レジャー
-
レジャー 2008年11月18日 15時00分
マイルCS ここも女が強い! ブルーメンブラットが怪気炎
ここでも女が強いのか。最強マイラーを決定する「第25回マイルCS」(GI、京都芝1600メートル、23日)。府中牝馬Sで重賞初Vを決めたブルーメンブラットが、ピークのデキに近づいてきた。ノースフライトやシンコウラブリイなど、もともと牝馬が活躍しているGI。史上最強レベルといわれる現在の牝馬路線でもまれた底力があれば、一気の頂点奪取も夢ではない。 秋の中距離GI路線を席巻するウオッカとダイワスカーレットの2大女傑。短距離路線のスプリンターズSも、牝馬のスリープレスナイトが快勝した。そんな強い女の勢いはマイルの領域でも無視できない。 ブルーメンブラットが素晴らしい状態に仕上がっている。休み明けだった前走の府中牝馬Sを叩かれ、調子はほぼピークまで上り詰めている。 12日に栗東坂路で行われた1週前追い切りは、時計のかかる馬場状態にもかかわらず、800メートル53秒6→39秒2→12秒9の好タイムをマークした。軽く仕掛けられただけで、首を上手に使い、四肢を躍動させた。470キロ台の馬体はたくましく、実数よりずっと大きく見せている。毛づやも文句なしだ。 「時計はもっと出そうと思えば出せた。53秒台は余裕だった。前走は休み明けで、まだまだの仕上がり。正直、叩いてからと思っていたので、その分の上積みはかなり見込める。息の入りとか随分良くなったからね」と古川助手はうなずいた。 その前走は、まさにうれしい誤算だった。デキは八分、自信五分で挑んだが、結果は快勝。粘るGI馬カワカミプリンセスを後方から難なく差し切った。得意の東京だったとはいえ、距離はベストとはいえない1800メートル。最近はマイル以下を中心に使われ、1800メートル以上は一昨年の秋華賞以来だった。そんな厳しい条件でつかんだ重賞初Vは、今回への大きな自信となった。 「あれだけ頑張ってくれたのは本当に収獲だった。夏を越して体がひと回りたくましくなったのが充実につながっているんだろう」 先週のエリザベス女王杯にも登録したが、陣営に迷いはなかった。「二二は長いし、初めから距離がベストのここに的を絞って調整してきた。牡馬が相手でも、今のデキなら十分やれるはずだから」 ノースフライト、シンコウラブリイなど以前から牝馬が活躍したこの舞台。名牝の歴史に、ブルーメンブラットも名を連ねるときがきた。
-
レジャー 2008年11月18日 15時00分
マイルCS(GI、京都芝1600メートル、23日) 充実サイレントプライドが自信の西下
休養をはさんで、目下、重賞を連勝中のサイレントプライドが、いよいよGIに挑戦する。 前走の富士Sは6か月半ぶり。「ダービー卿(CT)を勝った後、トモの具合が良くなくて、歩様も乱れていたから、安田記念をあきらめて放牧へ出した。鉄砲の利く馬だし、仕上がりも良かったが、久々で少し動きがぎくしゃくしていたからね。自信はなかったよ」と国枝調教師。それでも、レースでは2、3番手の好位追走から、直線は鮮やかに抜け出した。 「馬の方が重賞を勝って自信を持ったんだろう。今までも競馬は上手だったが、最後の踏ん張りがきかないところがあった。それがゴールまで頑張れるようになったからね。それだけ精神面も馬体もしっかりしたということ」 1度使われた効果は大きく、12日に美浦坂路で行われた1週前の追い切りでは、800メートル50秒2→36秒6→12秒6の好タイムを馬なりでマーク。併せ馬で余力十分に併入した。反応、気合乗りとも上々で、「順調だね。すべてがいい方向に向かっている」と国枝師は目を細めた。 さあ、本番。毎日王冠でウオッカを差し切ったスーパーホーネット、府中牝馬Sでカワカミプリンセスを破ったブルーメンブラットなど、強敵が待ち受ける。舞台となる京都も初めてとハードルは決して低くないが、「乗りやすい馬。行く馬がいなければハナを切ってもいいし、2、3番手で抑えも利く。何でもできるのは強みじゃないかな。時計勝負になっても大丈夫」と強気に構えている。 実は国枝師には、もうひとつ大きな目標がある。「ぜひ暮れの香港マイルへ行きたいんだ。ここでいい結果を出せば選んでもらえるだろうし、そのためにも頑張りたいね」 今年もGI戦線で関西馬が15勝1敗と、相変わらず“西高東低”が続くが、マイルCSは24回の歴史で東西が12勝ずつ、過去10年では関東馬が6勝とむしろリードしている。 5歳を迎え、完全本格化した東の主砲が打倒!関西馬を果たす。
-
レジャー 2008年11月17日 15時00分
丹下日出男の虎の巻 マイルCSはヒモ荒れにご用心!
今週は、秋のマイル王座決定戦「第25回マイルCS」(GI、芝1600メートル、23日)が京都競馬場で行われる。競馬評論家の丹下日出男は、毎日王冠で春のマイル王ウオッカを文字通り、「蜂のひと刺し」で捕らえたスーパーホーネットを最有力とみるが、そのライバル候補に目されるカンパニーがどうもしっくりこない様子。ヒモ荒れにご用心とばかり、ステップレースごとに気になる伏兵をピックアップした。 昨年のマイルCSで懸命に2着に追い込んできたスーパーホーネットだが、なんかダイワメジャーに遊ばれたというか、あのクビ差は走っても走っても永遠に交わすことのできない、そんな力差に思えたよなぁ。 ただ、勝ったかと思えば、次走は凡走。レース内容が安定せず、ひ弱な印象が強かった馬ゆえに、毎日王冠から目標をこのマイルCS一本に定めたのは、たぶん大正解。1週前(13日)には、51秒4→38秒2→13秒1という好タイムを坂路でマーク。青写真通りにピークのデキで臨むことができそうだ。 前回の毎日王冠のマイル通過タイムは春先の安田記念より0秒1速い1分32秒6。そのタフなラップの上に立ち、レコードに0秒4と迫る1分44秒6で駆けている。上がり3F33秒3もメンバー最速で数字面においても文句なしだ。極めて普通に、ホーネットで勝ち負けになるマイルCSなんでしょう。 さて、問題の相手だが、実績面においては、天皇賞4着のカンパニー。レコード決着となった天皇賞で最速の末脚を繰り出し、ハナ+クビ+ハナ差の4着は大したもんだ。しかし、天皇賞の1800メートルの通過タイムは、毎日王冠と同じ1分44秒6。ラスト1Fのレースラップが12秒6を要したため、イチかバチかの追い込み策が「ハマッた」ともいえる。 この秋は高速決着による目に見えない疲れ。「蓄積疲労」をひとつのテーマとしてきたが、あの天皇賞で自身の能力の限界を超えて走った…そんな危険性も考えておかなくてはいけない。対抗は対抗でも、信頼度となると富士Sなどの別路線を歩んできた馬にもつけ入る余地があるような気がする。 なんて、その富士Sの走破時計は、毎日王冠のマイル通過タイムにも劣る1分32秒7。勝ったサイレントプライドは、ひところよりたくましさを増したとはいえ、輸送も含め、関西ベースの競馬にかわるのが気がかり。さらにデリケートなショウナンアルバあたりはなおのことだ。 富士S組から選ぶなら、ホームの利がある関西馬で、なおかつ変わり身が見込める馬。最も面白い存在は、しつこく“ウチパク”が騎乗するエイシンドーバーだろう。 ブルーメンブラッドもホーネットと同様、エリザベス女王杯をスキップして、適距離のマイルを選んだという意味では正解。ただ、府中牝馬Sの走破タイムは毎日王冠に1秒遅れの1分45秒6だけに、能力的にホーネット越えはどうだろう。 スワンS組では、勝ったマイネルレーニアのレース内容は確かに認める。でも、マイルと千四の競馬は問われるモノが異なる。印を打つなら、2着惜敗のローレルゲレイロの方か。大穴には、菊花賞経由で適距離に戻ったスマイルジャックを一考。
-
-
レジャー 2008年11月17日 15時00分
エリザベス女王杯 ルメールが魅せた! リトルアマポーラが劇的V
16日に行われた「第33回エリザベス女王杯」(GI、京都芝2200メートル)は、4番人気のリトルアマポーラが新女王の座に就いた。勝ち時計は2分12秒1(良)。3番人気のポルトフィーノが発馬直後に落馬するアクシデントがあったものの、ルメール騎手の積極策で古馬勢を完封した。2着には1番人気のカワカミプリンセス、3着には2番人気のベッラレイアが入線。空馬で先頭ゴールしたポルトを含め、人気上位4頭が力を出し切った(?)一戦は、3連単1万2690円と“平穏”に終わった。 エリザベス女王杯はやはり何かが起きる。一昨年のカワカミプリンセスの降着劇に続き、今年は武豊騎乗の3番人気ポルトフィーノがスタート直後に落馬するアクシデント。場内のどよめきが起こるなか、女王の座を射止めたのはリトルアマポーラだった。 道中はコスモプラチナがつくる淀みのないペースの5番手。牝馬3冠がいずれも後方(ふたケタポジション)からの競馬だったことを思えばかなりの積極策だ。レース後、鞍上のルメール騎手が作戦を明かした。 「DVDで見たレースはほとんどが後ろからだったので、『今回は好位で競馬をしたい』と先生に伝えた。そうしたら、『君の乗りたいように乗ってくれ』と言ってくれたんだ」 直線に入っても他馬より早めのスパート。直後にいた1番人気カワカミプリンセスに1馬身1/2という決定的な差をつけ新女王に輝いた。普段は口が重い長浜調教師も鞍上をほめ称える。 「脚質だけ伝えて、判断は彼に一任した。“完ぺき”のひと言。ゲートをすんなり出て、無理せず好位。私が思っていた通りの理想的な競馬をしてくれた」 ルメールと社台の勝負服で思い起こされるのが2005年の有馬記念。それまで追い込み一辺倒だったシルバーコレクター・ハーツクライを今回と同じ積極策で見事、グランプリホースに導いた。さらにいえば、あのディープインパクトに初めて土をつけたのが彼の大胆騎乗だった。 「ハーツクライ以来の(日本での)GI制覇だって? あの時と同じようにいいポジションを取れた。ストライドが大きく、心臓が強い。何より、いいハートを持っている。ハッピーだよ」 次走は未定だが、「あえて牡馬と競馬をやらせる必要はないかな。大事に育てて行きたい」と長浜師。“牝馬の時代”にまた一頭、強力な馬が加わった。
-
レジャー 2008年11月17日 15時00分
マイルCS 古豪スズカフェニックスが背水の陣
ロートルとはまだ呼ばせない。昨年の高松宮記念の覇者スズカフェニックスが、「第25回マイルCS」(GI、京都芝1600メートル、23日)で再び翼を広げようとしている。昨年暮れの阪神Cを最後に勝利の女神から見放されているが、大きく崩れたのは久々だった3走前のセントウルS(8着)だけ。“最愛”のパートナー・武豊騎手に手が戻り、今年最後のGI奪取のチャンスに全身全霊をかけて挑む。 今秋に入ってから(8)(4)(4)着。昨年の高松宮記念を制したスズカフェニックスだが、近走はひと押しが足りないレースが続いている。 「前走のスワンSでは普段より前の位置でレースをした分、いつもの切れ味がなかった。やっぱり、この馬の持ち味は末脚。後方からじっくり構えていった方がいい」と込山助手。 今年は未勝利。挽回しようという気持ちが次第に焦りを生み、最近は勝ち急いでしまった感もあった。だが、ここは初心に帰り、本来の終い勝負に徹する。何より今回は横山典騎手から乗り慣れた武豊騎手へとスイッチ。高松宮記念でGI勝利へと導いた強力な鞍上とコンビが復活するのは心強い。 「千四が一番合うと思うけど、出遅れが多い今ならマイルの方がレースはしやすい。そのあたりは鞍上がうまく乗ってくれると思う」 1週前追いでは坂路で800メートル52秒0の好時計をマーク。この秋一番の動きを披露した。「8割程度の仕上がりだった」昨年(3着)に比べると雲泥の差で本番を迎えることができそうだ。 「前走に比べると、体もずいぶんと引き締まってきた。秋4戦目でようやく胸を張れる状態に仕上がった。気合もかなり乗ってきただけに今度は何としても結果を出したい」 6歳も秋。年齢的にも引退の2文字がチラつく時期に差しかかかってきた。崖っぷちの“ベテラン”が意地を見せるか。
-
-
レジャー 2008年11月15日 15時00分
エリザベス女王杯(GI、京都芝2200メートル、16日) 先週の土、日メーンをズバリ! 絶好調・長田記者はビエンナーレで勝負
「第33回エリザベス女王杯」(GI、京都芝2200メートル)は16日にゲートイン。ウオッカ、ダイワスカーレットの女傑2頭が不在。かつての女王カワカミプリンセスも中間の調整過程に微妙な狂いが生じているだけに、波乱必至の情勢だ。先週、武蔵野S、アルゼンチン共和国杯と重賞をダブル的中させて勢いに乗る長田記者は、ビエンナーレとスーパールーキー・三浦のコンビに敢然と◎を打った。 例年、秋華賞と府中牝馬Sの上位組が中心になるレース。だが、今年に限っていえば、そうなる可能性は決して高くない。 まず、秋華賞は全体的に有力馬が走らなさすぎた印象を受ける低調なレースだった。前日のデイリー杯2歳Sがレコード決着となったような超がつく高速馬場だっただけに、2000メートル1分58秒4の好時計もうのみにできない。今年の牝馬3冠ですべて別の馬が勝っている事実からも、世代のレベルそのものに疑問符が付く。 もう一方の府中牝馬Sはどうか。レース自体はハイレベルだったが、勝ち馬ブルーメンブラットが早々に回避を決定。最先着(2着)のカワカミプリンセスは1週前追いで引っ掛かってしまい、予定よりはるかに速い時計を出すボーンヘッド。誰の目から見ても「明らかなオーバーワーク」(某関係者)で、調整に狂いが生じたのは間違いない。 そこで、別路線組の出番だ。なかでも、勢い、デキの良さ、距離適性と三拍子そろったビエンナーレに激走ムードが充満している。 前走の札幌日経オープンでは牡馬を0秒4もちぎる豪快な逃げ切り勝ち。2着は先週のAR共和国杯を制したスクリーンヒーローで、レベルの裏付けは十分ある。しかも、上がり3Fでもスクリーンヒーローを0秒2上回っており、展開がハマっただけではないことは数字が示す通り。GI初挑戦とはいえ、ウオッカ、ダイワスカーレットが抜けた牝馬同士なら当然、互角に戦える。 スーパールーキー・三浦皇成が鞍上というのも心強い。今週は栗東に駆けつけ、調教に騎乗。「使うたびに力をつけているし、今までにないくらいの状態で臨めます。絶対にいい勝負ができると思うし、一発があるんじゃないかと期待しています」と確かな手応えを感じていた。先日の新人最多勝記録に続き、武豊騎手の持つ史上最年少GI勝ちの記録も塗り替える可能性も十分だ。
-
レジャー 2008年11月15日 15時00分
エリザベス女王杯(GI、京都芝2200メートル、16日) 藤川京子 ベッラレイアが悲願のGI奪取よ!
あす日曜日は福島競馬場でエリザベス女王杯のレース展望&回顧のイベントを3Fピーチプラザで行いますので、競馬場にお越しの方はぜひ見に来て下さいね!楽しみにしています。 さて、エリザベス女王杯は◎ベッラレイアが、悲願のGI制覇を飾ります。 3歳時はオークスで2着、秋華賞で4着した実績馬で、ダイワスカーレットやウオッカとともに激戦を繰り広げ、世代のトップをひた走ってきました。昨年のこのレースは秋華賞後の疲れで使えませんでしたが、今年はパワーアップしての参戦。以前は少しさびしく映った馬体も随分としっかりしてきました。 それを証明したのが前哨戦の府中牝馬Sです。後方で脚をためて終い勝負。直線で外へ出すときに少し窮屈になりましたが、追われてからは久しぶりにこの馬らしい伸びを発揮。33秒3の上がり時計(3F)に、はっきりと復調の兆しが見えました。 ひと叩きされた上積みも十分です。先週、今週と追い切りでは、ベッラらしい重心の低いフォームで力強い走りを披露。ピークに近い状態と陣営も胸を張って送り出します。 広くて直線の長い京都の外回りコースは、いかにもこの馬向き。当日は“大地の女神”を味方に、豪脚で突き抜けます。
-
レジャー 2008年11月15日 15時00分
エリザベス女王杯(GI、京都芝2200メートル、16日) アベコーの気になる本命は!?
みなさん、お元気ですか、アベコーこと阿部幸太郎です。 さあ、こん身の予想でいくぞ! という段で、はたと困ってしまうことがあります。そのひとつが天気。どうしても、当日の天気が知りたくて、1週間前から天気図を細かくチェック。木曜日の段階でほとんど決定付けなくてはいけないのですが、実は予報がまるで正反対というケースがよくあるのです。 「エリザベス女王杯」が行われる京都競馬場は木曜日の段階で日曜だけが曇り時々雨。ところが、翌金曜には土曜も曇り時々雨。ということは、土、日の2日間が雨。土曜の馬場状態が乾かないうちに雨となると、重馬場は避けられない状況です。 はて、困りました。ベッラレイア、レインダンスが雨のマーメイドSで大惨敗。他の有力馬も雨を苦手とするタイプがいて温めていた予想のやり直し。見てみるとフランスのトレラピッド、ドイツのフェアブリーズは、重馬場ですべて3着以内。大の道悪巧者。これは勝たれるかな?と思えたのですが、調教でフェアブリーズは、ダクの出がかなりコズミ気味。トレラピッドはスムーズな脚さばきでしたが、私には強行軍の中2週でギリギリの馬体に映りました。 一方、今年の日本の3歳牝馬はまったくアテにならない状況。結局、「充実度」を重視して、アスクデピュティに期待しました。今年の夏の新潟で上昇機運に乗り、秋の中山、東京で2連勝と本格化。とくに末脚の破壊力は絶大で、新潟で連発してみせた上がり3F32秒6は強烈です。 2走前の中山で500万を勝ったときが、芝2000メートルを1分59秒8、ラスト3F34秒5。開幕週の紫苑Sで優勝したモエレカトリーナが1分59秒4でラストが35秒4。紫苑Sの優勝馬よりも約1秒も速い末脚を駆使しているのです。さらに、前走の1000万は、456キロから462キロの馬体重。それでいて、ラスト3F33秒6の破壊力で一蹴。時計が1マイル1分33秒6。あとラスト1Fを12秒0で走ると、府中牝馬S2着のカワカミプリンセスと同じ時計になります。 パワフルな走法と血統背景から踏んで、重馬場も問題なしと判断。現在のものすごい成長度、そして職人・岩田騎手騎乗で夢が広がります。
-
レジャー 2008年11月15日 15時00分
エリザベス女王杯(GI、京都芝2200メートル、16日) 関西本紙・谷口は未完の大器リトルアマポーラに攻めの◎
因縁の2006年エ女王杯から早2年。このレースに、誰よりも熱くハートを煮えたぎらすのは、カワカミプリンセス(1位入線、12着降着)の西浦調教師だ。 しかし、不安がいくつかある。まずは古傷の種子骨骨折。「能力に支障はない」とトレーナーは断言するが、種子骨といえば、脚元にかかる体重の何倍もの負荷を吸収する個所だ。振り返れば久々とはいえ、スローペースの2番手をしびれる手応えで進んだ府中牝馬S。一瞬、弾けかけてしぼんでしまったのは、古傷の影響…とも取れなくはない。 さらに、大誤算だったのは1週前追い切り。DWコースで一番時計(5F62秒3)といえば聞こえはいいが、実のところは大暴走。繊細な牝馬だけにオーバーワークも懸念され、人気ほど信頼できる存在とは思えない。 狙いはズバリ!3歳馬リトルアマポーラだ。 夏のリフレッシュ放牧に向かう際に見舞われた輸送熱が尾を引き、秋華賞はぶっつけ本番となったが、「災い転じて福となす」とはこのこと。叩き2戦目で上昇ムードにあるなか、同世代のライバルはというと…。 オークス馬トールポピーは鼻出血を発症し、無念のリタイア。秋華賞2着のムードインディゴは中間、口内炎のアクシデント。レジネッタはフケに悩まされている。唯一、順調といえるのは別路線組で注目を集めるポルトフィーノだが、こちらは乗り難しいタイプでいかんせんアテにしづらい。 クラシック3冠では、春から大器と騒がれながらも無冠に終わったアマポーラにとって、今回はようやくめぐってきた戴冠のチャンスといえる。 「先週のケイコが単走であの時計で、あの気合乗り。当初、今週は併せる予定もあったが、もうその必要はない。追い切りをつけてもらったルメールもさすがという印象。1回またがったことで、馬のことは分かってくれたと思う」 日ごろは口の重い長浜調教師も、愛馬の充実ぶりを肌で感じ取っているのか、いつになく冗舌だ。 「オークスは腑に落ちない負け方をしたが、今回は二二で直線が平坦の京都。脚質的に外回りもいいんじゃないか。今思うと、クラシックは何とかならんかったのかなぁというレースばかり。せめて締めくくりのここは何とかしたい」 晩秋の淀に見事なまでに咲き誇るのは未完の大器リトルアマポーラだ。
-
-
レジャー 2008年11月15日 15時00分
エリザベス女王杯(GI、京都芝2200メートル、16日) 関東本紙・橋本はカワカミプリンセスを信頼
雌伏2年、カワカミプリンセスがエ女王杯1着降着(12着)の無念をキッチり晴らす。 ご存じ、一昨年のオークス、秋華賞の2冠馬。しかも、無敗の5連勝で達成している。今年の牝馬3冠はすべて勝ち馬が違うように、3歳馬には傑出馬が不在。おまけに、秋華賞は人気馬が枕を並べて討ち死に。3連単はGI史上最高の1000万円馬券が飛び出したほど。世代別に見ても、ここでは実力は抜きん出ている。ダイワスカーレット、ウオッカがいない相手なら九分九厘勝てる。
特集
-
岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
-
野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
-
-
豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
-
宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
-
元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分