レジャー
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レジャー 2009年06月24日 15時00分
宝塚記念(GI、阪神芝2200メートル、28日) ドリームジャーニー 晩成のDNAが騒ぐ
朝日杯FSを勝って2歳王者に輝いたドリームジャーニーだが、父はステイゴールド、母の父はメジロマックイーンとバリバリの晩成血統だ。5歳になった今もジワジワ成長を感じさせるのは、そんな遺伝子のなせるわざだろう。 前走、春の天皇賞もそう思わせた。それまでの実績からベストは2000メートル前後、3200メートルは明らかに長いと不安が先立ったが、結果は3着と健闘。池江寿調教師は何よりその中身を評価している。 「2周目の向正面で引っ掛かった。普通なら失速して大負けしても仕方ないのに、よく踏ん張ってくれた」 その後はここを目標に設定し、中間は短期放牧を挟み、リフレッシュされた。乗り込みも至って順調だ。 「天皇賞は厳しいレースだったけど、疲労も取れて、デキはさらに上向いている。馬体を見た感じも、首のあたりが太くなってたくましさが出てきた」。そんなところにも晩成のDNAが見え隠れする。 父は宝塚記念で1998年2着、99年3着。母の父は93年に圧勝している。ドリームジャーニー自身は春のグランプリ初出走だが、阪神では重賞3勝と最も得意にしている。 実際、前々走の大阪杯はディープスカイを差し切った。「あの時は相手が59キロだったから」と師は謙そんするが、もちろん胸の内は違う。「とにかく、自分のリズムを崩さず、末脚に懸ける。スムーズなら結果はついてくる」と若きリーディングトレーナーは言い切った。 【最終追いVTR】池添騎手を背に、DWコースで単走。6F83秒7、上がり3F39秒1→11秒8(一杯)をマークした。道中は相変わらず回転の速いフットワーク。直線ではビシビシと追われ、グイグイと脚を伸ばした。レース当週の不良馬場でこれだけやれるのは、充実著しい証しだ。
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レジャー 2009年06月23日 15時00分
宝塚記念対談(1) ディープスカイはどう?
上半期を締めくくる宝塚記念。本紙では、今日から連日にわたり、穴男の石沢鉄平記者が、女馬券師・藤川京子と熱烈対談を展開。最初にピックアップしたのはディープスカイだ。 鉄平 最初のお題はディープスカイっす。 京子 今年のGIはこの馬が中心になるとずっと思ってたんですけど…。 鉄平 ですけど、というのは? 京子 何度も前が詰まったウオッカにアッという間に抜かされた安田記念(2着)を見ちゃうと、埋められない差があるのかなと。まあ、ウオッカは回避しちゃったけど。 鉄平 陣営は以前から春の最大目標はここと明言してましたよ。 京子 確かに、成長分を含んでいたとしてもプラス14キロは“TR”のつくりともいえますね。 鉄平 昆調教師は「今度はホップステップジャンプのジャンプ。前走よりさらにムキムキマンになっている」と豪語してました。 京子 うーん、ムキムキはいいんですけど、私にはちょっと太く映るんですよね。迫力が出たといえば聞こえはいいですが…。 鉄平 じゃあ、やせ型のボクの体の方が好みってことですね? 京子 ひと言も言ってません! とにかく、当日のパドックで馬体を見極めたいですね。
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レジャー 2009年06月23日 15時00分
帝王賞(JpnI、大井2000メートル、24日) ヴァーミリアン負けられない
掲示板すら載れなかった屈辱のフェブラリーS(6着)から4カ月、北の大地で鋭気を養ってきたヴァーミリアンがいよいよ復帰する。 帰厩当初は見るからにゴツく映った馬体もひと追いごとに絞れ、先週の時点で前走時と同じ522キロまでシェイプアップしてきた。となれば、元来がカン性がきつく、久々を苦にしない気性。いきなり能力全開が期待される。 「乗っていてすごくいい感じ。ホント、うまくリフレッシュできたよ」と放牧効果を口にするのは古川助手。「レコード決着の前走は、本質的なマイル適性を問われた分の差。その点、今回は言い訳のきかない大井の二千。もちろん、ベストパフォーマンスを見せるつもりでいるよ」と王者復権へ意気軒高だ。 メンバーも例年に比べて小粒な印象。ディフェンディングチャンピオンのプライドにかけても、ここは譲れない一戦だ。◎前日発売 24日(水)に大井競馬場で行われる「第32回帝王賞(JpnI)」を23日(火)に前日発売する。
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レジャー 2009年06月23日 15時00分
宝塚記念対談(2) マイネルキッツ春天Vは過信禁物
今週は春のグランプリ「第50回宝塚記念」(GI、阪神芝2200メートル、28日)が行われる。22日から始まった女馬券師・藤川京子と穴男・石沢鉄平記者による「宝塚過激談」の2回目のお題は、天皇賞・春で大番狂わせを演じたマイネルキッツだ。果たしてその実力は本物か否か、2人の出した結論は!? 鉄平 マイネルキッツって評価が難しくないですか? 京子 確かにビミョーはビミョーですよね。その天皇賞・春は先頭が何度も入れかわる出入りの激しい競馬。結局、先行集団はほとんどつぶれちゃいましたから。 鉄平 といいますと、展開が味方しただけのフロック勝ちという見方はボクと一致ってことでいいですね? 京子 それはそれでイヤ。けど、2周目の3角からロングスパートをかけて、最後もあの勝負根性ですからね。ロスなくインを回った松岡クンの好騎乗が光ったとはいえ、馬に実力がなければあのような競馬はできませんよ。 鉄平 最後まで競り合ったアルナスラインはレース中、落鉄するアクシデント。3着ドリームジャーニーにいたっては直線で外を回るロスがありましたからね。運が味方したとしか思えないんですが…。 京子 私もそこまで抜けた力はないと思います。ただ、今回も早めに栗東に入る用意周到ぶりでしょう? 鉄平 それなんですけど、馬体が減っているとのことです。陣営は「カイ食いはいいので心配はない」と言っていますが、帯同したマイネカンナも馬体減で先週のマーメイドSを惨敗したし…。 京子 今度の栗東プチ留学は失敗ですかねぇ…。 鉄平 だって、「プチ藤川京子ファンです。握手して下さい」と言われたら腹が立つでしょう? 京子 プチでもなさそうなあなたよりは全然、マシなんですけど…。
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レジャー 2009年06月23日 15時00分
丹下日出夫の若駒通信簿 新馬初戦は低評価ラッシュ
小・中学校時代はオール5が当たり前で、山口県長門市の神童といわれたワタシだったが(ホントかよ!)、めでたい新馬開幕のコラム初戦なのに、ダノンパッションの3.5が最高という辛口評価となってしまった。 中学1年生の時、ワタシに対して唯一、評価の辛かった意地悪な数学の教師みたいで、何だか申し訳ないが、芝1600メートル1分39秒4の勝ち時計は、昨年のツルマルジャパン(2着は0秒1差でセイウンワンダー)と比較すると、ほぼ同じコンディションだというのに4秒遅れ。定番のスローの上がり勝負にしろ、ラスト2Fのレースラップは11秒7→11秒6。競馬をしたのはゴール前1Fのみでロスの多い内容だったとはいえ、クラシックうんぬんを語るなら、11秒を切るか切らないかの数字がほしかった。 まっ、若干馬体が薄く、アグネスタキオン×ディープインパクト一族だけに、当然伸びしろはある。武豊クンもカッとする気性をおもんぱかり、すぐに次走でも、なるたけタメを利かし、直線勝負の追い込み型にスイッチしてくるんでしょうが(逃げ馬にはしない)、諸々の課題を含めると評価は3.5が妥当かと…。 エーシンダックマンの芝1200メートル1分9秒7は、走破タイム自体としてはマズマズ。ただし、スタート後の2〜6Fをソツなく11秒台のラップでまとめた割には(1400メートルまでなら距離延長はOK)、6F戦というのに10秒台の厳しいラップを踏んでいないのが気がかり。仕上がり切っていた馬体を考えると、2歳戦がギリギリかも。 リネンパズルの芝1000メートル57秒9は、昨年のコスモユウコリンに0秒8遅れ。同じ芝1000メートル戦では、札幌組のコスモソルティスの57秒6、サンディエゴシチーの1分10秒5も、特筆すべきタイムではない。 一方、芝1200メートル1分12秒1と時計は平凡ながら、チェリーソウマの母は、旧函館3歳S優勝馬。筋っぽい血統だけに、後々はダート転身も見越し(調教駆けする)、1600万到達の余地を残している。ちなみに、白面の大流星も派手だが、あの青い目に見つめられると、おじさん、クラクラして、どうにかなっちゃいそう(笑)。
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レジャー 2009年06月23日 15時00分
データインパクト 後藤騎手・後編 狙いは芝1800メートル戦
先週に続き、後藤騎手をピックアップ。福島開催では頼れる男の一人だが、そんな彼でも買えるレースと買えないレースがある。後編はそのあたりをチェックしたい(2004年以降の夏の福島開催のデータから分析)。 ◇芝・ダート別 芝の42勝、連対率30%、単複回収率96%に対し、ダートは23勝、連対率25%、回収率72%。騎乗馬の平均単勝人気は、ダートの方がいいにもかかわらず、成績は逆という結果になっている。 ◇1番人気 こちらも芝とダートでは別人。芝は52戦して<25、6、2、19>、勝率48%、単勝回収率115%と素晴らしい成績を収めているのに対し、ダートでは、30戦して<8、6、2、14>、勝率27%、単勝回収率59%と非常に悪くなる。ただし、07年7月以降は、1番人気で9戦し(1)(2)(3)(1)(2)(1)(1)(1)(4)着とばん回ムード。今年はダートでも狙えそうだ。 ◇芝1800メートル 最も得意としているのがこの条件。騎乗した計57レースの単複を1万円ずつ買い続けていたら、114万円が159万円に増えた計算になる。複勝率も46%と安定。性別では、牡馬の方がいい。 ◇芝1700メートル レース数は少ないが、6戦4連対は立派。 ◇芝1000メートル 5戦して3人気→1着、3人気→2着、3人気→3着、5人気→2着と、4戦で複勝圏内をキープ。大きく負けたのは8番人気での1戦だけなので、中穴レベルまでは安定して上位にくる。 ◇芝2000メートル 狙いは牡馬。ベタ買いで単複収支はプラスで、複勝率44%! 軸馬に最適だ。 ◇芝2600メートル 1番人気は5戦5勝と完ぺきだが、2番人気以下では7戦1連対。この落差は何なのだろうか? ◇芝1200メートル 芝の4割近くは、この距離で行われる。後藤は苦手気味なため、芝が圧倒的に得意という印象を薄めている。しかし、その他の距離は前述の通り。このあたりをうまく活用して収支向上を図りたい。 ◇ダ1000メートル 単複収支はプラス。ダートでも買って良さそうな唯一の距離である。 ◇ダ1150メートル 複勝率44%と安定感はあるが、単複回収率は75%と平均値。妙味はない。 ◇ダ1700メートル 牝馬での成績は最悪だが、牡馬では平均の回収率75%を3%ほど上回る。狙うとすれば、牡馬の2〜7番人気だ。 ◇まとめ 2週にわたり、後藤のデータを分析した。基本的に福島での後藤は、得意の条件はもちろんのこと、相性が悪い条件でも、「他の騎手を買うぐらいなら、後藤の方がマシ」ということが多い。福島でもうけるには、中舘を蹴って後藤を買う。これが原則だ。
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レジャー 2009年06月23日 15時00分
考えるキャバクラ北海道夜遊び豪遊ツアー考察〜
前回、ススキノなら「旅費を考えてもお釣りがくるほどのお大尽遊びができる」と書いたが、本当にそんなことが可能なのか。今回は緊急企画『夏のボーナスで北海道夜遊び豪遊ツアー』の具体性について考えてみよう。 一般的には、北海道旅行というだけでそれなりの金額がかかり、いくらススキノのキャバクラが安くても、元は取れないと思っている方も多いかと思う。ところが北海道観光ではなく、メインの目的地がススキノなら、旅行会社が組んでいるビジネスプラン系のツアーを利用すると、非常に安価で済む。これは往復の航空費と、ビジネスホテルの宿泊費がセットになったもので、東京から出発の場合、1泊2日で2万円台前半からという格安料金のパック。しかも指定ホテルはほとんどが繁華街付近にあるので、夜遊びには絶好のロケーションだ。このツアー、時期や曜日などで料金が変動するのだが、2泊3日で3万円程度が目安になるので、ススキノと東京のお大尽遊びを比べて、差額を埋められる価値があるかどうか、ということになる。 ススキノのキャバクラは、1セット40〜60分の設定で5千円を切っているお店がほとんど。遅い時間に入店すると、料金は少々高くなるが、それでも1万円を超えるお店は見当たらない。これだけではあまり目立った安さを感じないかもしれないが、重要なのは、ススキノでキャバクラを名乗るお店の内容は、ほとんどセクパブということだ。首都圏のセクパブ相場は、安くても1万円前後だが、初回料金やサービスチケットを駆使すれば、5千円ほどで済ませることはできる。しかしその場合、指名はできず、指名延長をすれば通常料金がかかるため、お大尽遊びとは程遠い楽しみ方しかできない。 では例えば、1日に3軒、セクパブのハシゴをするとしよう。指名も延長もせず、初回料金であれば、ススキノなら1万円そこそこ、首都圏でも2万円以内の予算で事足りる。しかしその翌日に、3軒の中から気に入ったお店で、指名延長の3時間遊びをした場合、ススキノなら2万円そこそこで遊べるが、首都圏では軽く4〜5万円はかかる。どちらも2日間の豪遊コースだが、旅行費込みでも金額に差はなく、遊ぶ期間が長ければ長いほど、ススキノの方が安くなるというわけだ。ボーナスから自分へのご褒美予算を10万円組むとして、かなり贅沢な内容で楽しむことができるススキノツアー、検討してみる価値はあるのではないだろうか。*写真は本文とは関係ありません【記事提供】キャフー http://www.kyahoo.jp/
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レジャー 2009年06月22日 15時00分
宝塚記念(GI、芝2200メートル、28日) 丹下日出夫の虎の巻 勝つのはディープスカイ
今週は上半期のドリームレース「第50回宝塚記念」(GI、阪神芝2200メートル、28日)が行われる。安田記念、天皇賞・春組をはじめ、バラエティーに富んだ組み合わせとなったなか、競馬評論家・丹下日出夫がイチ押しするのはディープスカイだ。安田記念で軽くひねられたウオッカは回避となったが、仮に女王が出走してきたとしていても、絶対の本命と断言する。果たしてその根拠とは!? 東京のマイルを走らせたら、古今東西ウオッカの右に出る馬は、まず見当たらないことを一番よく知っているのは、ディープスカイの鞍上・四位騎手かもしれない。あれが2000メートルの天皇賞・秋だったら、昨年のレース(クビ差3着)のように、際どい勝負に持ち込める。2400メートルのジャパンCなら、自分に分(ディープ2着、ウオッカ3着)がある。しかし、マイル戦となると、ウオッカは推定1F10秒5前後のケタ違いの瞬発力を備えている。 ディープの持ち味は2000メートル前後の中距離戦で、ペースにかかわらず、11秒台前半のラップを最低2つは並べられること。持続力のある末脚が生命線だ。となると、安田記念でウオッカを負かすには、ワンテンポ先に動いてセーフティーリードを取って粘り込むしか方法はなかったか…。 ただし、今度は右回りの阪神。2200メートルとなれば話は別だ。変に相手を意識しなくとも、前記した自分の持ち味を守って追い出しさえすればいいだけだ。コースがわりもプラス材料なら、今季はまだ2戦を消化したのみ。安田記念は過去最高の524キロ。太くは見えなかったものの、薄皮一枚の余裕があったし、梅雨時のパワーを要する馬場も味方する。さらに、安田記念の1週間後には、追い切りで時計が出せるほど回復も早かった。 対照的にウオッカは、先週遅くまで馬場運動のみ。ヴィクトリアマイルから安田記念へ向かうときは、同じ中2週ながら、翌週には軽く時計を出していたが、思った以上に反動が大きかったようで…。なんて、思っていたら回避のニュース。まあ、この調整過程では賢明な選択といえるでしょ。ともかく、ウオッカが出ようが出まいが、ハナから対抗と決めていたのがドリームジャーニー。 前走の天皇賞・春(3着)は3200メートルをおもんぱかり、スタミナを消耗することのないよう、終い勝負に徹するほかなかったが、自在に動ける2200メートルとなれば争覇圏内に加わってくる。2走前の大阪杯(1着)では、斤量に2キロのアドバンテージがあったとはいえ、実際にディープスカイをクビ差競り落としている。再び両者並んでの叩き合いとなれば、頭も十分狙える。 ほかでは、ここを目標にローテーションを組んできたサクラメガワンダー、インティライミの追い込み勢にも警戒が必要。天皇賞・春組は、距離適性を考えると、勝ったマイネルキッツよりアルナスラインの方が上位か。
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レジャー 2009年06月22日 15時00分
宝塚記念(GI、阪神芝2200メートル、28日) ドリームジャーニー 得意の阪神でディープ斬りだ
ウオッカの直前回避で下馬評はディープスカイ一色ムードとなったが、昨秋に古馬に交じってから一度も勝利を挙げていないのも事実。そんな歯がゆさが残る変則2冠馬に対し、真っ向勝負を挑むのがドリームジャーニーだ。 「例年ならファン投票でウチの馬が1位になっていてもおかしくない。それが3位。でも、ファンの支持が高いことには変わりないし、それに対しての責任もある」 人気では、回避したウオッカ、ディープスカイに後れを取ったが、レースでは必ずやり返す 池江寿調教師は一角崩しに向けてやる気満々だ。 「大阪杯(1着)はディープスカイより斤量が2キロ軽かったけど、現にあの馬を負かしているんだからね。しかも、叩き合いの末に競り落としたんだから、実力的に劣っているとはまったく思わない。何よりこの馬にもう一度、GIのタイトルを取らせて上げたい。僕だけでなく、スタッフ全員からもその強い気持ちが伝わってくる」 2歳時に朝日杯FSを勝利してからGIを7戦して<0016>と、思うような成績が残せていないのは事実。しかし、「ここにきて馬がグンと成長している。今までとは全然違うよ」とトレーナーは言い切る。昨年までは折り合い面の不安から、後方待機→4角マクリのスタイルしか取ることができなかった。それが今年に入ってからは精神面で充実。「今はレースの流れに合わせて走れるようになったし、脚質面で幅が出た」と安定感を増している。 あとは2年半前に味わったGIの美酒をもう一度。「ディープのほかにも強いのが出てくるけど、この馬の切れ味なら十分に太刀打ちできる。この相手でもそん色ないと思う」 円熟味を増した2歳王者が待望の古馬GIをつかみ取る。
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レジャー 2009年06月22日 15時00分
福島テレビオープン(オープン、福島芝1800メートル、21日) トーホウレーサーが華麗に復活
夏のローカル競馬開幕を告げる「福島テレビオープン」(オープン、福島芝1800メートル、21日)は、10番人気のトーホウレーサー(牡5歳、栗東・川村厩舎)が、1分48秒9(重)のタイムで逃げ切り勝ち。1年5カ月ぶりの復帰戦を勝利で飾った。3歳時にはGI・NHKマイルCで5着に好走した素質馬の復活。その背景には、陣営の並々ならぬ苦労があった。 涙の復活劇の裏には、艱難辛苦の日々があった。 「右トモを骨折して、ギプスをして右脚をかばっているうちに、今度は左前をやって(傷めて)しまったり…ホントに満身創いだった」 川村調教師は休養が1年5カ月もの長きにわたったトーホウレーサーについてこう説明した。 復帰戦を迎えるまでには紆余曲折があった。「プールに入れたり、これまで我慢しながらやってきた。きょうはスタッフの苦労などを考えると涙が…」。声を震わせながら話すトレーナーは、込み上げてくるものを抑え切れず目頭を押さえた。 普通なら引退に追い込まれても不思議はないほどの故障。それでも、戦列復帰を目指してきたのは「素質があると感じていたから」だった。3歳時にはGII・NZTを快勝し、NHKマイルCで0秒4差5着とGIタイトルに、あと一歩まで迫った。このまま引退させるには惜しい。陣営はいちるの望みを懸け、全身全霊を尽くして愛馬を立て直してきた。 復帰戦は、そのポテンシャルの一端を見せるレースぶりだった。スタート良く飛び出すと、スピードの違いでハナを奪った。「指示通り前々で」と柴山騎手。しかし、道中は「後ろから突かれる厳しい展開」と決して楽ではなかった。にもかかわらず、直線では末脚を伸ばしてきたショウワモダンの猛追を根性で振り切った。「最後は久々だということが頭をよぎったけど、よく粘った」と柴山。「正直、一発目からやれるとは思っていなかった」と言う指揮官の不安を裏切る快走で、陣営の苦労に報いた。 開幕週の小回り平坦コース、さらには雨を含んで差し、追い込みが利きにくい馬場状態と、数々の条件が味方したことも確か。だが、それでも長期休養明けでいきなり結果を出すあたりは、並の馬にはできない芸当だ。今後は「馬と相談しながら」と川村師は明言を避けたが、今夏の主役になる可能性を秘めていることはいうまでもない。
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