年は5着に敗退。ポップロック、ダイワメジャー、ドリームパスポートの後塵を拝した。あれから1年…武豊を鞍上に迎えてその存在感はこれまで以上に増した。 「昨年の有馬はモタれる面などがあった。それに比べると、今年は馬が違ってきた。すべてにおいて成長している」 まさに日本最強馬といえる存在にまで成長した07年。その成果を、グランプリVという形で結実させる。 「ここまでは本当に順調にきた。あとは追い切りで乗り役さんに乗ってもらえば火がつく」 武豊を背にした最終追いでグランプリ仕様のサムソンへ。鉄壁の王者がここに完成した。 【最終追いVTR】DWコースで武豊を背に併せ馬。馬体を併せて迎えた直線で鞍上が目いっぱいに仕掛けると、力強いストライドで豪快に1馬身先着した。秋2戦と比べても、気合乗りは抜群。今年最終戦へ向け、文句なしの状態に仕上がった。
-
レジャー 2007年12月19日 15時00分
有馬記念 ウオッカ 戦闘モードに突入
戦闘モードに突入だ。2007年中央競馬の総決算「第52回有馬記念」(GI 中山芝2500m 23日)の追い切りが19日行われ、ウオッカがうなるような仕上がりに達した。前走のジャパンC(4着)を叩かれた後も順調そのもの。ギリギリの張り詰めた馬体でファン投票1位の支持にこたえるつもりだ。 3歳牝馬として走る最後の舞台。そこでウオッカは現役最強馬の座を勝ち取るつもりだ。牝馬にとって最も厳しい舞台といえる有馬記念。メジロラモーヌ、エアグルーヴ、ヒシアマゾン、ファインモーションといった強力牝馬が過去にも人気を集めたが、勝利には至らなかった。 3歳といえば人に例えればまだまだ「少女」の領域。そこで偉業を達成すれば、史上最強牝馬の称号も手に入れることになる。 陣営も馬もボルテージは上がるばかりだ。「今回は、そうですね、ギリギリの感じというのかな。少しでも馬の上で動くとキューンと行ってしまいそうなぐらい。心身とも張り詰めた状態にある」最高潮の仕上がりを村山助手はそう表現した。 前走のジャパンCは4着。その前に予定していたエリザベス女王杯を脚部不安でレース当日に回避するアクシデントがあった。目標を急きょ変更して挑んだ一戦だっただけに、ピークの仕上がりにはいま一歩だったが、それでも世界の強豪相手に最後方から強烈な末脚を駆使してみせた。 春のダービー圧勝ですでに実証していたが、改めてとてつもないポテンシャルを示した。そこに今回は強烈な上積みが加わる。天皇賞、ジャパンCと目いっぱいのレースを続けてきたメイショウサムソン、そして桜花賞、秋華賞と後塵を拝したダイワスカーレットなどと比べれば、伸びしろは一番あるといっていい。 「いい状態で調教を進めているし、この追い切りで落ち着きも出てくると思う。スイッチが入って競馬モードになっている」 まさに究極の仕上げ。追い込み脚質には少し気になる中山の小回りコースにも「自分のペースを守って競馬ができれば大丈夫」と、昨年の覇者ディープインパクト並みの豪脚を披露するつもりだ。 総決算を勝てば年度代表馬の座も見えてくる。あのディープも、そしてウオッカ自身も置き忘れた夢、フランス凱旋門賞へ堂々と踏み出すため、ファンに最高のクリスマスをプレゼントするため、ここは譲れない。 【最終追いVTR】1週前の時点で馬のハートは“戦闘モード”へと突入したため、今朝は坂路で単走。爆発寸前の気持ちを何とかなだめながら、道中は気分良く走らせることに主眼に置いた。それでも、ラストでわずかに仕掛けると一瞬だけ鋭い反応。馬体の張り、精神面ともにピークに達しており、この追い切りで十分といえる。
-
レジャー 2007年12月19日 15時00分
有馬記念(GI 中山芝2500m 23日) ダイワスカーレット 攻めの調教で今年4冠狙う
数々の名馬を育ててきた松田国師が、ダイワスカーレットへ最大級の期待を口にした。 「私が手掛けてきたタニノギムレット、クロフネ、キングカメハメハなどの名馬のなかでも、頭ひとつ抜けた存在になれる可能性がある」 それを現実にするためには、この有馬記念は勝つ必要がある。そこで師はこの秋初めて「マツクニ流」のハード仕上げを施した。ローズS、秋華賞、エ女王杯と3連勝中だが、いずれも「余力残しの調整だった」という。 牝馬限定ならそれでも勝てるという強烈な自信の裏返し。だが、今回は強力牡馬が集結する有馬記念だ。「質の違う調教が必要だから、アンカツさんで3週続けて強いケイコをしてきた。今回は抜かりなくやれて、調教の質がまったく違う」と笑みを浮かべた。 いつものように4角先頭から33秒台の末脚を使えば、サムソンもウオッカも追いつけない。 【最終追いVTR】ビーオブザバン(古馬1600万)を1馬身後方から追走。道中では2馬身ほど相手が出たが、馬なりで馬体を併せていくと最後は1馬身先着してフィニッシュ。ゴール前での伸びもシャープで体調は申し分ない。
-
レジャー 2007年12月19日 15時00分
遠い記憶 根岸競馬場の歴史(3)
1866(慶応元)年末、幕府と英米蘭各国公使の間に「横浜居留地改造及競馬場墓地契約書」が交わされ、いよいよ根岸競馬場に、蹄の音と居留外国人の歓声が響くこととなる。 その記念すべき第1回競馬は翌1867(慶応2)年1月10日、「Winter Meeting(冬季競馬)」として、好天の下、にぎやかに催された。この日は8つのレースが行われ、第3レースの勝ち馬はサムライという名で、第5レースは「日本選手権」のタイトルがつけられた。 以後76年間、根岸競馬はほぼ毎年4、5月ごろと、11月ごろの春秋2回で開催されていった。やがて開催日数は1869(明治2)年から3日間となり、さらに後には4日間、8日間へと増えていった。運営団体は当初、居留外国人たちで構成する横浜レースクラブで、1869(明治2)年の記録では会員が92人だった。 しかし、競馬といっても初めのころは、居留外国人らの社交や娯楽色が強く、明治初年には競馬のほか、別当のかけっこや人力車競走などの余興がよく行われた。人力車はわが国に登場したばかりで、根岸競馬でも観覧者の足となっていた。 1874(明治7)年の春季競馬でのこと。やはり別当競走や、人力車競走が行われるとあって、出場者たちがフンドシひとつで待機していた。これを見た警官が、人前での裸姿をとがめて捕らえようとしたところ、治外法権の意識を持つクラブ関係者らは、これをさえぎり、警官を場外へ追い出し、競走を強行したというエピソードも残っている。 ※参考文献…根岸の森の物語(抜粋)/日本レースクラブ五十年史/日本の競馬
-
-
レジャー 2007年12月18日 15時00分
メイショウサムソンが年度代表馬奪取に燃える
ファンの支持はウオッカに譲っても、実力ナンバーワンはオレさまだ! 「女の子には花を持たせないとね。ここでの写真判定は負けていい」有馬記念のファン投票が発表された直後、高橋成師はその結果をサラリと右から左へ受け流した。 今季3つ目のタイトル奪取、そして2007年の年度代表馬の座をにらみ、威風堂々立ちはだかるのはメイショウサムソンだ。 大一番のグランプリを前に高橋成師がその意欲をみなぎらせた。 「当然、ハクがつくんだから頑張りたい。惜しかったな…ではダメ。それを繰り返さないようにしないとな」 トレーナーの脳裏に浮かぶのは前走のジャパンCでの惜敗。アタマ+クビ差の惜しい3着だった。この敗戦で年度代表馬争いは混とんとしてきた。サムソンを筆頭に、今年GI3勝のダイワスカーレット、そしてダービー馬ウオッカ、そしてアドマイヤムーン…オーラス・グランプリでの勝利が、07年のMVPをグッと手繰り寄せることになる。 もちろん、仕上げも抜かりない。1週前の坂路では800m53秒2をマーク。活気あふれる動きで、戦闘モードへとスイッチが入った。「まだ1週間あるけど、来週への下地はできた。このままいけば、いい形で出走できるだろう」と指揮官は自信をみなぎらせた。 ウオッカ同様、サムソンもこの一年は夏後半に流行した馬インフルエンザに振り回され、凱旋門賞挑戦を断念。病魔に感染もした。それでも、ぶっつけ本番となった秋の天皇賞では新コンビ・武豊とともに2馬身半差V。競って強いサムソンから突き放すサムソンへとさらなる進化を遂げた。 年度代表馬の称号は来年の海外挑戦に向けても、是が非でもほしい栄冠。男の意地とプライドをかけた戦いが再び始まる。
特集
-
岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
-
野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
-
-
豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
-
宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
-
元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分