セールスポイントは、1つや2つではない。「スピードと反応の良さ。それに血統的な背景もある」と話す斉藤助手。アーリントンCなど3戦3勝のトーセンキャプテンの半妹で将来は約束されたようなものだ。「体はまだ幼いけど、能力は相当なもの。距離もこれぐらいがベスト」とチャンスに虎視たんたんだ。
最終日(日)の芝2000m戦は、ステルスソニック(牡、父タニノギムレット、母サンデーエイコーン=美浦・国枝厩舎)がベストパフォーマンスを披露する。
父は今をときめくタニノギムレット。活力のある血統で代表産駒には、牝馬で64年ぶりにダービー馬に輝いたウオッカがいる。
佐藤助手は「まだトモに力がついていない」と注文をつけるが、それは目標が高いことの裏返し。「将来性はある。気持ちも前向きだし、素質でカバーして不思議はない」と盛んに腕を撫していた。