レジャー
-
レジャー 2008年12月22日 15時00分
有馬記念 今度も怖い スクリーンヒーローが再度の一発に意欲
サクセスストーリーはまだ終わらない。9番人気だったジャパンCを快勝し、アッといわせたスクリーンヒーロー。 「正直、びっくりしたが、いずれは大きいところでいい競馬ができる馬だと思っていた。東京の二四は力がなければ勝てないし、(GIを勝つのが)早くなった分にはいいでしょう」と鹿戸雄調教師は笑顔で振り返る。 1週前の追い切りは14日、ポリトラックで行われ、5F72秒1、ラスト1F12秒8をマーク。「時計は遅いが、ラスト1Fとゴールを過ぎてからもしっかり併せて、やる気を出させている。これはいつも通り。GIだからといって特別なことはしないでいいから」とあくまでも自然体を強調する。 JC→有馬記念を連勝すれば、史上5頭目の快挙。一気に名馬の仲間入りをする。「いやいや、負かしたといっても1度だけだし、ほかにも強い馬が出てくるから」と謙虚に語る師。が、「競馬が上手だし、長いところでは崩れない。今回も相手なりに走ってくるんじゃないかな」と続けたあたりは愛馬に対する信頼と自信の表れだろう。 競馬はブラッドスポーツ。1998、99年と連覇した父グラスワンダーの血が騒げば快挙達成も決して夢物語ではない。
-
レジャー 2008年12月22日 15時00分
丹下日出夫の虎の巻 有馬記念 連覇狙うマツリダゴッホが最有力
今年の秋のGIシリーズは、ウオッカとダイワスカーレットの歴史的な天皇賞を境に、俄然、盛り上がりを見せている。そして、3代のダービー馬や菊花賞馬が集結したジャパンCへ。1頭が抜けると、また新たなチャレンジャーが現れるという形でうまく回転しているが、最後のグランプリはJC上位組vsダイワスカーレットという図式が鮮明だ。 となると、まず最初に今年のJCの検証ありきということになるが、ちまたでは、「今回のJCは、スローの上がり勝負で凡戦ではなかったかという声もチラホラ。なるほど、前半1000メートル通過は61秒8のスロー。先行馬に有利な流れであったことは否めないが、ラスト4Fは、11秒9→11秒2→11秒3→11秒9と、11秒台のラップが4連続。瞬発力と同時に底力がなくては、到底勝ち負けには持ち込めなかったはずだ。 4着に終わったものの、その瞬発力勝負をイチ早く仕掛けたのがマツリダゴッホ。最後の最後で末が甘くなったとはいえ、最低でも3Fは11秒ソコソコのラップを刻んでいるし、中山2500メートルはタイトな内回り。3コーナーすぎからスパートすれば、ちょうど11秒台の脚を使い切ったところがゴールであることを実際、昨年に証明しているし、何といっても左回りと右回りでは別馬であることをもう一度思い出してほしい。 その昨年のグランプリで2着したダイワスカーレットは天皇賞・秋でウオッカのレコード(芝2000メートル1分57秒2)から2センチ差の銀メダル。1週前の追い切りでは、7F94秒9の猛時計にも平然。どこかイライラしていた休み明けの前走よりも精神面でゆとりがあるし、有馬一本に絞ったローテーションが功を奏したに違いない。ただ、基本的にはマイルをベースとした2000メートルがベストの中距離馬。昨年同様、早めにマツリダに馬体を併せられると、坂上からがやっぱり苦しい。 ましてや、スクリーンヒーローもJCで、前掛かりの競馬に味を占めているだろうし、ひとつ前のAR共和国杯の芝2500メートル2分30秒8は、同レース歴代2位の好タイム。前回のJCは、記録面においての裏付けもある(AR共和国杯を最速タイムで走ったサンライズジェガーは、翌年の天皇賞・春2着。歴代3位のアドマイヤジュピタは、今年の天皇賞・春を制している)。最後の最後で踏ん張り切るのは、蛯名のマツリダゴッホだと思うが、3頭は高いレベルで上位拮抗。 一角崩しがあれば、JCに出走できなかったことで、かえって理想的なローテーションとなったアルナスライン。鞍上のペリエ騎手は、近年の有馬記念で3勝。中山の2500メートルになると馬も人も変わる。メイショウサムソンは競走馬としては晩年。まさか、武豊によるオグリキャップ並みのメークドラマはないような気がするが、気の小さい予想家は天皇賞で◎を打ったドリームジャーニーまで、ソッと△を打つつもりでいる。
-
レジャー 2008年12月22日 15時00分
朝日杯FS セイウンワンダー 最大の勝因はコース“経験”
「第60回朝日杯FS」(JpnI、中山芝1600メートル、21日)は、内枠(3番)の特権をフルに生かしたセイウンワンダー(2番人気)が今年の2歳王者に輝いた。勝ち時計は1分35秒1(良)。JRAブリーズアップセール出身馬としては初のGI制覇。実はセールが行われたのが今回の舞台・中山競馬場だった。明暗を分けたのはこの“経験”だったというのは大げさだろうか? 終わってみれば、中山のマイルでは絶対的なアドバンテージがある内枠(3番)を引いたセイウンワンダーが2歳王者の座に就いた。 前走の新潟2歳Sとは一転、好スタートを切り、道中は中団を追走。ペースも前半3F通過34秒3、5F58秒8と淀みなく流れ、末脚自慢のセイウンに味方した。直線ではロスなく最内に切れ込むと、メンバー最速の上がり(3F)で突き抜けた。 思い起こせば、新潟2歳Sは外ラチぎりぎりで、今回は内ラチぎりぎり。一見すれば単なる偶然に映るが、鞍上が馬の癖を知り尽くしているからこそできた芸当だった。殊勲の岩田騎手が言う。 「この馬はラチに頼った方が伸びてくれる。今日も気持ちよく走っていたし、狙い通りだったね」 一方の領家調教師もJRAブリーズアップセールで、自らが最高額(2730万円)で競り落としただけに、喜びもひとしおだ。 「本当は(アグネス)タキオンの仔を買おうとしたんだけど、脚元が気に入らなくて。簡単に落とせると思ったんだけど、予想外に競りかけられちゃって。もう、引くに引けなかった(笑)。これぐらいは走ると思っていたので、ホッとしている」 実はこのセールでセイウン自身も大きな経験をしている。セールが行われた場所がここ中山競馬場だったのだ。週中に取材陣から「中山コースは?」と聞かれると、師は「1週間ぐらい滞在していたし、パドックでも“スクーリング”しているからな(笑)。装鞍所も体験しているし」と話していた。 勝ったからこそいえる“コジツケ”とはいえ、関西馬のほとんどが中山初見参だったのだから、この経験が少なからず陣営に自信を与えたのは間違いない。 自在性ある脚質に加え、折り合い面から距離延長も問題はなさそう。完成度の高さからいっても、順調にいけば、最大目標の皐月賞まで突っ走る可能性は極めて高い。
-
-
レジャー 2008年12月22日 15時00分
阪神C マルカフェニックスが重賞初V
21日(日)の阪神メーン「第3回阪神C」(JpnII、芝1400メートル)は、福永騎手が騎乗した8番人気のマルカフェニックス(牡4歳、栗東・松永昌厩舎)が、1分21秒6(良)のタイムで優勝。待望の初重賞制覇を飾った。 好スタートを決め、好位で流れに乗ると、積極的な仕掛けで直線半ばでは先頭。やや早仕掛けにも思われたが、「自分の競馬に徹するしかないからね」と福永騎手。勝つにはこれしかない意を決した作戦だった。フェニックスも鞍上の期待に応え、二枚腰を発揮。猛追してきた1番人気のファリダットを4分の3馬身振り切ったところがゴール板だった。 「体質が弱くて出世は遅れていたけど、もともと素質は感じていた馬。きょうは落ち着いていて乗りやすい状態だったし、結果を出せてよかった」と福永騎手。今年1月以来、久しぶりにコンビを組んだ愛馬を称えた。 これまでの良績は1200メートルに集中していたが、この日は折り合いもピタリ。本格化の兆しを見せるとともに、距離にも融通性が出てきた。来春はスプリント路線のみならず、安田記念の伏兵としても楽しみな存在になりそうだ。
-
レジャー 2008年12月22日 15時00分
オーバルスプリント(SIII、浦和1900メートル、24日) ナイキアディライト ラストランVに躍起
古豪ナイキアディライトが6年連続重賞制覇の偉業をかけ、ラストランに臨む。 有終の美を飾るべく、陣営が選択した舞台は昨年も勝利したゲンのいい浦和1400メートル。「前走から間隔があいた分、じっくり乗り込んでるし、具合はいい。去年、勝ったレースだし、いい形でラストを飾りたい」と川島正師も期待を込める。 最終追いは19日の船橋競馬場(左回り・良)。佐藤太騎手を背に、単走で5F63秒0→49秒9→38秒2を馬なりで計時。スピードに乗って序盤から飛ばしていくスタイルはいつもと変わらない。年齢的な衰えを感じさせない動きを披露し、態勢を整えた。 2003年のブルーバードCで重賞初挑戦、初制覇を達成してから、現在に至るまで12個のタイトルを積み上げた。数々の名勝負を演じてきた名馬が、集大成の一戦に静かな闘志を燃やす。
-
-
レジャー 2008年12月20日 15時00分
朝日杯FS(JpnI、中山芝1600メートル、21日) 大当たり記者・石沢はブラストクロノスで大勝負!!
2歳王者を決める「第60回朝日杯FS」(JpnI、中山芝1600メートル、21日)は、阪神JFとは一転して混戦模様。先週、3連単で47万円馬券の場外ホームランをかっ飛ばしたナイガイきっての穴野郎・石沢記者は、これまた評価が芳しくないブラストクロノスを本命に抜てきした。「人気薄の2歳馬」を数多く持ってくる岩戸厩舎の秘密兵器が師走の中山を激走する。 今回、2頭出しがかなった岩戸厩舎の特徴は「2歳戦」での強さだ。昨年が全20勝中5勝、今年は14日終了時点で17勝中6勝が2歳馬による勝ち鞍。それもフサイチアソート(東スポ杯2歳S)、ゲットフルマークス(京王杯2歳S)と、“手駒”は2年連続で重賞をかっさらっている。 さらなるキーワードが「人気薄」だ。近2年で挙げた11勝の平均は6番人気。東スポ杯2歳Sでのフサイチは9番人気、京王杯2歳Sのゲットフルにいたってはブービー人気(15頭中)での激走だった。岩戸厩舎の2歳馬、それも人気薄は、穴党にとっては「黙って買え」ということなのかもしれない。 そのゲットフルマークス、前走をフロック視されているのか、脚質が嫌われているのか、評価が芳しくないが、それ以上に盲点となっているのが◎ブラストクロノスだ。 デビュー前、記者は同じ週に使う予定だった評判馬のベラドーラの話を岩戸調教師に聞きにいくと、「それより、人気がない方がいいだろう? とにかくエンジン、心臓がケタ違い。このキンカメ産駒は絶対走る」と、ベラドーラそっちのけで熱弁をふるっていたのがこの馬。どちらかといえば強気で知られる同師だけに、当方も初めは半信半疑だったが、新馬戦の走りを見て即座に納得した。 勝ち時計こそ平凡も、直線入り口で鞍上が軽く仕掛けると抜群の反応で、アッという間にゴールイン。最後は抑え気味ながら、ラスト2Fは11秒9→11秒8だから、能力を疑う余地はない。騎乗した岩田騎手も「素直で乗りやすくて、仕掛けてからの反応もいい。これはいい馬だ」と、社交辞令抜きで称賛していた。 ここ2戦は(6)(7)着と結果が出ていないが、極度のイレ込み、大幅な出遅れと敗因はハッキリ。先週の中日新聞杯でも株を下げに下げたフサイチアソート(10番人気)が2着に突っ込むパフォーマンス。今回のブラストも岩戸厩舎の明らかな好走パターンだろう。
-
レジャー 2008年12月20日 15時00分
朝日杯FS(JpnI、中山芝1600メートル、21日) アベコーの気になる本命は!?
みなさん、お元気ですか、アベコーこと阿部幸太郎です。 今週、阪神では「阪神C」です。過去2回の勝ち馬が、フサイチリシャールとスズカフェニックス。2着がプリサイスマシーンにジョリーダンス。距離は1400メートルですが、マイル戦にも対応できる馬が上位を占めています。それをベースに考えると、叩き3走目のサイレントプライドが面白い存在です。 休養明けの富士Sで優勝。積極策からリザーブカードの追い込みを封じました。時計が芝1600メートル1分32秒7の自己ベスト。マイラーとしての資質の高さを実証。前走のマイルCSは、おそらく富士Sの反動と見ています。3走目で巻き返し必至です。 さて、注目の「朝日杯FS」です。昨年は主導権を取ったゴスホークケンが2馬身半差の圧勝。比較的、前で対応したレッゴーキリシマが2着で2番手追走のキャプテントゥーレが3着。先行馬同士での決着。一昨年も昨年と同じようなペース(前半34秒台)、ドリームジャーニーの強襲劇が決まったとはいえ、逃げたオースミダイドウが3着で、先行したローレルゲレイロが2着。中山外回りのマイル戦ですが、スピードに勝る先行馬の活躍が目立ちます。 ミッキーパンプキンが◎です。京都のデビュー戦を余裕の圧勝。時計が芝1400メートル1分22秒8。ビッシリ追っていれば1秒近くは短縮できたはず。同じ日にりんどう賞があり、優勝したグローリールピナスが1分21秒8。その比較からも出色の内容です。 さらに、前走の萩Sでは前半5Fを60秒8のスローに落とし、人気のキングスレガリアを引き付けるだけ引き付けて、ゴール前で再加速。まさに驚異の二枚腰。時計が芝1800メートル1分47秒7で、ラスト3Fが34秒6。ちなみに昨年の優勝馬フローテーションが1分47秒9で、ラストが35秒3。明らかにミッキーパンプキンの方が、スケール的に上の内容。萩Sの内容から好位置で控える競馬もできるはず。迫力の坂路調教に加えて、幸運なことに中山マイルの1番枠。迷わず狙い撃ちです。
-
レジャー 2008年12月20日 15時00分
朝日杯FS(JpnI、中山芝1600メートル、21日) 藤川京子 愛馬ブレイクランアウトが戴冠よ!
朝日杯FSに、愛馬のブレイクランアウトとフィフスペトルが出走します。GIに2頭出しなんて夢のようです。そして、中山10RのクリスマスCにも、愛馬アクロスザヘイブンが出走! 現地で張り切って応援したいと思います。 さて、2歳王者は◎ブレイクランアウトで決まりです! 愛馬だからといって、ひいきしているわけではありません。フォーキャストの計算で弾き出した結果です。 ここ2戦は人気を裏切っていますが、前々走のいちょうSは直線で前が詰まり最後方まで下がるロス。そして、前走の東スポ杯2歳Sは、その影響か勝ち馬を気にして抜かそうとしなかったとか。それでも、(4)(2)着と崩れなかったあたりは立派です。 この中間は終いを伸ばす追い切りを消化するなど、課題克服へ向けたケイコを続けてきました。その効果もあり、最終追い切り(ポリトラック)は前2頭を追いかけ、その間を反応良く割って先着。5F63秒7の好時計をマークしています。何より主戦の武豊騎手が今週から復帰するのは頼もしいかぎり。王冠はブレイクの頭上に輝きます!
-
レジャー 2008年12月20日 15時00分
朝日杯FS(JpnI、中山芝1600メートル、21日) 本紙・橋本はブレイクランアウト◎
夏の新潟で衝撃的なデビューを飾ったブレイクランアウト。428キロの小兵ながら、2着を0秒7突き放して子ども扱いした切れ味はメンバー有数で、全身バネの塊。 いちょうS、東スポ杯2歳Sは(4)(2)着と不完全燃焼に終わっているが、敗因は明らか。 前々走は直線で前が詰まる不利があったし、前走は勝った馬に併せてフワッと気を抜いたもの。この中間は闘争心を引き出すために追い切りを工夫し、完全に反撃態勢は整った。今週から復帰する武豊騎手も、この馬一頭に全力投球。今度こそ、伝家の宝刀をさく裂させる。
-
-
レジャー 2008年12月20日 15時00分
阪神C(JpnII、阪神芝1400メートル、21日) 本紙・谷口はファリダット中心
◎ファリダットは1200メートルの京阪杯でも行きたがっていたが、この阪神芝1400メートルはマーガレットS、道頓堀Sと2戦2勝。抑え込みさえすればキングマンボ×ビリーヴというスピード&パワーが見事に融合し、圧巻パフォーマンスを披露してくれる。 本馬場で行われた最終追い切りにまたがった四位騎手も「ずっと使っている馬。強いケイコは必要ないので、ほとんど抑えたままだったけど、さすがに乗り味はすごいね」と絶賛。「将来的には千六の大きな舞台でもやれると思っているし、もちろん、今でも千四なら十分にやれる。まだまだ完成途上だけど、これからの成長が楽しみ」と確かな手応えを感じ取っている。
特集
-
岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
-
野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
-
-
豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
-
宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
-
元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分