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有馬記念(GI 中山芝2500m 23日) ダイワスカーレット 攻めの調教で今年4冠狙う

 数々の名馬を育ててきた松田国師が、ダイワスカーレットへ最大級の期待を口にした。
 「私が手掛けてきたタニノギムレット、クロフネ、キングカメハメハなどの名馬のなかでも、頭ひとつ抜けた存在になれる可能性がある」
 それを現実にするためには、この有馬記念は勝つ必要がある。そこで師はこの秋初めて「マツクニ流」のハード仕上げを施した。ローズS、秋華賞、エ女王杯と3連勝中だが、いずれも「余力残しの調整だった」という。

 牝馬限定ならそれでも勝てるという強烈な自信の裏返し。だが、今回は強力牡馬が集結する有馬記念だ。「質の違う調教が必要だから、アンカツさんで3週続けて強いケイコをしてきた。今回は抜かりなくやれて、調教の質がまったく違う」と笑みを浮かべた。
 いつものように4角先頭から33秒台の末脚を使えば、サムソンもウオッカも追いつけない。

 【最終追いVTR】ビーオブザバン(古馬1600万)を1馬身後方から追走。道中では2馬身ほど相手が出たが、馬なりで馬体を併せていくと最後は1馬身先着してフィニッシュ。ゴール前での伸びもシャープで体調は申し分ない。

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