レジャー
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レジャー 2009年02月04日 15時00分
今週から本格始動 ユタカ ブレイクランアウトとのコンビで2週連続重賞Vだ
“暖気運転”を終えた天才がいよいよエンジン全開だ! クラシックの登竜門「第43回共同通信杯」(GIII、東京芝1800メートル、8日)。外の大物ブレイクランアウトに騎乗する武豊騎手(栗東・フリー)は先週、大胆な騎乗でGIII・京都牝馬Sを勝利し、今年初のタイトルを獲得、落馬骨折から完全復活を遂げた。最近は岩田、内田などの陰に隠れがちだったが、今週から一気に騎乗数を増やし、本気モード。2週連続で“ユタカマジック”がさく裂するシーンは十分だ。 昨年11月の落馬による右腕骨折の影響でポテンシャルをフルに発揮できずにいた武豊騎手だが、先週の日曜日は6鞍騎乗して重賞を含む3勝と大活躍。いよいよ軌道に乗ってきた。 京都牝馬S(チェレブリタ)では久々に“ユタカマジック”も見られた。馬込みに入れれば燃えるという馬の特性を生かし、意図的に内をすくう彼ならではの好騎乗。これにはレース後、本人の口から「今は右ステッキもバンバン振れる。もう大丈夫だよ」と全快宣言とも取れる発言が飛び出したほどだ。先週までは自ら騎乗数を抑えていたが、今週からフル参戦することが決定済み。8年連続のリーディング獲得に向けて、天才がようやく“本腰”を入れてきた。 今週、最も力が入るのが3度目の騎乗となるブレイクランアウト(共同通信杯)だ。過去2戦は2着(クビ)、3着(アタマ+1/2馬身)の際どい内容だったとはいえ、ともに1番人気を裏切ってしまった。とくに復帰初戦となった前走の朝日杯FSは「GIを勝つ資格のある馬だったんだけど、人間が休み明けだったからね」とレース後、珍しくうなだれたように、“右腕が普通の状態であれば”と思わせた歯がゆさが残るレースだった。自身の問題(骨折)でスターダムにのし上げられなかった馬だけに、心中期するものがあるはずだ。 ユタカの回復とともに、ブレイク自身もさらなるパワーアップを遂げている。斎藤助手も「この2戦の敗因は馬の幼さとハッキリしていたので、中間は精神面の鍛錬に時間をさいた。少しずつだけど、大人になっているのが分かる」と成長を感じ取っている。「前走後、豊さんは『仕掛けが早かった』と言っていたけど、子どもっぽさが出ただけ。能力の高さは分かっているので、普通に走ってくれればいい」 全快した鞍上に、一本シンが入った鞍下。このコンビにもはや敵はいまい。節分の今週、キーワードは「福は内」ならぬ「福は外」だ。
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レジャー 2009年02月04日 15時00分
共同通信杯 シェーンヴァルト 今度は負けられない!
エネルギーが有り余っている。シェーンヴァルトが上々の仕上がりを見せている。 「前走の後はすぐに疲れが取れて、レース翌週の水曜日には乗り込みを再開できたぐらい。元気が良すぎて、こちらが手こずるぐらいだよ」と岡田調教師はうなずいた。 その前走は朝日杯FS。デイリー杯2歳Sで重賞初Vを達成し、その勢いで中山に乗り込んだ。陣営はもちろん自信満々だったが、前半でゴチャついて後方待機を余儀なくされる不本意な内容で7着に終わった。 「本気で最優秀2歳牡馬を狙っていた」というだけに、悔しさは相当なものだった。だが、その分、疲れはほとんど残らなかったのが、今の充実ぶりにつながっている。 マイル以下に良績があるシェーンだが、父はジャングルポケット、母の父は凱旋門賞馬エリシオという本格派の配合。本当の適性は中距離より長いところにあるとみていい。それだけに、ここでどれだけ走れるかは、クラシックを占う意味でも重要だ。 しかも、鞍上は今回から内田騎手に強化された。「闘志を内に秘めているし、デキの良さには太鼓判を押せる。前走の無念を晴らしたい」と師は力を込めた。父も共同通信杯を制してダービー馬へと飛躍した。その背中ははっきり見えている。 【最終追いVTR】攻め駆けするタガノアッシュ(古馬1000万)をパートナーに選び、坂路2本目に本追い切りをかけた。内田騎手を背に徐々にペースアップしていき、ゴール手前でタガノをハナ差捕らえてフィニッシュ。最後まで気を抜かせないハードな内容で態勢を整えた。
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レジャー 2009年02月04日 15時00分
シルクロードS(GIII、京都芝1200メートル、8日) 今度も逃げ切る! サープラスシンガーが怪気炎
前哨戦の淀短距離Sを注文相撲で逃げ切ったサープラスシンガーが、悲願の重賞制覇に王手をかけた。 「疲れが取れ、調子は再び上昇中です」と笑顔で話す玉舎助手。宗像厩舎は先週、アブソリュートが東京新聞杯で重賞初制覇を達成。ムードは最高潮だ。 「2週連続(重賞制覇)になるといいですね。行き切れれば勝負になる。高松宮記念が目標だし、(勝って)賞金を加算したい」と同助手は盛んに腕を撫していた。 【最終追いVTR】ポリトラックで併せ馬を行い、5F67秒1、上がり3F37秒4→11秒8。5Fからビーボタンダッシュ(古馬500万)を2馬身追いかけ、馬なりのまま併入に持ち込んだ。動きには活気があり、前走時のデキをキープしている。
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レジャー 2009年02月03日 15時00分
共同通信杯 トーセンジョーダン ダービーに向け、東京攻略なるか
父子制覇でダービーを狙い撃ちだ。素質馬が集まった「第43回共同通信杯」(GIII、芝1800メートル、8日)。ネオユニヴァースがロジユニヴァース、スペシャルウィークがリーチザクラウンと各世代のダービー馬がチャンピオン候補を輩出するなか、2000年にこのレースを制したジャングルポケットはトーセンジョーダンをスタンバイさせた。4戦3勝。昨年リーディングの池江寿厩舎が自信を持って送り出す逸材だ。 さすがに全国リーディングを取る厩舎だけあって、ち密な計算のもと、ローテーションは組まれている。ダービーを見据え、同じ府中の舞台に乗り込んでくるトーセンジョーダン。 「長くいい脚を使えて自在に立ち回れるタイプ。将来を考えても、ぜひとも東京コースを試してみたかった」と池江寿調教師は力強い口調で切り出した。連勝した前々走の葉牡丹賞、前走のホープフルSはともに中山の2000メートル。皐月賞の予行演習ではすでに満点回答を出している。これで府中を攻略すれば、春のクラシック対策はバッチリというわけだ。 ダービー馬はダービー馬からという格言は使い古されたものだが、今年はまさにその様相が濃い。ネオユニヴァースはロジユニヴァースとフサイチコンコルドの弟アンライバルドを輩出。スペシャルウィークにはリーチザクラウンがいる。そしてジャングルポケット産駒で最も期待されているのがこのジョーダンだ。 ホープフルSは強かった。2番手からあっさり抜け出し、2馬身1/2差の完勝。目下3連勝中と、スピードとパワーを兼備した強さは増すばかりだ。「一戦ごとに力をつけている。鞍上の指示に従順で堅実に走ってくれる」と吉村助手は高く評価している。 中間はじっくり調整された。「年末に詰めて使ったから自厩舎で体を緩めて一からつくり直した。順調だし、このあたりが日程的にもちょうどいい」とリーディングトレーナーの仕上げに抜かりはない。 1月29日の1週前追い切りは栗東CW。古馬オープンのフサイチアウステルと併せて6F81秒3、ラスト1F12秒0を馬なりでマークと、文句なしの動きだった。「ここでもいい結果を期待できる」とトレーナーは静かに自信を垣間見せた。 父ジャングルポケットは00年にこのレースを制した。その後もダービー、ジャパンCと制した無類の東京巧者だ。まずは共同通信杯の父子制覇で、ジョーダンがDNAの強さを見せつける。
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レジャー 2009年02月03日 15時00分
シルクロードS(GIII、京都芝1200メートル、8日) サープラスシンガー 一気の逃げで重賞初Vだ
これまで17戦してハナを譲ったのは京王杯2歳S、唯一のダート戦だった昨年のBSN賞のわずか2回。デビュー当初からあふれんばかりのスピードを見せていたサープラスシンガーが、いよいよ軌道に乗ってきた。 前走の淀短距離Sは圧巻のレースだった。好スタートからアッという間に主導権を握り、道中もそのまま軽快に飛ばしていく。4角でサイキョウワールド(3着)が1馬身後方まで詰め寄ったが、差が縮まったのはそこまで。直線に入ると鞍上のムチに応えて再加速、後続を突き放してみせた。 「初めて乗ったけど、いいスピードを持っているね。今日は3角でもう大丈夫かなと思ったほど。これなら重賞でも十分通用するよ」と騎乗した四位騎手。宗像調教師も「自分のペースでいければ、あれぐらいはやれる」と胸を張った。 その後は美浦へ戻り、ここに照準を合わせて調整している。「前走の疲れもなく、馬は元気いっぱい。順調にきているよ」と同師。28日には坂路追いを2本消化。軽めのケイコながら、躍動感あふれる動きを披露した。1週も休ませないで乗り始めたことからも、体調は万全といってよさそうだ。 これまで重賞は5回挑み、(14)(2)(14)(9)(4)着とことごとく“壁”に阻まれてきたが、「能力的に足りないとは思っていない」とトレーナーはキッパリ。「重賞だとスピードのある馬が多いが、控えるとダメだから自分の競馬に徹するだけ。前走のような形になれば、十分やれると思うよ」と今回も攻めの姿勢を崩さない。 昨年は淀短距離S→シルクロードSを連勝したファイングレインが、その余勢を駆って高松宮記念も制した。ここを勝てば、ショウナンカンプ(2002年)以来となる関東勢の高松宮記念Vが見えてくる。
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レジャー 2009年02月03日 15時00分
新重賞今昔物語 1999年共同通信杯 低評価を覆し、逃亡劇を決めたヤマニンアクロ
アイネスフウジン、ナリタブライアン、メジロブライト、エルコンドルパサー、ジャングルポケット、アドマイヤムーン…。ざっと過去の勝ち馬を並べただけでも、その顔ぶれの豪華さ、GIホースの多さに目を見張ってしまうのが共同通信杯だ。 東京の芝1800メートルという言い訳できない力の差がはっきり出るコース。4カ月後に行われる競馬の祭典・ダービーを見据え、素質馬が試走を兼ねて出走するケースがよく見られる。 そのため、堅く収まるケースが比較的多いのだが、1999年はかなり様相が違った。1番人気のグラスグラードが7着、2番人気のドラゴンブライアンが12着、3番人気のエイシンウインダムが6着と総崩れするなか、勝ったのは10番人気のヤマニンアクロだった。 1、2番人気が後方でけん制しあう展開。アクロはすいすいとハナを奪った。1000メートル通過が62秒0のスローペース。人気薄の逃げ馬がマークも受けず、まんまと逃げ切ってしまう典型的なパターンで、1馬身1/2差の完勝だった。 2着には13番人気のキンショーテガラが入り、馬連は11万4650円、3着にも5番人気のソウシュンが入線と、もし3連単が実施されていれば、かなりの高配当だったのは間違いない。 父のヤマニンスキーはヤエノムテキ、ライトカラーといったGI馬を輩出しているが、ヤマニンアクロは遺伝力の衰え出した晩年の産駒。母は子分けの1勝馬と実に地味な血統で、10番人気の低評価もうなずける背景があった。 しかし、この番狂わせを語るうえで、無視できないのはアクロをじっくり育て上げた陣営の腕だろう。所属していたのは美浦の萩原厩舎。いまやクラシックの最有力候補ロジユニヴァースを擁し、飛ぶ鳥を落とす勢いだが、実はこの共同通信杯が重賞初勝利だった。 アクロは皐月賞、ダービーともに10着に終わった。あれから10年の歳月が流れた。時間をかけて培った萩原厩舎の夢がいよいよかなうかもしれない。
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レジャー 2009年02月03日 15時00分
新重賞今昔物語 1999年シルクロードS ここ一番に強かったマイネルラヴ
1999年の「第4回シルクロードS」は、関東から遠征したマイネルラヴが優勝を飾った。 重賞はシルクロードSを含め3勝を挙げているが、1998年のスプリンターズSは今もオールドファンに語り継がれる。このレースは“短距離界のドン”タイキシャトルの引退レースで、引退セレモニーも用意されていた。マイネルラヴのケイコ役だった関野助手(現調教厩務員)は、ひと昔前の記憶の糸を手繰り寄せ、次のように話した。 「戦前からタイキシャトル一色だったけど、何くそと思ったよ。内心、チャンスは十分あると思っていたからね(笑)」 ゴール前は、タイキシャトル(3着)、シーキングザパール(2着)に挟まれ、火の出るような叩き合いを展開。アタマ抜け出したところが栄光のゴールだった。王者のプライドを木っ端みじんに打ち砕いた見事なヒールぶりに、関野助手の鼻は天狗(てんぐ)のように高くなった。 もともと、ドラマチックな馬だった。実は3歳の秋、電撃的なトレードで稲葉厩舎に転厩してきたのだが、「ウワサが流れた時、『すごい馬がくるらしいぞ』って、厩舎はその話で持ちきりだったよ」と関野助手。「実際、またがってみて鳥肌が立ったね。背中が全然違ったもの」と感慨深げに振り返る。 そして、転厩初戦のセントウルS優勝によって、関野助手の自信は確信に変わっていった。話は前後したが、スプリンターズSの後、ガーネットS11着、阪急杯5着と連敗を重ね、燃え尽き症候群に陥ったかに見えた。 その矢先、シルクロードSを優勝し、鮮やかに復権を果たしたのだった。しかも、松永幹騎手(現調教師)はたった一度のコンビで、ワンチャンスをものにしたのだからドラマチックではないか。 結局、これが最後の勝ち星となり、2連覇を目指した翌年は4着に終わっている。そして、2000年のCBC賞(12着)を最後に引退→種牡馬入りした。通算勝ち星は5勝。産駒の中から中央では、コスモヴァレンチ(04年小倉2歳S)、マイネルハーティ(05年NZT)、コスモフォーチュン(06年北九州記念)、ゲットフルマークス(09年京王杯2歳S)の4頭が重賞タイトルを獲得している。
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レジャー 2009年02月02日 15時00分
根岸S フェラーリピサが華麗に復活
フェブラリーS(GI、東京ダ1600メートル、22日)の前哨戦「第23回根岸S」(GIII、東京ダ1400メートル、1日)は、4番人気のフェラーリピサが好位から鋭く伸びて快勝した。勝ち時計は1分22秒1(重)。1番人気に支持されたバンブーエールは59キロの斤量がこたえたのか、いつもの伸びが見られず5着。2番人気のビクトリーテツニーも直線力尽きて6着に終わった。 フェラーリピサが東京ダ1400メートルのレコードホルダー(1分21秒9)の意地とプライドを見せつけた。 直線半ばすぎ。しぶとく粘るセントラルコーストをねじ伏せたのもつかの間、今度は外からヒシカツリーダーが襲いかかる。だが、鞍上・岩田騎手の叱咤にこたえて気力を振り絞り、最後まで他馬を抜かせることなくゴール板へ飛び込んだ。クビ差の辛勝。しかし、満身創痍(い)の状態で臨んだ一戦だっただけに、この一勝には大きな意味がある。 前走のエルムSを快勝して間もなく、右顔面の神経痛にかかった。「ストレス性のものだと思う。右目が開きっぱなしになり、カイバもボロボロと桶にこぼしていた。体は減るし、筋肉は落ちるしで、立て直すのが大変だった」と白井調教師。厩務員ほかスタッフの献身的な看病で何とか復帰のメドを立てたものの、まだ完治したとはいえないままでの出走だった。 それでいながら、自身のもつレコードタイムにコンマ2秒差まで迫る好時計勝ち。「今日はゲートが決まって道中、楽にいけた。手応えも良かったし、直線半ばまで我慢して追い出すとスッと抜け出てくれた。次(フェブラリーS)も出られればうれしいです」と岩田騎手は笑みを浮かべた。 一方の白井師も笑顔を隠せない。「正直、半信半疑だった。それでも(1週前とは異なり)最終追いがまずまずだったし、この距離のレコードホルダー。馬場も湿っていたからね。本当にうまいこと、よみがえってくれた」。次走については「これだけ走れれば、それなりに自信をもってフェブラリーSへ出せる。相手はかなり強いんだけどね」。控えめな言葉とは裏腹に、その表情には自信がみなぎっていた。 長い闘病から奇跡的に戦列へ復帰し、目下GI3連勝と完全復活を遂げたカネヒキリ、そして昨年の覇者ヴァーミリアン。ここへ前哨戦を制したフェラーリピサが加わるフェブラリーS。日本では競馬が誕生して以来、“ダートは芝より格下”と見られているが、今年の砂戦線はこれまでにないほど熱くなりそうだ。
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レジャー 2009年02月02日 15時00分
共同通信杯 内田に鞍上強化 シェーンヴァルトが巻き返しに懸命
GIでの悔しさはここで必ず晴らす。昨年暮れの朝日杯FSで7着に敗れたシェーンヴァルトが、「第43回共同通信杯」(GIII、東京芝1800メートル、8日)に向け、必勝態勢だ。今回は鞍上も頼れる男・内田騎手にバトンタッチ。気分一新で2009年初戦へと向かう。 「タラレバをいっても仕方ないけど、朝日杯での2角での不利は本当に痛かった。スムーズに競馬をしていれば違った結果になっていた」。岡田調教師は消化不良に終わったシェーンヴァルトの前走を振り返り、悔しさをにじませた。 スタートはスムーズに出たものの、2角でセイウンワンダー(1着)が強引に前へと割り込んできた。これによって後方へと下げるロス。完全にリズムを崩した。 「スムーズなら勝ち馬の位置で競馬ができていたはず。そうすればセイウンじゃなく、ウチの馬が勝っていたんじゃないかな」 決して強がりではない。イチかバチかのイン強襲を決めたセイウンの上がり3Fが経済コースを通って35秒0。一方、シェーンはもまれ込んで35秒4だった。道中でシフトダウンを余儀なくされたことを考慮すれば、まともなら争覇圏内に加わっていてもおかしくはなかった。 前走のリベンジに向けて、この中間はみっちりと乗り込まれてきた。1週前には、栗東坂路で800メートル54秒7をマーク。短期放牧を挟んでの出走となるが、仕上がり面に抜かりはない。 さらに、陣営は今回、デビューから手綱を取り続けた北村友騎手から、昨年の関東リーディング・内田騎手へとバトンを託した。元来が追わせて味のあるシェーン。豪腕で鳴る新たな鞍上とのコンビ結成で、さらなる力が引き出される可能性は十分にある。 「前走から短い期間だったけど、ジャングルポケット産駒の荒々しさが取れて今は落ち着きがある。初めての左回りもまったく問題ないし、何とかリベンジを果たしたい」 父は01年のここを2馬身差で完勝し、後のダービー制覇へと弾みをつけた。その血を受け継ぐシェーンが、府中の杜で自慢の末脚を爆発させるか。
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レジャー 2009年02月02日 15時00分
京都牝馬S チェレブリタが重賞初V
1日の京都メーンで行われた「第44回京都牝馬S」(GIII、芝1600メートル)は、6番人気のチェレブリタ (牝4歳、栗東・荒川厩舎)が後方追走からインを突くと、鋭い末脚で全馬まとめて差し切った。勝ち時計は1分35秒1(稍重)。 念願の初重賞制覇。そして、武豊騎手も今年初めてのタイトル獲得となった。「馬のデキが良く、返し馬からいい感じだった。直線を向いても手応えは十分あったよ」とジョッキー。今回はテン乗りもあって、管理する荒川調教師から事前に、馬群の中に入れると闘志を燃やすタイプというアドバイスを受けていた。 それをいとも簡単にやってのけてしまうのが、天才のすごいところ。「どこを突いてもいいような感触だったけど、外だけには行きたくなかった」。直線では内2頭目から馬群を割り、自慢の豪脚でアッという間に前を捕らえた。 前走の愛知杯が後方一気の2着、さらに、昨春のオープン・紅梅賞でも小差3着。重賞でもやれる下地はあったが、それにしても、今日の切れ味は抜群だった。ヴィクトリアマイルC戦線に新たなヒロイン候補が誕生した。
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