レジャー
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レジャー 2008年12月25日 15時00分
伊藤雄二元調教師が有馬記念を斬る
年の瀬の国民的イベント「第53回有馬記念」(GI、中山芝2500メートル、28日)までカウントダウンが始まった。昨年は3連単80万円超のビッグな配当が飛び出す大荒れの結末となったが、果たして今年は!? 本紙は競馬界の重鎮、1000勝トレーナーの伊藤雄二元調教師(71)を直撃取材。今年のグランプリを占ってもらった。 伊藤雄二元調教師はグランプリに天皇賞・秋を制した女傑エアグルーヴをはじめ、のべ7頭の精鋭を送り込んでいる。しかし、最高はそのグルーヴの3着(1997年)。まさに有馬記念を勝つ難しさ、そしてシーズン末期のGIの怖さを身をもって知っているホースマンの一人といえるだろう。 97年当時を振り返りながら伊藤雄元調教師は有馬記念攻略のポイントをこう語る。 「グルーヴはジャパンC(2着)をピークに持っていったので、有馬はその余力で戦っていた。でも、そんなハンパな気持ちじゃ勝てない。秋の激戦を戦い抜いてきた後の最後の一戦、まさにサバイバル。だからこそ、チャンスが大きいのは消耗の少ない馬やで」 そもそも現役時代から狙ったレースは逃さないことで定評のあった御大。仕上げ人の眼から見た今年のグランプリを最も狙っていた陣営は果たしてどこか? 伊藤雄元調教師はこの2頭を指名した。 「やっぱりダイワスカーレットとマツリダゴッホやろ。ダイワの場合は秋2戦目というローテーションが最高。グルーヴがそうやったように、牝馬で秋3走目となるとどうしても疲れが残るが、2戦目ならピークに仕上げられる。マツリダも前走のJCは2カ月ぶりで、どう考えてもここへの叩き台。有馬連覇を狙っていたのは明白」 それでは両馬の順位付けは? 伊藤雄元調教師は乗り役に注目する。 「マツリダの蛯名君は仕掛けどころをどこにするか難しい。並ばせずに一気に突き放すためにどこでスパートをかけるか。いろいろ難しい選択を迫られる。その点、安藤勝君は自分の競馬に徹すればいい。マイペースで逃げるだけ。単純な騎乗の分、気分的にはこちらが楽だよ」 ダイワスカーレットとマツリダゴッホ。この2強が名伯楽の目には特別な存在として映っている。それでは第3の馬は? そこで、取り上げたのがジャパンCでスターダムにのし上がったスクリーンヒーローだ。 「鹿戸(雄)調教師の藤沢流の仕上げが合ってるんやろね。最近は馬が変わってきた。しかも、騎乗するのがデムーロやろ。実力馬2頭の直後でジッと我慢して乗れば、上位争いは十分にあるで」と警鐘を鳴らした。 御大の見解をまとめると、昨年の1、2着馬が今年も一歩リード。ただ、着順はひっくり返り、ダイワスカーレットがリベンジを果たすとみている。<プロフィール> 伊藤雄二(いとう・ゆうじ) 1937年1月14日生まれ、大阪府出身。見習騎手(55年=阪神・伊藤正四郎厩舎)、騎手(59年=阪神・伊藤正四郎厩舎→60年=坪重兵衛厩舎)を経て66年に調教師免許を取得。栗東トレセンで開業。2007年の引退までにJRA通算1155勝、うち重賞はGI(級)12勝を含め、77勝を挙げた。
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レジャー 2008年12月25日 15時00分
データインパクト 有馬記念編
今週は一年の総決算、有馬記念。今回はその舞台となる中山芝2500メートルに着目。2001年以降のデータをもとに、狙える騎手&種牡馬をピックアップした。 ▼騎手 ペリエは中山芝2500メートルで15戦9連対、連対率6割! 騎乗予定馬のアルナスラインは実績的に見劣りするが、ペリエが乗るなら話は別。押さえておきたい人気薄である。意外なのは武士沢。このコースで26戦して連対率3割強、複勝率4割強という好成績。このコースに限っては、一流騎手並みに評価したい。有馬記念での騎乗予定馬はないが、覚えておきたいジョッキーだ。そのほか、佐藤哲、デムーロ(スクリーンヒーロー)、バルジュー、蛯名(マツリダゴッホ)、田中勝、小林淳あたりが狙い目。 逆に、ダイワスカーレットの安藤勝は、中山芝2500メートルで10戦し<0118>。どう見ても相性が悪い。そのほかで“消し”の騎手は、松岡(コスモバルク)、北村宏、福永、木幡、藤田(エアジパング)あたり。無理に狙うのは危険。 ▼種牡馬 種牡馬で“買い”なのは、アグネスタキオン(産駒ダイワスカーレット)、ドリームウェル(アドマイヤモナーク)、ステイゴールド(ドリームジャーニー)、マーベラスサンデー(ネヴァブション)、ホワイトマズル(アサクサキングス)。 “消し”は、グラスワンダー(スクリーンヒーロー)、ザグレブ(コスモバルク)、エルコンドルパサー(エアジパング)、スペシャルウィーク(フローテーション)。 ここで紹介した意外と知られていないプラス材料とマイナス材料を、ぜひ有馬記念で活用してほしい。
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レジャー 2008年12月25日 15時00分
有馬記念連覇に死角なし 美浦黄門・橋本記者がマツリダゴッホ陣営を直撃
2008年の日本一決定戦「第53回有馬記念」(GI、中山芝2500メートル、28日)は史上5頭目の2連覇に王手をかけたマツリダゴッホ、昨年2着のリベンジに燃える女傑ダイワスカーレットの一騎打ちムード。果たして軍配はどちらに上がるのか…美浦黄門こと本紙・橋本千春記者の判定はマツリダゴッホだ。人事を尽くして天命を待つ国枝調教師を直撃インタビューした。 −−2連覇に王手をかけた今の心境は? 国枝調教師「やれることはすべてやって、去年並みのパフォーマンスができる状態にある。この馬を知り尽くしているマサヨシ(蛯名騎手)に全幅の信頼を寄せているからね」 蛯名騎手「去年は人気薄(9番人気)で気楽な立場だったけど、今年はマークも厳しくなるし、楽観はしていない。レースパターンはいくつもシミュレーションしているけど、去年と同じ展開にはならないでしょう。ただ、どんなレースになってもこの馬のリズムで走らせることに専念する。ボクが上手に乗ってくれば結果はついてくると信じてます」 −−最終追い切りの感想をお願いします。 国枝師「先週、南のダートでやっていい感じできているので、オーバーワークにならないように、感触を確かめることに主眼を置いた。去年とほぼ同じ時計だったし、満足している」 −−前走のジャパンCはコンマ2秒差4着と惜しいレースでしたね。 国枝師「流れが遅く折り合いに苦労した分、終いがもうひと伸びできなかった。でも、懸念された左回りはクリアできたし、内容は悪くなかった」 −−その点、自分の庭同然の中山コース(10戦7勝)なら、大船に乗った気分なのでは? 国枝師「確かに心強い材料だね(笑)。中山に強い秘密? 気のいいタイプで、勝負どころ(三分三厘)から動いていくこの馬に、ドンピシャリのコース形態なのでしょう」 −−最後に意気込みをお願いします。 国枝師「一年の計は有馬記念(笑)。来年も現役続行が決まっているので、ハッピーエンドで新年に夢をつなげたい。応援してください」
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レジャー 2008年12月25日 15時00分
有馬記念追い切り速報 フローテーション反応鋭く1馬身半先着
菊花賞とステイヤーズSで連続2着。高い長距離適性を武器に、フローテーションが軌道に乗ってきた。 「前走は菊花賞の好走がフロックではなかったことを証明してくれた」と橋口調教師は期待馬の躍進を喜んだ。 しかし、今回は超一流馬がそろった有馬記念。「メンバーが強いよね」とさすがに弱気。挑戦者として相手に敬意を表した格好だ。 鞍上には目下絶好調のルメールを確保した。「期待できるのは彼の腕だけ。何かを引き出してくれるジョッキーだから、彼がどこまで頑張ってくれるかだと思っている」。 3年前、追い込み馬のハーツクライを先行させ、無敗の3冠馬ディープインパクトを封じ込んだ劇的勝利の再現なるか。 【最終追いVTR】3歳オープンのノットアローンを3馬身後方から追走。直線入り口でコーナーワークを利して馬体を併せていった。最後の追い比べではルメール騎手の仕掛けに鋭く反応、一瞬にして併走馬を1馬身半引き離すと、そのままフィニッシュを飾った。気合乗り、動きともに文句なしだ。
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レジャー 2008年12月25日 15時00分
オーバルスプリント トーセンラヴ快勝
「第19回オーバルスプリント」は24日、浦和競馬場で行われ、中団から向正面でマクリ気味に進出した2番人気のトーセンラヴ(牡6歳、浦和・小久智厩舎)が、直線抜け出して快勝。南関移籍後の初勝利を重賞初制覇で飾った。 「前走もいい競馬をしてくれたが、浦和の千四が合っている。的場さんが行かなかったのでマクリきっちゃえば大丈夫だと思った」と水野貴騎手。初めての南関重賞勝利にビッグスマイルがこぼれた。 次走は未定だが、大目標は「第1回東京スプリント」(JpnIII、大井1200メートル、4月8日)に据えている。
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レジャー 2008年12月25日 15時00分
内外HP版地方競馬予想 佐々木敦子の最終のおみやげ
佐々木敦子です。大井競馬も最終開催となりました。が、今週は年末の変則開催、今回は2日目(25日)の最終レースを探っていきたいと思います。絶対的中させて有馬記念、東京大賞典につなげたいものです。 最終レースは1500メートル戦。このレースは5番アイアイユメイロから3連複勝負と決めています。 最近のレースぶりは後方待機から直線で追い込むパターンです。今回は大井の内回り。直線が短いのが不安ですが、決め手勝負になれば、十分馬券の圏内と踏んでいます。3連複にするのは他にも強力なライバルがいるからで、3着以内なら…の強気の(?)勝負です。 相手は11番キングサンディ、8番カズノローレル、7番ダンノスパイダー、1番サファリマックス、そして、転入初戦の14番ヴィーナスイモンまで。 前走を見るとダンノが相手本線ですが、キングも侮れません。水曜までの浦和開催は、ほとんどが地元の馬だったので、この大井開催は船橋勢が多く参戦しています。私としては今回のアイアイユメイロとサファリマックスはかなり強力に推します。【3連複】(5)軸(1)(7)(8)(11)(14) さて今年も終わりですね。皆さんの馬券収支はどうでしたか? 私はトントンか、ちょっとマイナスくらいでした。でも、大井の6日間開催と有馬記念で最後の追い込みをかけ、大幅なプラスを狙います! それでは良いお年を。 ※馬旨(ウマウマ)指数…前4走の成績と前3走の成績をそれぞれ数値化し、その合計の差がより低く、総合計が高い馬が軸候補の筆頭となるデータ馬券。データは3着までに入る確率がベース。予想の基本は3連複となる。<プロフィール> 佐々木敦子(ささき・あつこ)3月31日生まれ/B型/東京都出身/パチンコ・パチスロに特化し、タレント活動中。最近は馬券もデビュー。南関東を中心に、パチンコ・パチスロで培った勝負勘と独自のデータをもとにヒットを連発している。 パチンコ必勝ガイド・漫画パチンカー・パチスロパニック7ゴールドでコラムを連載中。スカパー!777chサイトセブンTVにレギュラー出演中。 まだまだ競馬は駆け出しの私ですが、馬旨指数で頑張ってます。応援よろしくお願いします!
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レジャー 2008年12月24日 15時00分
有馬記念(GI、中山芝2500メートル、28日)最終追い切り スクリーンヒーロー 余力十分に併入
9番人気のジャパンCで波乱の主役を演じたスクリーンヒーロー。有馬記念ではマツリダゴッホ、ダイワスカーレットの2強を脅かす“第3の馬”として脚光を浴びている。 シンデレラホースといったイメージが強いが、元をたどればGI級の血統馬。曾祖母のモデルスポート(重賞5勝)は最優秀古馬牝馬に2度輝いた名牝で、祖母ダイナアクトレスも重賞を5勝、JCでも3着した女傑。スクリーンヒーローも将来を嘱望された逸材だった。セントライト記念(3着)の後、骨折で1年以上に及ぶ闘病生活を余儀なくされるアクシデントがなければ、もっと早くGI戦線で活躍していたに違いない。 果報は寝て待て。辛抱強く戦列復帰を待った関係者にスクリーンヒーローが最高の形で報いたことになる。運も実力のうちというが、強運なのは馬だけではない。今年2月に定年退職した矢野進調教師から、スクリーンヒーローを引き継いだ鹿戸雄調教師もその一人。 鹿戸雄師は「相手は強い馬ばかり。JC優勝馬に恥じないレースをしてくれれば」とあくまで挑戦者の立場を崩さないが、内心は打倒! 2強に闘志をたぎらせているのは間違いない。その証拠に、「仕上がりは申し分ないから、自分の競馬をして結果がついてくれば最高だね」と本音の部分を垣間見せた。 追い風も吹いている。AR共和国杯→JCを連覇したあり余る勢いは、メンバー屈指といっても過言ではない。そして、師が強調するセンスの良さもアドバンテージ。「競馬が上手で乗り役の意のままに動ける。距離、コースとも問題ない」のは強みだ。偉大な父グラスワンダー(98、99年)との親子制覇のシーンも現実味を帯びてきた。 【最終追いVTR】調教パートナーの水出騎手を背に、ポリトラックでヘロン(2歳新馬)と併せ馬。5Fで2馬身、3Fで1馬身追走。4角で外から馬体を併せると、相手の動きに合わせ、馬なりのまま併入に持ち込んだ。マイペースの最終調整となったが、バネの利いたリズミカルな動きは目立っており、仕上がりは完ぺきだ。
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レジャー 2008年12月24日 15時00分
有馬記念(GI、中山芝2500メートル、28日)最終追い切り メイショウサムソン 有終V飾る
逆襲の準備は整った。有終の美へ、メイショウサムソンがそれにふさわしいボディーラインを輝かせている。 「1週前追い切りの感じから、もう豊君に乗ってもらわなくてもええな。心配することは何ひとつない」と高橋成調教師はうなずいた。 究極の仕上げを目指せば目指すほど、その頂はよく切れる刃物のように研ぎ澄まされ、ポイントはわずかしかない。やりすぎれば、あっという間に下降線をたどり、逆にケイコが不足すればそこまで届かない。 もう武豊の手を借りなくてもいいという師の言葉は、ラストランにしてサムソンがそんな難しい仕上げに成功した証しといえる。 有馬記念は3度目の出走だ。苦い思い出しかない。3歳で挑んだ一昨年はディープインパクトの壁にはじき返され、昨年は調整がうまくいかなかった。「夏場に馬インフルエンザの影響で凱旋門賞挑戦も回避したし、いろいろと予定が狂ったからね。去年は満足できる状態ではなかった」と振り返った。 その点、今年は描いた通りのステップを踏んできた。凱旋門賞で悔しい思いをした。ジャパンCは武豊騎手が落馬負傷のため、急きょ、石橋守騎手に乗りかわり、思うようなレースができなかった。それでもローテーションに狂いはなく、叩き良化型らしくデキはきっちり上向いてきた。 「フランスでは結果を出せなかったけど、穏やかな環境で調整できていい夏休みにもなった。とにかく去年とは毛ヅヤ、体の張りともにまったく違うから。ベストの状態で送り出せる」 鞍上の武豊も年内絶望といわれた右腕尺骨の骨折から、先週の朝日杯FSで復帰した。不振の名馬&有馬でラストラン&武豊といえば、1990年のオグリキャップが今でも鮮明によみがえる。 「彼も有馬で勝つつもりでやってきたはず。大丈夫や」と師は全幅の信頼を置いている。暮れの大一番。寒くて熱い中山には、やっぱりユタカがよく似合う。 【最終追いVTR】DWコースで併せ馬を行い、6F78秒9→63秒2→50秒9→39秒1→12秒9をマーク。直線でパートナーと馬体を併せてからはこの馬らしい好気合を見せた。追い出してからの加速も早く、一時は1馬身完全に抜け出した。ゴール前で手綱を抑えた関係で最後はクビ差先着となったが、反応の良さはこの秋一番だ。
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レジャー 2008年12月24日 15時00分
有馬記念(GI、中山芝2500メートル、28日)最終追い切り マツリダゴッホ 連覇へ向け、万全の仕上がり
ディフェンディングチャンピオンの名にもかけて負けられない! 「第53回有馬記念」(GI、中山芝2500メートル、28日)まで、あと4日と迫ったクリスマスイヴの早朝、美浦トレセンでマツリダゴッホが躍動感あふれるフットワークを披露した。前走のジャパンCでは、鬼門とされる左回りの東京で小差4着に激走。自分の庭、中山に戻るここは昨年以上のパフォーマンスを見せつけてくれそうだ。 昨年のグランプリ馬マツリダゴッホが、連覇へいよいよカウントダウンに入った。 首尾よく歴史的偉業を達成した暁には、スピードシンボリ(1969、70年)、シンボリルドルフ(84、85年)、グラスワンダー(98、99年)、シンボリクリスエス(2002、03年)といった歴代の名馬に肩を並べる。 陣営はいたってリラックスムードに包まれている。これが王者の風格と、余裕なのか。「状態に関して不安な点は何ひとつない」と万全の仕上がりを強調する国枝調教師。「どっしり落ち着いていて、ヤル気がないのかなって。毎日、一喜一憂しているよ」と笑いを誘った。 宿命のライバル、ダイワスカーレット対策は?と水を向けても柳に風。「マサヨシ(蛯名騎手)におんぶにだっこ。すべて任せているよ」と煙に巻いた。 当の蛯名騎手も「アンカツ(安藤勝騎手)さんに知られたら困るから(作戦は)明かせない」と口にチャックをして、周囲を笑わせた。ピリピリした緊張感はかけらも感じられない。 昨年はその他大勢の一頭(9番人気)にすぎず、言葉は悪いが棚からボタ餅を手に入れた格好だった。が、今年は押しも押されぬ真打ちに成長を遂げた。 蛯名騎手は「(前々走の)オールカマーで差す競馬を身につけ、脚質に幅が出た。ようやく本格化したね」と自信を見せる。続くジャパンCがその証し。鬼門の左回りで0秒2差4着ならもう本物だろう。まして、<7111>、重賞5勝とメンバー屈指の実績を誇る中山コースなら怖いものはない。人事を尽くして天命を待つのみだ。 【最終追いVTR】蛯名騎手を背に、坂路を1本上がった後、ポリトラックで単走。テンはゆったりと入ったが、5F標過ぎから徐々に加速。抜群の手応えのまま直線を迎えると、クビを上手に使ったフットワークで糸を引くように伸びてきた。究極の仕上がりだ。
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レジャー 2008年12月22日 15時00分
有馬記念 メイショウサムソン 有終の美飾る!
今週はいよいよ08年のフィナーレ・有馬記念が行われる。過去、幾多の伝説を作り上げてきたこのレースで今回、ラストランを迎えるのがメイショウサムソンだ。デビューから3年5カ月。数多くの名勝負を繰り広げてきた名馬の最後の走りに注目だ。 ここまで積み上げてきたGI勝利は実に4つ。その輝かしい実績とともにスーパーホースがこのグランプリでターフに別れをつげる。瀬戸口厩舎から転厩して1年10カ月。バトンを受け取った高橋成調教師は感慨深げに同馬との日々を振り返る。 「本当、よくここまで頑張ってくれた。何より怪我で騎乗が微妙だった武豊君を背にラストランを迎えられるのがうれしいね」。 最後の舞台となる有馬記念では過去2度出走したが5、8着…一番人気に支持された昨年も直線で伸びきれずに期待を裏切った。同馬にとっては鬼門のレースとも言える暮れのグランプリだが、指揮官はラストランに向けて渾身の仕上げで挑む。 「昨年はジャパンカップがギリギリの仕上げだったので状態が下降線だった。でも今年は違う。フランス遠征がいい意味での休養となって、帰国して2戦目。昨年よりは確実に具合はいい」。 最終戦に向けて、できる限りの仕上げを施す。それが苦楽をともにしてきた愛馬への感謝の気持ちだ。もちろん、高橋成調教師はラストランを最高の形で締めくくるつもりだ。 「前走のジャパンCは上がりが速く、持ち味の渋太さを生かせなかった。それでも勝ち馬とは0秒5差だから全く悲観していない。今度こそファンの期待に応えたいし、何とか武豊君とのコンビで有終の美を飾りたい」。 90年のオグリキャップの再来なるか。引退レースでのVに向けて、サムソンが伝説の走りを見せる。
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