−−2連覇に王手をかけた今の心境は?
国枝調教師「やれることはすべてやって、去年並みのパフォーマンスができる状態にある。この馬を知り尽くしているマサヨシ(蛯名騎手)に全幅の信頼を寄せているからね」
蛯名騎手「去年は人気薄(9番人気)で気楽な立場だったけど、今年はマークも厳しくなるし、楽観はしていない。レースパターンはいくつもシミュレーションしているけど、去年と同じ展開にはならないでしょう。ただ、どんなレースになってもこの馬のリズムで走らせることに専念する。ボクが上手に乗ってくれば結果はついてくると信じてます」
−−最終追い切りの感想をお願いします。
国枝師「先週、南のダートでやっていい感じできているので、オーバーワークにならないように、感触を確かめることに主眼を置いた。去年とほぼ同じ時計だったし、満足している」
−−前走のジャパンCはコンマ2秒差4着と惜しいレースでしたね。
国枝師「流れが遅く折り合いに苦労した分、終いがもうひと伸びできなかった。でも、懸念された左回りはクリアできたし、内容は悪くなかった」
−−その点、自分の庭同然の中山コース(10戦7勝)なら、大船に乗った気分なのでは?
国枝師「確かに心強い材料だね(笑)。中山に強い秘密? 気のいいタイプで、勝負どころ(三分三厘)から動いていくこの馬に、ドンピシャリのコース形態なのでしょう」
−−最後に意気込みをお願いします。
国枝師「一年の計は有馬記念(笑)。来年も現役続行が決まっているので、ハッピーエンドで新年に夢をつなげたい。応援してください」