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共同通信杯 トーセンジョーダン ダービーに向け、東京攻略なるか

 父子制覇でダービーを狙い撃ちだ。素質馬が集まった「第43回共同通信杯」(GIII、芝1800メートル、8日)。ネオユニヴァースがロジユニヴァース、スペシャルウィークがリーチザクラウンと各世代のダービー馬がチャンピオン候補を輩出するなか、2000年にこのレースを制したジャングルポケットはトーセンジョーダンをスタンバイさせた。4戦3勝。昨年リーディングの池江寿厩舎が自信を持って送り出す逸材だ。

 さすがに全国リーディングを取る厩舎だけあって、ち密な計算のもと、ローテーションは組まれている。ダービーを見据え、同じ府中の舞台に乗り込んでくるトーセンジョーダン。
 「長くいい脚を使えて自在に立ち回れるタイプ。将来を考えても、ぜひとも東京コースを試してみたかった」と池江寿調教師は力強い口調で切り出した。連勝した前々走の葉牡丹賞、前走のホープフルSはともに中山の2000メートル。皐月賞の予行演習ではすでに満点回答を出している。これで府中を攻略すれば、春のクラシック対策はバッチリというわけだ。
 ダービー馬はダービー馬からという格言は使い古されたものだが、今年はまさにその様相が濃い。ネオユニヴァースはロジユニヴァースとフサイチコンコルドの弟アンライバルドを輩出。スペシャルウィークにはリーチザクラウンがいる。そしてジャングルポケット産駒で最も期待されているのがこのジョーダンだ。

 ホープフルSは強かった。2番手からあっさり抜け出し、2馬身1/2差の完勝。目下3連勝中と、スピードとパワーを兼備した強さは増すばかりだ。「一戦ごとに力をつけている。鞍上の指示に従順で堅実に走ってくれる」と吉村助手は高く評価している。
 中間はじっくり調整された。「年末に詰めて使ったから自厩舎で体を緩めて一からつくり直した。順調だし、このあたりが日程的にもちょうどいい」とリーディングトレーナーの仕上げに抜かりはない。
 1月29日の1週前追い切りは栗東CW。古馬オープンのフサイチアウステルと併せて6F81秒3、ラスト1F12秒0を馬なりでマークと、文句なしの動きだった。「ここでもいい結果を期待できる」とトレーナーは静かに自信を垣間見せた。
 父ジャングルポケットは00年にこのレースを制した。その後もダービー、ジャパンCと制した無類の東京巧者だ。まずは共同通信杯の父子制覇で、ジョーダンがDNAの強さを見せつける。

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